ビアンカ
La viaccia |
1961カンヌ映画祭ベストセレクション(ボロニーニ) |
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アルフレード・ビニ(製)
ヴァスコ・プラトリーニ
パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
マッシモ・フランチオーザ(脚)
ジャン=ポール・ベルモンド
クラウディア・カルディナーレ
ピエトロ・ジェルミ
ガブリエラ・パロッタ
ロモロ・ヴァリ
ポール・フランクール
ジーナ・サマルコ |
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★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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土地しか財産がない貧乏な農家に生まれたギーゴ(ベルモンド)は、裕福な伯父の店の手伝いを始め、町に出るようになった。そこで初めて入った娼館で出会った美しい女性ビアンカ(カルディナーレ)に惹かれ、彼女に愛の告白をするギーゴだったが、既に何度と無く夢を破られていたビアンカは彼をつれなくあしらう。更に彼女に会うために店の金をくすねていたことが伯父に見つかってしまい…
文学の薫り高き映画。ジャン=ポール・ベルモンドが若く、ハンサムな青年ギーゴを好演している。
こういった文学風の映画と言うのは作り方次第では大変面白くもなり、逆に真に退屈なだけの作品になったりもするものだが、この作品はどっちかというと後者だったようだ。社会の底辺にある人々を全く等身大に捉えるのは、方法としては悪くないし、ストーリーも緩急取り混ぜてあったのだが、如何せんメリハリの付け方が今ひとつと言った感じ。演出の問題かな?オチもいかにも、と言った感じ。
まるで文学作品を読むように観ていることが出来るので、そう言うのが好きな人だったらお勧めできる。
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