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大塚英志

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10'05'25 キャラクター小説の作り方
 “スニーカー文庫”のような小説とはいかにして作られるのだろう。編集者、マンガ原作者、小説家という出版に関わる様々な肩書きを持った著者が、自身の作ってきた創作物の作り方も加味し、これまでの小説の移り変わりと、現代風小説の作り方を考察する。

 今では“ライトノベル”という言葉が定着しているが、角川に関わっているだけあって、その辺微妙な書き方にしたようだが、キャラクターを主体とするSF/ファンタジー小説の描き方を考察する作品。ただ、著者の場合、ファンタジーとは言え、現実に即したものを書いて欲しいという願いのようなものが感じられる。参考になることも多々。最早小説を描こうとは思ってないけど。
<A> <楽>
06'07'18 多重人格探偵サイコ1
 恋人を殺された復讐で犯人を殺してしまった刑事小林洋介は刑務所に入れられる。しかし彼は既に小林ではなく、新しい人格雨宮一彦になっていた…多重人格者が入ったことで刑務所に起こる混乱と破壊が描かれる。

 何でも良いから簡単に読める本を。と古本屋で見つけた作品だが、知名度はあるものの内容はさっぱり知らず。で、読んでみると、一応“探偵”とタイトルにあるが、探偵らしいことは何一つせず、逆に自らの手を汚さずに人殺しを続けていく話になってた。伏線が伏線にならず、設定も活かされず、更に読みにくいときてる。一見どうしようもない作品で、実際読んでる時は腹を立てたが、不思議と読後感は悪くない。なんでだろう?
<A> <楽>
06'07'27 多重人格探偵サイコ2 阿呆船
 何者かによって刑務所を脱獄させられた小林洋介=雨宮一彦。そしてそれに合わせて都内では恐るべき自殺事件が頻発する。多くの人間を巻き込んで死んでいく彼らは一体何のため?そして雨宮を刑務所から出した犯人の目的は?

 相変わらず読みにくい上に話もまとまりがない。更に言えば設定も全然消化出来ていない。ヘリコプターから脱出するシーンなんかは小説ではなく、完全に漫画的な演出だった。
 ただ、それなのに何故か一気に読ませるパワーがあるのが不思議。興味深い作品である。今度コミックの方も読んでみようと思う。
<A> <楽>