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ヒューズ兄弟
Allen Hughes
Albert Hughes

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鑑賞本数 合計点 平均点
 アレンとアルバートの双子。
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
2010 ザ・ウォーカー 監督
2009
2008 ニューヨーク、アイラブユー 共同監督
2007
2006
2005 ブロンクス・キッズ 夢はチェス盤の向こうに 監督
2004
タッチング・イーブル 〜闇を追う捜査官〜
<A> <楽> 製作総指揮
2003
2002
2001 フロム・ヘル 監督・製作総指揮
2000 ブラック・ビジネス 監督・製作・脚本
1999
1998
1997
1996
1995 ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ 監督・製作・原案
1994
1993 ポケットいっぱいの涙 監督・原作
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972 4'1 ミシガン州デトロイトで誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

ザ・ウォーカー 2010

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ゲイリー・ウィッタ(脚)
デンゼル・ワシントン
ゲイリー・オールドマン
ミラ・クニス
レイ・スティーヴンソン
ジェニファー・ビールス
フランシス・デ・ラ・トゥーア
マイケル・ガンボン
トム・ウェイツ
エヴァン・ジョーンズ
ジョー・ピングー
クリス・ブラウニング
リチャード・セトロン
ラティーフ・クラウダー
マルコム・マクダウェル
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 崩壊したアメリカ大陸。その荒野を西に向かって歩き続けている一人の男イーライ(ワシントン)がいた。そんな彼がとある町に立ち寄るのだが、その町に君臨する男カーネギー(オールドマン)は、今や荒廃したアメリカ全土を掌握する力を持つという一冊の本を探し求めていた。そして、イーライこそがその本を持っている事を確信するのだが…
 荒廃した大地を舞台に、一つの希望をもたらした男の伝説を描いた作品。これだけでは
『ポストマン』と同じで、実際に物語の構造も似通ったところが多い。だけど通して観てみると、やっぱりこちらの方が完成度が高い。
 ほぼ同じような設定の物語で、これだけ出る差とは。元も子もない言い方をすると、それが
監督の管理能力の差であろう。
 少なくともワシントンはナルシズムとは無縁だったし、自分を美化することなく、きっちりと役をこなしていた。そこには自己主張よりも淡々と演じきることに徹していたため、それがこの作品にはぴったり合っていたこと。むしろ敵役であるオールドマンの方が個性を出していたが、これは素で演技させた方がはまるという監督の判断だろう。
 実際この作品にヒロイズムは不必要。
一つの目的に脇目もふらず突き進む。というだけで充分ヒロイックなのだから。それに個性を付け加えるのは蛇足に過ぎない。
 それにラストにどんでん返しを持つ本作では、主人公の持つ透明性こそが重要なのだ。その辺きっちり分かって作っている監督のおかげで本作の質は高い。

 物語の方も、単調になりがちな物語構成を、要所要所を押さえる盛り上げ方をしているし(いくつか笑えるシーンも挿入されている)、最後に「おっと」というどんでん返しも用意されているので、かなり楽しめる。
 実は全然期待もせずに観に行ったので、思わぬ拾いものをした感じ。

 それで点数がもう一歩足りないのは、オープニング部分で猫を射殺し、あまつさえその肉を食うシーンがあり、猫好き人間としては、それだけで耐えられないから。

 

フロム・ヘル 2001

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テリー・ヘイズ
ラファエル・イグレシアス(脚)
ジョニー・デップ
ヘザー・グレアム
イアン・ホルム
ジェイソン・フレミング
ロビー・コルトレーン
スーザン・リンチ
レスリー・シャープ
テレンス・ハーヴェイ
カトリン・カートリッジ
イアン・リチャードソン
ソフィア・マイルズ
マーク・デクスター
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 19世紀末のロンドン。夜な夜な街頭に娼婦の切り裂き死体が置かれる猟奇事件が発生。新聞はセンセーショナルにこれを書き立て、ついに「切り裂きジャック(Jack the Ripper)」と名付けられる。ただ、目撃者なしのこの殺人を、”見ていた”男がいた。アバーライン警部(デップ)。実は彼は幻覚で事件を透視する能力を持っていたのだ。そしてその幻視の力を用い、次々と娼婦たちが餌食になっていく中、彼は死体の位置に意味があることに気づいていく。
 ジョニー=デップ主演だからと言うだけで絶対観ようと思っていた作品
(でも、今年は今ひとつ当たり作がなかったね)。彼は自称「切り裂きジャックマニア」だそうで、まさにはまり役なのだが、残念ながらこれも今ひとつぱっとしなかった。ただ、本人凄く楽しかっただろうとは思う。デップはスターと呼ばれるより、自分がやりたい地味な役を淡々とこなしていきたいのかもしれない。
 作品としては、全体的にホラーとも言えず、サスペンスとも言えず、オカルトっぽくもあるがそれも味付け程度。
かなり中途半端な位置づけなのだが、ただ、この作品の真価は実はストーリーではない。
 何と言ってもこれは設定に尽きる。マニアックなほどに細かい
。“エレファント・マン”ジョン・メリックが登場したり、アブサンに阿片を溶かして飲むあたりの描写は見事だった。それだけでなく、王室事情やフリー・メーソンなども絡み、ある程度分かる人にはよくうなずくことが出来るだろう。
 霧のロンドンの闇の描写は上手いので、その雰囲気にはまれる人なら観ていて損は無かろう。
 
ちなみにフリー・メーソンは歴史的に位置づけは難しい。宇宙の大いなる意思(神と称することもある)と結合することを目的とした緩やかな宗教団体とも言えるのだが、その中で行われていたのは殆ど哲学論議及び世俗の政治についてであり、又、ここには優れた業績を残した人たちがメンバーであった事も事実…

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