第25話 |
ハワイアン水着泥棒 |
第13回Aパート 原田益次:絵コンテ・演出 星山博之:脚本
1982年1月20日放送 |
あらすじ |
あたる、ラム、しのぶ、四人組は商店街の福引きでハワイ旅行を当て、海水浴をしていた(もっぱら目の保養ばかりだが)。何処であろうとやることは変わらない一行。しかしそれを制止する聞き慣れた声があった。近くでサクラが日光浴していたのだ。どうしてハワイに来たのかと聞く一同に「私とてなうなぎゃるじゃ、海外旅行ぐらいするわ。それに・・・叔父上は海が好きだったからのう」と、ぽつりと語らうサクラに錯乱坊が死んで傷心旅行、と一同が思ったのもつかの間。大波の向こうからサーフボードに乗って錯乱坊が現れあたるを踏みつぶす。死んだ筈だと詰め寄るあたるに「叔父上は海が好きだったが、今でも好きだと言ったのじゃ」と返すさくらに全員コケる。夜、ホテルでくつろぐ一同。お目付の錯乱坊をごまかし、サクラの下着ドロを相談する男達。その頃、女性陣が部屋を覗く人影に気づき、悲鳴を上げる。翌朝、女性陣の水着が盗まれていた。「手っ取り早く犯人を締め上げて、取り返した方が早いだろう」というサクラの判断で、あたるが締め上げられる。あくまで無実を訴えるあたるの次に締め上げられたのはメガネ。が、仲間割れ密告しあい、男達全員が容疑者になってしまう。男達の部屋が捜索されるが水着は見つからず、証拠不十分で男達はとりあえず釈放となった。その後、ラムが海に浮かぶ錯乱坊の頭らしきものを目撃、サクラに報告する。次々と錯乱坊に関する状況証拠が現れる。「ありえない、叔父上はあれでも修行を積んだ聖職者じゃ。食い気ならともかく色気には・・・」と取り合わず、沖へ泳ぎ出すサクラだが、水中で何者かに襲われ水着をはぎ取られる。それを知ったあたる達に追いかけられ泣き出してしまうサクラ。初めて見せたサクラの女らしさに感動するあたる達(しかしその後当然ボコボコにされる)直後、双眼鏡で海を捜索していたメガネが、沖へ行く錯乱坊らしき人影を発見。一同はボートで後を追う。沖合の岩場の洞窟に追いつめるとその奥には女性の水着が点々と。最奥にはタコがいたが、一同はそれが錯乱坊ではないと気付かずに文字通りタコ殴りに。最後はタコと錯乱坊のそっくりな鉢合わせで終わる。 |
カラス |
原作での5巻6、7話のミックス。特に6話が内容の薄い回だったので、合体したのだろう。また、原作では面堂の別荘が舞台だが未登場のため商店街の福引きで来たことになっている。余談ながら原作でのサクラさんが水着を奪われるシーンには、連載当時、小学生ながら非常に興奮した記憶がある(笑)。 |
甘崎 |
この話は原作を元に割合コンパクトにまとまっているが、短いながら内容は詰まっており、見て楽しめる内容となっている。特にサクラの姿が良い(^
^;。この回の放映は冬。海を舞台とするにはハワイにでも行かせねばならなかったのだろうが、こんな時期に海の話を作ろうと言うスタッフは何を考えているのだろうか?これまた余談だが、原作でサクラが涙を流すのはここだけと思われているが、実はもう一箇所ある。興味のある方は探してみられると良い。そう言えば、原作ではこの話の中で、コミック中唯一(と思われる)ラムのネグリジェ姿が描かれていた事も思い出す。 |