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特撮事典

洋画特撮

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2001年宇宙の旅
1968
スターチャイルド
【すたー-ちゃいるど】
 映画ラストに登場する宇宙に浮かぶ巨大な胎児。映画を観てるだけだと先ず分からないが、続編の『2010』でこれが行方不明となったボーマン船長であることが発覚する(原作でも分かる)。映画史に残るこのセンセーショナルな描写は数々の引き合いに出され続ける。 甘崎
HAL9000
【はる-きゅうせん】
 宇宙船「ディスカバリー号」に搭載された高性能コンピュータ。まるで意志を持ったかのようなコンピュータで、ロボット三原則を無視し、人間を排除までする(原作でも真相は明らかにされていないが、何者かによってそう仕向けられた)。元々の設定では「アテナ」と名付けられ、音声も女性が吹き込むことになっていたのだが、やがて「ソクラテス」となり、最終的に「HAL」となった。 甘崎
モノリス
【ものりす】
 人類が月面で発見した真っ黒いかまぼこ板(いや、本当に対比サイズは同じ)。1:4:9の黄金比率を持った立方体。実はこれは人類がどの程度の文明に達したかを計るために何者かが置いたもので、サイズは違うが土星にも同じものが浮かんでいた(文明黎明期には地上にもあり、後に木星にも発見される)。通信機であり、それ自体が思考を持つとも言われる…結局は人類が推し量ることが出来ない謎の物体である。 甘崎

 

忍者と悪女
1963
大鴉
【おお-がらす】
 エドガー=アラン=ポーの詩。本作の元となった作品だが、その面影は全くなし。 甘崎
クレイヴン博士
【くれいう゛ん-はかせ】
 古城に一人住まう錬金術師。既に妻を失っているが、悠々自適な生活を送る。その知識を狙ったスカラバス博士から魔術合戦を挑まれる。役はヴィンセント=プライス。 甘崎
スカラバス博士
【すからばす-はかせ】
 魔術師。錬金術師であるクレイヴン博士の知識を狙い、禁断の法を犯し、クレイヴン博士の妻レノーアを蘇生させ、更にベドロを鴉に変えてクレイヴンの元に遣わし、魔術合戦を挑む。役はボリス=カーロフ。 甘崎
ベドロ博士
【べどろ-はかせ】
 スカラバス博士に魔術合戦を挑み、敗北して大鴉に姿を変えられてしまった魔術師。クレイヴン博士に助けを求めるが、実はそれはスカラベスの陰謀だった。役はピーター=ローレ 甘崎
レノーア
【れのーあ】
 クレイヴン博士の妻で、数年前に死去。スカラバス博士によって蘇生させられ、スカラバスの為に働く。題字の「悪女」は彼女のことだろうと思われるが(と言うか、女性は彼女しか出てこない)、別段悪女と言うほどの存在感ではない。役はヘイゼル=コート 甘崎

 

ネバーエンディング・ストーリー
1984
アウリン
【あうりん】
 身につけると様々な力を得られるとされるお守り。二匹の蛇が互いの尻尾を噛んでいるデザイン。幼ごころの君により、アトレイユに手渡される。 甘崎
アトレイユ
【あとれいゆ】
 「果てしない物語」の主人公。虚無に冒され、病を得た幼ごころの君の病を治すための旅に出る。役はノア=ハサウェイ。 甘崎
イグラムール
【いぐらむーる】
 ファンタージェンの死の山脈に住むモンスターで、毒を持つ。瀕死のファルコンを餌食にしようとしたところをアトレイユにより蹴散らされる。 甘崎
エルフェンバインの塔
【えるふぇんばいん-の-とう】
 ファンタージェンの中心に位置する城で、幼ごころの君がここに住んでいる。 甘崎
幼ごころの君
【おさなごころ-の-きみ】
 ファンタージェンの中心となる王女。彼女の存在こそがファンタージェンを支えており、現実界で彼女に名前を付けてくれる子供が出てくるのを待っていた。そのためにアトレイユを呼び出し、冒険を強いることになる。役はタミー=ストロナッハ。 甘崎
グモルク
【ぐもるく】
 ファンタージェンに住む人狼。虚無によって名前を奪われてしまい、アトレイユの前に立ちふさがる。ファンタージェンと現実世界が同時に滅びに瀕していることをよく分かっている上で、虚無に仕える道を選んだ人物でもある。 甘崎
バスティアン
【ばすてぃあん】
 現実世界に住む本好きの少年。いじめられっ子で本の世界に逃避しているきらいがあるが、夢を忘れることがない少年のため、ファンタージェンの救世主として選ばれる。彼が「果てしない物語」を読み進むことで、徐々に本の世界に入り込んでいく。最後に幼ごころの君に名前を付けることでファンタージェンを救う。役はバレット=オリヴァー。 甘崎
ファルコン
【ふぁるこん】
 ファンタージェンに住む犬の顔をした白竜で、“幸いの竜”の通り名を持つ。イグラムールに襲われていたところをアトレイユに助けられ、彼を乗せるようになる。ラストはファンタージェンを救ったバスティアンを乗せて現実世界にやってくる。 甘崎
ファンタージェン
【ふぁんたーじぇん】
 「果てしない物語」の舞台。この世界は現実とリンクしており、現実の人間が夢や希望を失った時、滅んでしまう。その救世主として現実世界にいる本好きの少年バスティアンを選び出す。 甘崎
ロックバイター
【ろっく-ばいたー】
 ファンタージェンに住む岩で出来た巨大な人物(?)。石灰岩を食料にしている。本作のポスターなどでよく登場し、本作の象徴的存在だったが、登場する時間は極めて短い。 甘崎

 

蝿男の恐怖
1958
アンドレ
【あんどれ】
 転送装置を完成させた高名な科学者。自らの理論を実証するため、自ら転送装置に入るが、その中に一匹のハエが入っていたため、蝿男になってしまう。身体からハエを分離させるために更に何度もの実験を繰り返すが、結局はハエと化した頭部と片手をプレス機で潰して自殺。役はアル=ヘディソン 甘崎
エレーヌ
【えれーぬ】
 科学者アンドレの妻。アンドレの自殺幇助したと警察に問いつめられ、事の真相を兄フランシスとチャラス警部に明かす。役はパトリシア=オーエンス 甘崎
チャラス警部
【ちゃらす-けいぶ】
 科学者アンドレの自殺の理由を探る警部。エレーヌから事の真相を聞き、放心状態でアンドレの片割れと出会ってしまい、それを石で潰してしまう。 甘崎
フランシス
【ふらんしす】
 アンドレの兄。弟の自殺を義妹のエレーヌから聞かされる。役はヴィンセント=プライス。 甘崎
Help me
【へるぷ-みー】
 身体がハエとなり、顔だけがアンドレとなったもう一体のアンドレが、最後に蜘蛛の巣にかかって叫んでいた言葉。あまりの気持ち悪さにチャラス警部が石で潰してしまう。 甘崎

 

蝿男の逆襲
1959
フィリップ
【ふぃりっぷ】
 蝿男の恐怖で蝿男になってしまったアンドリューの息子。伯父のフランシスと親友のロナルドの協力を得て転送装置を完成させるが、ロナルドの裏切りにより、彼も又蝿男になってしまう。 甘崎
フランシス
【ふらんしす】
 前作に続いての登場。当初フィリップに転送装置の研究を止めさせようとするが、その熱意に負け、研究を支援する。彼のお陰でフィリップは元の人間に戻ることが出来た。役はヴィンセント=プライス。前作から随分時間は経過してるはずだが、全然老けて見えない(当たり前)。 甘崎
ロナルド
【ろなるど】
 フィリップの親友で、資金的に彼の転送装置完成に力を貸す。実はアランという悪人であり、装置の完成とともにフィリップを亡き者にしようとするが、蝿男となってしまったフィリップに殺されてしまう。 甘崎

 

蝿男の呪い
1965
アンドリュー
【あんどりゅー】
 アンリの息子。ロンドンで父と共に転送装置を管理していたが、父と弟のマーティンの悪行に、最後に良心の呵責に耐えかね、転送装置を破壊してしまう。 甘崎
アンリ
【あんり】
2作目蠅男の逆襲(1959)のフィリップの息子。フィリップは一旦蝿男になった後で彼をこさえたので、ハエの遺伝子が彼の中にはあるそうな。転送装置の理論を確立し、ロンドン〜モントリオールの転送を自ら何度も行うのだが、カナダの警察に指名手配されてしまい、ロンドンに転送しようとするも、ロンドンの装置は息子のアルバートによって壊され、しかも既に転送途中の人間がいたため、最後は見るも無惨な姿に… 甘崎
ジュディス
【じゅでぃす】
 マーティンの最初の妻。マーティンとアンリの転送装置の実験の犠牲となり、今やフリークスと化してしまったが、生きている。 甘崎
パトリシア
【ぱとりしあ】
 モントリオールでマーティンが一目惚れして結婚した女性。ドランブルの屋敷に住むが、そこでマーティンがこれまでやってきた悪逆非道の数々を目にすることになる。 甘崎
マーティン
【まーてぃん-どらんぶる】
 アンリの息子。父の指導の元、カナダのモントリオールで転送装置を完成。父をここに呼ぶ。モントリオール在住の普通の娘パトリシアに一目惚れし、すぐさま結婚。当初はまともな人間に見えていたが、実は既婚者で、妻のジュディスを転送装置の実験に使い、フリークスにしてしまっていた。 甘崎

 

北京原人の逆襲
1977
ウータン
【うーたん】
 どこかの国の奥地(この辺りのいい加減さが香港映画らしい)に住んでいる巨大な猿人。原題では猩々となっているが、英語ではPeking Manとされている。サマンサが惚れてしまったジョニーにだまされて香港に連れてこられて見せ物にされるが、やがて怒り狂って香港を破壊してしまう。 甘崎
サマンサ
【さまんさ】
 幼少の頃、良心のセスナ機が墜落してしまい、一人生き残った彼女は北京原人のウータンにより保護されて成長した。ウータンと二人、幸せに暮らしていたが、香港からの闖入者ジョニーに惚れ、ウータンと共に香港に向かうが… 甘崎
ジョニー
【じょにー】
 香港に住む冒険家。恋人を弟に寝取られてしまって、ショックで飲んだくれになっているところを北京原人捕獲の話を持ちかけられ、奥地で北京原人ウータンとサマンサと出会い、二人を香港に連れてくることに成功する。 甘崎

 

ヘルレイザー
1987
カースティ
【カースティ】
 カースティ=コットン。ラリーとジュリアの娘。伯父フランクが失敗したパズルボックスを開いてしまう。役はアシュレイ=ローレンス。 甘崎
シャタール セノバイト
【しゃたーる】
 セノバイトの一人で、目が無く、紐によって口が両側に強制的に開かされている姿が特徴的。2で殺され、少年であることが発覚するが、事あるごとに後の話にも登場している。 甘崎
ジュリア
【じゅりあ】
 ジュリア=コットン。カースティの母。夫ラリーの兄フランクと不倫関係にあり、魔界に去ってしまったフランクを蘇生させるため、次々と人殺しをしてフランクに捧げていた。最後は夫のラリーまでをもフランクに与えてしまう。最後はセノバイト達によりフランク共々魔界に引き込まれてしまう。 甘崎
セノバイト
【せのばいと】
 サノバイトとも。魔界に住む魔道士で、パズルボックスを解いた人間に対して地獄の門を開き、究極の快楽か究極の痛みを与える。 甘崎
バターボール セノバイト
【ばたー-ぼーる】
 セノバイトの一人で、まるで肉塊のような巨大な姿が特徴。 甘崎
ピンヘッド セノバイト
【ぴん-へっど】
 セノバイトの代表とも言える魔道士。顔中にピンを刺している姿はシリーズの顔とも言え、全作に渡って登場する。魔界から鈎付きの鎖を呼び出し、犠牲者を引き裂いたり、魔界に引き込んだりする。役はダグ=ブラッドレイ。 甘崎
フィメール セノバイト
【ふぃめーる】
 セノバイトの一人で、唯一の女性。2で殺され、女性であることが分かる。 甘崎
フランク
【ふらんく】
 フランク=コットン。パズルボックスの購入者で、これによって究極の快楽を得ようとするが、パズルを解くことに失敗し、魔界に引き込まれてしまう。その後、脳髄だけが地上に戻り、不倫相手である弟ラリーの妻ジュリアを使い、自分の身体を復活させようとする。魔界を逃げ出したことを問われ、セノバイトによって魔界に連れ戻されてしまう。 甘崎
ラリー
【らりー】
 フランクの弟。ジュリアと結婚しているが、実はジュリアはフランクと不倫の関係にあり、ラリーはフランクの地上での復活のために用いられ、姿こそラリーであるものの、中身はフランクに変えられてしまう。 甘崎
ルマルシャンの箱
【るまるしゃん-の-はこ】
 パズルボックスの正式名称。 甘崎

 

ヘルレイザー2
チャーナード博士
【ちゃーなーど-はかせ】
 カースティが入院した精神病棟の医師だが、魔界に深い造詣を持ち、カースティよりパズルボックスの存在を知る。魔界からの力を受けてセノバイトたちを凌駕する力を得、自分の使命に疑問を持ち始めたセノバイトたちを次々粛正していく。頭から触手を伸ばし(というか、触手の方が本体っぽい)、両手を手術器具に変えてセノバイトと人間たちを次々と屠っていく。 甘崎
リヴァイアサン
【りう゛ぁいあさん】
 魔界の中心に鎮座する神体。実は巨大なパズルボックスだった。 甘崎

 

ヘルレイザー3
1992
エリオット
【えりおっと】
 エリオット=スペンサー。ピンヘッドの前世の姿。パズルボックスに魅入られてしまい、魔界に引き込まれてセノバイトとなってしまう。ここではジョーイによって過去の記憶を取り戻す。 甘崎
カメラヘッド
【かめら-へっど】
 初登場のセノバイト。ジョーイの同僚のカメラマンだったが、魔界に引きずり込まれてセノバイトにされてしまう。顔がビデオカメラになっており、ビームを出して犠牲者を殺しまくる。 甘崎
CD
【しー-でぃー】
 初登場のセノバイト。元ディスコのDJだった。顔中に切れ目があり、そこからCDを飛ばして人間を切り刻む。 甘崎
JP
【じぇい-ぴー】
 「ボイラー室」というクラブを仕切る若き経営者で、気に入った女性に薔薇を送り、とっかえひっかえお楽しみ。そんな彼が「ボイラー室」の内装のために購入したピンヘッドのレリーフがついた彫像から、本当にピンヘッドが出てきてしまい、セノバイトにされてしまう。 甘崎
ジョーイ
【じょーい】
 新人レポーター。初取材で鉄製の鈎爪でバラバラになった男の死体を見てしまったため、魔界に引き込まれていく。 甘崎
テリー
【てりー】
 ジョーイの家に転がり込んできた少女。ジョーイと共に奇怪な事件の原因究明に乗り出すが、逆にピンヘッドに取り込まれ、セノバイトにされてしまう。ヘビースモーカーで、セノバイトにされても喉にタバコを刺している。 甘崎
バービー
【ばーびー】
 初登場のセノバイト。元ディスコのバーテンダーで、全身縄で縛られてるような風貌をしている。常にフラスコを携帯し、それを口に含んで火を吐く。 甘崎
ボイラー室
【ぼいらー-しつ】
 青年実業家のJPが仕切るクラブ。ここに働いていた人間が次々とセノバイトにされてしまう。 甘崎

 

ヘルレイザー4
1996
アンジェリク
【あんじぇりく】
 闇の女王。ル・イスルの魔法により開いた地獄の門を通ってこの世に現れる。姿自体は生贄として捧げられた娼婦の身体を依代としている。地獄の門を永遠に開かせるためにサノバイト達を引き連れ、マルションの子孫の前に現れ、究極のパズルボックスを作らせようとする。 甘崎
マルション
【まるしょん】
 フィリップ=マルション。18世紀の天才的な腕を持つ玩具職人。自分のしてしまったことを知り、パズルボックスを破壊しようとするが、失敗。子孫にその夢を託す。 甘崎
マーチャント博士
【まーちゃんと-はかせ】
 ポール=マーチャント。パズルボックスを開発したマルションの子孫で、2127年に先祖からの宿命を終わらせるべく、ピンヘッドを宇宙に誘い出し、宇宙ステーションを巨大なパズルボックスと化し、ピンヘッドを封じることに成功する。役はブルース=マルゼイ。 甘崎
ル・イスル
【る-いする】
 デ・リールという貴族の名前を使っていた魔術師。玩具職人のマルションにパズルボックスを作らせ、そこにサノバイトを呼び込む魔術をかける。 甘崎

 

ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ
2000
エンジニア
【えんじにあ】
 すべての事件の黒幕とされる人物。その正体は謎に包まれていたが、実はその裏の顔はピンヘッド。 甘崎
ジョセフ
【じょせふ】
 ジョセフ=ソーン。手品とチェスが趣味のデンバー警察の刑事。既に正義感は失せていたが、ちぎられた子供の指が発見され、その事件にはまりこむうちに、パズルボックスに行き当たる。 甘崎
チャタラートルソ
【ちゃたらー-とるそ】
 直訳すると「チャタラーの胴体」。文字通り上半身だけで登場するチャタラーだが、実はチャタラーのペットでセノバイトではないらしい。 甘崎
フィメール
【ふぃめーる】
 1〜2作に出てきたものとは別物で、ここでは双子として登場。ジョセフの内蔵をねっとりと愛撫するシーンあり。 甘崎

 

ヘルレイザー リターン・オブ・ナイトメア
2002
クリスティ
【くりすてぃ】
 かつてパズルボックスを解き、地獄の門を開いたことのある女性。(当然ながら)すっかり大人になっていた。パズルボックスの魔力から逃げられたと思ったものの、夫トレヴァーがパズルボックスを手に入れてしまい、再び地獄の門を開くことに…むしろここでは悪女として描かれているのが特徴か。役はアシュレイ=ローレンス。 甘崎
トレヴァー
【とれう゛ぁー】
 クリスティの夫。多少の魔道の知識があり、パズルボックスを買い求めてかつてパズルボックスを開いたクリスティの元へそれを持ってくる。それを解いて地獄の門を開いたクリスティの怒りを買い、サノバイトによって地獄に落とされるのだが、その課程で数々の悪夢を見せつけられる。役はディーン=ウィンタース。 甘崎