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カウボーイビバップ事典 | |
書籍 |
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話数 | タイトル | コメント | DVD |
第1話 | カウボーイ・ゴスペル "Cowboy Gospel" 監督:アレックス・ガルシア・ロペス 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
強盗が宇宙に浮かぶカジノを襲う。その賞金首を狙ってカウボーイのスパイクとジェットはカジノに乗り込んで、強盗を無事捕らえる。だがカジノを大破させてしまったために大赤字に陥ってしまう。仕方なく次のターゲットを探すことにした。組織から麻薬レッド・アイを盗んだ賞金首のアシモフにターゲットを定めるが… 実写版の第一話はアニメ版の第一話「アステロイド・ブルース」のかなり忠実なリメイク。相当な原作リスペクトを感じる。銃とかステーションの描写なんかもほぼ同じ。たむろってる三人組の老人まで同じだった。青椒肉絲に関するものとかカクテルのレッドアイのレシピとかアニメの台詞の一部が削られてるが、そこは残して欲しかったな。あと、アニメ版では、カテリーナが自分を捨てて逃げようとしたアシモフを撃ち殺しているが、この話ではその前にアシモフはフェイに撃たれて死んでいるという違いもあり。 かなりアニメを意識した作りで、ポーズの決め方やあり得ないアクションなどアニメ的要素は強い。それがテレビシリーズで出来るようになったのだから、技術の進歩は素晴らしい。台詞もできるだけ忠実にオリジナルをなぞらえているが、やっぱり顔のイメージなどはだいぶ違う。 特にスパイクは一見自堕落に見えるが、徹底的に肉体を鍛えているシーンもあって、アニメ版よりも真面目な印象を受ける。 フェイとの出会いもあるが、出会いは最悪。フェイはどっちかというと「攻殻機動隊」の少佐っぽい感じもあり。 吹き替え版はかなりの部分をオリジナルメンバーで構成しているのが好感度高い。ただ、ビシャス役の若本規夫はちょっと声の質が変わってしまって、多少違和感を感じないでもない。 スパイクがカテリーナを見て過去を思い出すシーンあり。アニメ版観ていれば分かるが、これはアシモフとカテリーナの関係を自分自身とジュリアに重ねているシーン。そしてスパイクがギャング組織と関わりがあるなどいくつかの伏線も描かれている。 |
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第2話 | ヴィーナス・ポップ "Venus Pop" 監督:アレックス・ガルシア・ロペス 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
爆弾魔テディの情報を得たジェットの司令でとある結婚式場に潜り込むスパイクとジェット。そこには複数の殺し屋が集まっており、殺し合いに巻き込まれてしまう二人は、肝心なテディを逃がしてしまう。テディの義手が手に入ったため、それを手がかりに居場所を探ろうとするジェット。一方三年ぶりに馴染みのジャズバーに向かうスパイク。 テディという爆弾魔を追う話をメインに、スパイクの過去について少し掘り下げる話。 メインの話はジェットがほとんどメインで、言うこと聞かないスパイクに手を焼きつつ犯人を追い詰めていく。口ではスパイクを信用出来ないとか言っているが、ちゃんと肝心なところでは頼りにしてる辺り、人間関係がうかがえる。 アニメ版を知っていればそのまんまだが、スパイクは3年前まである組織に属していて、その組織を抜けるために死を偽装していたこと。前話であるレッドアイがその組織に絡んでいて、そこで自分が生きていることが組織にばれてしまったことを知ったということ。そしてジェットには自分の過去を話してないことなど。 アニメ版との大きな違いは、かつてスパイクが愛した女性ジュリアは生きていて、ヴィシャスと結婚していたという事。ちと驚きの設定。組織の長の命令でジュリアを殺すように命じられたヴィシャスはジュリアに銃を突きつけて引き金を引くが、その銃には弾が入っていなかった。組織はヴィシャスの忠誠を試すだけにそれを命じたが、それでヴィシャスとジュリアは仲違いしてしまう。 今回はフェイの登場はなし。 <銃にこだわりがあるのは良いのだが、使ってる銃がみんな普通のリボルバーなのはちょっと変なこだわりかな?SFで使うには随分レトロな感じになってしまった。> |
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第3話 | ドッグ・スター・スウィング "Dog Star Swing" 監督:マイケル・カトリーマン 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
ステーション“タルシス”で地球人を狙って殺す高額な賞金首がいると知ったジェットはスパイクと共に売春宿へと向かった。だが、スパイクには賞金以外の目的があった。 カウボーイとしての仕事をしながら自分の方の調査も進めるスパイク。 メインの話としては、顔を変えて逃げる犯人の顔を特定して捕まえるという話で、話はだんだん複雑になっていく。ハードボイルドの探偵ものっぽい話にSF的味付けを施した感じで、見せ方も古びた感じだが、これは狙ってのことだろう。 ストーリーとしてはある男の復讐劇だが、地球から逃げた金持ち連中を狙ってのこと。自分を含めた家族を地球に取り残したのに犬だけは連れて行ったことで、その恨みを晴らすために次々その金持ちを殺したという話。犬も殺そうとしたが、殺せなかった。 賞金首は目の前で警察に撃たれて殺されてしまってくたびれ損だったが、少なくともジェットは娘にプレゼントを渡すことが出来た。 そのプレゼントというのがコーギーだったが、結局元奥さんに受け取りを拒否されてしまい、宇宙線に持ち帰ることになる。言うまでもないが、その犬の名前はアインという。 もう一方でスパイクが追っているのはヴィシャスだが、そのヴィシャスの方も麻薬販売の方が上手くいっておらずに苛ついていた。おちゃらけた雰囲気がないし、ヴィシャスが小者っぽすぎてイメージと違う。 そしてジュリアは比較的自由を許されているらしく、前話でスパイクが訪れたバーに顔を出していた。 <スシ・バーの店主が情報屋をやってるが、これは『ブレードランナー』だろうな。 犬を銃で撃とうとするシーンがあるが、これは精神的にきつい。殺さなかったけどね。> |
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第4話 | カリスト・ソウル "Calisto Soul" 監督:マイケル・カトリーマン 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
記憶を失い、自分自身の過去を探す女性フェイ・ヴァレンタインは、コールドスリープ状態にあった自分の記憶を探して、その手がかりとなるコールドスリープ技師を追い詰めるのだが、そこはカリスト解放戦線を名乗るテロリストに襲撃されてしまう。命からがら生き延びたフェイが頼ったのは、たまたまその町にいたスパイクとジェットだった。 1話目に登場して以来鳴りを潜めていたフェイが再登場。色々あってビバップ号の仲間になった。改めて観ると、原作とかけ離れた風貌してる。 前回保護したコーギーのアインはビバップ号にいた。ジェットによれば飼い犬だが、それを見つけたフェイは金にしようと考えて、アインを連れて逃げてしまう。結局フェイとアインのコンビの話になっていく。ただフェイがやってることがあまりに行き当たりばったりすぎて、これは脚本に難ありだろう。 フェイは自分の過去を追い求めているらしい。コールドスリープから目覚めたら記憶を失っていて、過去のIDが盗まれたということらしい。 一方ではヴィシャスが組織に対して反抗しようとしているところが描かれるが、なんでもかんでもジュリアに喋るもんだから、あっという間にばれてしまうと言うのがあまりに間抜けだ。 カリスト解放戦線は動物を救えと言っているけど、具体的に何も要求してない。思想の中心がどこにあって、なにを目指しているのか全く分からないテロリストでは全く説得力がない。 全体的にこの話は練り込みが全然駄目で脚本の難点ばかりしか見えてこない。ツッコム気力もない。 <フェイがスパイクを見つけた理由が全く語られない。たまたまってのは天文学的確立だから、なんらかの手段で見つけたはずなんだが。> |
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第5話 | ダーク・サイド・タンゴ "Darkside Tango" 監督:アレックス・ガルシア・ロペス 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
囚人護送船がエウロパに墜落した。カウボーイの仕事だと色めき立つスパイクだが、ジェットは自分は動かず、フェイとコンビを組んで言ってこいという。実はその犯人達の中にはジェットが過去因縁を持つ男ウダイがいたのだ。かつての相棒を呼び出して、彼と二人でウダイを探すことにしたジェット。 キャラが一応揃って三人と一匹のカウボーイ生活になって、今回はスパイクとフェイのコンビの話となるが、それより今回はジェットの単独主演回と言って良い。なかなか渋めの話に仕上がってる。ただ、単純な話なのに一々格好付けすぎて話が間延びしてしまったし。 一方無理矢理組まされてやる気が起きないスパイクとフェイはお互いにグダグダ言い合いながら何もしないまま。この辺は原作アニメっぽさはある。 一方ではヴィシャスが組織を裏切る用意を着々と進めている。やってることが小者っぽいのがなんともはや。 |
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第6話 | バイナリー・ツーステップ "Binary Two-Step" 監督:マイケル・カトリーマン 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
ビバップ号の修理費を稼ぐためにカウボーイの仕事をしなくならなくなったスパイクとジェット。神出鬼没の新興宗教教祖のドクター・ロンデスを追うが、そこでスパイクは洗脳装置に掛けられてしまい、別れたはずのジュリアと出会う。 新興宗教の教祖を追う話で、そうとは知らずに洗脳装置にかけられてしまって意識だけがループする世界に放り込まれるという話。まるで『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』だが、今やかなりありがちな話となってしまった。 夢の中でスパイクはジュリアと再会するが、何度会っても殺されてしまうことになる。その中で自分のトラウマと直面させられるが、組織を裏切った理由が少しだけ垣間見える。組織に忠実な スパイクは夢の中のため、ジェットは暴走して人間のコントロールを受け付けなくなったAIを破壊しようと四苦八苦してる。スパイクのためにビバップ号を壊す羽目に陥るが、それでも相棒のために努力するジェットの姿が良い。 この作品には登場しないエドだが、ここでラディカルエドなるハッカーの名前だけ出てきた。 あと、整備士として登場したメルという女性がフェイが深い仲になってしまうが、これもオリジナルにはない要素で、評価分かれるんじゃないかな? <ドクター・ロンデスの本体は地球にあるそうだが、タイムラグ無しで太陽系全体に洗脳装置にデータ送れるほどの時代になってるのか?アナログなカウボーイの活動と随分開きがある。> |
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第7話 | ガリレオ・ハッスル "Galileo Hustle" 監督:アレックス・ガルシア・ロペス 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
宇宙に行きたいとフェイを訪ねてきたのはフェイのIDを持ち、彼女の過去を知るクリスティンだった。自分の過去を知りたいフェイはジェットとスパイクに取り入ってビバップ号を動かしてもらう。 フェイの過去についての物語で、過去を知る女性が登場。ただ、彼女の職業は詐欺師のため、なかなか真実を語ろうとせずにビバップ号の面々を面倒毎に巻き込むばかり。 フェイ自身コールドスリープ前の自分が全く分からないので、文字通り自分探しの真っ最中で、弱みがあるためどうしてもクリスティンには強く出られず、結局スパイクとジェットはその巻き添えを食ってしまう。話術の巧いクリスティンだが、ジェットもスパイクもあまりに信用しすぎる。これに限らずクリスティンの話術はあまりに底が浅くて何かの冗談にしか見えないのがちょっと残念な部分。 クリスティンはフェイの母親を名乗っているが、ジェットの方も家族問題でゴタゴタ中。変則的だが、今回は家族の話になってる。ちなみにクリスティンは武器商人のミンクから逃げ回っていたが、それは夫婦のゲームの一環だったというオチが付いた。 最後にフェイが受け取ったのはIDではなく一本のVHSビデオテープだった。そこに映っていたのはローティーン時代のフェイだった。原作のアニメでも描かれていたシーン。 一方ではヴィシャスが組織を裏切る計画を着々と進めていて、それを横目にジュリアはヴィシャスを裏切ろうとしてる。 <ヴィシャスが味方に引き入れたサンティアゴだが、竹中直人にそっくりだな。ブレッシング・モッゴーロアという役者らしいが。 フェイが自分のビデオレターを見つけるのはオリジナル版でもあったが、あれはVHSでなくベータマックスだったから面白かったんだがな。> |
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第8話 | 哀しきピエロのゴーゴー "Sad Clown A-Go-Go" 監督:アレックス・ガルシア・ロペス 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
ヴィシャスは組織の研究室から最悪の殺人鬼となった重力を操る強化人間を身請けし、スパイクを殺すよう命じる。 最悪の殺し屋との戦い。体の周囲の重力を操るというキャラで、「マルドゥク・スクランブル」に出ていたボイルドみたいなキャラだった…というか、そのものっぽいぞ。 あまりに強いため全く太刀打ち出来ないまま殺されそうになるが、唯一の弱点である犬が味方にいたお陰で一度目の襲撃を逃れ、二回目は敵の挑発に乗って一騎打ち。その敵ってのわざわざスパイクに周囲の人間を巻き込みたくなかったら一人で来いとか、殺し屋とは思えない礼儀正しさで、なんか行動がちぐはぐな感じだ。 ちなみにこの殺し屋の名前はPierrot Le Fou。これはゴダールの某映画のタイトルと同じ。 ジェットの知り合いの情報屋がスパイクの過去について少しだけジェットに伝えている。「ゴーストよりヤバい」というだけだが。それでスパイクが闇の世界の特殊部隊にいたことだけは察している。フェイも含めてお節介を焼くのもジェットらしさ。そしてそんなジェットの心情を知りつつ、敢えて一人で行くスパイクもそれらしい。 ピエロの操作によってアインは目から映像を投影している。普通の犬では無いことがここから分かった。 一方、ヴィシャスは着々と組織の乗っ取りを進めており、危ない橋を渡りつつも長老を一つところに集めて一気に殺害した。実は頂点に立つのはヴィシャスの父親だった。ただしそんな事関係なく全員殺していたが。 この話では終わらず、次の話へと続く。 <ヴィシャスは一人で長老の護衛全員を相手にしている。それだけ自信があったのだろうが、無謀と言うよりそれは半分自殺だ。臆病だったり大胆だったり、ヴィシャスの性格が一定してない。> |
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第9話 | ブルー・クロウ・ワルツ "Blue Crow Waltz" 監督:マイケル・カトルマン 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
ピエロとの決闘で気絶したスパイクは過去、ヴィシャスとジュリアと共に過ごした日のことを思い出していた。それは親友であったヴィシャスと組織の殺し屋として命令のまま過ごしていた日々と、ジュリアが現れてから少しずつきしみ始めた友情。そしてヴィシャスが抱える野望と向き合うことだった。 回想シーンで過去組織に属していたフィアレスことスパイクとヴィシャスの過去が描かれる。この時はスパイクは髪をオールバックにしており、ヴィシャスと共に組織内の殺し屋をやっていた。そこで歌手のジュリアと出会ったことが全ての始まり。ジュリアに一目惚れしたヴィシャスは猛烈にアタックし、恋人関係になる。だがピリピリしたヴィシャスについていけなくなったジュリアはやがてフィアレスの方に惹かれていく。 前回組織の長がヴィシャスの父親だと分かったが、それを前提に父親との確執と、組織のためなら容赦なくヴィシャスを切ろうとしている父カリバンの命令で、フィアレスが刺客にされてしまったが、恩人のヴィシャスを殺せなくて、ヴィシャスと共に他の刺客を殺し回り、組織を抜けたが、その際ジュリアに付いてきて欲しいと願ったことから、ヴィシャスにも恨まれることになる。 そして不意打ちを食ってヴィシャスからの銃弾を受けたフィアレスは死んだはずだった。 …という過去が描かれたが、思った以上に軽い話だった。この程度の脚本しか用意出来ないとは残念。 |
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第10話 | スーパーノヴァ交響曲 "Supernova Symphony" 監督:マイケル・カトルマン 脚本:クリストファー・L・ヨスト |
父親を含めた長老の粛正を終え、組織を掌握したヴィシャスは、最後の仕上げにスパイクの首を狩ると宣言する。一方アナとグレンに命を救われたスパイクは、組織で起こっていたことを知らされ、ヴィシャスによって命が狙われていることを知る。 第一部最終回。因縁のスパイクとヴィシャスの決闘となる。過去精算したはずの三角関係が今も続いていることで起こる痴話喧嘩みたいなもの。 それでヴィシャスがスパイクを呼び出す方法は、ジェットの娘を誘拐してスパイクを呼び出すというもの。そこでジェットはスパイクの過去を知ることとなった。過去警察官として組織を追っていた身としてはスパイクを許せないはずだったが、ギリギリで友情の方を取り、スパイクの命を助けてしまう。 それで二人とも絶体絶命の危機に陥った時、戦闘機に乗って来たのはフェイ。ヴィシャス以外の組織メンバーを銃殺し、最後はヴィシャスとスパイクの一騎打ち。 それで盛り上がるかというと…それ以外の展開はありえないだろうから、規定の話としか。演出もさほど良くないので、今ひとつ盛り上がりに欠けた。 ヴィシャスはスパイクと共にジュリアも裏切り者として殺そうとしたが、スパイクに構ってる間に逃げるのだが、わざわざ戻って隠れてヴィシャスを狙撃した上で、ヴィシャスを殺して組織を乗っ取ろうとスパイクに持ちかけてくる。 ジュリアを生かしてどう使うかと思ったら、こんな悪女にしてしまった訳か。これは原作ファンから相当に叩かれることを思わさせて、大問題だと思う。 最後はなんとジュリアに用済みと見なされてジュリアに撃たれて塔から落下し、それでも生き残って一人寂しく歩いてるスパイクがラストショット。なんともやるせないラストだ。最後の最後で犬のアインを連れた赤毛の少女と出会ってるシーンがあって、第二部はエドと組むことになる暗示はあり。ただし第二期は作られないことになったそうだ。色々取り残しが多い作品になってしまった。 <これまでほぼ銃しか使ってこなかったヴィシャスがやっと日本刀を使い出したが、本作ではこれと言って刀にこだわりがあるようではない。殺しに美学を持たないヴィシャスには魅力もない。> |
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