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アメリカン・ニューシネマ |
メカスの映画日記―ニュー・アメリカン・シネマの起源 1959‐1971(1974) |
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ジョナス・メカス |
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アメリカにおける個人映画・非商業映画への道を切り開いていったジョナス・メカスが、1959年~1971年の日記を通してその時代精神を刻み付ける。
これほど非妥協的に、熱烈に、映画と人生のあり方を指し示した本があっただろうか。
個人映画への熱望をみなぎらせて、既成のものに痛烈な弔辞を送る! |
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時代劇 |
時代劇映画の思想―ノスタルジーのゆくえ(2000) |
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筒井 清忠 |
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時代劇の衰退によって日本人は何を失ったか? 歴史社会学的視点から時代劇の文化性を再評価し、日本人のあるべきモラルと精神性を考える。
松之助映画に始まり、『丹下左膳』『次郎長三国志』『大菩薩峠』『忠臣蔵』など、数々のヒット作を生んだ時代劇映画。なぜ人々はあれほど熱狂したのか。
かつて大衆は時代劇の中に、都市化・産業化のプロセスで自らが失いつつある生活様式やモラルを見た。著者はこうした時代劇の特質を「ノスタルジー装置」と名づける。本書では、時代劇の衰退と共にそれが機能しなくなったことで、日本人が何を失ったかを明らかにしていく。
特に、幕末維新映画を佐幕派側・倒幕派側に分類するという初の考察は注目である。敗北者に対する愛惜・追悼の感情が両者に共通して、いたことがわかる。
本来時代劇は、日本の文化や社会を理解する上で貴重な材料と示唆を与えてくれる。しかし、これまでは時代劇に関する本格的な考察・研究は乏しい。本書は、社会学的視点から戦前・戦後の膨大な作品群の綿密な考察を通して、時代劇文化の真髄に迫った一冊。
時代劇の解説書にも最適。 |
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ドキュメンタリー |
ドキュメンタリー・ストーリーテリング[増補改訂版](2020) |
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「ドキュメンタリー/ノンフィクション作品制作における哲学とハウツー」が1冊に詰まった決定版、増補改訂版で再登場!!
世界水準の映像を撮るための必須ルールを伝授。
インターネットにおける動画配信の時代にも対応し、
国際共同製作の多様なスタイルも紹介。
想田和弘ら、5名のドキュメンタリー作家たちの生の声を追加収録!
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この本を読むまで“ドキュメンタリーの技法"とは
いい素材を味付けせずにそのまま出すのだと思っていた。
しかし、素材の味を引き立たたせる、
絶妙な“切り方"が作品を魅力的にするのだと本書は教えてくれる。
東海テレビ・ディレクター 圡方宏史(『ヤクザと憲法』『さよならテレビ』監督)
日本のドキュメンタリーが世界で通用するために
本書が格好の手引になることは間違いない。
国際映像プロデューサー 今村研一(Tokyo Docsアドバイザー) |
amazon紹介文より |
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任侠 |
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任侠映画はガマン劇といわれる。悪党どもの暴虐にギリギリまでガマンする。あそこまでやられたらやり返すのが当たり前、ぶっ殺すしかないんだと共感させる。憤怒のため高倉健がドスを振う時、大衆は喝采し、その背に声援を送るのだ。
極悪非道に立ち向かうのは、社会から放り出されたはぐれ者たち。我慢に我慢を重ねる民衆に代わり、見るに見かねて手を下す。そこに人々は共感をおぼえたのである。
昭和の男達を魅了した任侠映画900本。戦前から任侠映画を見続けた著者が、その源流から爛熟期まで、名優から極悪非道を演じた名悪役まで。とびきり面白い任侠映画の魅力を語り尽くす。 |
amazon紹介文より |
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『網走番外地』『日本俠客伝』『緋牡丹博徒』など、1960年代後半から70年代にかけて一世風靡したヤクザ映画の数々。その映像美と活気あふれる魅力に迫る。
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一九六〇年代後半から七〇年代にかけて、高度成長まっただ中の時代に、ヤクザの世界を描いた作品群が量産される。鶴田浩二、高倉健、藤純子、菅原文太などがスクリーン上で活躍する姿は一世を風靡した。それらの作品を同時代に見続けてきた著者が、その面白さの秘密を探る。『網走番外地』『日本俠客伝』『昭和残俠伝』『緋牡丹博徒』などの人気シリーズをはじめ、隠れた名作や傑作を再発見する! |
amazon紹介文より |
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ヌーヴェル・ヴァーグ |
ヌーヴェル・ヴァーグの世界劇場──映画作家たちはいかに演劇を通して映画を再生したか(2018) |
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矢橋 透 |
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ドゥミ、リヴェット、レネ、ゴダール、ロメール、シャブロル、そしてトリュフォー…。新しい波の映画たちは、いかに演劇/劇場としての世界を生きたのか?7人の映画作家たちをめぐる映画と演劇の交錯を問い直す画期的評論。 |
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