S.W.A.T. |
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ニール・H・モリッツ
ダン・ハルステッド
クリス・リー(製) デヴィッド・エアー
デヴィッド・マッケンナ(脚)
サミュエル・L・ジャクソン
コリン・ファレル
ミシェル・ロドリゲス
LL・クール・J
ブライアン・ヴァン・ホルト
ジェレミー・レナー
ジョシュ・チャールズ
オリヴィエ・マルティネス
レグ・E・キャシー
ラリー・ポインデクスター
リンゼイ・ギンター
ケン・ダヴィティアン
ジェームズ・デュモン
ペイジ・ケネディ
ロッド・ペリー
スティーヴ・フォレスト
アシュレイ・スコット |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
4 |
3 |
4 |
3 |
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ロス市警のS.W.A.T.の隊員ストリート(ファレル)とギャンブル(レナー)は、作戦ミスによってS.W.A.T.を追放されてしまう。不満を持ったギャンブルは警察を去り、ストリートは甘んじて左遷を受け入れる。そんなストリートに目を付けた新任のホンド巡査部長(ジャクソン)が新チームのメンバーに抜擢する。過酷な訓練を繰り返すチームの面々に偶然にも逮捕された麻薬王アレックス(マルティネス)護送の命令が下る。だが、アレックスが「俺を逃がした奴に1億ドル払う」とマスコミに宣言したため、街には報酬を狙う連中が溢れかえってしまうのだった。
70年代のテレビシリーズ「特別狙撃隊S.W.A.T.」の劇場用リメイク作品。S.W.A.T.とはSpecial Weapons and Tactics の略で、特にアメリカの警察に設置された特殊任務部隊のことで、対テロなどの特殊任務を行う部隊。日本では馴染みがあまり無いが、そんなものが必要なアメリカという国をよく表した組織だ。更に若手では注目株のコリン=ファレルが主演とあって、劇場で観る気だったのだが、結果的には観られず、テレビで鑑賞となった。
本作は大変魅力的。どこが?と言われると、前半部分がほとんど訓練だけで構成されていること。その訓練風景はリアリティに溢れ、観てるだけでなんか嬉しくなってくる感じだった。こういう淡々とした風景をちゃんと緩急を付けてしっかり撮りきったところは実に嬉しいところだ。
ただ、折角だから本作はそれを拡大して、小さな任務を淡々とこなしていく日常描写に特化して欲しかったところ。もっと厳しく、そして訓練語の日常生活まで細かく描いてこそ、本作は映えたはず。せっかくの魅力が後半になって、ただ派手なだけのアクション作品になってしまったのは大変残念。盛り上げがどうしても必要ってのなら、もっと事件は小さくて良いんだよ。それをプロらしく命令に忠実にこなしてこそ、S.W.A.Tと言う題が活きるんだが…
前半であれだけ楽しませておいて、後半でグダグダにしてしまう映画の姿勢にははなはだ疑問。後半、街に賞金狙いが山ほど出てきたのはジョークとしては笑えるんだけど、単なる馬鹿だし、その後のアクション部分は金遣っただけの凡百作品に堕してしまった。
大体ファレル演ずるストリークが任務遂行後にギャンブルを追いかける動機はまるでないはず。あれじゃ警察じゃなくて単なる個人的恨みでしかない。
…ああ、そうか。どこかでこれと似たようなのがあったと思ったら、日本の「西部警察」そのものじゃないか。全く。金だけ遣ってその程度の作品にしてほしくないね。
魅力的な題材を使ってるんだから、その魅力を最大限発揮して欲しかった。
ちなみにこれは試みとして日本では中学一年生に限って入場料無料というキャンペーンを行ったそうだ。客はあんまり増えなかったらしいが。
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製作年 |
2003 |
製作会社 |
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ジャンル |
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売り上げ |
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原作 |
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歴史地域 |
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