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2007 | 日本の青空 監督 | |
2006 | 戦争をしない国 日本 企画 | |
2003 | アイ・ラヴ・ピース 監督・企画・脚本 | |
2001 | アイ・ラヴ・フレンズ 監督 | |
1999 | アイ・ラヴ・ユー 米内山明宏と共同監督 | |
1996 | 金色のクジラ 監督 | |
GAMA 月桃の花 監督 | ||
1994 | ベトナムのダーちゃん 製作 | |
1993 | おばけ煙突のうた 監督 | |
1991 | 戦争と青春 製作 | |
1990 | 遥かなる甲子園 監督 | |
1983 | ふるさと 監督 | |
せんせい 監督 | ||
ボクちゃんの戦場 監督・製作・脚本 | ||
1981 | 青葉学園物語 監督・脚本 | |
1935 | 11'15 長崎で誕生 |
日本の青空 | |||||||||||||||||||||||
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文芸誌“月刊アトラス”の派遣社員の沙也可(田丸麻紀)は、ある時「特集・日本国憲法の原点を問う!」という企画で、意見を求められる。憲法については何も考えてなかった沙也可だったが、編集の仕事に意義を見いだしていたため、改めて勉強を始める。そんな折、母の助言により、在野の憲法学者・鈴木安蔵(高橋和也)という人物の取材を進めることになる。そこで知った日本国憲法の誕生秘話とは… GHQの押しつけ憲法と言われる現在の日本国憲法が実はそうではなかった。という観点から作られた作品で、事実最近の研究によって日本国憲法の素案は既に憲法研究会の発表による「憲法草案要綱」にその大部分が書かれていた。という事実からなる。NHKの「その時日本が動いた」そのものの素材だが、それを現代からの視点と、過去の物語をリンクさせて作ったという作品。メジャーの映画製作会社ではなく、民間の、しかもメインがカンパによって作られたという、一種画期的な作品。そのため映倫を通さず、民間機関を通じて公開という特殊な公開方法を取った。 その気合いの入り方と、設定の良さは認められるし、こういう尖った作品が今もきちんと作られていると言う事には評価出来る。実際この作りは私にとってもかなりの好みの素材であることは確か。 問題があるとすれば、現代編の物語展開がほとんど素人芝居にしか見えない事。これをメインに持ってきたのはあまりにも痛すぎる。物語の持って行き方が、まるで道徳の教科書に沿っているかのようで痛々しく、オチの付け方も馬鹿馬鹿しい限り。大体ものを調べるのに真っ先に行くべき国立図書館の存在さえ中盤になるまで出てこないのは物語上無理があり。 一方過去編の話はかなり面白かった。敗戦後の意気消沈した国の状況の中で、あくまでポジティヴに憲法に取り組んだ人がいるという事には勇気づけられるし、特にGHQと政府による村上蒸治の折衝などはドラマティックで見応えがあるのだが、過去編と現代編のリンクのちぐはぐさが痛い。 映画としてと言うよりは知識として観ておいた方が良い作品とは言えるだろう。 |
アイ・ラヴ・フレンズ 2001 | |||||||||||||||||||||||
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アイ・ラヴ・ユー 1996 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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