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トリプルファイター

トリプルファイター事典
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 1972'7'3〜12'29

 月曜日から金曜日の夕方に毎日放映された変則的な作品。一週間で一つの物語の開始から結末までというのが基本で、基本は三兄弟の戦いが展開し、最終日にトリプルファイターが登場するという構造が多い。
 三体のヒーローが合体してパワーアップした一人のヒーローになるというのは新機軸。色々新しいことに挑戦した作品でもある。

主な登場人物
早瀬哲夫
グリーンファイター
(役)滝沢浩。本作で抜擢された。30代で芸能界引退。
 早瀬兄妹の長男でグリーンファイターに変身する。技術力に優れ、SATのメカの多くは彼自身が設計したものという裏設定がある。
早瀬勇二
レッドファイター
(役)小野川公三郎。
 早瀬兄妹の次男でレッドファイターに変身する。勇気を信条とするが、時にそれは無謀な突撃となることもしばしば。
早瀬ユリ
オレンジファイター
(役)笛 真弓。後に新山真弓。
 早瀬兄妹の長女でオレンジファイターに変身する。人間の姿では心優しき女性で、故郷のM星を懐かしむ描写も多々あるが、第二の故郷である地球を守るために凛々しく戦う。ちなみにあるエピソードでは、素手で突っ込んでくる怪人を撃とうとするSATメンバーを「相手は武器を持ってないから」と言う理由で止めるのだが、その直後車でひき殺すという、ほとんど冗談のような演出もあり。
ブルコン (声)石山勝巳。テレビでは良きバイプレイヤーとして活躍。声優は本作くらい。
 哲夫が開発したロボットで、SAT基地で主に情報分析や指令などをしている。いつも基地にやってくるアツシとは仲が良いが、手を焼いている。ちなみにこのネーミングは当時スポンサーだったブルマァクから頭文字をもらったのだという。
大野あつし (役)石井秀人。
 SAT基地に出入りを許されている小学生。特にブルコンと仲良しでいつも会話してる。普通の小学生だが、基地が襲われた時には機転を利かせて逃げ去るとかもしてる。
デーモン (声)武田昌之。
 正式にはデビル星人デビル・モンスター。悪の侵略者で宇宙の星々を侵略、滅亡に追い込んできた。その悪の手を地球に伸ばすが、トリプルファイターの活躍により、地球からデーモン軍団を撤退させることになる。
デビラ  デーモンの戦闘員。普通の人間と同じ程度の戦闘力しか持たず、時にデーモン怪人のエネルギーにされてしまうこともある。ただし数は大変なもので、デーモンカーから続々現れる。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 行け! 栄光のファイター

  監督:安藤達己
  脚本:若槻文三
 悪の星デビルによって銀河連邦M星が破壊された。そしてデーモンはM星の生き残り早瀬兄弟を殺すため、地球へとやって来た兄弟を執拗に狙う。地球でSATに入った早瀬兄弟は彼らを迎え撃つが、
 敵はダークマン。とりあえずここでは登場しただけ。
 トリプルファイターの活躍を描く第一話。最初から早瀬兄弟はSATの一員になってるし、早速変身までしてる。
<トリプルファイターを倒さねば地球は侵略できないと焦るデーモン。でもその本国は既に攻略済みだし、放っておけば良いって気もするんだが。>
第2話  必殺のダークマンの体当たりを何とか避けたグリーンファイター。とりあえずの危機は逃れたものの、デーモンは死の罠を張ってトリプルファイターを待っていた。
 敵はダークマン。今回は一度体当たり攻撃をしかけ、それで外されて退散。
 今回でデーモンとM星、そして地球の関係が語られている。地球に逃れてきたのは早瀬兄弟自身ではなく、その先祖であったこと。デーモンによって滅ぼされた星は多く、その生き残りが地球に来ていることなどが分かった。
<車のボンネットに乗って移動するダークマン。でもぐらぐらしていてかなり安定を取るのが苦労しているように見える。
 トリプルファイターに連絡を取り、「我々の侵略を黙って見ていろ」というデーモン。でも戦いを始めたのはデーモンの方だけど。>
第3話  デビラーと戦い続ける勇二の前に再び現れたダークマン。必殺技をかわされ、逃げるダークマンを追う早瀬兄弟。
 敵はダークマン
 ほとんどデビラーと戦うだけで終わった話。一応ダークマンも登場はしてるが、突進をかわされたらそのまま逃げている。
<デビラーは仮面ではなく頭巾をかぶっている。そのため激しいアクションをすると地肌が見えるんだが、これって元々デーモンってのは東洋人って設定があったのか?
 トリプルファイターを倒せと言うデーモンの声は妙に甲高く切実渡も高い。なんでだろう?
 一度突進をかわされたら逃げるダークマンもダークマンだが、他にもデビラーがたくさんいるのにわざわざ変身を解く勇二も勇二だ。
 SATカーにはミサイルも搭載されているが、どうやらロケット花火らしく、そこら辺に散らばっている。それでもちゃんと攻撃出来ているのね。>
第4話  ダークマンの突進に正面からぶつかっていくSATカー。ギリギリのチキンレースで勝利を収めたのはSATカーの方だった。その姿にユリは、戦いの虚しさを感じていた。
 敵はダークマン
 心優しいユリは怪我を負ったダークマンを追撃出来なかった。それがユリという女性の性格を良く表している。
 即座にダークマンとの戦いのシミュレーションを行った哲夫に対し、「くやーしい、くやーしい」と叫ぶブルコンがなかなか微笑ましい。
 そう言えば今回は誰も変身してないな。
<ダークマン追撃を諦めた早瀬兄弟の前にわざわざ現れるデビラー。ちょっと戦ったらすぐに撤退したが、戦術的には全く意味を持ってない。>
第5話  あつしを守ろうとしたユリはデビラーに囲まれ、ついに連れ去られてしまう。ユリを救うべく急ぎ現場に向かう哲夫と勇二。その前には怪我が癒え、パワーアップしたダークマンが待ち構えていた。
 敵はダークマン
 ついにトリプルファイターが登場。その力は絶大で、ダークマンの突進をも正面から受け止めている。
<言葉を詰まらせて喋るあつしは妙に棒読み。「そ、そしたらね」とか言わせるのは子役には無理だよ。
 デーモンからはオレンジファイターを狙えと言われていたダークマンだけど、ちゃんと早瀬兄弟が全員揃うまで待ち、更にトリプルファイターになってから戦いを挑んでいる。なかなか礼儀正しいじゃないか。>
第6話 トリプル・ファイター 脱出せよ!

  監督:安藤達己
  脚本:若槻文三
 放課後SAT基地に遊びに来たあつし。そこではブルコンが、怪しい電波をキャッチしたために早瀬兄弟を捜していた。そんな事も知らず、パトロール中にバレーボールをしていた兄弟の元にデビラー達が現れる。
 敵はゲラン。今回はラストにちょっと登場しただけ。
 新しい敵を前にした早瀬兄弟達の活躍を描く回。実際今回はゲランがちょっと顔を出しただけで、唐突にデビラーと戦うだけの話。
 一応今回はあつしが早瀬兄弟を助けようとしてSATカーを動かそうとして気絶するシーンはある。
<SAT基地は早瀬兄弟の家の地下にある。その家は普通の民家なのだが、基地を隠すため?それにしてはあつしに完全に知られてる訳だが。
 一般人であるあつしに怪我を負わせたのに何事もなく笑い合ってる早瀬兄弟。緊張感が足りなすぎないか?>
第7話  デビラーの車に包囲されてしまった勇二のSATカー。あつしが乗り込んでいるため思い切った行動を取る事が出来ない勇二。
 敵はゲラン。レッドファイターの前に現れ、拳銃を使って追いつめる。
 勇二、哲夫とデビラー達の戦いが描かれる。勇二も哲夫もなかなか変身しないので、ほとんどもみ合っているだけで終わってる。
 ゲランが現れてようやく勇二はレッドファイターに変身。
<勇二がレッドファイターに変身する際、相当に隙があるけどデビラーは全く手出しをしてない。礼儀正しいというか、伝統というか。
 ゲランの武器は普通の拳銃。わざわざデーモンが呼び寄せた割には月並みな。>
第8話  ゲランと戦うレッドファイター。だがゲランの出す霧に包まれたレッドファイターは異世界に閉じ込められてしまう。続いてグリーンファイターの前に姿を現したゲラン。
 敵はゲラン。手から霧のようなものを出し、これに包まれた人間を異世界に飛ばすことが出来る。
 ようやくゲランの能力が明らかに。物体を異世界に飛ばしてしまう能力がある。ここに入ると現実世界との接点を失ってしまう。
<SATカーに乗っていただけのあつしは基地に帰った時にぐったりしている。これって6話で事故起こした時の後遺症なのでは?放って置くなよ。
 異世界の中ではどんなに走っても同じ所に出てしまうと言うレッドファイターだが、そこが同じ場所である証拠は?>
第9話  兄を救出に向かったユリだが、その頃基地ではあつしがデビラーに襲われていた。だがそんなユリの前に又してもゲランが現れた…
 敵はゲラン
 とりあえず適当にデビラーと戦って、そこにゲランが現れるというパターン。三話に渡って三回も同じ事をやってるよ。戦いの最中にヘルメットを直すシーンも同じだったり。
<あつしをさらったデビラー達だが、基地には全く手を出してない。基地を破壊するとかもう少しやることあるだろうに。
 今回の戦いはお花畑が舞台。オレンジファイターのための特別な舞台って感じだが、あんまり意味は感じられないな。>
第10話  ついにオレンジファイターまでもが異世界に閉じ込められてしまった。この世界ではファイター達の能力は低下してしまう。なんとかトリプルファイターに変身した三人だが…
 敵はゲラン
<ゲランもわざわざ三人の前に姿を現さねばやられることもなかったのに。少なくとももっと弱ってから出てくるべきでは?
 いつの間にか縄から逃れているあつし。デーモン達がそこにはいたはずだが、逃がしてくれたのかな?
 三人がトリプルファイターに変身した時、異世界から脱出している。なんで?
 ゲランが投げ飛ばされた時、確かに仮面の下から中の人の顔が…
 トリプルファイターになったのは良いけど、グリーンファイターが弱っているとナレーションで言っている。ボロボロにされたのはレッドファイターの方だったんだけど。>
第11話 殺人マシン X14号

  監督:鈴木俊継
  脚本:若槻文三
 パリのSAT本部からデーモンが謎の兵器物質Xが持ち込まれたとの連絡があり、その運ばれている現場に急行する早瀬兄弟。そこには特殊兵器X-14を手にしたアパッシュ博士が待ち構えていた。
 敵はアパッシュ博士。猿のような顔をした怪力の持ち主だが、優秀な科学者で、地球人の知能を減退させるX-14を開発した張本人。ブルコンに言わせれば超怪人。
 今回は地球を滅ぼしてしまうかも知れないという武器が地球に運び込まれるまで。
<「地球人全てをパーにしてしまう」とかアパッシュ博士は言っているが、「パー」って、今は無理かな?
 倒れたデビラーを「役立たず」と言って蹴り上げたアパッシュ博士。デビラーはまるで人形のように空を飛んでいく。それだけの衝撃があったら、まずバラバラになっていたと思う。
 あつしに超怪人のことでツッコミを入れられたブルコンは小声で「超えてる怪人のことだい」と早口の小声で喋ってる。普通に喋れるじゃん。
 レッドファイターと戦っていたはずのアパッシュ博士がデーモンカーに馬乗りになって走っている。>
第12話  デーモンカーを追う哲夫とユリ。一方レッドファイターと戦うアパッシュ博士は、何かの準備が出来たと戦いから離脱してしまう。
 敵はアパッシュ博士
 いよいよ謎の物質Xの正体が…と思ったら、鍵を差し込んだ時点で終わってしまった。
<前回ラストでデーモンカーに馬乗りになっていたアパッシュ博士だが、どうやらイメージ画像だったらしく、今回は普通にレッドファイターと戦っていた。
 去っていったアパッシュ博士を見送ったレッドファイターは「恐ろしい敵だ」と呟いている。ほとんどデーモンとばかり戦っていたんだけど。いや、そもそもレッドファイターが見送っていた先にいたのはデーモンばかりだったぞ。
第13話  アパッシュ博士は殺人マシンX-14の起動キーを入れた。だがデーモンカーに発信器を取り付けていた早瀬兄弟はいち早くアパッシュ博士の位置を特定していた。
 敵はアパッシュ博士
 X-14が起動したところで前回は終わったが、今回もその結果は出ず、ただ戦ってるだけで終わってしまった。
<デーモンカーに取り付けられていた発信装置をこっそり捨てるデビラーの姿があり。やっぱりこう言うのは上司に知られたくないんだろうな。
 それにしても何故かアパッシュ博士はデビラーに小馬鹿にされてるようなんだが、何故なんだろう?やっぱりその顔のせいか?
 レッドファイターとアパッシュ博士の戦いはドラム缶を投げ合うだけ。お互いに怪力なのは分かったが、何の意味が?
 アパッシュ博士と戦っているレッドファイターの姿を見た哲夫は「勇二が危ない」と言っていた。端から観たら遊んでるだけのようなんだが。
 崖から落ちたオレンジファイターをデビラーが運んでいた。何だか介抱してるようにも見えるぞ。
 もの凄くどうでも良いけど、ただの空き地にドラム缶と古タイヤが適当に置かれているのはどうしてなんだろう?>
第14話  強力なアパッシュ博士の攻撃にトリプルファイターに合体する早瀬兄弟。だがアパッシュ博士の戦いは逃亡してしまった。なんとか物体Xを手に入れたのは良いが、既に作動を開始してしまったX-14号に手出しが出来なかった。
 敵はアパッシュ博士
 物体Xの威力がようやく明らかにされた。ブルコンの分析に因れば、地球上のあらゆる有害物質と融合して強力な毒を放出する装置らしい。
 鳴り物入りで登場したアパッシュ博士だったが、デーモンが彼に期待していたのは腕力だけだったらしい。「その手でトリプルファイターを倒せ」とか言っているが、本来アパッシュ博士の持ち味は頭脳だっただろうに。
<散々「計算中」を繰り返していたブルコンが出した答えは「やっぱり分からない」だった。あつしとの漫才も堂に入ってる。
 パリのSAT本部から与えられた指令は「物体Xを適当に処理せよ」だった。適当ってなんだよ。それだったら「適切」だろ。>
第15話  X-14号を止めるためにキーを手に入れようとする早瀬兄弟の前に、又してもアパッシュ博士が姿を現す。トリプルファイターとなり立ち向かう兄弟。
 敵はアパッシュ博士
 第3話の最終話。結果として超兵器は発動することなく無事止められたところでめでたしめでたし。
<アパッシュ博士はしばらくの間逃げていれば勝手に勝利を手に入れていたのだが、わざわざキーを持って早瀬兄弟の前に現れることもなかろうに。
 今気がついたが、SATカーって助手席はガルウイングなんだが、操縦席は普通のドアなんだな…あれ?助手席でも普通にドア開けてる時があるぞ。
 「地球の最後だ」と言って慌てまくるブルコンと、それを冷ややかに腕組みして見つめているあつし。妙な構図だ。
 X-14号を見つめながら「私は死にたくない」と言っているブルコン。機械は死なないだろ。>
第16話 トリプル・ファイター 危機一髪

  監督:鈴木俊継
  脚本:近藤 正
 山村博士の息子守がデーモンによってさらわれた。デーモンは山村博士にポジトロン光線の資料を差し出すように要求する。一方、デビラーと戦うレッドファイターも危機に陥っていた。
 敵はバララン。触角のような突起から殺人光線を使い、レッドファイターを昏倒させた。瞬間移動出来る。
 今回は冒頭からレッドファイターが戦い、その背後で誘拐騒ぎが起こるという二段構えの話。尺が短いため、どちらも中途半端だが、それがこの作品の味だろう。
<ツッコミではないが、山村博士はでっかいほくろがあって、そっちにばかり目が行ってしまう。
 怪しげな電波を受信し、苦しむブルコン。あらぬ言葉を呟くブルコンの姿は明らかにおかしい。
 SATカーが何も隠さずに近づいているのに、それに気がつかないバララン。見張り位置いてておけよ。>
第17話  バラランによって拷問にかけられる山村博士の息子守。だが守はポジトロン光線の在処を決して喋ろうとしなかった。
 敵はバララン
 猪突猛進の勇二は何かと危機に陥ることが多いが、今回も勇二のドジで守だけでなくあつしまでもがさらわれてしまった。更に落とし穴にはまるとか、ドジが激しすぎる。
 哲夫が勇二に手渡したバリアリングは電流を防ぐもの。そうか。バラランガ使ったのは光線ではなく電流だったのか。
<息子の守の命よりもポジトロン光線の方を心配する山村博士。微妙なところだが、この人もかなりマッドが入った人物っぽい。
 前回死にそうになっていた勇二は、さっそく守を連れて現場検証に向かう。流石異星人。タフだ…ってか、無理あるだろ。
 なんでデーモンは守をさらった時に一緒にあつしをさらわなかったんだろう?結局二度手間。>
第18話  バラランによってポジトロン光線の資料が盗まれた。しかしその設計図は山村博士の機転で偽物にすり替えられていたのだ。
 敵はバララン
 一話目から妙に気になっていた山村博士のほくろだが、実はマイクロフィルムの隠し場所…なんとこれが伏線だったとは。
<「傷一つ負ってません」と胸を張る山村博士だが、前回昏倒させられていたのは怪我に入らないのか?
 デビラーと戦うオレンジファイター。デビラー風情に負けてしまいそうになる位に弱いが、組み体操のように目で打ち合わせをしつつ立ち回りをしている。
 拘束されている守とあつしを解放する勇二。普通に手で開けているが、鍵とか使ってないの?
 山肌を走らされ、こけそうになってるデビラー。撮り直しとかしないんだろうか?>
第19話  敵アジトの入口を発見したユリは早速基地に潜入するが、既に勇二によって守とあつしは助け出された後だった。そんな事を知らない哲夫も又現場へと向かっていたが…
 敵はバララン
 早瀬兄弟がそれぞれ連絡も取らずに戦っていたお陰でそれぞれが危機に陥る話。兄弟という割に連携が悪い。
<「SATカーで先に逃げろ」と勇二に指令する哲夫。てっきり時間稼ぎのためにデビラーと戦うのかと思ったら、デビラーは全員勇二を追いかけて行ってしまった。なんのためにそんな事を言ったんだ?
 ちょっとした崖を登ることが出来ないデーモンカー。まあスバル360だからねえ。
 目の前で博士がさらわれているのを黙って見ており、ただ「大変だ大変だ博士がさらわれた」と騒ぐだけのブルコン。良い性格してるよ。
 結局博士を拉致することに成功するバララン。最初からこうしていれば良かったんじゃ?>
第20話  山村博士を拷問し、ポジトロン光線の設計図を奪おうとするバララン。更にユリまでもがさらわれてしまった。
 敵はバララン。電気を使うだけに水には弱いらしく、海の中の戦いで倒された。
 ここでトリプルファイターが登場。あっけなくバラランとの戦いは終わってしまった。
<ユリに「冥土の土産」とか言っているバララン。宇宙人にしてはよく日本語を知っている。
 何体かデビラーが生き残っているはずだが、誰もバラランを救いに来ようとしてない。
 バラランも折角瞬間移動で姿を消したのだから、そのまま逃げていれば良かったのに、わざわざトリプルファイターと戦おうとして殺されてしまった。
 水の中で二、三発どついただけで死んでしまったバララン。弱すぎるぞ。>
第21話 催眠銃 AZ作戦

  監督:大塚莞爾
  脚本: 藤川桂介
 地球攻略がなかなか進まないことに苛立つデーモンはブレイカーに人々の心に悪の心を注ぎ込む作戦を指令する。デビラーによって次々と悪人にされていく町の人々。その中にはあつしも含まれていた…
 敵はブレイカー。象のような顔を持つ怪人で、催眠銃を使い人間を悪の心に染める作戦を行う。
 一般人に手を出せないヒーローを逆手に取った作品で、東映では定番の一つだが、円谷がやるのは珍しい。
<ブレイカーに「何故地球攻略が上手くいかん」と言っているデーモンだが、着任したばかりのブレイカーにそれを訊ねるのはお門違いでは?
 自分たちに向かってくる人々を見て、「みんな狂ってる」とか発言があった。時代だな。
 隣町にも催眠銃を使われた人間が出たというブルコンの通報に隣町に向かう哲夫とユリ。でも同じ人がそこにはいるんだが…
 催眠銃で勇二を狙うデビラー。でもこのタイミングだったら普通の銃でも狙撃出来たよな。>
第22話  催眠術にかかった人々を守りデビラーと戦う哲夫とユリ。だがその頃催眠銃によって悪の心を植え付けられた勇二はSAT基地を破壊しようとしていた。
 敵はブレイカー。今回初対決で、念動力を使い、哲夫と勇二のバイクを出鱈目な方向に走らせる。
<街の人を助け、デビラーと戦う哲夫とユリ。でも街の人はあっという間に消えてしまってる。
 走って哲夫とユリの元に向かうあつし。そんなに近かったらSATカー使う必要が無かったような?
 基地を破壊するために戻ってきた勇二はまずブルコンに襲いかかる。やってることはブルコンの目を折り曲げるだけ。
 ブレイカーと対峙する哲夫は「貴様、ブレイカーだな」とか名前を言っている。多分これまでその名前は出ていなかったはずだが、よく分かったな。
 ブレイカーは念動力で勇二と哲夫のバイクのハンドルを操作しているが、そんな能力があるなら、同じ所グルグル回らせるよりも効果的に攻撃出来そうだが。>
第23話  ブレイカーから奪った催眠銃を分析する哲夫。一方勇二は一人ブレイカーと戦う。だが勇二を助けに飛び込んできたあつしが再び催眠銃の餌食とされてしまった。
 敵はブレイカー。念動力だけでなくテレポーテイションも出来る。
 催眠銃を分析する哲夫とユリ。そして孤軍奮闘する勇二。なんだかいつも勇二が貧乏籤引かせられることが多いような?
<基地の前で待ち伏せたデビラーと戦う哲夫。なんでデビラーは基地を攻撃しないんだろう?
 基地の中ではいつの間にかブルコンが直っていた。と言っても目の位置が前と同じになっただけだが。
 基地の機能ももう回復してるみたいで、催眠銃の分析を普通に行っている。勇二が壊した部分ってどの程度なんだろう?
 一人で勇二の元に行こうとするあつしだが、哲夫はそれを止めようとしてない。こどもの命を何だと思ってるんだ?
 やっぱり基地の前でユリを待ち伏せるブレイカーとデビラー達。なんで基地そのものを攻撃…
 普通の公園で戦っていた勇二だが、捨てられた場所は採石場みたいなところ。デビラー達は走ってどこまで移動したんだろう?>
第24話  悪の心を注がれたあつしにより絶体絶命の危機に陥る勇二。だがその勇二を救いに来た哲夫も又、ブレイカーにより翻弄されてしまう。そしてブレイカーによって三人は悪の心を注がれてしまい、幻の中で戦うことに…
 敵はブレイカー
 今回でやっと三人が変身。これまでの三話は全部生身で戦っていた。
<基地の前でブレイカーと戦っていたはずが、いつの間にか勇二のいるところに移動していた。車で移動するよりも早いんじゃないか?
 前にブレイカーと戦った時は哲夫は生身で優位に戦っていたのにグリーンファイターに変身して戦ったら終始押されていた。変身しない方が強かったりして?
 ブレイカーの銃は人に悪の心を注ぐ催眠銃だが、ファイター達に使用すると幻の中に入ってしまう。前に勇二が撃たれた時は悪になったが、ファイターになると違うのかな?
 登場の度にとんぼ返りをするあつし。別段それはそれで良いんだけど、何のためにやってるのかは不明。>
第25話  幻の中に入れられてしまったファイター達。その頃正気に戻ったあつしは、なんとかブルコンに連絡を入れようとしていた。
 敵はブレイカー。自らの身体を岩に変えて体当たりしてくる。
 ブレイカーの最後が描かれる。これまでファイターとしての戦いがほとんど無かったので、今回はたっぷり時間を取っている。
 幻の中にいるというトリプルファイターの姿は前衛舞踏を見ているよう。サイケな表現と言えようか。
<ブレイカーは倒れたが、催眠銃そのものについては何にも手を付けていない。でも最後のナレーションでは催眠銃の脅威が無くなったみたいなことを言っている。>
第26話 魔の9・8作戦をぶち砕け!

  監督:安藤達己
  脚本:鈴木俊継
 トリプルファイターの妨害で地球侵攻がなかなかうまく行かないデーモンは東京を火の海にする9・8作戦を発動する。手始めに勇二を標的に選び、そこでトリプルファイターを足止めし、その隙に広坪教授を誘拐する。
 敵はブラックバロン。今回は登場しただけ。
 デーモンによる東京壊滅作戦が発動された。トリプルファイターを足止めしつつ
 毎度のことだが勇二は酷い目に遭ってる。今回は鎖で手を縛られた上にデーモンカーに引きずられるという可哀想な役回りだった。
<デーモンカーにミサイルが付いたが、スバル360ではバランスが悪すぎる。
 わざわざSAT基地に通信を入れ、自分の作戦を得々と語るデーモン。自信たっぷりというか、単なる自慢話だけというか…
 さっきまでデーモンカーに引きずられていた勇二はすぐにバイクに乗って登場してる。どこで手に入れた?>
第27話  ファイターの前に現れた怪人ブラックバロンは殺人フラッシュを用い、三人を苦しめる。オレンジファイターに標的を絞ったブラックバロンに、劣勢を強いられるファイターだが…
 敵はブラックバロン。殺人フラッシュを使い、ファイターを苦しめる。
 今回は全編戦いの話(と言っても5分だけだが)。トリプルファイターも登場するのだが、合体した途端敵に逃げられるという、変身するだけ損な話だった。
 そして9・8作戦の全貌が明らかになる。9・8とは関東全体を揺るがす自身のマグニチュードを示すらしい。
<ブラックバロンの殺人フラッシュを連続で浴びて生きていたものは一人もいない。とはナレーションの言葉だが、それを証明するものはなにもない。と言うか、一発で倒せよ。
 で、3発も食らってる訳だが、誰も死んではいない。
 あまりの情報量の少なさに9・8作戦を推測出来ないブルコンはわざわざユリに連絡して「9・8作戦って何?」と聞いている。わざわざそんなことで連絡するな。>
第28話  ブラックバロンは広坪博士を脅迫するため娘の圭子を拉致する。その事を知った早瀬兄弟はデーモンカーを追う。だがその前に再びブラックバロンが姿を現す。
 敵はブラックバロン。殺人フラッシュをオレンジファイターにピンポイントで使用する。
 今回もメインは戦いで、オレンジファイターの孤独な戦いが展開。何度も殺人フラッシュを浴びつつ、それでも果敢に挑む姿が健気。
<ブルコンが哲夫と勇二に連絡する砕、「こちら、ブルコ〜ン」と気取った声を出してる。どこでそんなプログラムを入れた?
 オレンジファイターの危機に、崖の上から颯爽と現れるグリーンファイタートレッドファイター。でもレッドファイターは着地失敗して尻餅付いてる。
 オレンジファイターは都合7回も殺人フラッシュ受けている訳だが、まだ生きてるぞ。>
第29話  娘を人質に取られ、デーモンに協力することを承知した広坪教授。地震を起こさせぬよう、ブルコンに計算させる哲夫だが…
 敵はブラックバロン
 又しても勇二の受難が描かれる話で、戦いに出かける度に必ず酷い目に遭わされる。それが勇二の存在意義だ。
<自身の場所を計算する広坪博士は戸外でノートに鉛筆を使って計算してる。そんな簡単にできるものなの?
第30話  広坪教授によって人工地震装置が完成した。その使用を防ぐため、哲夫とユリが現場に急行する。だがその頃勇二は広坪教授の娘と共に崖下に落とされていた…
 敵はブラックバロン
 ブラックバロンとの決着が付く話。殺人フラッシュを多用するブラックバロンに、トリプルファイターに変身してもすぐに解除されてしまう。そんな中、それでも戦い続けるトリプルファイターの姿が描かれていく。
 この話では三回もトリプルファイターが登場している。珍しいことだ。
 トリプルファイター時を含めてオレンジファイターは都合14回も殺人フラッシュを浴びたことになるのだが、全然平気のようだ。「何度も浴びると死ぬ」という設定はどうなったんだろう?>
第31話 SATに平和の日はない!

  監督:鈴木俊継
  脚本:若槻文三
 デーモンの攻撃も一段落。夢を語りながらコーヒータイムを満喫していた。だがそんな中、デーモンはエレキラーを投入してきた。
 敵はエレキラー。これまでに400人を電気ムチで殺して来たという宇宙の殺し屋。
 エレキラー登場を時間をかけて描く。どれだけエレキラーが怖い敵なのかは、「実験」と称してデビラーを次々に血祭りにあげているところから。
 そして今回は「偵察」と称して哲夫が一人でパトロールに向かい、それで危機に陥ることになる。いつもは勇二の役回りだけど。
<ブルコンによれば、活動中のデーモンカーは一台だけだが、そこら辺を何台も普通に走ってるぞ。
 電気ムチの実験をするエレキラーはデビラーに向かって「これくらいで音を上げるな」と言ってるのだが、その直後、「これで400人も殺している」と言ってる…お前!
 エレキラーが持っている電気ムチは、鞭というよりは釣り竿に見えるな。>
第32話  哲夫からの連絡が途絶え、勇二は哲夫を捜しに行く。エレキラーの乗るデーモンカーを追う哲夫に合流するが、そこに現れたエレキラーによって二人は危機に陥ってしまう。
 敵はエレキラー
 エレキラーとの初対決。電気ムチの威力で哲夫と勇二はあっけなく敗北してしまった。今回はとても弱いな。変身もしてないし。
<ツッコミではないが、デーモンカーに乗っていたデビラーは5人。前回で一人殺されたため、デーモンカーが一台浮いている。そう言う場合、もっとデビラーを連れてくるべきでは?
 …と思ったら、哲夫と戦っているデビラーは5人いた。あれ?
 突然あつしを襲うデビラーだが、あつし一人に撃退されてしまった。なにやってんだか。そもそもなんで襲ったのかも説明はない。
 哲夫と勇二と戦っている最中にデビラーに攻撃してるエレキラー。前回「402人目(の犠牲者)はトリプルファイターだ」と言っていたけど、402人目はやっぱりデビラーになった訳か。>
第33話  哲夫と勇二を連行したエレキラーはSATカーに爆弾を仕掛ける。そんな事も知らず、廃棄されたSATカーに気付くユリだが…
 敵はエレキラー
 捕まってしまった哲夫と勇二の処刑。そして爆弾付きのSATカーに乗り込むユリの姿が描かれる。
<SATカーとバイクがないと、徒歩移動になってしまう。ユリは走って現場に向かっているようだが、そんな早く走れるの?タクシーでも使ったのかな?
 哲夫と勇二をアジトに連れて行こうとするエレキラー。デーモンカーに二人を乗せるのだが、両手を縛ってボンネットに乗せて連行している。なんで車の中に乗せない?
 エレキラーがSATカーに仕掛けたのは時限爆弾だが、時を刻む音が鳴り響いている。これで分からないユリも変だ。
 処刑場に哲夫と勇二を連れてきたエレキラー。さっきとおんなじような原っぱなんだが、だったらそこで処刑してもなんら違いがないような?
 二人の処刑方法は、車に乗せたまま、デーモンカーを激突させるというもの。二人が死ぬよりも先に車の方が壊れそうだな。
 でも実際は車はぶつかる直前でブレーキをかけているので、単に二人をむち打ち症にするくらいしか効果がないような?
 エレキラーは電気ムチで二人を殺すと前に言っていたけど、全く使う様子がない。遊んでないでさっさと処刑しろよ。>
第34話  SATカーに取り付けられていた時限爆弾に気付いたユリは、なんとか爆弾を解除し、哲夫と勇二の救出に向かう。一方二人は牢獄に閉じ込められていた。
 敵はエレキラー
 二人の内一人が必ず死ぬと言う牢獄に閉じ込められた哲夫と勇二の葛藤が描かれる。一人が死ぬなら一人は逃げられるというジレンマに、兄弟愛で答える二人。
<一人が体当たりしたらガラスが割れると聞いた勇二は、とりあえず哲夫を気絶させる。で、自分がガラスに体当たりするのかと思ったら、腕を縛る縄をほどきにかかっている。何をやってるのかね?
 結局今回は4話を過ぎるまで一度も変身してないトリプルファイター。前回は3回も合体してることを考えると、極端だ。>
第35話  なんとか牢獄を脱出することが出来た哲夫と勇二。そこに遅れてやってきたユリと共に、エレキラーに立ち向かっていく。
 敵はエレキラー
 ようやくトリプルファイターが登場。
<勇二は小型爆弾を持っていたため、それで牢を破ることが出来た。要するに両手が自由になっていさえすれば逃げられた訳だな。だったら哲夫を気絶させる意味はないんじゃないか?
 ふらふらになって勇二に突いていく哲夫だが、デビラーが現れた途端、元気に立ち回ってる。
 エレキラーの電気ムチは必殺武器のはずなのだが、全然使おうとしてない。何のための武器なんだろう?
 オレンジファイターの合流は、グリーンファイターとレッドファイターのテレパシーによるもの。そんな事ができるんだったら、もっと早く合流出来ただろうに。
 トリプルファイターに接近戦を挑むエレキラー。その間合いでは鞭は使えないんだけど。実際全く鞭使う暇もなくトリプルファイターに倒されてしまった。>
第36話 たたかえ! オレンジ・ファイター

  監督:安藤達己
  脚本:若槻文三
 デビル星から呼び出されたテロルはトリプルファイターの変身を阻止するためユリを標的とする。だがデビラーはユリと同じ服を着ていた女性を間違って襲ってしまう…
 敵はテロル。デビル星からやってきた殺し屋。予備の心臓を持ち、一度は死んでも復活する。
 やってきたテロルは「これまでの怪人は馬鹿ばかり」と豪語するが、やってることはいつもとあんまり変わってない。
<「デビル星広しといえども予備の心臓を持って歩いているのは俺だけだ」と豪語するテロル。なんで持ち歩く必要があるんだ?
 デーモンから叱責を受け、前任者の怪人を悪く言うことを控えるテロルだが、デーモンの声が聞こえなくなった途端、再び悪口を言っている。悪い中間管理職っぽい。
 基地に活けた花を「綺麗でしょ?」とブルコンに聞くユリだが、ブルコンは「ユリさん昨日と同じ」とだけ答えていた。コンピュータだから仕方ないというか、コンピュータだからこそ、その違いを感じるものでは?
 ユリと間違えて関係ない女性の車を追うデビラー達。ユリが乗ってきた車と違うんだが、それを間違えるか?
 白っぽい服を着て基地に来たユリだが、基地から出た時はいつものオレンジの制服を着ている。最初からこれで来てれば問題無かったんだが。>
第37話  ユリと間違えられてしまった女性を王デーモンカー。そしてその車を追うユリと勇二。だがその女性を誤ってテロルは狙撃してしまう。
 敵はテロル
 ユリに間違えられた女性の逃走劇。それだけ。
<ユリの車と間違って女性の車を追うデビラー。でもその直後からユリの車が走ってるんだが、間違えって気がつかないか?バックミラーくらい見ろよ。
 SATカーの攻撃を受け、デビルカーから這い出るデビラーはすぐに倒れて消滅してしまう。車は無傷なんだが、なんという弱い敵だ。
 ユリと勇二を襲う複数のデビラー。でもちょっと戦っただけで蜘蛛の子を散らすように逃げてしまう。生身の人間にそれじゃ弱すぎるだろ。
 間違えられた女性を狙撃するテロル。最後までその勘違いに気がつかない。やっぱりこいつも馬鹿なんじゃないか?
 その女性を狙撃するテロルだが、三発も撃っていながら一発も当たってない(一発当たったような気もするが、それでも普通に逃げてるから、当たってないんだろう)。
 何故か田舎の吊り橋に偶然いるアツシ。女性とぶつかってしまう。
 「オレンジファイターの変身が見たい」と言いつつ、催眠ガスを投げつけるテロル。それじゃ変身も出来ないだろ。
 で、ようやく勘違いに気がついたテロルはデビラーに「間違いを教えやがって」と足蹴にした挙げ句、「この女をSATの新隊員とする」とか勝手に言ってる。自分の失敗を無かった事にするのか?凄い性格してる。>
第38話  ユリに間違えられた女性を守ろうと、そこに居合わせたアツシはSAT基地に連絡を入れつつ、時間稼ぎをする。アツシの活躍で助かった女性は前田マヤと名乗る。
 敵はテロル
 ユリに勘違いされた女性とユリ本人が仲良くなる話。しかし自分と一緒にいると敵に狙われるということから、友情はユリの方から打ち切られてしまう。
<ブルコンはテロルのことを知らないが、「信用出来る筋からの情報によると」テロルは心臓を二つ持っているそうだ。その「信用出来る筋」ってなんなんだ?
 自分と一緒にいると狙われるからという理由でマヤから離れるユリ。でも一度狙われている以上、ユリがいようがいまいが狙われるのでは?案の定狙われてるけど。
 「俺の心臓を狙え」と言い、わざと狙撃させてユリの弾切れを待つテロル。それにしても命を差し出すとは、結構良い奴なんじゃないか?
 3話使ってトリプルファイターは誰も変身してないな。珍しい。>
第39話  オレンジファイターに変身したユリは辛うじてテロルを撃退する。だが狙撃されてしまったマヤに責任を感じたユリは一人でテロルを倒すと宣言する。
 敵はテロル
 ようやく本式の戦いが展開…と思ったら、SATカーで生身のデビラーを追い回すだけだった。
 デビラーには心臓がないという事実が発覚。だから笑って死んでいけるのだとか。原理は分からないけど。
<わざわざユリをオレンジファイターに変身させておいて、ちょっと戦ってすぐに逃げるテロル。何をしたかったんだ?
 パリのSAT本部から通信を受けたブルコンは、何故かフランス語混じりで話している。お茶目なコンピュータだ。
 デーモンから叱責を受けたテロルは、ついに「水晶玉の中からぶつくさ言いやがって」とかぶつくさ言ってる。やっぱり嫌な上司だよな。
 デーモンによれば、デビル星人は正々堂々と戦うべきだという。今までの作戦はその真逆だったような?
 デーモンがテロルを気に入らないのは心臓を二つも持ち歩いているからだとか。結構小さい。
 今回もグリーンとレッドの変身はなし。ここまで変身を引っ張るか。>
第40話  マヤを人質に取られたユリは、罠と知りつつテロルから指定された場所へと向かう。
 敵はテロル。二つの心臓を破壊されて倒された。
 やっとグリーンとレッドの変身を含めてトリプルファイターの活躍が描かれる。変身したらあっという間だった。
<あれだけの目に遭ってもユリに「お友達になって」というマヤ。普通避けるだろ。
 安全地帯からユリを狙撃するテロル。だけど一発も当たってない。一話目からずーっとだが、実は射撃が下手なんじゃないか?
 トリプルファイターにしないためにオレンジファイターを狙っていたテロルだが、三人が集まった時になんの策も持たない。
 一度倒れても予備の心臓で復活するテロル。あれ?前にユリに撃たれて一つ目の心臓は潰れたんじゃなかったか?>
第41話 グリーン・ファイター 応答せよ!!

  監督:安藤達己
  脚本: 高際和雄
 宇宙研究所で開発中のレーザー光線に危機感を覚えたデーモンは怪人クラッシュにマイクロフィルムの強奪を指令する。宇宙研究所で謎の死体が出たというニュースを知った早瀬兄弟は早速出動する。
 敵はクラッシュ。レーザー光線のマイクロフィルムを奪うために派遣された怪人。
 早瀬三兄弟の哲夫とユリの二人が狙われる話。今回はユリとアツシが襲われている。
<「僕も一緒に戦う」と勇ましいアツシに腹パン食らわせて気絶させるユリ。児童虐待にとられかねないぞ。
 デーモンの指令に「デビラ」と答えるクラッシュだが、声が変だ。>
第42話  SATカーが基地へと帰還したが、そこに乗っているはずのアツシの姿がなかった。緊急出動した勇二はデーモンの姿を追う。
 敵はクラッシュ。手にした光線銃でグリーンファイターとオレンジファイターを異次元に飛ばし、デーモンの元へと連れて行く。
 舞台は伊豆シャボテン公園に。ちゃんと看板も出ている。ヒドラ(グリフォン)の背に乗って戦ってる。器物破損が怖いが、この時代は結構こう言うのもありなんだな。
<シャボテン公園で戦うグリーンファイターとオレンジファイター。ちゃんと入場券買った?>
第43話  グリーンファイターとオレンジファイターをデーモンの元へと送ったクラッシュ。
 敵はクラッシュ
 オレンジファイターに続き、グリーンファイターまでもが敵の手に落ちる。最後に残されたのは勇二のレッドファイターのみ。
<デビラーと戦うグリーンファイター。でもなんかふらふらになってるぞ。ファイターキックしか使ってないし。
 クラッシュの手にした銃に当たらないようジャンプして攪乱するグリーンファイター。でも、着地しないといけないので、そこを狙われてしまった。当然と言えば当然の話ではある。
 哲夫とユリを捕まえたデーモンは二人を改造して自分の部下にしようとする。そんな事せずにさっさと殺していれば…
 SATカーを阻むように前方から現れたデーモンカー。でもちゃんと交通法規を守って左側通行している。これでは足止めにならないと思うが?
 シャボテン公園の中をデーモンカーが走っている。良いのかな?
 「ここはデビラーどもの悪の巣だ」というナレーション。シャボテン公園のイメージを壊そうとしてない?>
第44話  シャボテン公園で一人デビラーの群れと戦うレッドファイター。彼の前に現れたクラッシュによって、兄弟が人質に取られていることを告げられたレッドファイターだが…
 敵はクラッシュ
<グリフォンの背中の羽根に乗って戦ってるシーンがあるが、これはかなり危険じゃないか?いや、人間よりも像の方が。
 今回は哲夫とユリが気絶しているため、台詞は無し。
 拘束を解き、哲夫とユリを助けようとするアツシ。子どもに翻弄される悪の組織ってのも情けないもんだ。
 デビラーに対してファイターチョップをお見舞いするレッドファイターだが、やってることと声が合ってないぞ。>
第45話  いよいよ哲夫とユリの改造手術が行われようとしていた。そんな時、哲夫の頭に勇二のテレパシーが届く。
 敵はクラッシュ
 トリプルファイター登場の話。グリーンファイターが怪我をしてるため、あんまり長く合体することが出来なかったが、根性で再び合体してクラッシュを倒す。
<デーモンの改造手術というのは椅子に座らせたまま行うらしい。しかも拘束されてないため、目を覚ました哲夫はすぐにデビラーに襲いかかっている。
 そして目を覚ました哲夫の目の前には盗まれたマイクロフィルムが…って、都合良すぎ。
 ところでマイクロフィルムという割にはかなり大きいんだが、よくこれで分かったな。
 グリーンファイターが弱っているため、合体が長く持たない。でも数十秒休んだだけで再び合体可能に。都合良い話だ。
 結果として、今回登場したクラッシュは銃を撃つだけの存在で終わってしまった。>
第46話 本部緊急指令! パリからの女

  監督:大塚莞爾
  脚本:若槻文三
 哲夫が設計していた新兵器が出来たと言う連絡を受け、哲夫はSAT秘密工場へと向かう。その時、SATパリ本部から連絡が入り、秘密連絡員S48からマイクロフィルムを受け取るようにと指令が下る。出動する勇二とユリだが、その前にブラック・キラーが現れる。
 敵はブラック・キラー。デビル星から派遣されたスパイ要員で、秘密連絡員S48の持つマイクロフィルムを奪おうとする。
 SATの新兵器が登場するという話だが、同時に怪人のマイクロフィルムを巡っての攻防が描かれる。
<哲夫の設計した武器を何も知らない勇二とユリ。敵を騙すにはまず味方から?
 ブラック・キラーが狙うのはブラック・キラー自身の弱点が記されているマイクロフィルム…もっと違った怪人を出すべきでは?ひょっとして地球に来る怪人は一回につき一体だけなのか?
 それにしてもパリ本部はどうやってブラック・キラーの弱点を知ったんだろう?知ったならば別段マイクロフィルムにする必然性もなさそうだが?>
第47話  S48との接触を前に、S48からデーモンに尾けられているという連絡を受けた勇二は新しい待ち合わせ場所へと向かう。だが、それも又ブラック・キラーに突き止められてしまう。
 敵はブラック・キラー
 勇二の活躍が描かれる話。珍しくスーツなんか着込んで待ち合わせ場所へ向かってる。車もSATカーではない。
<アツシから哲夫と勇二の居場所について聞かれるユリは「哲夫兄さんは秘密工場にいる」とあっさり答える。それ答えたら秘密の意味は?
 スパイ探知機を「梅干し探知機」と計算するブルコン。本人曰く「ああ、計算にすっぱいした」だそうだ。
 そう言えばいつの間にか勇二はいつもの制服に着替えてるな。>
第48話  S48とマイクロフィルムを守るため、一人戦う勇二。そんな勇二の元へと急ぐSATカーのユリだが…
 敵はブラック・キラー
 哲夫不在のまま戦う勇二とユリの活躍が描かれる。
<アツシに体をいじられて「くすぐったい」とか「痒い」とか「寒い」とか言うブルコン。最後に扇風機を回すようにアツシに頼んでる。何故か頭に扇風機乗せられて、「あー涼しい」とか言ってるけど。
 ブラック・キラーから力が倍になると言う装置を付けられたデビラー。でも単にグローブを付けただけ。
 勇二を徹底的にいたぶるデビラー。一方のブラック・キラーはただ突っ立ってるだけ。S48を攻撃しないの?
 S48もデビラー相手に戦ってるけど、完全に腰が引けてる。あれじゃ攻撃にならないよ。
 それにしても何で勇二もユリも変身しないんだ?ナレーションでも言ってた。>
第49話  SATカーも破壊され、絶体絶命の危機に陥った勇二とユリ。そこに颯爽と現れたのは新兵器SATバギーを組み立てたばかりの哲夫だった。
 敵はブラック・キラー。
 いよいよ新兵器SATバギーが登場。颯爽と現れるその姿は格好良いけど、既にSATカーもあるし、あんまり役に立たないような?
<攻撃の手を休めるブラック・キラーの作戦はグリーンファイターをおびき寄せるためだった。なんでわざわざ三人揃える必要性がある?実際哲夫来た途端形勢逆転してるし。>
第50話  哲夫のSATバギーの登場によって一気に形勢逆転したかのように見えたが、デビラーたちの特攻攻撃で苦戦する早瀬三兄弟。
 敵はブラック・キラー
 この話では、なんと最終話まで誰も変身しなかった。変身した途端トリプルファイターになって終わってしまうのだが。
<ブラック・キラーの弱点を記したマイクロフィルムを巡っての攻防だったはずだが、結局それはなんの役にも立たなかった。
 ブラック・キラーの最強の技はデビラーにエネルギーを注入して爆弾化したデビラーを投げつける技。味方を犠牲にする技かよ。
 最後にSATバギーでデートとしゃれ込む勇二とS48。でもその辺の原っぱを走り回ってるだけ。>
第51話 恐怖の細菌爆弾!

  監督:大塚莞爾
  脚本:近藤 正
 ユリはSATカーでパトロール中。調子の悪いブルコンを修理する哲夫を尻目に、悪い予感を覚えた勇二はSATバギーでユリの元へと向かう。そして勇二はアタッシュケースを盗み出したデビラーと遭遇するのだが、もみ合う内にそのアタッシュケースは牧師が間違って持って行ってしまう。
 敵はクモデラン。蜘蛛の糸のような縄を使い、敵を絡め取る。宇宙細菌デロンを奪うために派遣される。
 地球を滅ぼしかねない恐ろしい最近が間違えられて一般人の手に入ってしまうという話。
<宇宙細菌の入ったアタッシュケースを乱暴に扱うデビラーと勇二。もしそこで中身が漏れたらどうする?
 SATバイクを颯爽と駈る哲夫。でもなんだか妙にへっぴり腰だぞ。>
第52話  牧師の持っているアタッシュケースを間違えて持って行ってしまうデビラー。そうとは知らず、デビラーを追った哲夫は、それが間違いであることに気付くのだが…
 敵はクモデラン。デーモンも本人も「クモデロン」と言っていた。
 間違えられた鞄を巡っての追いかけっこ。何度も鞄は落とされ、その度毎に何故か同じ牧師がそれを拾ってしまう。
<アタッシュケースは牧師が持っているとあっという間に気付くデビラー。結構察しがいいじゃん。
 牧師さんの車に乗り込んでしまうアツシ。この子、どこにでも現れるな。
 デロンを搭載したデビルカーを機関銃で攻撃するユリと勇二。だから中身漏れたらどうする気だ?
 アタッシュケースを持ったデビラーを三人がかりでタコ殴りする早瀬兄弟。なんか弱いものいじめみたい。
 クモデランの罠にはまり、三人とも捕らわれてしまう早瀬兄弟。ここで始末すればいいのに、アタッシュケースだけ持ってクモデランは去ってしまう。
 宇宙細菌をどうするんだ?という問いに、律儀にちゃんと答えてくれるクモデラン。なかなか素直な奴だ。>
第53話  クモデランが奪った鞄は牧師のものだった。本物のデロンを持ってこないと死刑と言われたクモデランは、再び牧師を狙う。
 敵はクモデラン
 又してもアタッシュケースが間違いであったため、又しても狙われる牧師。なんか不幸な人だな。いかにも暢気そうで、全然危機感感じられない人だけど。
<結局縄で早瀬兄弟を捕らえたのに、それ以上何もしてないクモデラン。なんで始末しない?
 牧師の車の前で通せんぼうをするアツシ。どこから現れた?
 デビラーと戦ってた勇二の方が何故か先に離脱した哲夫やユリよりも早く現場に着いていた。どうやって?
 最初に戦ってた場所は田園調布だったようだけど、次の瞬間には採石場に移ってる。そんな近くにあるか。
 空中ジャンプをしてアタッシュケースを手にした勇二だが、そのまま崖からずり落ちそうになってる。物理的にはおかしな構図だよな。>
第54話  宇宙細菌デロンの鞄を狙い現れたクモデランとの死闘が続く。鞄は次々に敵味方に渡るが、最終的に…
 敵はクモデラン
 鞄の在処は二転三転。やっぱり牧師の手に渡る羽目に。簡単にクモデランに奪われてしまった。
<クモデランの使う糸は1話目は白い糸だったが、普通の投網も併用してるようだ。ごくごく普通の網のようだが、脱出にはえらく苦労するようだ。
 鞄を奪い返そうと、牧師さんは採石場までやって来た。なんでそんな面倒なことを?
 まるで鞄を武器のように使ってクモデランを殴る哲夫。だから中身…
 鞄を持って逃げるアツシは無意味に前転しながら。見せ場だから?
 今回もここまで全員変身なし。変身してればこんな危機も防げたような気がするんだが。>
第55話  ついに宇宙細菌デロンはクモデランの元へ。だがユリはデーモンの秘密基地を発見していた。待ち伏せをかけ、クモデランから鞄を奪い取るユリだが…
 敵はクモデラン
 ようやく全員変身。あっという間にトリプルファイターになってあっという間に決着が付いてしまった。
<たまたま洞穴があったからと中に入ったら、そこがデーモンの秘密基地。なんというご都合主義。
 基地という割には中には誰もおらず、デーモンの水晶玉だけがクモデランに指令していた。なんか間の抜けた話だ。
 グリーンファイターとオレンジファイターに変身してクモデランと戦う哲夫とユリ。でもやっぱり鞄は武器になってる。だからそんなもんで殴っちゃいけないと…
 別段トリプルファイターにならんでも、三人でタコ殴りしてた方が強いような気がするんだけど。>
第56話 スリラー館の対決!

  監督:安藤達己
  脚本:若槻文三
 改造デーモンカー行動開始の連絡が入り、出動する早瀬三兄弟。だが哲夫がデーモンカーを追っている内に勇二とユリの前にゴーストンが現れる。
 敵はゴーストン
 改造デーモンカー出現。SATバギーの出現によってデーモン側も危機感を覚えたのか?なんだか透明の車っぽい。
 今回登場したゴーストンは勇二とユリの前で高笑いをするだけ。ただ、通常のデーモンカーを追っていたはずの哲夫が突然姿を消してしまった。
<やることがないから退屈でブツブツ文句を言うブルコン。高性能なんだろうけど、文句を言う回路とかは付けない方が良いのに。
 改造デーモンカーを追う勇二とユリの背後から「デーモンの恐ろしさを知るが良い」とか言っているゴーストン。これまで散々恐ろしさは出てるよね。全部失敗してるけど。>
第57話  改造デーモンカーを追う勇二とユリ。そのデーモンカーは6分3秒の間姿を消すと言う事が分かったが…
 敵はゴーストン。早瀬三兄弟を狂わせて自分の手下にすると言っている。
 改造デーモンカーを追う早瀬三兄弟。だがゴーストンはそれぞれに罠を仕掛けていたという話。哲夫は何をしているのか今ひとつ分かってないけど。
<改造デーモンカーは普通のデーモンカーとほぼ同じ。ただボンネットに銀紙が貼ってあるけど、それが装置って設定なのかな?
 いつに増して今回のユリのスカートは短いな。危なく中身が見えるところだぞ…サービスなの?
第58話  死んだはずのデビラーが起き上がって動いているという異常事態を見守る哲夫に勇二とユリが合流した。そのデビラーを追う三人は廃屋にたどり着く。
 敵はゴーストン
 改造デーモンカーを追う話が、ゾンビ化したデビラーを追う話にシフト。そしてゴーストンが待つ幽霊館へ。これまでの話とは異なり、ホラー要素の強い精神的な話になってる。
 そしてゴーストンの狙いがユリであることが発覚。ユリ一人が幽霊屋敷に迷い込んでしまう。
<外から見たら廃屋だけど、中に入ったら普通の家っぽいな。どうやって雨風凌いでたんだろう?>
第59話  謎の館に迷い込んだユリの前に次々に奇怪なことが起こる。迫る自分自身の影に怯えるユリ。一方、そんなユリを助けようと館に足を踏み入れる哲夫。
 敵はゴーストン。姿を消せるだけでなく、頭部から放たれる光線は精神を冒してしまうことが分かった。
 逃げられない館の中でお化けと対峙するユリの姿が描かれる話。
 ユリを助けに行ったところ、そこにはスピーカーが。デーモンってこんな作戦も立てられるのね。
 ようやく勇二がレッドファイターに変身。やっと敵と顔を合わせることが出来た。随分のんびりした登場だこと。
<この館、どうやら外からは廃屋だが、地下にちゃんとした部屋があるらしい。なるほど。
 この館が出来損ないのデビラーを破壊する解体工場だった。でもなんで調度品が普通の家なんだろう?>
第60話  ついにユリを見つけ出した哲夫。一方ゴーストンと戦う勇二のレッドファイターは苦戦を強いられていた。
 敵はゴーストン
 ゴーストンは結局目的だったユリは助け出され、自分もあっけなく倒されてしまう。もったいぶって登場した割にはあっけない。ユリが戦線離脱している間にレッドファイターとグリーンファイターを倒していれば良かったのに。
 結果として改造デーモンカーは全く分からなかった。これが後に影響あるのかな?
第61話 孤独のケリー

  監督:安藤達己
  脚本:高際和雄
 トリプルファイター撃滅のためデーモンは最強の戦士ブラック・サンダーを呼び寄せる。トリプルファイターに挑戦するブラック・サンダーだが、そんな戦いを見ている一人の男がいた…
 敵はブラック・サンダー。デビル星最強の戦士という触れ込みの魔人で、手にした杖から必殺のサンダーフラッシュを発する。
 今回はブラック・サンダーの強さと謎の男の登場で終わる。あんまりにもあっさりしてるため、ツッコミも入れられない。
第62話  ブラック・サンダーの指定する決闘場へと向かう哲夫とユリ。だがそこにもう一人の男が向かっていた。先にブラック・サンダーと戦うその男は、ブラック・サンダーの必殺技サンダーフラッシュに立ち向かっていく。
 敵はブラック・サンダー
 敵の必殺武器サンダーフラッシュをいとも安く跳ね返す武器を持った男が登場。やっと名前がケリー岩崎と言う事が分かる。
 そしてその武器に危機感を持ったデーモンはデビラーにケリーの後を追わせる。
<一人生身でデーモンに立ち向かうケリーにブラック・サンダーがかけた言葉はモロに自粛用語。相手を馬鹿にするのに正気でないという意味の言葉を使うのは昔は当たり前だった訳だが。
 おお、2話目にしてもう変身してる。最近最終話まで変身しないことが多かったからなあ。
 ケリー岩崎が持っていたのは光線消滅機というらしい。普通に銃のように撃っていたけど、攻撃能力もあるのか。>
第63話  光線消滅機を狙いデビラーはケリー岩崎を襲う。そこに駆けつけた哲夫とユリはケリーを助けるが…
 敵はブラック・サンダー
 ケリーの孤独な戦いが展開する。孤独って言ったって、一人で意地張ってるようにしか見えないが、それも演出だ。
 そんなケリーに、戦う訳を聞こうとするユリ。結局SAT本部から情報が来て、ケリーも又デビル星によって滅ぼされた星からやって来たSATの一員であったことが分かる。ただし、あくまで一人で戦うということで、SAT本部も手を焼いてるとのこと。
 今回は哲夫がグリーンファイターに変身してブラック・サンダーと戦ってはいる。まだサンダーフラッシュは出てないけど。
第64話  ブラック・サンダーの直撃を受けたグリーンファイターは変身を解除されてしまう。そんな哲夫を救ったのは光線消滅機を持つケリー。命を助けられた早瀬兄弟は、ケリーを守ることを誓う。
 敵はブラック・サンダー
 ケリーが拒否しようとも助けようとするユリの姿と、そんなケリーに伸びる魔の手。結果として光線消滅機が破壊されてしまうまで。
<ブラック・サンダーに対しては光線消滅機を向けるが、デビラーにはナイフで立ち向かうケリー。危険度はたいして違わないと思うけど、その差は何?余裕か?
 ケリーは手に光線消滅機を持っていたはずなのだが、いつの間にか車に置いてあった。どうやって車に戻したんだろう?>
第65話  ブラック・サンダーの罠にはまり光線消滅機は破壊されてしまった。重傷を負ったケリーを救おうとオレンジファイターとなってデビラーと戦うユリ。
 敵はブラック・サンダー
 ケリーの完結篇。孤独な戦いを強いられたケリーもユリの呼びかけによって少し心を開いたようだ。
<“デビル星最強”の異名を持つブラック・サンダーだったが、強いのは手にした杖だけだった。
 結局サンダーフラッシュがあろうが無かろうが戦闘そのものにはあんまり差がなかったような?>
第66話 極秘指令! デーモンのスパイを消せ

  監督:鈴木俊継
  脚本:若槻文三
 パリからブルコンに通信が入る。それはなんと哲夫がデーモンのスパイであるという衝撃的なもの。ブルコンは哲夫が出動している間に勇二とユリにその事を告げる…
 敵はブルー・コンドル。精巧な人造人間を使う怪人で、7つの惑星を滅ぼしたというシルバー・スティックを使う。コンドルよりも獰猛で頭がいいらしい…全然自慢になってないけど。
 哲夫が裏切った?という衝撃的な物語。今回はあくまでその導入。当然勇二とユリはその事を信じないが、本部から送られた写真は
<ブルコンは感情を持つため、何かとんでもないことが起こると「ショック、ショック」と言い、まるでしゃっくりのような状況になってしまう。改めて、随分高性能だ。>
第67話  ヨーロッパで暴れ回っていた哲夫そっくりの人物はブルー・コンドルが作りだした高性能の人造人間だった。だがその事を知らない勇二とユリは、哲夫を監視する。そんなユリは怪人ブルー・コンドルと話している哲夫の姿を目撃してしまう。
 敵はブルー・コンドル。
 視聴者にとってはあっという間に哲夫の疑いは晴れたが、勇二とユリにとってはそれはまだ謎。
<哲夫はヨーロッパで暴れ回っていたということだが、問題として早瀬兄弟は日本から出てないという事実。なんでそれで哲夫が犯人になってしまうのやら。
 ボンネットに大きな砲塔を付けた改造デーモンカーが登場。でもその砲塔がぶらんぶらん揺れてるから、とても武器には見えない。>
第68話  哲夫がデーモンのスパイと思い込んだユリ。だがその事をどうしても言い出すことが出来なかった。
 敵はブルー・コンドル。
 苦悩するユリと勇二の姿を描く話。SAT本部からの命令も非情なもので、それに従わねばならないと思い込むユリの苦悩が見所。
<SAT本部から下された命令は、「早瀬哲夫を処分せよ」だった。機材かよ。
 必殺武器シルバー・スティックを使うブルー・コンドル。そのかけ声は「よいしょ」。随分気の抜けたかけ声だ。>
第69話  ユリの前に現れた偽物の哲夫。それで全てを察したユリ。だがSAT本部は哲夫抹殺のための職員を送り込んでいた。
 敵はブルー・コンドル。
 ようやく哲夫の無罪が分かるのだが、今度はまだ事情を知らない本部からの刺客に追われる話となる。
<「お前の役目は終わった」と言って人造人間を破壊するブルー・コンドル。前に「一番信用する部下」と言ってたんだが。
 SAT本部からやって来た職員に、「言っても分からない」と鉄拳制裁する勇二。余計状況がまずくなるだろ。>
第70話  シルバー・スティックを持つブルー・コンドルと戦うグリーンファイター。だが、万能武器シルバー・スティックの威力は強く、劣勢を強いられてしまう。そんな中、SAT職員を振り切り、哲夫の元へと急ぐ勇二とユリの姿があった。
 敵はブルー・コンドル。
 哲夫がデーモンのスパイという容疑は晴れ、大団円となる。些か単純すぎるきらいはあるが、緊張感は持続していた。
 いつものように怪人を倒せば終わりって訳じゃないのが面白いところ。
<万能武器というシルバー・スティックだが、使用法は棍棒のように殴りつけるだけだった。武器の意味がないんじゃないかな?
 最後に見つけた哲夫そっくりの人造人間は時限爆弾が積まれていた。ちゃんと時計の音がするのが親切。>
第71話 恐怖の目が死のウインクだ!

  監督:鈴木俊継
  脚本:若槻文三
 仲間を700人も殺した罪でデビル星で120年も服役中のホラーアイに釈放を条件にトリプルファイター殺害が命じられた。
 敵はホラーアイ。デビル星で仲間200人を殺害して服役中の怪人。手にしたホラーガンとウィンクボーンが武器。時速800キロで走ることも出来る。
 ついにデーモンは収監されていた凶悪犯まで戦線に投入する。人手不足も甚だしいが、こいつに任せると地球も滅びる可能性があるらしい。
 今回は登場しただけで終わりって感じ。
<配下のデビラーまで次々と殺害するホラーアイだが、わざわざ走って殺し回ることも無かろうに。>
第72話  パトロール中、死んだデビラーを発見したユリの前にホラーアイが立ちふさがる。ホラーガンの攻撃を受け、動けなくなってしまったユリだが…
 敵はホラーアイ
 前回登場したと思ったら、あっという間に直接対決。展開が早い。それにこのところ早瀬兄弟の変身が遅かったが、ここでもう変身してる。
 ユリを拘束したホラーアイにデーモンは更なる攻撃を指令。それに対し、あくまで余裕のホラーアイ。流石凶悪犯と言うだけはあって、デーモンの言葉も聞かないらしい。
<ユリを殺さなかったことをデーモンに責められたホラーアイは目から涙流して助命を願う。ものすごい量の涙だ。泣いてても語調は変わらないのね。
 で、トリプルファイターに挑戦するホラーアイだが、適当に採石場に行って「出てこーい」と叫んでるだけ。これじゃ出てこないだろう。>
第73話  早瀬兄弟を求め、移動しながら町を破壊していくホラーアイ。その目標が原子力発電所であることを突き止めた哲夫と勇二は先回りするが…
 敵はホラーアイ
 前回ラストでただ叫ぶだけだったホラーアイは、今度は原発をターゲットに定める。流石にこうなると出動しないといけなくなるが、ユリは負傷中で、哲夫と勇二の二人だけで戦わなければならなくなる。
 だがユリも責任を感じたようで、無理矢理出撃。
<ところで原発を爆破するって作戦だが、ホラーアイ自身はどうなってしまうんだろう?>
第74話  ホラーアイの不意打ちを受けた哲夫と勇二は負傷してしまう。なんとか戦おうとする勇二だが、ホラーガンの攻撃を受けてしまう。
 敵はホラーアイ
 早瀬兄弟絶体絶命。ここまでの危機になるのは、本作では初めてかも知れない。身動きの取れない勇二にデビラーがやりたい放題。
<折角気絶している哲夫を放っておき、元気な勇二を痛めつけるデビラー達。もっとやりようがあるだろうに。>
第75話  絶体絶命の勇二はテレパシーでユリを呼び出し、哲夫と共にやっとトリプルファイターに変身出来た。
 敵はホラーアイ。トリプルファイターに最後の武器のマントを使った攻撃をかけるが、敢えなく散った。爆発はせず、泣きながら静かに息絶える。
<最初のナレーションで、「勇二はホラーガンの餌食となった。ユリもホラーガンで負傷した」とあるが、哲夫のことはなんにも言ってないな。
 1話目から言われていたホラーアイの最後の武器はマントによる攻撃だったが、なんだか簡単に燃えてしまった。一体なんだったんだ?
 ホラーアイの死は、泣きながら静かに。なんというか雰囲気ある死に方だな。でも、意地悪な観方をするなら、折角涙を流すギミックを付けたので、もう一回くらい使いたかったんじゃないかな?>
第76話 日本列島襲撃作戦

  監督:大塚莞爾
  脚本:若槻文三
 デーモンの新たな計画は、日本列島を徹底的に破壊し、デーモン列島を建設するというデーモン列島作戦を発動する。そのため、デビル星の超エリート、バービーブーを呼び寄せる。
 敵はバービーブー。凄い名前だが、こう見えてデビル星の超エリート。
 日本全体を攻撃し、デーモン帝国を築き上げるという規模の大きい話となっている。ただし、やってることはいつもとたいして違いがない。
 特殊デーモンカーが次々と現れる。大きさは同じで300人のデビラーを乗せることが出来るのもあるが、どうやって乗せるのかは全く語られていない。
 早瀬兄弟にも休暇がある。だけど3時間だけだそうだ。
<今回の作戦はデビル星の国家予算の半分がつぎ込まれたそうだ。作戦失敗したら星そのものが駄目になるんだが。
 ブルコンによると、デビル星にSATのエージェントが潜り込んでいるそうだ。SATって地球の組織だったと思ったけど、随分大きな組織だったんだな。
 ユリに倒されたデビラーは「バービーブー」と敬礼しながら死んでいく。とても間の抜けた格好だ。
 大攻勢が始まると知った途端「逃げなきゃ」と言ってSAT基地から出て行ってしまうアツシ。子どもだけに欲求に忠実なんだね。>
第77話  デーモンの大攻勢を知った早瀬兄弟はデーモンの動きを探り始めたが、時既に遅く、怪人バービーブーによる作戦は発動されてしまう。日本中を砲撃するバービーブーの居場所が分からず、焦る兄弟だが…
 敵はバービーブー。自分自身の能力よりも指揮官としての能力が高いようで、確かにエリートと言われるだけのことはある。
 嵐の前の静けさが終わり、デーモンによる大攻勢が始まる。日本各地が爆撃されているが、それらは基本的にバンク。
<通信でブルコンは「(バービーブーの)居場所もホッテントットもない」とか言ってる。ホッテントット?
 前回基地から逃げていたはずのアツシがちゃっかり基地に戻っている。>
第78話  怪人バービーブーの居所を突き止めた早瀬兄弟は現場に急行するが、バービーブーは哲夫に毒ガスを放ち、姿を消す。後日SAT基地にはバービーブーから降伏勧告が出されてしまう。
 敵はバービーブー。これまでに12の星を滅ぼしたという事実が語られる。右手が銃、左手が毒ガス噴出器になっている。
<遅れてきたデビラーを粛正するバービーブー。確かその前にデビラーの数を数えていたはずだが、なんでそれで遅れるんだ?>
第79話  バービーブーと対峙する早瀬兄弟。だがすぐに姿を消すバービーブーに、作戦阻止もままならなかった。
 敵はバービーブー
<哲夫を前に、デーモン列島作戦のことをペラペラ喋ってしまうバービーブー。悪人は常にそうやって墓穴を掘る。
 デーモンガンはデビラーによる直接点火が必要。そんな手間をかける理由はどこにある?
 バービーブーの作戦は東京に集中すると聞いた途端、「さよなら」と言ってSAT基地から逃げるアツシ。何回逃げる気だ?>
第80話  東京襲撃作戦の前に、早瀬兄弟を倒そうと心に決めた怪人バービーブー。この戦いに負ければ、東京は壊滅する事を知った三人は、背水の陣でバービーブーと戦う。
 敵はバービーブー
 デーモン列島作戦の失敗が描かれる話で、怪人バービーブーの最後。いつものことかも知れないけど、ここまで危機感を煽っておいて、倒されたらそれで終わりってのはちょっとあっけなさ過ぎる。
<作戦を敢行して東京を破壊していれば良かったのに、わざわざ直接戦うというバービーブー。なんでわざわざ?
 これまで何度もバービーブーは左手の毒ガスを使っているが、全く効いてないっぽい。
 バービーブーの命令がない限り東京攻撃が出来ないデビラー達。だったらデーモンが直接命令すれば良いんじゃないのか?>
第81話 SAT基地 爆破指令!

  監督:鈴木俊継
  脚本:若槻文三
 世界各地のSAT基地が次々と爆破されていった。パリ本部は緊急指令を発する。犯人はデビル星の秘密工作員であり、その狙いは日本の早瀬三兄弟だという。その頃パトロール中の勇二はデビラーによって襲われていた。
 敵はジャガード。デビル星から地球に贈られてきた秘密工作員で、世界中のSAT基地を破壊して回っている。
 いつものごとく早瀬兄弟を狙って怪人が送り込まれてくる話。オープニングで世界中のSAT基地が爆破されたと言っているけど、やってるのはいつも通り。
 今回は敵がまだ登場してない。その代わり謎の女性がちょっとだけ登場。
<デビラーを捕まえ、秘密を吐かそうとする哲夫と勇二。前の話でも同じ事をやってたような?
 デーモンカーに自ら突っ込んでいき、撃たれて絶命するデビラーだが、発射された銃弾は全部的外れの所に当たってる。まあデビルカーの天井でぶらぶらいってる砲塔に精密射撃は無理だろうけど。>
第82話  日本に現れた謎の女性はデビル星からやってきた秘密工作員ジャガードだった。罠とも知らず、デビラーに襲われている彼女を助けた早瀬兄弟だが…
 敵はジャガード
 敵によって張り巡らされた罠に引っかかる早瀬兄弟。ヒーローは一般人を守る存在だから、こういう罠には引っかかるのが定番。
 ブルコンがパワーアップされ、何者かが近づくと警告を発するようになった。
<デーモンから「SAT基地を発見するのだ」と命令を受けたジャガード。でもこれまで何度も基地の周りをデビラーがぶらついていたけど。ひょっとして何度も場所を変えてるのか?その割にアツシがいつも基地にいるのも変だが。
 ジャガードの命令で、プールから現れるデビラー達。なんでプールに潜んでいたのか分からないけど。
 スパナを渡され、ブルコンを殴ろうとするアツシ。だがすぐに警報が鳴る。警報鳴ったくらいでは殴るのに支障がない気がするが?
 女性の姿で油断させ、突然ユリに襲いかかるジャガード。わざわざ変身して襲う必要はない。と言うか、変身しない方が効果的なんじゃないか?
 ジャガードの任務ってSAT基地を見つけることだったと思うんだけど、そのままユリを襲ったら意味がないような?>
第83話  ジャガードによって追いつめられるユリのオレンジファイター。SOSのテレパシーを受信した哲夫と勇二がかけつける。
 敵はジャガード。液体爆弾を使ってSAT基地の破壊をもくろむ。右手のかぎ爪が爆弾になっている。
 珍しく早々と変身して戦っている早瀬兄弟。今回はいつもよりちょっと戦いのシーンが多い。
<SATカーの前に横並びで待っているデーモンカー。先に撃てばいいのに、わざわざSATカーの方に撃たせている。デビラーがそれで何人か倒されてるけど、損害考えてないのかな?>
第84話  待ち伏せを受けた早瀬三兄弟はデビラーの襲撃を受けてしまう。撃退には成功したものの、ジャガードの液体爆弾を体に浴びてしまった勇二。
 敵はジャガード
 何度も罠を仕掛けるジャガードと、毎度それにはまってしまう早瀬兄弟。良い取り合わせだ。
 どうやらジャガードの狙いは直接SAT基地を見つけることではなく、液体爆弾を基地の中に入れて爆破しようと言う事らしい。
<デビラーに捕らわれたものの、逆にデビラーをぶん回して倒してしまう勇二。振り回されるデビラーの姿は、中身が入ってないような?
 ブルコンに付着した液体爆弾を見て、「ブルコンだから青い血なんだよ」と言うアツシ。なんのダジャレだ?>
第85話  SAT基地に送り込まれた液体爆弾はユリとアツシの見ている前で消え去った。一方哲夫と勇二の前には再びジャガードが姿を現す。
 敵はジャガード
 ジャガードとの決戦が描かれる。
 ジャガードとの決戦の場はプール。前にジャガードがデビラーを呼び出したプールかと思うけど、ここが基地なのかな?液体爆弾のコントロール装置を前での立ち回りとなる。
<SAT基地に送り込まれた液体爆弾は消えてしまったが、見えなくなっただけかな?
 液体爆弾を送り込むことには成功してるんだから、わざわざ直接戦う必要が無いんだが、なんで戦おうとしたんだろう?>
第86話 闇からの声を裂け!!

  監督:大塚莞爾
  脚本:高際和雄
 ユリは夢でデーモンの声で「お前は戦う機械なのだ」と言われ、ショックを受け、戦いの意味を見失ってしまった。そんな時、デーモンはこれまでトリプルファイターに倒されたブラックキラー、クモデラン、ブラックサンダーを復活させる。
 敵はブラックキラークモデランブラックサンダー。これまでにトリプルファイターが倒した三体の怪人。常にデビラーの命を捧げ続けなければ肉体を維持出来ない。
 ヒーローは死ぬまで戦い続けなければならないのか?根本的なヒーローに対する疑問が呈される。
 一方、デーモン側では三怪人が復活させられるが、その肉体を維持するためにはデビラーの命を捧げ続けなければならないという。確実な死に対し躊躇する個体もあった。
<三体の怪人が復活させられるのだが、復活前に既に動いているような?
 電波を受信し、三怪人の復活を知る哲夫と勇二。それを映像で観ているのだが、誰がそれを撮影してるんだ?>
第87話  再生された三怪人は合体してブラッダーとなった。だが悪夢の影響で戦う事が出来なくなってしまったユリ…
 敵はブラックキラークモデランブラックサンダー。合体することでブラッダーが誕生する。必殺武器アトミックXを使用するが、エネルギー消耗が激しすぎるため、多用は出来ない。
 合体怪人との戦いだが、一方で戦いに疑問を持つユリが戦えないという問題。
<三体の怪人が復活させられた理由は合体と推測する哲夫。随分簡単に分かってしまうもんだな。
 三怪人が合体する前に手を組んでステップを踏んでる。喜んでるの?
 今回勇二に立ち向かうデビラーは結構強い。生身の勇二に対してはかなり優位に立ってるようだが、これだけの強さがあったら合体怪人に命を捧げる必要もなさそうだが。>
第88話  ブラッダーにより危機に陥る勇二。だが助けに入るはずのユリが戦えなくなってしまう。ブラッダーの必殺武器アトミックXの成分分析を行う哲夫とブルコンだが…
 敵はブラッダー
 アトミックXの成分は活性ウラニウム。これがデビラーの犠牲によってできるものとなる。
<前回「デビラーへの感謝が足りない」と言って三怪人を叱責するデーモンだが、今回はエネルギー供給を拒んだデビラーを殺してる。
 それでも戦いに赴くデビラー達だが、明らかにやる気が感じられない。そりゃ何をやっても死ぬのが分かってるんじゃなあ。>
第89話  ブラッダーはデビラーの犠牲によって誕生することが分かったが、ユリがいない状態では万全に戦う事が出来ない哲夫と勇二。
 敵はブラッダー
 一切戦いがないまま、ただデビラーだけが次々に死んでいくと言う、なんかシュールな話になってる。
<このままでは生け贄にされるだけなので、やる気のないデビラーを殺してるデーモン。だらけてるデビラーは遊んでるけど、逃げるという選択肢はないんだろうか?
 デビラーの犠牲によって復活する三怪人だが、なんだかタイムラグがあるみたいで、デビラーの命を奪ってからしばらく経たないと復活してない。>
第90話  ブラッダーのアトミックXの前にピンチに陥る哲夫と勇二。戦う事が出来ないユリの脳裏に父の声が響く。
 敵はブラッダー。アトミックXを多用すると合体が解けてしまうが、デビラーを使ってエネルギー補給すれば何度でも復活可能。
 ブラッダーとの戦いの最終話。イップスに陥ったユリを復活させたのは父の声だった。ヒーローは戦うためにいるのではなく、平和を守るためにいるという大切な事を伝えている。
 落ち込んだユリが復活するのがちょっと早すぎる気もするが、それはそれで仕方ないか。
<結果として、ブラッダーの攻撃を避けまくってたら勝手にエネルギー切れ起こして倒れてしまったという結果に。単純な結果だ。>
第91話 津波大作戦 5秒前!

  監督:安藤達己
  脚本:若槻文三
 3時間の休暇を楽しむ勇二は公園で一人の女性と出会った。彼女は数学者真山マキで、現在仕事で何かの計算をしていると聞かされるのだが、勇二は彼女の周囲にいる黒服に不穏なものを感じるのだが…
 敵はビーグル博士。デーモン星の天才怪人。天変地異を起こすために地球へとやってくる。
 偶然から地球に重大な事件が起きることを知るという話。
 デーモンからSAT本部に脅迫状が送られてくる。天変地異をちらつかせてSATの解散を命じている。
 それとSATサイクル2号がお目見え。
<ちょっと知り合っただけで、何故か彼女のことが必要以上に気に掛かる勇二。惚れたか?>
第92話  真山マキに近づいた勇二はデビラー達に囲まれてしまう。すぐさま基地に帰った勇二はデーモンが何かの作戦を立てていると哲夫達に告げるのだが…
 敵はビーグル博士
 デーモンの狙いは津波を起こすことが発覚する。
 デーモンに協力する人間がいる事も暗示している。
<津波が来ると分かった途端SAT基地から逃げ出すアツシ。いつも通りの反応だ。>
第93話  着々と津波作戦を遂行するビーグル博士はマキに協力させるため、彼女を拉致しようとし、マキの身を案じた勇二と衝突する。
 敵はビーグル博士
 マキは父親を人質に取られて津波の計算をさせられていたらしい。
第94話  マキからビーグル博士の居場所を聞いた勇二は哲夫とユリに連絡を入れ、現場に向かう。
 敵はビーグル博士
<マキがいなくなって、一人で津波発生装置を直すビーグル博士。なんかその背中には哀愁が漂っている。
 デーモンカーに乗るオレンジファイターの姿があるが、ボンネットがぐらぐら揺れている。サスペンションがこんなに柔らかいと、酔うぞ。
 「地震がわき起こってきたぞよ」とか、なんか変な語尾のビーグル博士。
 先般15秒前にセットして失敗したから、今度は2分前にセットするというビーグル博士。その理論が分からないが、直後デーモンから叱責されて1分前にする。
 その際、デーモンの命令に「はいはいはいはい」と素直なビーグル博士。>
第95話  ついに津波実験は成功した。次に日本列島を襲う巨大津波を起こそうとするビーグル博士に、哲夫とユリはなんとか追いつくが、マキの元に残った勇二は…
 敵はビーグル博士
 トリプルファイター登場で、話はあっけなく終わるのだが、今回は基本勇二が中心になってた感じがある。
<ビーグル博士は何をやるにしても秒読みから始めるが、それが結果的に死を招いてしまう。
 ビーグル博士が起こした一回目の津波は甚大な被害を引き起こしてるはずだが、ラストでそれは触れられてなかった。>
第96話 行け! オレンジ・ファイター 心の眼を開いて

  監督:安藤達己
  脚本:中川節子
 パトロール中のユリはたくさんのオモチャを乗せた車を運転する青年と接触事故を起こしそうになる。青年によれば、突然車が目の前に来たと言うことで、最近多発する交通事故との関連性を疑うユリだが…
 敵はミラージュ。幻覚を見せることが出来る。
 今回のデーモンの作戦は、車のドライバーに幻覚を見せて事故を起こすというもの。津波で日本を滅ぼそうという前回と比べると随分スケールダウンした感じ。
 今回はユリが心は優しいが、厚かましい青年と出会うという物語。なんかほのぼのした物語になっている。
<何故か事故現場にいて写真を撮ってるアツシ。理由は全くの不明。>
第97話  事故を起こしかけた青年の車を牽引するユリだが、そんな彼女の前にデーモンカーが現れる。駆けつけた哲夫と勇二は怪人ミラージュと戦う事に。幻術を駆使するミラージュに戦いあぐねる二人だが…
 敵はミラージュ
 早くも敵ミラージュと戦う早瀬兄弟。とは言え、そのミラージュが出たり消えたりなので、実質的に戦いにはなってない。
<「森夫」という名前を聞いたユリは「カバみたいな顔」と評する。感想は勝手だが、ヒーローの言う台詞ではない。>
第98話  ミラージュが現れる度に姿を消す森夫に不審の念を持つユリは兄に連絡を取る。だが、そんなユリは森夫と共に洞窟に閉じ込められてしまう。そんなユリを探す哲夫と勇二だが…
 敵はミラージュ。幻術を使い、いくつもの体を見せて翻弄する。
 ユリと青年との会話を中心に、まるで歯ごたえがないミラージュと戦う兄二人。
<全く戦ってないのに倒れるグリーンファイターとレッドファイター。そんな二人を見て「もうくたばったか」と勝ち誇るミラージュ。なんで止めを刺そうとか思わなかったのか?>
第99話  森夫と二人、洞穴に閉じ込められてしまったユリは、森夫から、本当は障害者施設に行く途中だったと聞かされる。
 敵はミラージュ。鏡を用いて幻影を見せる。
 森夫がミラージュではないという誤解が解け、二人で洞窟から脱出する二人が話の中心。
 一方、ミラージュを分析した哲夫は、ミラージュの技が鏡を使った幻影だと見抜く。
<時代だからだが、障害者施設のことをモロ呼ばわり。でも実際言葉を繕うことが良いのか悪いのか。
 ユリが閉じ込められている場所のすぐ側まで来ていたのに、一々SAT基地に戻ってる哲夫。ミラージュ大作のためとは言え、もっと大切な事があるんじゃないか?>
第100話  ミラージュの幻影攻撃で崖から落ちてしまったオレンジファイター。だがそこでユリは心の目を開く方法を編み出す。一方新兵器を手に戻ってきた哲夫だが…
 敵はミラージュ。
 ミラージュとの戦いの決着編。幻影攻撃をかけるミラージュに、心の目で実体を見つけるユリの攻防が描かれていく。
 ほとんど攻撃が当たらなかったミラージュだが、いざトリプルファイターの戦いが始まったら、一撃で倒されてしまった。あっけないものだ。
第101話 復讐の大たつまき!

  監督:大塚莞爾
  脚本:若槻文三
 かつてトリプルファイターによって倒されたバービーブーの親友テンパージョーは、トリプルファイターへの復讐に燃え、地球へとやって来た。デーモンの許しを受け、トリプルファイターに挑戦する。その頃、誕生日を迎えた哲夫をお祝いしていた早瀬兄弟だが…
 敵はテンパージョー。バービーブーの親友で、その手向けとトリプルファイターへの復讐のために地球にやってくる。
 基本的に敵のテンパージョーのみで話は展開。親友が殺されたので、その復讐に燃えるってのは
<親友の敵を取るのは良いけど、よりによってその親友がバービーブー。悲しそうに「バービーブーよお」とか呼びかけてる姿はなんとも。
 テンパージョーが持つテンペストスティックだが、真ん中が蛇腹で両端を曲げるという…確か健康器具でこんなのがあったはずだが。調べたら、「スプリングバー」と言うそうだ。>
第102話  デーモンが現れたと通報を受けた早瀬兄弟は現場に向かうが、そこでは怪人テンパージョーがスティックをグルグル回していた。近づいたユリと勇二はデーモンカーの爆発に巻き込まれてしまう。
 敵はテンパージョー。
 テンパージョーの作戦は展開中だが、やってることはスティックをグルグル回してるだけ。一体何をやってるのか、一話丸々使って何も起きてない。
<本当にこの回は何も話が進展してない。ナレーションがやたら焦っているのがちょっと気になる程度。>
第103話  テンパージョーが振り回すテンペストスティックから強風が巻き上がる。その風がだんだん巨大化していくのを見ているしかない早瀬兄弟だが…
 敵はテンパージョー。手にしたテンペストスティックは小さな龍巻を起こすだけの能力だが、一度作られた龍巻は巨大化していき、テンパージョーが死ぬまで消える事がない。
 テンパージョーの作戦は、小さな龍巻を作ることだが、これは自然に龍巻が大きくなると言う事なので、放って置いても作戦は勝手に出来ると言う事。これは結構効果的じゃないか?
<「陸上の被害はビビンチョ。つまり僅か」とはブルコンの言葉。分かるか!>
第104話  テンパージョーが作りだした龍巻は巨大化して東京へと舞い戻ってこようとしてきた。その中、トリプルファイターに復讐を誓うテンパージョーは哲夫に一対一の決闘を申し込む。
 敵はテンパージョー。
 放っておけば地球を滅ぼせる大竜巻を作っておきながら、哲夫と一対一の対決を望むテンパージョー。正々堂々と言うか、それがこのキャラの面白いところ。
<「こっちが一人でないとテンパージョーは姿を現さない」と言う哲夫。だけど、決闘場所をちゃんと勇二とユリに告げている。やっぱり来させるんじゃないか。>
第105話  テンパージョーの指定した場所へとやって来た哲夫はグリーンファイターに変身して戦う。遅れてやってきた勇二とユリも合流するが…
 敵はテンパージョー。
 やっと変身したと思ったら、いきなり合体してテンパージョーを倒してしまった。あっけなさすぎる。テンパージョーもあと1時間ほど対決を遅らせておけば東京は壊滅状態になってただろうに。
<哲夫がやってきた時、デビラーの群れが哲夫を襲っているのだが、いつのまにか消えている。あっというまにやっつけたのかな?>
第106話 帰ってきたガス博士

  監督:大塚莞爾
  脚本:高際和雄
 SATワシントン支部から、大量殺人兵器を開発した草下京介博士が日本に帰国する報告を受けた早瀬兄弟はその警護に向かう。実は草下博士はガス博士の異名を持ち、学会で孤立していた。
 敵はドラッガー。勝利しか知らないという刺客。
 危険な博士を尾行することから始まる話。今回は勇二が尾行任務に入るが、あくまで尾行しているのみ。
<本作に限った話ではないが、科学的に進んでいるはずの悪の組織が得体の知れない発明家を拉致しようとする意味があるのか?
 人間態とは言え、あっけなくデビラーにやられてしまう勇二。情けないぞ。
 草下博士を尾行する勇二とドラッガー。すごく目立っているんだが、どこが尾行なんだ?
 普通に船から降りてタクシーに乗り込む草下。ビザとかパスポートとかは?密入国なの?>
第107話  草下博士を尾行する勇二の前に現れるドラッガーとデビラー達。草下博士を味方にすると宣言するドラッガーに、早瀬兄弟は緊急会議を開くのだが…
 敵はドラッガー
 草下博士が開発しているのが狂気ガス発生装置と言う事が分かった。そしてドラッガーによって博士が脅迫されたところ。
<普通のタクシーに乗っていた草下博士の行方が分からなくなったという。どんな調査してるんだか。
 一人研究室に籠もって研究を続けている草下博士。帰国したばかりなのに用意がいいな。
第108話  ドラッガーの脅迫に負け、狂気ガス発生装置をデーモンに渡す草下博士。そんな博士はある決意をもって研究室を後にする。そして狂気ガス発生装置を手に入れたドラッガーは、早瀬兄弟抹殺を指令される。
 敵はドラッガー
 あっけなく奪われてしまった狂気ガス発生装置をめぐる
<狂気ガス発生装置を手に入れたが、それをどうするのか?と思ったら、全く別口でトリプルファイターを倒せと言うデーモン。簡単に言ってるけど、それが出来ないからここまで大変だったんだろうが。
 草下博士はさっきまでガスマスクを付けて研究していたのに、いつのまにか普通に顔を出して研究をしてる。>
第109話  狂気ガスを自らの身体に埋め込んだドラッガーが哲夫を襲い、ガスを浴びせかけた。だがそこに現れた草下博士は、狂気ガスを中和するガスを持っていた…
 敵はドラッガー。狂気ガスを埋め込み、人間を狂わせる。
 狂気ガスを浴びせられ、あわや一巻の終わりと思われた哲夫だが、それを救ったのは草下博士だった。実は草下博士が研究開発していたのは狂気ガスの方ではなく、それを打ち消す毒性消去装置の方だったというのがオチ。なんでも父が作った狂気ガスとこれを合わせることで、初めて兵器として成り立つのだとか。確かに。
<ガスを中和されて危機一髪助かった哲夫。でもその前にあれだけたっぷり狂気ガスを浴びせられたのだから、内臓とかボロボロなんじゃないかな?
 それよりドラッガー自身がガス浴びないか?>
第110話  勇二とユリの前に現れたドラッガーは二人に狂気ガスを浴びせる。テレパシーを受け、現場に向かう哲夫だったが…
 敵はドラッガー
 ドラッガーとトリプルファイターの一騎打ち…やっぱりトリプルキックによって一撃。
<前回毒性消去装置と言っていたが、今回は毒ガス消去装置になっている。
 ドラッガーに埋め込まれた狂気ガス発生装置は、頭の後ろのバルブで操作する。でも場所がよく分かってないのか、凄く時間がかかってるよ。
 自分の研究が無意味だったと述懐する草下博士。でも中和装置を開発した時点で意味がない訳ではないはず。>
第111話 暗殺 1001号作戦

  監督:鈴木俊継
  脚本:安藤豊弘
 地球侵略をトリプルファイターに阻まれ続けたデーモンは、死刑執行人のブラック・マスクを呼び出す。エネルギー吸収装置を駆使するブラック・マスクはユリを拉致する。
 敵はブラック・マスク。エネルギー吸収装置を持つデーモンの死刑執行人。
<仕事が多すぎてノイローゼ寸前というブルコン。機械が何を言ってるってよりも、そう言いつつ冗談を飛ばしてるから、結構余裕あるっぽい。
 制服のまま服屋に入るユリ。常に仕事中だから、公私混同も関係ないのか。
 洋服屋で服を選んでるユリの背後から忍び寄るブラック・マスク。拉致するよりもここで殺害しておけば良いのに。>
第112話  ユリが連れ去られたことで怒りにまかせた勇二はデビラーの群れへと突入する。だが罠を張っていたブラック・マスクはそんな勇二にエネルギー吸収装置を使い、無力化してしまう。
 敵はブラック・マスク
 ユリに続いて今度は勇二も捕まってしまう。エネルギー吸収装置はこれまでの武器と較べ、遥かに強力で、レッドファイターとなった勇二の変身を解いてしまう。
<エネルギー吸収装置は体に密着させないと効果がないらしい。これってかなり効率が悪いが、普通にレッドファイターに使用出来ている。話の都合って奴だな。
 折角人間に戻したのに、わざわざ基地に連れて行かせる意味ってあるの?
 デビルカーから首尾良く脱出したユリ。あれ?ヘルメットちゃんとかぶってるよ。前回マネキンにかぶせていたヘルメットは自作?>
第113話  なんとか脱出はしたものの、疲労困憊のユリに襲いかかるデビラー達。救援に駆けつけた哲夫。一方囚われの身となった勇二は拷問を受けていた。
 敵はブラック・マスク
 ユリが普通に救出されるまで。それ以外にほとんど進展がない。
<哲夫がユリの無事を知ったのは、ブルコンの計算によるもの。先に連絡するとかしないの?>
第114話  重傷のユリを残し、一人勇二の救出に向かった哲夫。だがそれも罠で、エネルギー吸収装置によって、やはり変身を解除されてしまう哲夫。
 敵はブラック・マスク
 勇二に続いて今度は哲夫までも囚われの身に…それはそうと、こんなことやってるなら、さっさと殺せよ。
<勇二を落ち着かせるために軽口を言う哲夫。エネルギーがないのに随分余裕があるな。
 SATカーにはマネキンを置いて敵の目を眩ませるユリ。マネキンを引きずり出すまでその事に気付かないブラック・マスクも相当に間抜けだ。>
第115話  ユリまでもエネルギーを吸い取られてしまい、変身がおぼつかない三人。逆転
 敵はブラック・マスク
 エネルギーを吸い尽くされた三人がどうやって変身するのか?と思ったら、エネルギー吸収装置にはエネルギーを逆流させるスイッチがあるというご都合主義。それ以前に哲夫と勇二は普通に変身出来ていたのは何でだろう?
 トリプルファイターになったらあっという間に勝負が決まるのはいつも通り。
<ユリが変身出来ないため、「これでトリプルファイターにはなれないだろう」と笑うブラック・マスク。でもレッドファイターとグリーンファイターの二人にボコボコにされてるんだけど。
 そう言えばユリの着物ってあつしがプレゼントしたものらしいが、そんな金よく持ってたな。>
第116話 地獄の唄が聞える

  監督:安藤達己
  脚本:高際和雄
 デーモンは強力な電波を操るサウンド・キラーを地球に呼び、世界中の電波を狂わせた。通信が出来ないだけでなくブルコンまでも誤作動を起こす中、哲夫はその調査を始めるのだが…
 敵はサウンド・キラー。電波を操る怪人で、世界中の通信を不可能にしてしまった。
 たった一人の怪人の仕業で世界中での大混乱。あくまで引き込みの回だが、世界的な危機を演出するにはいい感じ。
<タイトルは正確には「聞こえる」が正しい。>
第117話  ブルコンの分析によって、この異常事態はサウンド・キラーによるものと分かった哲夫と勇二は調査に向かう。橋を破壊しようとしていたデビラーと交戦する。一方、やはりパトロールに出たユリは、あつしからデーモンカーが現れたと連絡を受ける。
 敵はサウンド・キラー。
 哲夫と竜二、そしてユリとあつしに分かれて調査開始。ただし、ユリの方は捕まってしまった。
<相変わらずあつしが妙に強いぞ。
 たまたまあつしは伝書鳩を持っている。なんというご都合主義。>
第118話  ユリをとらえたサウンド・キラーはユリに超音波を浴びせて脳を破壊しようとする。そんな中、あつしの伝書鳩を受け取った哲夫と勇二は二人を救いに向かう。
 敵はサウンド・キラー。
 絶体絶命の危機…と思ったら、かなり間抜けなミスで助かった
<あつしの友達が登場。伝書鳩をあつしにあげたのはこの子らしいが、伝書鳩が帰ってからすぐにSATに向かっている。なんでそんな簡単に?
 脳を破壊されかけたユリが助かったのはサウンド・キラーのエネルギー不足から。何という簡単な。>
第119話  電波をエネルギー源とするサウンド・キラーに、すべての電波を止める作戦に出た早瀬兄弟。だがすでにエネルギーが充填されていたサウンド・キラーの前に、ついに生き埋めにされてしまう哲夫と勇二。
 敵はサウンド・キラー。
 サウンド・キラーの放つ超音波に苦しめられるグリーンファイターとレッドファイター。トンネルにおびき寄せたはずが、逆に自分たちが生き埋めにされてしまう。
第120話  危機一髪トンネル崩落から脱出した哲夫と勇二の元に駆けつけたユリ。三人が合体し、トリプルファイターとなってサウンド・キラーへと向かう。
 敵はサウンド・キラー。
 相変わらず一旦トリプルファイターが誕生するとあっけなく話が終わってしまう。
<電波がないと苦しむサウンド・キラーだが、地球にいる限り電波は常にあるわけなんだが。>
第121話 平和の戦士 S26号!

  監督:鈴木俊継
  脚本:若槻文三
 日本中でデーモンカーが走り回っているとの報を受けた早瀬兄弟の元に、SAIS26と名乗る男から通信が入る。実は彼はSATの諜報員で、デビル星に潜入していたことが分かった。彼を助けようとする早瀬兄弟だが…
 敵はアゴール。宇宙忍者の異名を持つ怪人。
 これまでデーモンに対して防戦一方だった地球側が、実はちゃんと攻勢もかけていたことが分かる。
第122話  怪人アゴールによって液体爆弾を注入されたSAIS26は爆破されて散った。復讐を誓う早瀬兄弟の前に現れたアゴール。
 敵はアゴール
 SAIS26の処刑が描かれるが、それ以外はアゴールの宇宙科学忍法のお披露目だけで終わってしまった。
<アゴールの使うのは宇宙科学忍法だそうだ。どこかで聞いた名称だが、こっちの方が早い。
 アゴールの使う宇宙科学忍法はネーミングがひどい。「ぶちかまし」だとか「ざわざわざわ」とか…
 で、その「ざわざわざわ」だが、立木を揺らすくらいしかできないような?>
第123話  怪人アゴールの使う宇宙科学忍法に翻弄される哲夫と勇二。勇二は捕らえられ、更に哲夫までもが行動不能に陥ってしまった。そして偽の通信でユリをおびき寄せるが…
 敵はアゴール
 アゴールの強さは際立っており、早瀬兄弟単体では全く歯が立たない。なんと変身まで抑えてしまう。
<相変わらず宇宙科学忍法のネーミングセンスが悪い。「ふわふわどん」「きらきらー」とか。
 明らかに通信の声が違うのだが、ころっと騙されてしまうユリ。信じ易すぎる。
 気絶した哲夫を放っておいたアゴール(というかデビラー)。なんで殺さない?>
第124話  なんとかユリと合流を果たした哲夫。罠と知りつつ、アゴールが指定した場所へと向かった二人だが、その前に捕らえられ、縛られている勇二がいた。
 敵はアゴール
 自分に絶対的自信を持つアゴールは、トリプルファイターとなった早瀬兄弟を倒してみせると嘯く。そのため無傷で三人を放っておき、トリプルファイターに変身させようとしているとのこと。悠長な。
 まだ最終話でないのに、三人そろって変身するのは久々だ。
第125話  アゴールの宇宙科学忍法きらーきらーの前に圧倒されてしまうファイターたち。トリプルファイターに合体した三人だが…
 敵はアゴール。えらく自信たっぷりだったくせにトリプルキック一撃で倒れてしまった。
 今回はアゴールがあっけなく倒されてしまったが、その後にも物語は展開。惑星オーラーから来たという四人の青年が合流し、デーモンが惑星オーラーに現れたら、力を貸すことを約束する。
第126話 さようなら トリプルファイター

  監督:安藤達己
  脚本:若槻文三
 度重なる作戦失敗に、デーモンは地球に対する最終作戦を発令した。怪人ブラッドパワーの力によってパワーアップしたデーモンガンによって、大規模な地球攻撃が開始される。そんな中、何者かによって倒されたデビラー達の姿を目にする早瀬兄弟だが…
 敵はブラッドパワー。銃弾の威力を100倍に強化する能力を持つ。
 デーモンの最終作戦発動。そしてかつてトリプルファイターと共に戦ったケリー岩崎が復活する話。
第127話  ケリーの姿を見たユリは彼を追いかけるが、ケリーはデーモン星から大軍団が地球に向けて出発した事だけを告げ、姿を消す。
 敵はブラッドパワー。デーモンが惑星攻略の最後に送り込んでくる怪人だと言われている。
 デーモンのZ作戦は単純な攻撃ではなく、ブラッドパワーによって地球の大規模侵略の下準備をさせる事だった。今回はそれが分かっただけ。
<4階か5階の部屋にいたはずのケリーがいきなり地上で車に乗っている。飛び降りたにしたら、凄い頑丈な人間だ。
 Z作戦はブラッドパワーによって宇宙船着陸場所を確保するとの事だが、そんなことをやらずにすぐに降りれば良い気がするんだが。そもそもデビラーにでもやらせられる程度の作戦では?
 デーモンはブラッドパワーに対し、「早く早瀬兄弟を倒せ」と指令している。一人の怪人にやらせるには作戦が多すぎないか?>
第128話  ブラッドパワーを発見した哲夫と竜二はユリの到着を待つが、それより早くケリーが現れ、ブラッドパワーと戦い始めた。ケリーを助けるため、ユリのいないまま戦いを始めるグリーンファイターとレッドファイターだが…
 敵はブラッドパワー。手から10万ボルトの電流を発する。
 前回ユリとの再会を約束しながらブラッドパワーに殺されてしまうケリー。ユリの悲しみが描かれていく。
<敵わない事が分かっていながらブラッドパワーに立ち向かうケリーだが、せめてなんか対策立てようよ。本当にただやられるためにだけ出てきただけか。>
第129話  近づくデーモン宇宙船を阻止するためにはブラッドパワーを倒すしかない。全力を挙げてブラッドパワーに立ち向かう早瀬兄弟だが…
 敵はブラッドパワー。
 まだ4話目だが、トリプルファイターに合体し、やっぱりキック一発で敵を倒してしまう。えらく簡単だ。
 そしてデーモンは地球侵略をあっさりとあきらめ、宇宙へと帰って行く。ずいぶんあっさりしたもんだな。
<10万ボルトの電撃はトリプルファイターには通用しないとの事。そのためユリの到着を待っていたと言う事が分かるのだが、なんだろうこのご都合主義の展開は?
 ブルコンのデーモン撤退の報告を受けて喜ぶあつし。まだ半分程度しか報告終わってないんだけど、なんで分かったんだ?>
第130話  デーモンは地球から撤退した。これで地球の平和は守られ、早瀬兄弟は休息を得られた。だが…
 本当の最終話。トリプルファイターのこれからの戦いが暗示される終わり肩だった。
 前回の引きでSATパリ本部からの緊急連絡だったが、単にデーモンが撤退したというもの。さっきブルコンに送った通信どおりか。
 しかし、戦士に休息はない。地球侵略をあきらめたとはいえ、他の惑星の侵略は終わってない。惑星オーラーを救うためにトリプルファイターは旅立つ事になる。
<お互いをねぎらう勇二とブルコン。いつしかブルコンの言葉は「ユウちゃん」になっている。
 ブルコンはトリプルファイターのコンピュータなんだが、地球に残していくらしい。その理由は何故?>