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刑事コロンボ 愛情の計算


刑事コロンボ コンプリートBOX
1973年
アルフ・ケリン(監)
 軍事用ロボットの研究者マーシャル(ファーラー)は、自分の息子を博士にしようとやっきになるあまり、息子がその重責に堪えかね、他人の学説を盗用した事を敢えて黙っていた。だがその事を同僚のニコルソンに知られてしまい、脅迫を受ける。マーシャルはアリバイ作りのためにロボットに自分の仕事をさせてニコルソンを殺害するのだが…
 シリーズ中おそらく最も陳腐で無理な物語が展開。
アリバイ作りがアリバイになっておらず、おまけにロボットまで出すという無茶苦茶ぶり。でもその無茶苦茶ぶりを楽しめるならば、結構見所は多い作品。何せあのロボット“ロビー”が登場するのだ。特撮好きとしてはこれだけで「おお!」ってな感じ。この登場シーンだけで悪く言えるはずがない。科学的な組織が舞台だけに軍事シミュレーションの描写や(当時)最先端の技術も色々出てきて、設定そのものは結構キナ臭く、それも興味深い所。シリーズとしては番外編っぽいから、そう割り切って観るならば、それで充分だ。出てくる少年の名前がスティーヴン=スペルバーグというのも人を食ってて良い。

 

MM7
【えむ-えむ-せぶん】
 『禁断の惑星』で登場した万能ロボット“ロビー”そのもの。ここでは天才少年スティーヴにより作られた7体目のロボットだからだそうだ。プログラムによって様々な動きをさせることが可能だが、流石に「万能」とまではいかないようだ。 甘崎
スティーヴ
【スティーヴ】
 本名スティーヴン=スペルバーグ。なんとも人を食った名前の天才少年。既に軍のロボット研究所の開発チームの一員で、自身既に7体のロボットを組み上げている。7体目のロボットはMM7。 甘崎