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特撮事典

洋画特撮

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宇宙戦争
2005
トライポッド
【とらいぽっど】
 宇宙人の攻撃用機械。巨大な金属の固まりで3本脚というのは原作に忠実な描写。100万年の昔から地中深く埋められていたが、宇宙人の地球侵略の際に使用された。 甘崎
レイ
【れい】
 レイ=フェリエ。本作の主人公。ニュージャージーの港湾で働いていて、元妻の間に二人の子供を持つ。趣味は車の改造らしい。トム=クルーズが好演してる。 甘崎
レイチェル
【れいちぇる】
 レイの娘。大変なリアリストのようで、両親の離婚でも、はっきりと母親の方を支持している様子が見える。役はダコタ=ファニング。 甘崎
ロビー
【ろびー】
 レイの息子。思春期で、宇宙人の襲来に逃げるばかりの父親を見捨てて宇宙人と人間との戦いに身を投じようとする。 甘崎

 

X−メン
2000
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 本名ローガン。ミュータントの一人だが、何者かによって改造されており、骨格はアダマンチウムという特殊金属であり、それを両手から爪として出すことが出来る。そしてヒーリング・ファクターと呼ばれる治癒能力を有する(そもそも毎回爪が皮膚を突き破るため、それを治癒するのが目的らしい)。実は記憶を失っており、何者によって改造されたのか。自分は誰なのかを追い求めている。その断片を求め、プロフェッサーKの誘いを受けてX−メンに籍を置く。基本的に一匹狼で、メンバーとはそりが合わないが、実力はあり、彼なりに周囲の人物を助けようと奮闘もしている。役はヒュー=ジャックマン。 甘崎
黄色いタイツ サイクロプス
【きいろい-たいつ】
 原作では原色が多用されるX−MENのコスチュームだが、映画ではダークグレーに統一されている。そのコスチュームに文句を言ったウルヴァリンに対してサイクロプスが「それじゃ黄色いタイツの方が良かったか?」と聞き返すシーンがあった。実はそれこそが原作のウルヴァリンの格好で、これで私はこの作品の評価を一挙に上げた。 甘崎
サイクロプス
【さいくろぷす】
 超能力者集団Xメンのメンバー。目を覆っていないと強力な破壊光線を放射し続ける体質なため、ゴーグルを愛用する姿がサイクロプスに似ているのでこの名で呼ばれる。 水那岐
ローグ
【ろーぐ】
 本名マリー。X−メンのメンバーの一人。ハイティーンになってからミュータントの能力が出現してしまったため、かなり不安定な精神を持つ。彼女の能力は吸い取りで、接触したミュータントの能力を瞬間的に自分のものとして用いることが出来る。誤ってウルヴァリンの爪に刺された時も、瞬間的にウルヴァリンの治癒能力を奪って命を長らえた。マグニートによる全人類ミュータント化計画の要でもあった。役はアンナ=パキン。ちなみにオスカー女優。 甘崎

 

怪獣ゴルゴ
1959
怪獣ゴルゴ ガッパ、ゴルゴ
【かいじゅう-ごるご】
 イギリス映画。製作年は1959年とあるが、海外の資料では61年とありはっきりしない。監督は『原子怪獣現わる』のユージン・ルーリー。北欧の海で捕らえられた怪獣ゴルゴはイギリスに輸送され見世物となるが、実はその個体は子供だった。やがて子を奪われた親ゴルゴはイギリス目指して進撃を始める……という話。怪獣ファンの間では日活映画『大巨獣ガッパ』の元ネタとして有名だが、過去に一度ビデオリリースされたのみで、日本では鑑賞の機会が極端に無かった不遇の作品。
 海外特撮作品としては珍しく純粋な巨大怪獣映画であり、日本と同じく着ぐるみ&ミニチュアによる撮影方法を採用しているのが特徴。とりわけ、親ゴルゴによるロンドン橋、ビッグベン破壊というスペクタクルに加え、大勢のエキストラを集めたパニックシーンや、またそのエキストラに瓦礫を降り注がせるという大胆極まりない合成シーンは特筆モノ。なお特撮担当は後に2001年宇宙の旅でオスカーを獲得したトム・ハワード。 荒馬大介
ゴルゴ 怪獣ゴルゴ
【ごるご】
 北欧の海をねぐらとしていた伝説の怪獣。当初出現した10メートルほどの個体はまだ子供で、完全に成長すると60メートルにも及ぶ巨体となる。特殊能力はないが、戦車砲やミサイルを寄せ付けない頑丈な皮膚を持ち、建造物を一撃で破壊出来るほどの強い腕力を持つ。海外作品だが、着ぐるみで撮影された数少ない例。
 余談だが、マイケル・ムーア監督『ボウリング・フォー・コロンバイン』DVDの店頭デモ映像に「独:381、仏:255、カナダ:165、英:68、日:39、米:11,127」と映る場面で、日本のイメージ映像としてなぜかこのゴルゴが登場していた。これは日本の着ぐるみ怪獣映画文化に対する敬意か? 荒馬大介

 

カリガリ博士
1919
カリガリ博士
【かりがり-はかせ】
 小太りにシルクハットとマントがトレードマークの“自称”博士。予言が出来ると言う夢遊病者ツェーザレをサーカスの見せ物にする。主人公フランシスは友人が彼によって殺されたと主張するが、実はフランシス自身が精神病患者で、カリガリ博士はそこでの院長であったというオチが付くものの、真実は藪の中。劇中画面いっぱいに「お前はカリガリ博士だ!」の文字が浮かぶ中、よろめく姿が大変印象的。役はヴェルナー=クラウス。 甘崎
ツェーザレ
【つぇーざれ】
 カリガリ博士が連れてきた夢遊病患者。カリガリ博士のリクエストで予言を行うことが出来る。オチでは精神病院にいた人物で、フランシスの妄想の中でそれが拡大解釈されたことが分かる。役はコンラート=ファイト。この作品終了後、ユダヤ人の妻を連れ、イギリスに亡命する。 甘崎
フランシス
【ふらんしす】
 ホルステンヴァルの町に住む好奇心旺盛な青年。夢遊病患者ツェーザレの予言通りに友人が殺されてしまい、その犯人はカリガリ博士だと当たりを付け、執拗に博士を追い回す。そして真実を発見したと思った途端… 甘崎
ホルステンヴァル
【ほるすてんう゛ぁる】
 主人公フランシスの住む町。まるでパースが狂ったかのように建物はねじくれ、道も激しく上下する不思議な町。実はこれはフランシスが精神病院で見た彼なりの景色だというオチが付く。 甘崎

 

キャプテンスーパーマーケット
1993
アーサー
【あーさー】
 中世に飛ばされたアッシュが出会った王。当初アッシュを処刑しようとするのだが、 甘崎
イビルアッシュ
【いびる-あっしゅ】
 アッシュの身体を乗っ取った死霊が分離して生じた“悪のアッシュ”。肩から生えたイビルアッシュの頭をどつき回すアッシュの姿が印象的だった。 甘崎
Sマート
【えす-まーと】
 現実世界でアッシュが働いていたスーパーマーケット。邦題はここから来ている。 甘崎
クラートゥ・バラダ・ニクトゥ
【くらーとぅ-ばらだ-にくとぅ】
 中世にあった“死者の書”を手に取るために必要な呪文。アッシュはこの呪文を覚えきれず、結果として死霊の暴走を招いた。ところでこの呪文は… 甘崎
シーラ
【しーら】
 中世に住む女性。勇者としてアッシュに憧れ、やがて結ばれる…一応アナザーバージョンでは現代に戻ったアッシュが働くSマートの店員としても登場してる。 甘崎

 

巨大アメーバの惑星
1959
巨大アメーバ
【きょだい-あめーば】
 火星の海(湖?)に生息する巨大なアメーバ。設定では単細胞生物らしいが、触手や目を持っているので、何か複雑な機能があるらしい。ちなみにその目はグリグリ回転する。 甘崎
コーモリグモ
【こーもりぐも】
 火星に生息する巨大生物。6本の長い脚を持ち、ネズミを思わせる手と顔を持っている。最初立木だと思われて脚の一部を切り取られ、怒って襲いかかる。超音波銃で目を撃たれて撃退。ちなみに本来の名前は“bat rat spider”で、このネーミングは大伴昌司による。 甘崎

 

キング・コング
1933
アン エンパイア・ステート・ビルキング・コング美女が野獣を殺した
【あん】
 デナムの映画に出演するヒロインとして髑髏島に連れて行かれた女性。コングの生贄として捧げられる。NYに戻った時は、コングが彼女を捕まえてエンパイア・ステートビルに登る。演じているフェイ=レイは赤毛なのだそうだが、この映画のために金髪の鬘を着けていた。 甘崎
エンパイア・ステート・ビル アンキング・コング
【えんぱいあ-すてーと-びる】
 実在の建物だが、最後にコングがアンを連れて登った事から、建物そのものよりもそちらで有名になってしまったという珍しい建物。 甘崎
キング・コング アンエンパイア・ステート・ビル髑髏島美女が野獣を殺した
【きんぐ-こんぐ】
 髑髏島で神と崇められる巨大な猿。映画監督のデナムに麻酔を打たれ、NYに連れてこられる。ちなみに意外なことに語源は“金剛(Kinkong)”から。 甘崎
クモガニ キング・コング
【くも-がに】
 クモとカニを足した姿の生物。これに襲われるシーンは残酷だとの理由でカットされ、現在もフィルムが残っておらず半ば伝説と化した存在。 甘崎
デナム アンキング・コング髑髏島
【でなむ】
 独自の画風で知られ、極地での撮影を得意とする映画監督。伝説の生物を撮影するため、地図にも載っていない南海の孤島髑髏島に向かい、キングコングと遭遇する。コングを眠らせたのは彼の麻酔銃でである。 甘崎
髑髏島 キング・コングクモガニ
【どくろ-じま】
 キング・コングが生息する南海の孤島。常に霧が立ちこめ、余所からの人を防いでいる。島の中は恐竜時代のまっただ中。その中で最も強いのはキング・コング。 甘崎
美女が野獣を殺した アンキング・コング
【びじょ-が-やじゅう-を-ころした】
 映画の最後で語られる言葉。映画そのものの方向性がここから窺える。 甘崎

 

月世界旅行
1902
【かさ】
 付きに行った科学者全員が何故か持っていた。月に持って行くには不釣り合いな気がするが、この世界においては万能アイテム。武器としてセレナイツを攻撃したり、月に座礁した宇宙船を地球に引き戻したりも出来る。このアイディアは秀逸だった。 甘崎
セレナイツ
【せれないつ】
 月に住む原住民族。地球から来たバルベンフィリ教授らを捕まえようとする。殴られると煙になってしまうのが特徴。 甘崎
バルベンフィリ教授
【ばるべんふぃり-きょうじゅ】
 月旅行を計画した学者で、大砲型のロケットを用いて仲間の博士達と共に月旅行を果たす。演じるは監督のメリエス本人。 甘崎