第12話
助けに来たメルキオルとギードも捕らえられ、彼らの面前でついにセラの足下に火がかけられる。
セラの悲鳴が上がる中、多数の鳥が自ら火の中に突っ込み、自らを犠牲にセラを救う。
それを見ていた異端審問官達はセラを銃殺するよう命令を下すが、その時洋上の戦艦から艦砲射撃が行われた。
混乱の中、セラとバルタザルの奪還に成功する。
逃亡の車の中、メルキオルは黄艦長に艦砲射撃を再度行い、異端審問所を焼き払うよう頼む。
「人を焼いた連中なら焼いてかまわんというのか!!人を裁くな!!あの審問官たちと同じことをするつもりか!!」というバルタザルの叱責を受け、「所詮俺たちには人の行いを裁くことしか出来ないのさ。この世に救いがあるならその善悪に拘わらず行いに見合った報いを受けることだけだ。いつか俺たちが焼かれる日が来るなら、それこそ望むところだ」と切り返す。
この回をもって押井守氏は原作から離れる。