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リー・H・カッツィン
Lee H. Katzin

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2002 10'30 死去
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1976
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1974
1973
1972
1971 栄光のル・マン 監督
1970 疑惑のメロディ 監督
1969 夕陽の対決 監督
1968 何がアリスに起ったか? 監督
1967 荒野のアパッチ 監督
1966
1965
1964
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1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935 4'12 ミシガン州デトロイトで誕生

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栄光のル・マン 1971
<A> <楽>
ジャック・N・レディッシュ
ロバート・E・レリア(製)
ハリー・クライナー(脚)
スティーヴ・マックィーン
ヘルガ・アンデルセン
ジークフリート・ラウヒ
ロナルド・リー=ハント
リュック・メランダ
フレッド・アルティナー
ルイーズ・エドリンド
クリストファー・ワイト
アンジェロ・インファンティ
ジャン=クロード・バーク
ミシェル・スカレラ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 アメリカ人プロレーサーのマイク・デラニー(マックィーン)は24時間耐久レースに出場するため、愛車のポルシェを駆ってル・マン入りする。続々と各国から集まってくるレーサーは、どれもマイクと様々な因縁を持つもの同士。その中で、先のレースで命を落としたピエロの妻モニク(アンデルセン)の姿を認める…
 俳優になる前はカースタントをしていたというだけあって、マックィーンは車に対して並々ならぬ関心を持っており、車をテーマにした映画には好んで出演していたが、本人はル・マン耐久レースを撮ってもらいたいと願い続けていたらしい。トップスターとなった時に、念願の企画であったル・マン耐久レースをモティーフとした作品を作り上げた。
 ここでの力の入れようは並でなく、実際のル・マン耐久とタイアップして前年のレース模様そのものを映画で使用し、その意味では極めて臨場感の高いものに仕上げている。なんせ本物のレース風景が観られるので、現在においても、当時の耐久レースを普通に観ることが出来る資料映像のようにも観られると言う強味がある。
 全般に物語性は低いのが難点と言えば難点だが、それ以上にマックィーンの格好良さと臨場感で充分観られる作品と言えよう。一度観ておくことはお薦め出来る。

 日本においても本作は大ヒットしたが、実は本作は日本に重要なものをもたらした作品でもある。
 
日本の配給元である東和映画は映画の一場面の使用を松下に認めたが、それを使われたマックィーンは肖像権の侵害として訴え、東和側が敗訴してしまう。これ以降肖像権の概念が日本にも入ってくるようになり、ここで日本にも国際的な映像権利の概念が浸透していくことになる
 そんな意味で、日本における映画史を少し進歩させた一本として観ておくべき作品だろう。

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