第5話
鳥を追いかけていたセラはことごとく天使病に冒された難民達を見る。そのセラに対し、媽姐と呼びかける老人。それはやがてシュプレヒコールとなり、難民全員がセラに触ろうとする。
セラの危険を知ったガスパルは難民達に飛びかかり、更に鎮圧のためにやって来た軍人をも襲う。危うく人を噛み殺しそうになるガスパルを見たバルタザルは「エパタ!!」と叫び、その凶状を抑える。
改めて葉選英と会見する賢者達は、奥まった部屋で天使病の完全変異体を見せられる。
エパタとはアラム語で「開け」を意味する。この犬が聖書の言で調教されていたことを暗示しているのだろう。