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遊星王子

遊星王子事典
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書籍

 

主な登場人物
スタッフ
伊上勝 脚本
藤田潤一 監督
話数 タイトル コメント DVD
第1話 プロローグ・宇宙の果から  200年前に日本の田舎町に不時着した空飛ぶ円盤。200年の間木曽山中に埋もれたままだったが、ダム建設の余波で宇宙船の機能が復活し、そこから遊星人が現れた。そのまま使命である地球調査を始める。

 第一話。200年前に地球調査のためにやってきた遊星王子が目覚めて活動を開始するという話。遊星王子自身は不時着しているため、200年間も音沙汰がなかったようだが、随分とのんびりした調査だ。
 それで遊星王子が何をしていたかと言うと、警察を助けて地球の平和のために働いている。調査はどうなったんだ?
 一話目は長目の予告編で次回からの活躍に期待というところで終わる10分ほどの作品になってる。
第2話 怪盗X
第3話 消えたホームラン王  大盛り上がりを見せるプロ野球の試合を見に来たワクさんたち。そこではセネターズのスター宮下が見事なホームランでライバルのブラックソックスから勝利を奪った。だがその背後で、賭け試合を行うものたちがおり、次の試合を前に宮下を誘拐する。

 実質第一話がなんとプロ野球のスター選手の誘拐というのが時代性を映しているよう。誠が偶然みかけた誘拐の車を遊星王子が追いかけるが、すぐにばれてしまい、生身の遊星王子が拳銃を持ったギャングと大立ち回りをする。
 そのギャング団がボスから配下までみんなちょっととぼけたキャラばかりなので、そっちの方が面白い。
 ギャング団と遊星王子の戦いは特撮が使われるわけでもなく、ほとんど会話だけで終わってしまっていた。軽く物足りない気はする。
 ギャング団のボス役は大塚周夫。宮下選手役は「月光仮面」で祝十郎役の大瀬康一だった。ついでにギャング団の配下は「月光仮面」の五郎八役の久野四郎で、宮下選手との会話もあり。
<倉庫に人を隠してると指摘されたギャングは「そんな事は無い」と強弁しているが、その手には拳銃を持ってるんだが。それで白を切れるのがすごい。>
第4話 ロボット設計図  ロボット工学博士は人間に代わって全ての仕事をしてくれるという画期的なロボットを開発したが、それを知ったスパイから研究を狙われていた。靴磨きの仕事中に怪しい女を見かけた誠はその男をつけるのだが…

 遊星王子と産業スパイとの戦い。直接攻撃をするのではなく、兵器の設計図を手に入れようとするのが面白いが、その罠を逆手に取って遊星王子が囮になってスパイ団を一網打尽にする。あくまで設計図なのでロボットが出てくるわけでなし、アクションシーンがあるわけでなし。随分静かに終わった感じ。
 遊星王子は変装の天才でもあり、マロン国の大使に変装してスパイ団を欺いている。
<勝手にスパイと決めつけた女性を追いかける誠だが、追跡を諦めかけたところを遊星王子に励まされている。大人として子どもにそんな危険な事をやらせるのか。?
第5話 二人の王子  都内で連続銀行強盗事件が起こり、警察の武田刑事は犯人の一人を捕まえたが、そこに遊星王子がやってきて、犯人グループを一網打尽にするために引き渡して欲しいと言う。それを信用し、男を引き渡すのだが…

 遊星王子の偽物が登場。警察を騙して偽情報を流し、警察のいない銀行を襲おうとする。格好は同じだし、モノクロだからよく分からない。ただ偽物は目を覆う覆面をしてる。
 そしてラジオで武田刑事の発言を聞いたワクさんは、慌てて犯人捜しをしている。
 偽物に殴られてワクさんの方が気絶してるのもなかなかシュールだ。遊星王子がそんなに強くないのも本作の特徴かな。
 有楽町でも夜は真っ暗。時代を感じさせるなあ。
<靴磨きに来た男は「東芝のトランジスタラジオ」と言っていた。スポンサーがよく分かるが、そういえば「ナショナルキッド」も家電メーカーだったので、SFは相性が良いのかな。
 偽物が出たことを告げるために武田刑事の元を訪れるワクさん。遊星王子の格好してたらすぐに信用されるのに。>
第6話 暗殺者  中東からやってきたハバロ首相を狙うギャング団に、警察は捜査網を展開するが、犯人が突き止められないまま、何度も狙撃を受けてしまう。その度ごとに命拾いするハバロだが、そこで犠牲者が出てしまう。命を取り留めたその男からハバロ首相のことを託された遊星王子。

 政府要人を遊星王子が守ると言う話で、積極的に悪と戦うと言うより、誰かから頼まれたから仕事のように戦うという姿勢が他のヒーローものとは異なる。
 遊星王子も特に必殺技を使うよりも神出鬼没に現れ、そこにいる人を殴って終わる感じあり。
<暗殺者が首相を殺すために天井にダイナマイトを仕掛けているが、床に設置するのが効果的で、天井は失敗が多い。今回も失敗してる。>
第7話 まぼろし大使(前篇)  国産月探索船が完成し、その打ち上げが行われていたが、突然通信が途絶えてしまった。。そんな時、囚人護送車が襲われ、凶悪犯が奪われていた。

 初めての遊星王子と異星人まぼろし大使との戦い。地球に対して悪意を持つ宇宙人らしい。そんな悪意を持つ宇宙人が凶悪犯を洗脳して好きなように操っている。。
<囚人護送車というのが普通のトラックだった。流石にこれはない。
 二度目に遊星王子の前に現れたまぼろし大使は塀の上にタイツとマント姿でマントを両手で広げて高笑いしてる。まあ定番の姿なんだが、ちょっと恥ずかしい。>
第8話 まぼろし大使(中篇)  まぼろし大使の挑戦を受けた遊星王子。まぼろし大使は部下にした凶悪犯を使って遊星王子を襲うが、なんとか撃退する。だが逃げたまぼろし大使は、誠と君子を人質に取る。

 遊星王子とまぼろし大使の戦い。実力は遊星王子の方が遙かに上で、まぼろし大使の放つ刺客をことごとく撃退した上にまぼろし大使の武器も通用しなかった。
 まぼろし大使に捕まった誠は人間改造液を注入されてしまい、ラジオで「助けてください」を連呼するようになった。
 遊星王子は遠当てのような技を使える。敵は触れることなく吹っ飛んでいた。
<まぼろし大使の逃げた先に偶然誠と君子がいたが、都合良すぎ。
 まぼろし大使は何か喋る度に軽くポーズを取っている。異星人らしさを演出するためだろうか?
 真にラジオで語らせているが、短波放送と言うことは、距離があまりとれない。そこで遊星王子に聞かせるのは偶然が強すぎ。
 国会前に車を止めてロケしてるシーンがあった。当時は鷹揚だったんだな。>
第9話 まぼろし大使(后篇)  遊星王子は誠と君子を助けようとしてまぼろし大使の罠にはまり、超能力を使えない部屋に閉じ込められてしまった。一方警察ではまぼろし大使の洗脳を解くことに成功していた。

 遊星王子の絶体絶命の危機。動けなくなった遊星王子を尻目にまぼろし大使は洗脳薬を用いて日本国民を全て従わせようと考える。
 その際まぼろし大使は遊星王子を自分の乗ってきた宇宙船に乗せて宇宙に放逐しようとしたが、機転を利かせて手下を倒した遊星王子は無人の宇宙船を発射させ、自らは潜伏してまぼろし大使の動向を追っていた。そしてまぼろし大使が牧博士のふりをしていたことを突き止め、一対一の勝負に持ち込み、逃げようとするまぼろし大使を見事捕らえた。
<まぼろし大使の人間改造液は注射する必要があるのだが、それを日本国民全員に行うというのは相当大変だろう。それよりそんな多量の薬液があるのか?>
第10話 遊星王子の贈物  新聞社の公告で遊星王子に何を望むかのアンケートを採っていた。その内の一通が、目の見えない少女の父親が失踪してしまい、そのお父さんを探してほしいという願いがあった。それを読んだワクさんは、その記事が気になり、警察に事情を聞きに行く。

 遊星王子が目の見えない少女を助ける話で、新聞の投書から、何か事件に巻き込まれているのではないかと推測して探りを入れたところ、偽札作りの事件に行き当たってしまう。だいぶ話が都合良く展開するが、この時代なら許容範囲なのかな?遊星王子が現れて叱ったら悪人もすぐに逃げてしまっている。
 この当時の最高の札は千円札だったらしい。
<さらったフミコを返すわけにはいかないという悪人は、その後、仲間にするしかないと言っていた。悪人の割にちゃんと責任感持ってるのね。>
第11話 人工衛星ブルーバード号(前篇)  宇宙を監視する人工衛星ブルーバード号で殺人事件が起こった。その中にスパイがいることが分かったのだが、それが誰か分からなかった。人工衛星内の情報局員田部井と地球の双方で徹底的に調査を始めるのだが、次々に事件が起こる。

 オープニングは宇宙を舞台にした謎解きと言った風情。密閉空間に犯罪者がいるので、それを特定しようとする。
 それで犯人が分からないので、警視庁の武田は遊星王子に助けを求める。
 遊星王子を呼び出すために武田が行った方法は、部下に誠と君子を襲わせることだった。助けに現れた遊星王子に依頼していた。なんとも無理矢理な方法だ。
 遊星王子はそのまま宇宙へと飛び、人工衛星の中にも入っていく。瞬間移動とすり抜けができるので可能な話だが、宇宙船のドアを普通に開けて宇宙空間に出て行く描写もあった。どうやって?
<地球初の月ロケットがこの前飛び立ったばかりだが、人工衛星はもう開発されていたらしい。だったら地上から打ち出す必要なかったのでは?
 武田刑事は警視庁の刑事のはずだが、人工衛星の事件にも深く関わっている。>
第12話 人工衛星ブルーバード号(后篇)  ブルーバード号の中にいるはずのスパイを探るために宇宙船に潜入する遊星王子。そこで全員と過ごすことで危機を回避したが、遊星王子を狙った陰謀が進行していた。

 一旦時間を戻して遊星王子が自分の宇宙船を使ってブルーバード号に行く描写があったが、自分の乗ってきた宇宙船が果たして飛べるかどうか疑問に思っていたらしい。設定では200年前に不時着したということになってるので、確かにそれは不安だと思うが、修理する時間くらいあったのでは?
 結局犯人は前回で殴られて怪我をした艦長の荒井だった。自分で殴られたようにみせかけ、ベッドに寝ながら作戦を遂行していた。艦外作業をしていた遊星王子を宇宙に放り出してから正体を現した。
 だが遊星王子は宇宙船を呼んで助かり、地球で悪人が正体を現すまで潜伏していた。前後編のドラマとしては結構見応えあった。
<スパイの存在が明らかになった時点でブルーバード号を呼び返せば良いのに。
 遊星王子に出された飲料は劇薬だった。ハンカチ入れたら燃えてしまったが、劇薬ってそう言うものだっけ?>
第13話 幽霊屋敷の怪
第14話 恐怖奇巌城 第1回  アメリカの学会に出席していた??教授が帰国の飛行機で知り合いの東という青年と会う。その直後、空飛ぶ円盤を目撃した二人の飛行機は突然姿を消した。その頃誠と君子はワクさんの知り合いに連れられて旅行に出ていた。

 長編の第一本目。太平洋で連続失踪した飛行機や船舶の行方を探るというのがこの話。遊星王子は最後にちらっと出るだけ。
 唐突に田舎に行った誠が宇宙人らしきものを見かけるのも約束。
<職業に貴賎はないが、靴磨きの少年少女が旅行というのもちょっと違和感があるな。
 宇宙船を発見したワクさんはすぐに遊星王子となって現れた。東京だけに多くの人がいるのだが、誰も遊星王子の存在を指摘する人がいない。>
第15話 恐怖奇巌城 第2回  田舎に遊びに行っていた誠は、失踪した飛行機から何故か助かった人物を迎えに来た田部井記者と合流し、その青年東と共に東京に帰還しようとしていた。一方、宇宙人に連れ去られてしまった科学者達は、地球人類の降伏を強要されていた。

 前回からの続きで、宇宙人の目的がはっきりした。分かりやすい地球侵略だが、武力を使うのは最終手段で、まずは地球人類に降伏を勧めていた。受け入れられないことが前提で、その理由としては、時間を与えることで遊星王子をあぶり出すことだった。
 宇宙人かと思ったら、実はそれは海底人で、ずっと人類侵攻を狙っていたと言っていた。地球よりも遙かに優れた科学力があるんだったら、もっと早く作戦開始すれば良かったのに。
 更に遊星王子のことを全く知らなかったようで、地上のことを全く調べていなかったのではと思われる節がある。
第16話 恐怖奇巌城 第3回  海底人のリーダーミューによって囚われてしまった遊星王子は、協力を拒み交渉決裂してしまう。何故か何もされずに地上に返された遊星王子だが、海底人の魔の手は地上へと伸ばされ、8日後に大きな事が起こると警告する。

 海底人が地上に多くのスパイを放っていることに気づいた遊星王子がスパイを一網打尽にしようとする。
 一方海底人は地上に対して脅迫をするが、そこでやっていることは、海の水の干満を停止するというもの。それがどんな攻撃かは明らかにされていない。
<敵が海底人だと分かったが、海底人が飛行船を持ってるのはかなり違和感がある。
 海底人のスパイは銀色の鎧を着て遊星王子を監視しているが、あれだけ目立つ格好で隠れてても無意味だろ。>
第17話 恐怖奇巌城 第4回  地上人類を狙う海底人の野望が明らかとなり、その対策に追われる人類。一方、靴磨きのワクさんこそが遊星王子だと見抜いていた。

 海底人と人類の戦いを前に、海底人の奇岩城を舞台に、囚われた人類の脱出劇が描かれる話。
 一方海底人は遊星王子がワクさんだと見抜いたが、特段何もしていない。なんでもワクさんの姿では力が出せないからだそうだが、放置したら変身されるだけだが?
 最後に海底人がワクさんを襲って機関銃で撃ち、死亡を確認しているというショッキングな描写があった。
<ワクさんが遊星王子だと見抜いた海底人だが、ワクさんの姿では力が使えないと言っていた。その根拠は?
 奇岩城は核兵器でも兵器だと嘯くミューだが、そんなことをしたら彼らにとって最も大切な海が汚染される。
 海底人の攻撃を防いだ遊星王子は海底人に対して通信を送っているが、周波数とかどうやって知ったんだ?
 海底人の作戦は南極や北極の氷を溶かして海の水位を上げて都市を水没させるというものだが、前回水位を固定すると言ってなかったか?
 舘崎博士は奇岩城から逃げるためにはタイムマシンが必要だと言っていた。なんかとんでもないこと言ってない?>
第18話 恐怖奇巌城 第5回  海底人の隠れ家が地上にあるはずだと警察は大々的な捜査を行っていた。その中で、武田刑事は誠と君子から、ワクさんが行方不明になっていることを聞く。

 前回ラストでワクさんが海底人によって射殺されており、そこからワクさんが行方不明となってしまった。
 そのワクさんの死体は海底人によって回収され、奇岩城に連れて行かれる。これで遊星王子が死んだと思った海底人は地上に対して攻勢を開始しようとするのだが、何故か遊星王子の宇宙船が現れる。
 今回は遊星王子が一切出てこず、地上の警察の捜査と海底人の作戦の進行のみの話だった。ほとんど話が進んでない。
第19話 恐怖奇巌城 第6回  誠の証言から、謎の鎧騎士のアジトを探り当てた武田刑事。だがそこで何者かの襲撃を受けてしまう。一方奇岩城で研究を強いられていた崎博士は宗方と共に脱出の機会を窺っていた。

 前半は遊星王子抜きでの人類と海底人の戦いが展開し、途中で遊星王子が現れてから急にヒーロー作品へ。
 死んだと思われていたワクさんだが、単に死んだふりをしていただけだった。
 海底人はワクさんの死体を持ってきて、それが遊星王子だと言っていた。それでばれたのかと思いきや、死体に化けていた遊星王子は瞬間移動して現れ、ワクさんも超科学で元に戻すと言っていた。都合良い話だ。
<海底人の秘密兵器として海タンクなるものが登場。しかし、ミニチュアなのが一目で分かるので、いくら言葉で説明しても小さいものにしか見えない。>
第20話 恐怖奇巌城 第7回  地上が海タンクによって蹂躙される中、奇岩城に捕らえられていた宗方と舘崎は、脱出の隙を窺っていた。

 これまで海底人がやってるのは、南極と北極の氷を溶かして地上を水浸しにすることと、海タンクを繰り出して地上を攻撃すること。だがこれは前哨戦に過ぎないと言っていた。これ以上する意味はあるのか?
 人質が取られている以上、なかなか思い切った攻撃が出来ないという遊星王子の苦悩もあって、ワクさんも苛々している。そして警視庁に申し出て、自分が遊星王子と警察の連絡役になると立候補している。
 一方、海底人に紛れ込んだ宗方は、たまたま通信室に配置されたため、通信室を乗っ取り、そこで奇岩城の場所を無電で打たせることに成功した。
<先日奇岩城から帰還しているので遊星王子は奇岩城の場所を知っているはずだが、ここでは分からないことになってる。
 地上を蹂躙する海タンクは海底人ではなくドイツ人科学者が作ったのだとか。攻撃がなし崩しっぽい。
 今更だが、海底人に変装した宗方は普通に日本語で海底人と会話している。こんな僅かな間に海底人言葉を習得したのだろうか?>
第21話 恐怖奇巌城 第8回  奇岩城の中で通信を送ろうとして囚われてしまった宗方。そして上空を通過中の遊星王子は奇岩城を求めて南極へと去ってしまった。無条件降伏を迫る海底人の王ミューに対し、人類は…

 基地の場所を特定できなかった遊星王子だが、その代わりに冷凍爆弾を使って南極の氷を再び元に戻し、海底人の侵攻を一旦退けた。
 それに対して海底人はスパイに命じて冷凍爆弾工場を破壊するように指令するが、そのスパイというのが行方不明から一人だけ生還したという東青年だった。ワクさんは話をしている内に違和感に気づく。東本人は取り逃がしてしまい、更に東の仕掛けた爆弾を発見しなければならなくなった。
<自信たっぷりに爆弾を探しに行った遊星王子だが、うろついて目視で発見しようとしていた。もうちょっと科学的や超人の能力とかでなんとかならんもんなのか?>>
第22話 恐怖奇巌城 第9回  冷凍爆弾の地下工場に仕掛けられた爆弾を探しあて、爆発を阻止できた遊星王子。だが裏切り者の東には逃げられ、奇岩城の場所も特定できないまま。そんな時に奇岩城の中では再び宗方が脱出を試みていたが…

 人類がどう頑張ろうとも奇岩城の位置は分からなかったが、遊星王子の存在を消し去りたい海底人の方が遊星王子の円盤を奇岩城に引き入れてしまった。ほとんど馬鹿なのでは?
<スパイ発覚した東を全力を挙げて海底に帰そうとするミュー。良い奴だな。>
第23話 恐怖奇巌城 第10回  遊星王子の円盤を捕獲し、奇岩城に連れてきた海底人。しかしそれは遊星王子の策略だった。首尾良く奇岩城の中に入った遊星王子は、そこで海底人に潜り込んでいた人たちがいることを知る。

 だいぶ話が長引いた海底人編の最終話。ここまで引き延ばす必要性がなかったし、終わり方も相当グダグダ。ドラマになってなかった。
 前回の引きが「遊星王子の運命は?」という感じだったが、そもそも奇岩城の中に入った時点で勝利は確定してるわけで。 
<誰も知らない奇岩城に一週間前からスパイが入っていたと言う。これまでの前振り全部ぶち壊してるじゃん。
 遊星王子が円盤の中に閉じこもっていると勝手に思い込んで地上攻撃を命令する海底人。首領のミューも潜水艦で出撃していた。何故遊星王子を放置した?
 前回まで持ってなかった海空兼用の円盤がもう出来上がっていて、それで地上を攻撃しようとしている。進化が早すぎない?
 ところで舘崎博士は前にタイムマシンが必要だとか言ってたけど、結局出ずに終わったな。>
第24話 張られた罠  愛宕山の地震研究所で毎日地震が検知されていた。それに疑問を持った研究員の阿部は単独で調査に向かうが、山の中で何機ものロケットがあることを発見してしまう。更にそこに現れたロボットに攫われてしまう。

 新シリーズ大空魔団編の開始の話。宇宙から飛来したアンドロメダ星雲人が地球侵略を開始するという話。放射線の研究者を誘拐するために罠を張った。具体的には円盤に近づいた一般人を洗脳して博士を殺人犯に仕立てるというものだが、なんでそんな面倒な手続きをするのかは不明。
 ロボット兵団が登場してる。「21エモン」のゴンスケというか、ロボット三等兵というか、とても味のあるデザインだ。
 今回遊星王子は出ているが、事情を聞いただけで何らパワーは使っていない。
<堀田博士は誠の知り合いだとか。随分顔が広い子だね。
 九州で起こった殺人事件を何故か警視庁が捜査している。取り調べも東京で行っているようだが、この場合九州に戻されるものでは?>
第25話 ロボット兵団  堀田の助手ハナエがロボット兵団に襲われた。嘘の書類を渡すことで逃げたが、肝心な書類はギャング団によって奪われてしまう。ハナエからそのことを聞いた堀田の弟キヨシと誠はそのギャング団を突き止める。

 大空魔団の正体はタルタン人という異星人なのが発覚した。彼らが狙った堀田教授の論文は、原子爆弾以上の脅威を持つ放射能を生み出す装置だった。
 ロボット兵団を繰り出してくるが、今のところこっそりと現れているだけ。それにしても味のあるロボットの姿だ。
 まるで少年探偵のように窃盗犯人を発見する誠の姿がある。駅の前で待ってたらギャング団が現れただけという単純な捜査だったが。
 そしてそのギャング団を襲うロボット兵団からトランクを奪ったのが遊星王子。今のところ三つ巴の戦いと言った風情。
<ギャング団が車を走らせていると、前に一台の車が止まっていた。広い田舎道なので、ちょっと脇を走れば走れると思うんだが。
 ロボットを相手に啖呵を切るギャング団。逃げろよ。
 遊星王子は飛べないので、逃げる時は普通に走っていた。追いかけっこしてるみたいで絵面が間抜けっぽい。
 刑務所に入っている堀田を救い出したのはロボット兵団だった。罠にはめたのも大空魔団だからマッチポンプだが、警察署に来た時点で何故誰も騒がない。>
第26話 宇宙戦争  刑務所を襲撃したロボット兵団は誰にも知られないよう堀田博士を誘拐した。

 タルタン人は予定通り堀田博士を誘拐した。そして博士をタルタン星に連れて行くのだが、そこは戦争が続いて廃墟のような星になってしまっている。その戦争を終わらすために堀田博士の発明を利用した最終兵器を作るというのだが、自分の発明品で星一つが破壊される事実を告げられて堀田は拒否していた。
 一方、堀田博士の発明を狙ってギャング団のスリーダイヤも暗躍しており、地上に来たタルタン人と交戦までしているが、全く歯が立たない。
 誠の素直な疑問で、何故良い人である堀田博士が捕まっているのに遊星王子は何もしないのか。というのがあって、それに答えたワクさんは、警察の正しさを優先したからと答えていた。そうなんだけど、なんか釈然としない答えだ。
<タルタン人によれば、堀田博士が初めて宇宙旅行をしていると言うが、既に人工衛星はできていて、もうその話も出てるんだが。>
第27話 追われる男  堀田博士の脳を探ろうとして失敗したタルタン人は堀田博士を従わせるため、わざと堀田博士を殺人現場に転送し、殺人犯として警察に追わせる。このままでは死刑にされると考えた堀田は逃げ回る。

 タルタン人の罠にはまり、殺人犯人に仕立てられた博士。なんかアメリカのドラマ「逃亡者」に似た設定だが、こちらの方が放映は先。警察に追われて絶体絶命になった時にわざと助けて宇宙人の手先に見せかけている。
 一方、金儲けのために堀田博士を探すスリーダイヤも暗躍というか、現場をウロウロしている。
 君子と堀田博士の安否を探るため、遊星王子は異変のあったという場所を空飛ぶ円盤で飛んでいるが、今回の活躍はここだけ。
 一方たまたま堀田博士の本を持っていた君子も捕まっている。偶然が重なりすぎてるな。
<遊星王子はロボット兵団のことを「精巧なロボット」と言っていた。うん。まあ。>
第28話 空中飛行術  君子を人質に取られてしまい、攻撃が出来ない遊星王子にロボット兵団が襲いかかる。脅迫を受け、堀田博士の論文は新聞社に預けていることをばらしてしまった。タルタン人は堀田博士に化けて論文を奪いにいく。

 遊星王子は罠に掛けられ君子と一緒に閉じ込められてしまった。君子を助けるためにタルタン人が欲しがっていた本の在処を白状してしまうが、そこで本を奪いにタルタン人がみんな出て行ったことを確認して脱出に成功した。
 堀田博士の研究を狙うスリーダイヤはタルタン人を出し抜こうとするが、結局見つかってしまい、ロボット兵団に襲われてしまう。
<わざわざ本を取りに行くことを告げなければ遊星王子も動けなかったのに、わざわざ語るタルタン人も甘いな。
 遊星王子は瞬間移動も封じられてしまったが、閉じ込められた部屋は力を込めれば開くという変な部屋だった。なんでこんなところに閉じ込めた?>
第29話 新らしい敵  堀田博士の本を狙うタルタン人はギャング団スリーダイヤを襲うが、突然何者かの声が聞こえたかと思うとギャングの一人が空中に浮き上がって降りてこなくなってしまう。その頃タルタン人のアジトからなんとか脱出した遊星王子と君子。

 表題にあるようにタルタン人さえも知らなかった新しい敵が登場する。実は前に堀田博士が空中に浮き上がったことがあったが、それはタルタン人の行いでは無かったのか?
 そして遊星王子の前に姿を現す敵。それはタルタン人と宇宙戦争をしているメトウ星人だった。堀田博士をさらって遊星王子に共に戦うことを申し出ている。
 メトウ星人は人間と同じ姿をしていて、礼儀正しいが、タルタン人に言わせれば、ずる賢い種族だそうだ。
<ギャングの一人が空を飛んだ時点でタルタン人は本の奪還を諦め、スリーダイヤは逃げてしまった。逃がす必要ないんじゃないか?>
第30話 暗黒兵団出現す  堀田博士の発明をめぐり地球でタルタン人とメトウ星人の戦いが始まってしまった。その中で翻弄される人々。その動向を探る遊星王子。

 タルタン人とメトウ人の戦いと言っても、どちらも堀田博士の本を巡っての交渉になるが、小悪党のスリーダイヤが意外にもしっかり関わっている。結構人の言うことを信じてしまうタルタン人の情けなさもあるが、その辺ちゃっかりしてる。
 それでちょっとスリーダイヤが油断したところを田部井記者と遊星王子が本を奪ってしまうのだが、遊星王子って正攻法を使わずに泥棒の真似のようなことをしているのが面白い。しかも普通の人間に負けかけてるし。
 一方メトウ星人に囚われた堀田博士は
<暗黒兵団のリーダーは全身タイツに蝶の形をしたアイマスクをしてる。ほぼ変態の姿だ。>
第31話 三つの死闘  堀田博士の研究成果を収めたトランクは堀田の恩師坂巻博士のもとにあった。それに気づいたタルタン人とスリーダイヤが坂巻の元へと向かっていた。遊星王子も急行するのだが…

 いよいよ堀田博士の研究を巡る攻防も佳境。これまで取り合ってきた五冊の本はダミーで、実は本物は一つのトランクに収められていた。最初にそれに気づいたのがスリーダイヤで、堀田の恩師坂巻を騙してトランクを奪う。
 だがその直後、タルタン人、メトウ人、そして遊星王子が次々に現れて混戦状態となる。
 さらわれた坂巻博士を助け出すことができた遊星王子だが、肝心のトランクが誰の元にあるのかが分からなくなってしまった。
第32話 死の放射能  タルタン人、メトウ星人、スリーダイヤ、そして遊星王子の戦いの混乱の中で堀田博士のトランクが行方不明になってしまった。メトウ星人にトランクを奪われたと信じたタルタン人はメトウ星人の母艦に攻撃を仕掛けようとする。一方、タルタン人を出し抜いて地球を攻撃してトランクを奪おうとするメトウ星人。

 前回ラストで混戦となっていたが、最も重要なトランクが消えるという不思議な事態に陥った。その行方不明のトランクを巡っての攻防となる。どの陣営も勝手に推測してるため大変ややこしいことになってる。
 堀田博士のトランクにあったのは本の他に真空管が一つ。しかしこれをもし発動させてしまったら殺人の道具になるという。
 実際には中学生がトランクを拾って警察に届けたというオチになるが、あそこまで派手に戦っておいて、どうやって拾ったんだか。
 その中で一歩先んじたメトウ星人は
<新兵器は真空管を用いているそうだ。時代を感じてしまう。
 堀田博士の発明品は人殺しの道具だそうだが、それ分かっていて完成品を隠したの?かなりのマッドサイエンティストだ。>
第33話 地球の危機  メトウ星人の暗黒兵団は地球にあんこくがすをほうしゅつして地球をすっぽり覆ってしまう。太陽の光が消えた世界でワクさんはメトウ星人に追いかけられてしまう。

 タルタン人が金星に去った後でタイトル通り地球の危機が描かれる。暗闇の中でこそ力を発揮するというメトウ星人は地球を暗黒で覆うほどの科学力を持っているのだから、それを最初から使っていれば侵略も早かっただろうに。
 一方、ワクさんはメトウ星人にも遊星王子とばれており、その命を狙われてしまう。だが早変わりでワクさんはすぐに遊星王子に変身して戦い、更に空飛ぶ円盤で暗黒を払ってしまう。ちょっと都合良すぎだな。
 一方、堀田博士が作った放射線を放つ真空管はトランクを拾った少年のもとへ。そして工作好きな少年はその真空管を使ってラジオを組み立ててしまう。
 皮肉なもので、警視庁から真空管の危険性のニュースが終わったときにラジオの修理が終わってしまった。
 更にメトウ星人は諦めておらず、スリーダイヤと手を組んだ。
第34話 第不敵な挑戦
第35話 月世界基地
第36話 魔団の破滅
第37話 呪いの宝石
第38話 バラモンの妖術
第39話 魔の手はのびる
第40話 ブラックハートの挑戦
第41話 遊星王子の危機
第42話 三番目の宝石
第43話 正義か悪魔
第44話 假面の正体
第45話 魔境の秘密
第46話 グラマ暗殺団
第47話 死のロッククライミング
第48話 クマウン滝の決戦
第49話 さよなら遊星王子

 

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