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ウィリアム・K・ハワード
William K. Howard

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アメリカの映画監督、作家、プロデューサー。ハリウッドを代表する監督の一人。
Wikipediaより引用
経歴
1899'6'16 オハイオ州セント・メアリーズで誕生
1920 第一次世界大戦従軍後、オハイオ州立大学を卒業して映画界入りする
1921 監督デビュー
1949 マーガレット・ハワードと結婚
1954'2'21 死去
1960'2'8 ハリウッド ウォーク オブ フェームに刻印される
5+
4+
3+
力と栄光
無敵艦隊
2+
個人的感想
1954 2'21 死去
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943 キャグニイの新聞記者 監督
1942
1941
1940
1939 密告者 監督
1938
1937 月のかなたに 監督
無敵艦隊 監督
1936
1935 姫君海を渡る 監督
米国の機密室 監督
Gウーマン 監督
1934 猫と提琴 監督
悪夢 監督
1933 力と栄光 監督
1932 シャーロック・ホームズ 監督
街の狼 監督
第一年 監督
1931 脱走兵 監督
女に賭けるな 監督
大西洋横断 監督
1930 二つの顔 監督
拳銃の洗礼 監督
1929 愛の爆笑 監督
クリスティナ 監督
1928 大河の奇賊 監督
老番人 監督
1927
1926 殺人倶楽部 監督
噴火山 監督
1925 轟く天地 監督
西部の星影 監督
1924 迸る魂 監督
国境の狼 監督
猛火を浴びて 監督
1923 肉弾児 監督
危機迫る 監督
1922 号外号外 監督
出没自在 監督
桜咲く頃 監督
1921 最後の一瞬間 監督
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901
1899 6'16 オハイオ州で誕生

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レビュー
無敵艦隊
Fire Over England
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エリッヒ・ポマー(製)
クレメンス・デイン
セルゲイ・ノルバンドフ(脚)
ローレンス・オリヴィエ
ヴィヴィアン・リー
フローラ・ロブソン
レイモンド・マッセイ
レスリー・バンクス
モートン・セルトン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 世界最強のアルマダと呼ばれる無敵艦隊を擁するスペイン。だが、エリザベス女王による新興海洋国イングランドが、スペインに対して国を挙げて海賊行為を繰り返していた。そんな時代、イギリス軍のリチャード・インゴルビーは息子のマイケルと共にスペイン軍艦に捕らわれてしまう。リチャードは処刑されてしまうが、彼の命と引き替えに助けたマイケルはなんとかイングランドに帰り着く。復讐を誓ったマイケルはスパイとなりスペインに渡るが…
 スペインの無敵艦隊がイングランドに敗れたと言う史実を元に構成された映画で、主人公マイケル役をローレンス・オリヴィエが、その恋人役のシンシアをヴィヴィアン=リーが演じている。作品自体はフィクション性が強すぎる上に、話自体が出来過ぎ。更に特撮部分がお粗末というものに仕上がってしまった。
 設定は良いにせよ、さほど評価できる作品ではないのだが、本作は本編よりもむしろゴシップで有名となった。
 実は本作で競演したオリヴィエとリーは不倫の恋仲となり、リーは『嵐が丘』(1939)の撮影のためアメリカに招かれたオリヴィエをハリウッドまで追いかけていく。その結果彼女は『風と共に去りぬ』(1939)のスカーレット役を射止めてしまったと言う…ゴシップと言うより、波乱の人生って感じだな。その後二人はイギリスに戻り、同じく歴史物の『美女ありき』(1940)を撮ることになる。
 まあ、イギリスの一流どころを揃えたキャスティングはなかなかで、老いを感じさせるエリザベス女王がなかなか風情がある。
製作年 1937
製作会社 ロンドン・フィルム
ジャンル 恋愛(戦下)
戦争(英西)
売り上げ
原作
A・E・W・メイソン (検索) <A> <楽>
歴史地域 アウマダの海戦(1588)
ドーバー海峡(イギリス)マドリード(スペイン)
関連
力と栄光
The Power and the Glory
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ジェシー・L・ラスキー(製)
プレストン・スタージェス(脚)
スペンサー・トレイシー
コリーン・ムーア
ラルフ・モーガン
ヘレン・ヴィンソン
フィリップ・トレント
ヘンリー・コルカー
サラ・パッデン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 鉄道王と呼ばれた富豪トム・ガーナー(トレイシー)が自殺した。トムは貧しい田舎の出身で、鉄道の保安員として働いていたが、向学心の強いトムは小学校の教師サリー(ムーア)との結婚を機に読み書き計算を学ぶようになった。サリーの後押しもあり、以降彼はどんどん自分の才能を発揮し、どんどんのし上がっていった。そんな彼を見守っていた秘書のヘンリー(モーガン)は、彼の死に疑問を覚え、その真相を探るが…

 大金持ちの男が自殺し、時代を後戻りしつつもその真相を探る。という、『市民ケーン』(1941)的な作品。と言うよりその先駆的作品と言うべきか。時間軸をバラバラにして過去と現在を自在に飛び回るという、この当時にしてはなかなか実験的な作品で、まさしく『市民ケーン』で用いられた方法そのもの。。
 確かに今の目で観る限り、物語と設定は大変面白い作品に仕上がってる。何かを得た結果、何を失ったのか。という面から見ると本作は興味深い。トムは元々ガキ大将気質で、若い頃はそれなりの人達が彼と一緒に働くのを楽しんでいたし、面倒見も良かった。しかし、結婚して妻に苦労をかけながらも地位を手に入れたとき、彼はそれまで持っていた人脈を全て失い、妻からの愛も失ってしまった。大金を得ることは出来たが、そのため多くの人々から恨まれ、時として自殺者まで出してしまう。そして本当に愛そうとした女性エヴァを手に入れると妻が自殺。エヴァの秘密を得たとき、彼は自分の命を断つしかなかった。そして結果的に金は残ったが、ほとんど誰も彼の葬儀に来る人もいなかった…あらゆるものは等価交換と言われることもあるが、表面的に栄光を駆け上がった人間というのは、他人よりも遥かに多くのものを失っているという事実を描いたものとして考えることも出来るだろう。過去と現在を分割して、時間の流れを変えて二重に話が展開するのも、現在の基本テクニックとはいえ、この時代にしては頑張ってる。
 やや道徳的な部分が強い感じはするが、かなり面白い物語と設定である。
 ただ、これは多分『市民ケーン』)を観る前か後かで評価はがらりと変わってしまうだろう。同じ設定を使い、しかも突出した演出力を誇る『市民ケーン』と較べると、どうしても本作は演出面が弱すぎ。有り体に言えばかなり退屈な作品になってしまった。先行する実験的作品のため監督の力不足のせいにするわけにはいかないが、傑作になり得た作品を、凡作にしてしまったのがちょっと勿体ない。物語が似ているため『市民ケーン』と比較され続けてしまうのも弱み。
 まだトレイシーは若く、老け役が今ひとつはまってないけど、青年時代を演じている姿はそれなりにはまっている。ただ、この作品ではむしろその謎を追う秘書のヘンリー役のモーガンの方が上手く感じてしまう。

 ちなみに、それまで脚本は映画の成功とは全く別に決まった額が支払われていたが、本作から脚本も歩合制を取るようになる。その第一号。
製作年 1933
製作会社 フォックス・フィルム
ジャンル 人生(男の一生)
成功(人生)
職業(鉄道員)
売り上げ
原作
歴史地域
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