NARUTO-ナルト- 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ 2006 |
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都留稔幸(脚)
竹内順子
中村千絵
井上和彦
増川洋一
大塚明夫
池田恭祐
納谷六朗
林真里花
浜田賢二
西村知道
アニマル浜口
浜口京子
レギュラー
佐々木梅治
菅原正志
江川央生
寺田はるひ |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
3 |
4 |
2 |
3 |
シリーズ第3作 |
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木の葉隠れの里で師匠カカシの元で修行中のナルトらに一つの任務が降った。現在世界旅行中の月の国の王子ミチルと息子のヒカルを国に戻すというものだったのだが、金持ちの王子は気に入ったものを何でも買ってしまう。しかも動物好きなため、旅はほぼ動物園状態だった。我が儘王子だけでなく動物の世話までさせられ、疲労困憊となってしまうナルトたちだが、帰国したヒカルの前に、現国王が失脚しており、王子親子は殺されることにされてしまっていたのだ…
シリーズ3作目となる劇場版「NARUTO-ナルト-」。この時点ではナルトのライバルであるサスケは既に袂を分かっており、本編での話はかなり重めになっているが、多分それを鑑みてのことだろう。劇場版である本作は大変明るい作品になっている。
殊劇場版『NARUTO-ナルト-』に関しては、その魅力はアニメーションならではの忍術合戦の展開となるだろう。大画面を前提とするだけにテレビよりも派手に、時間をかけてアクションシーンを作れるのが強味なので、それに特化した作品になっている。結果複雑な物語よりもアクション重視となる。
言うなれば極端に演出に力が入る訳だが、それが上手く行く場合と上手く行かない場合がある。本作の場合、それが今ひとつ上手く機能してなかった気はする。集中している分派手な演出はあるし、物語にも合っているのだが、その肝心の物語が今ひとつ。物語が大変明るく作られているので、悲壮感があまり感じられないし、それにド派手な演出が基本限られた人間だけに限定されてしまったからだろう。
瞬間的に楽しめれば良いって考え方であれば、本作はとても心地良く観られるので、それはそれで良い。それ以上を求めなければ。 |