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雷句誠

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金色のガッシュ

金色のガッシュ

05'06'20 金色のガッシュ1
 天才少年高嶺清麿の元に突然飛び込んできた不思議な赤い本を持ってきた子供ガッシュ・ベル。その本を用いることにより、電撃を口から出すことが出来るガッシュに、戸惑いを隠せない清麿だったが、そのあまりの直情ぶりに徐々に感化されていく…

 ちょっと前、漫画喫茶で読み始め、一挙に全巻読んでから、少々考えてやっぱり買うことに決めた。こういう徹底したストレートな作品はなんだか自分のツボにはまる…昭和特撮ものが好きな私にはちょうどピッタリなのかも知れない。それにこれは藤田和日郎の香りがすることも、好みの理由かな?(アシスタントだったのかな?)
 そう言えば新しい漫画を買うのも久々。ゆっくり読んでいくつもりで、月1〜2冊程度の割で買っていく予定。(現時点でアニメ版は全く観ておらず)
<A> <楽>
05'07'16 金色のガッシュ2
 自分が電撃を吐ける魔物であることに気づいてしまい、悩むガッシュと、ガッシュと仲違いしてしまった清麿の前に、次々と現れる魔物達。その中で二人は絆を深めていく。

 今回は犬型のゴフレ、植物を操るスギナ、自分の意志とは別に凶悪になってしまうコルルと戦う。そしてガッシュを圧倒する力を持つブラゴとシェリーのコンビも登場。いろいろな意味で大変ストレートな話だが、事実この2巻を読んで、これを買うことに決めたのだから、盛り上げ方はやっぱり上手いな。
<A> <楽>
05'07'23 金色のガッシュ3
 パートナーとしてガッシュと清麿のコンビはどんどん力をつけていく。だが、魔界にいた頃の落ちこぼれガッシュをよく知る魔物達は、ガッシュを狙って次々と日本へとやってくるのだった。今回は高速移動のフェインと、大地の魔力を使うエシュロス、そしてガッシュと同じ魔界の落ちこぼれキャンチョメとの戦いが描かれる。

 戦いは相変わらずストレートなものだが、ここまで真っ正面から人の感情を描く作品はほんとに珍しい。今回キャンチョメとそのパートナーのフォルゴレというコメディタッチのキャラも登場し、流石少年誌と言った良いインターバルとなっている。
<A> <楽>
05'08'25 金色のガッシュ4
 ガッシュと清麿の戦いは続いていくが、その中で仲間も出来ていく。更にその戦いの合間合間のガッシュと清麿の生活をも描いた作品。今回はビーム攻撃および分身攻撃を操るロブロスと鉄球を操る自称“エリート”のマルスとの戦い、そしてティオとの出会いを描く。

 いかにも子供向けな、大変ストレートな戦いと友情が描かれるのだが、この辺りのストレートさが、逆に大変心地よい。涙の使い方が良い。
<A> <楽>
05'08'28 金色のガッシュ5
 父の招きでイギリスに行くことになった清麿とガッシュ。しかしここでもやはり魔界の戦いから逃げることが出来なかった。人々を苦しめる魔物から村人を救うため、そしてさらわれた父を取り戻すため、異国の地でガッシュと清麿の戦いが始まる。今回は特殊な花を付けた対象を自在に操るバルトロとの戦いと、森の妖精との出会いが描かれる。

 これはかなりストレートなヒーローアクションに徹しているので、笑いは少ないかと思われたら、なんともあの森の妖精には脱力。良い味出してるよ。
<A> <楽>
05'09'03 金色のガッシュ6
 ガッシュの秘密の一端を知った清麿とガッシュが、イギリスで遭遇したヨポポとキクロプという二体の魔物の戦いを中心に、キャンチョメとフォルゴレとの再会、そして新たなる魔物ウマゴンとの遭遇を描く。

 敵は敵、味方は味方という単純な構図がここにも描かれるが、それが嫌みにならず、少年漫画らしい真っ当な物語が展開する。今巻ではガッシュと清麿以外にも結構見所が多いのが特徴といえるか?ヨポポの話はかなりクるね。
<A> <楽>
05'09'09 金色のガッシュ7
 清麿の前に現れた不思議な青年アポロ。戦いは嫌いというアポロだったが、清麿に興味を覚え、パートナーの魔物ロップスと共に戦いを挑んでくる。その後、一人美術館に向かったガッシュはダニーという魔物と出会うのだが…

 ここでは戦ったロップスは生き残り、戦わなかったダニーは消えてしまうと言う皮肉な話が描かれる。でもダニーの話は結構好み。本作を読み続けるのは、こう言うのが時折あるからだろう。ノリとしては著者が前にアシスタントしていたという藤田和日郎のものに近い…結局それが一番の理由かな?
<A> <楽>
05'09'20 金色のガッシュ8
 魔物同士の戦いも少しずつ様変わりしていき、仲間を見つけて複数で力を合わせる魔物が出始めてきた。それは敵だけではなく、ガッシュも同じで、これまでの戦いから、信用できる仲間もできはじめていた…今回はガッシュ&ティオとパピプリオ&ゾボロンのコンビでの戦いと、ガッシュ&ウォンレイと空を飛べるザバスとの戦いが描かれる。

 話が進んでくると、戦いも単純ではなくなってくるようで、この辺から友情のようなものが描かれるようになってきた。ジャンプではよくあるノリだけど、その辺が読んでる方が燃える一番ツボなんだろう。かくいう私もこう言うのは大好きだし。
<A> <楽>
05'10'02 金色のガッシュ9
 かつて清麿達と戦ったアポロが清麿に会いに来た。懐かしむ清麿に、相棒のロップスが消えたことを告げるアポロ。それはオランダでガッシュによく似たゼオンという魔物に倒されたという…他にバランシャという魔物の罠に落ち、そこでの戦いを描く。

 前に一度だけ登場はしたが、謎であったガッシュによく似た魔物がゼオンという名前であったことが分かった話。それと謎の石版なども出てきたりして、これまで単なる戦いが主体だった魔物同士の戦いが、少しずつ複雑さを増してきた。この話もコメディや戦いにおける危機なども描かれ、なかなかバランスの良い話に仕上がっていた。
<A> <楽>
05'10'16 金色のガッシュ10
 うっかり本の持ち主フォルゴレとはぐれてしまい、サーカス団でクラウンとして働いていた魔物のキャンチョメは、ある村で一人の少女ルシカと仲良くなる。彼女の兄ちゃんとなると宣言したのだが、その夜、彼女の家で飼っていた羊が魔物によって奪われてしまうと言う事件が起きる。一方、日本のガッシュと清麿は、これまでにない強力な魔物バリーと対戦。圧倒的なパワーを見せるバリーに押されっぱなしの二人だったが…今回はキャンチョメと戦って本を燃やされたバーゴと、圧倒的優位にありながらガッシュを見逃したバリーとの戦いが描かれる。

 相変わらず燃える展開を描くのが上手いな。これまでに戦った魔物と較べても、レベルが違うキャラクタを出し、それと戦わせることによって、これからの自分自身のあり方を真剣に考えさせたりと、一筋縄ではいかない。なんだかんだ言っても楽しい作品である。
<A> <楽>
05'10'26 金色のガッシュ11
 ガッシュと清麿の前に現れた謎の人物“なぞなぞ博士”とキッド。大変な強さを持つコンビだったが、彼らの戦い方はまるでガッシュと清麿を成長させるかのようなものだった。なぞなぞ博士の目的とは…

 魔物の数が大分減ってきたが、ここで新展開。現在の魔物の数を減らすことなく、極端に強い魔物を出してきた。決してこれは間に合わせの話ではなく、ちゃんと予定として考えられていたのだろう。なかなか展開が面白い。
<A> <楽>
05'11'14 金色のガッシュ12
 突如現れた千年前の魔物達が、現在活動中の魔物に襲いかかってきた。現在の魔物と較べても強く、更に複数で襲ってくるのだ。それで次々と脱落していく現在の魔物達。しかし、その背後にある魔物の存在が浮き上がってきた…

 通常の魔王争奪戦から話が移り、過去の遺物との戦いが描かれる話で、ここにおいて魔物同士の連携が描かれる。少年漫画らしいと言えばらしい展開だが、こういうのって、なんかやっぱり燃えるんだよな。これはこれでなかなか面白い。魔物が使える魔法の数々もそろそろ重複が出始めてきた。この方が体系づけられて面白い。
<A> <楽>
05'11'28 金色のガッシュ13
 千年前の魔物の本拠地南米にやってきた清麿&ガッシュ、恵&ティオ、フォルゴレ&キャンチョメ、ウマゴン。次々現れる千年前の魔物達の群れに、消耗しつつ、それでも戦う清麿達の戦いを描く。

 ウマゴンにようやく本の持ち主が現れたとか、千年前の魔物の哀しみとか、結構色々なことが描かれているのだが、この話はあまりにも強烈なキャラクタのビクトリームで全部持って行かれてしまった感じ(間違えて自分の体を攻撃してみたり、「私の紳士(股間のこと)をいじめるな〜〜!」とか、あんまりにも強烈なので、ファンも多いらしい)。一応シリアスな展開もあるのに、このキャラだけでもうお腹一杯って感じ。
<A> <楽>
05'12'12 金色のガッシュ14
 千年前の魔物達との戦いに頼もしい味方が来てくれた。この戦いに皆を誘ったナゾナゾ博士&キッドのコンビと、かつて清麿とガッシュが命がけで助けたリィエン&ウォンレイのコンビ。更にウマゴンを加えて6体となった現代の魔物達の活躍を描く。

 この巻からこの手の作品にありがちな、“かつて知り合ったキャラの戦い”が展開するようになり、今回はリィエン&ウォンレイが戦いの中心となっている。敵も格闘術を使う魔物のため、肉体を使った戦闘がたっぷりと楽しめる。テンポの良さと感動の演出は相変わらず上手く、特に圧倒的な不利の状況で恵&ティオの力をもらったウォンレイの最後の技の威力は、見せ場としては最高の演出だ。そう言えば今回ほど主人公コンビの存在感が低かった話もなかったけど。
<A> <楽>
05'12'21 金色のガッシュ15
 いよいよ千年前の魔物達との本式の戦いが始まった。三つに分断されたガッシュたちはそれぞれ強力な魔物と戦うことになる。ガッシュ&清麿とウマゴン&サンビームは星を動かしビームを使ってくるパムーンと、そしてキャンチョメ&フォルゴレとキッド&ナゾナゾ博士は椅子に座って邪悪な光線技を使うベルギムE・Oと…そして戦いの中でついにキッドが…

 相変わらず燃える展開を用意するのみならず、仲間の脱落という涙ものの物語まで加え、少年漫画らしい実に盛りだくさんの内容に仕上がっている。最後に絶望状態で出てくるブラコ&シェリーという展開も良し。面白い作品だな。
<A> <楽>
06'01'17 金色のガッシュ16
 人間の精神を操る月の石を破壊するため、最上階へと向かう清麿達を防ぐために現れたのは、パティとビョンコ、そしてなんとかつて清麿達を助けたレイラだった。一体彼女の身に何が起こったのか。そして月の石を守る最強の魔物とは…

 千年前の魔物との戦いもクライマックスに向けて疾走中。あまりにも強すぎるデモルトを相手にして、ようやく仲間になったパティとビョンコも消え去ってしまった。演出はやっぱり巧いな。それと本作全体を通しての特徴とも言えるけど、一巻の中に必ず泣ける場所と笑える場所を配置してくれる。特に本巻はレイラの個性がなかなか楽しくて良し。
<A> <楽>
06'01'27 金色のガッシュ17
 隙のない強さを誇る千年前の最強の魔物デモルトを前に諦めを見せないガッシュに新しい呪文が与えられた。一方、親友を救うため、ゾフィスを追いつめるシェリー&ブラゴだったが…千年前の戦士編最終回。

 アクション系の少年漫画の場合、フォーマットは大体決まっており、終わり方も大体は似たようなものになる。結果として過程をどのように演出するか。と言うことが重要になる訳だ。ここまで引いて楽しませてもらった本作も、一旦の区切りが付き、なんとなくほっとしたが、やっぱり終わり方はあっさりしていた感じ。
 ようやく一区切り付いたので、後はしばらくしたら又続きを読み始めるとしようか。
<A> <楽>
06'07'06 金色のガッシュ18
 千年前の魔物は消え去った。だが現代の魔物との戦いは続いている。清麿とガッシュの前に次々に現れる魔物達。そして人間界に現れたという不思議な建造物が…今回敵としてロボット形態に変身出来るコーラルQ、非常に強力なパワーを持つアース。そして仲間となるテッドとの出会い。そしてバオウ・ザケルガのパワーアップが描かれる。

 新章“ファウード編”の始まりの話。なかなか盛りだくさんの内容で、二人の戦いはまだまだ休むまではいかないらしい。
 “千年前の魔物編”が終了してしばらく読むのを止めていたが、しばらく読むべき新刊も出ないことだし、再び読み出してみた。妙に波長が合うらしく、一旦読み始めたらとことん行かないと気が済まなくなるしなあ。
<A> <楽>
06'07'13 金色のガッシュ19
 先に戦ったアースの語った「脅威」について調べる清麿。だが、いくら調べてもその建造物が何であるのか分からずじまい。一方ウマゴンは本の持ち主サンビームの出張先北海道で同じく馬型の魔物カルディオと戦い、新しい力を手に入れ、“魔界の友人”レインに呼ばれたガッシュはそこで強力な魔物ロデュウと戦う。

 ファウード編が続いているが、まだ話としては決戦までは至っておらず、断片的な情報だけが出ているだけ。それより、ガッシュの友人というレインの存在感がやはり突出して良い話。まだまだ楽しませてもらえそうな感じだ。
<A> <楽>
06'08'08 金色のガッシュ20
 魔物感知に優れた魔物モモンと出会った清麿達は魔界の建造物がニュージーランドにあることを知らされる。その建造物の名はファウード。実はそれは超巨大な魔物だったのだ。そのファウードを目指し、何人もの魔物がニュージーランドへと向かっていた…

 ファウードが一体何であるのか、ここで明らかにされたが、どうやら一旦復活しないことには話は始まらないような雰囲気になっている。ウォンレイの裏切りや、強力な魔物に風前の灯火のフォルゴレとか、アクション部分の充実と、恐ろしいティオの新魔法とか、見所は大変多い作品である。
<A> <楽>
06'10'13 金色のガッシュ21
 ファウードに到達した清麿たち一行だったが、分断させられ、更に強力な魔物キースとブザライがガッシュとキャンチョメを襲う。絶体絶命の戦いを強いられた二人だったが、もう仲間を消させないというキャンチョメの強い意志が新しい呪文を…

 残った魔物が一気に出始めた話で、全体的に見るなら、ほとんどの魔物はこの話で登場することになるだろう。キャンチョメの新しい呪文がなかなか面白いのと、ファウードに入り込んで、真っ先に試練を出す強烈なネーミングを持つウンコティンティンというキャラがなんとも良い味出していた…アニメ放映中だったはずだけど、よくこんなネーミング付けようと思ったもんだ。
<A> <楽>
06'10'24 金色のガッシュ22
 リオウによってかけられた呪いの刻限が刻一刻と迫る。呪いをかけられた人たちを全員救い、更に復活したファウードを止めるべく清麿たちは活動を開始する。そんな清麿たちの前に現れたのは、かつてガッシュやウマゴンと戦ったアースとカルディオだった。果たして清麿の作戦は成功するのか?

 ファウード編の見せ場で、ついにファウードの復活が描かれる。かなり盛り上がる展開には違いないのだが、前の千年の魔物編と較べると、そこまで盛り上がったかどうか?と言った所。面白いのは面白いのだが、展開に慣れが入ってきてしまったかな?
<A> <楽>
06'11'06 金色のガッシュ23
 ついに復活したファウード。強大な力を手にして勝ち誇るリオウの前にガッシュそっくりな風貌をした魔物ゼオンが現れる。一方、ファウードを魔界に帰すまでの時間を稼がねばならないガッシュたちは、清麿を失ってしまい、更に強大なファウードの体内魔物との絶望的な戦いを強いられる事になってしまった。

 最初に清麿の死!と言うインパクトを与えつつ、話は妙な方向へと転回していく。ゼオンが現れるのはもっと後かと思っていたが、どうやらこのファウード編のラストはゼオンとの戦いとなりそう。残った魔物の数も少ないし、実質的に地上での戦いはこれで終結していくのだろうか?
<A> <楽>
06'11'11 金色のガッシュ24
 日本に向けて高速移動を開始したファウード。ガッシュ達は二手に分かれ、エリー=アースとサウザー=カルディオはファウードを魔界に返す装置を守りに、残りの面々はファウードの脳にいるゼオンの元へと向かう。未だ目覚めぬ清麿を守りつつも、ファウードの力を受けて強力となった魔物達の群れに突っ込んでいく。

 本巻で又三体の魔物が消え、いよいよ残った魔物の数も少なくなってきた。流れとしてはこのファウード編で地上の物語は終わってしまいそうな感じ。やっぱりガッシュが目立たないと今ひとつって感じかな?いずれにせよ燃える展開ではあるので、これから注目していこう。
<A> <楽>
06'12'23 金色のガッシュ25
 テッドの参戦のお陰でギャロンを倒し、チェリッシュを正気に戻すことが出来たガッシュ達。だが、次なる階層には、先にガッシュ達を散々に苦しめたキースが待っていた。その時、ガッシュ達の前に現れたのは…

 このところ盛り上げ方もパターンになってきたか?と思われたが、まだ著者には引き出しがあったようだ。短いながら、バリーの登場と退場は大変優れた話となっている。更に前半にはテッドの退場もあるし、清麿不在が逆に上手く機能した作品と言えるか?
<A> <楽>
07'01'22 金色のガッシュ26
 清麿不在のまま、ついにゼオンの待つファウードの頭にやってきた一行。だがそこにはゼオンと共に配下となったジェデュンとロデュウが待っていた。キャンチョメ、ティオ、ウマゴン、モモンは連携して二体の魔物と戦うが…

 四体の魔物による、ほぼ絶望的な戦いが描かれるのだが、後半になって今までほとんどお荷物的存在であったモモンが急激に存在感を増してくる。怖がってばかりだったモモンが本気になると、かなり強い。そしていよいよ清麿の復活が描かれる。それまでの過程でジェデュンとロデュウの強さを存分に見せつけ、そのロデュウをザケル一発でふっとばすという、溜飲を下げるような展開を見せてくれている。
<A> <楽>
07'01'29 金色のガッシュ27
 清麿の臨死体験により一気にパワーアップしたガッシュの能力はジェデュンとロデュウを全く歯牙にもかけなかった。だが、その後、ガッシュの前には最強の魔物の誉れ高いゼオンが現れる。技は同じで力もほぼ互角の二人ではあったが…

 ガッシュとゼオンの顔がそっくりな理由が明かされる話だが、前半あれだけの強さを見せていたガッシュがゼオンとの戦いでは後手後手に回ってしまう。それだけゼオンが強いと言うことなのだが、その辺の描写がまだまだ熱い。ラストの引きもなかなかよろしい。
 とりあえずこれでようやく追いついた。
<A> <楽>
07'04'03 金色のガッシュ28
 ゼオンの攻撃は止まらない。その中でガッシュが放った真の姿を現したバオウ・ザケルガの威力はガッシュをも食い尽くそうとする。多くの友が倒れる中、最後のガッシュとゼオンの一騎打ちが始まる。その戦いの中に二人は何を見るか?バオウ・ザケルガの真の意味とは?そして何故ガッシュとゼオンの二人は分けられて育てられたのか?様々な思いがぶつかり合う。

 ファウード編のクライマックスで、ついにゼオンとガッシュの戦いに決着がつく。あれだけ非情なゼオンが最後の最後に見せた笑みと、デュフォーの過去など、見所はとても多い。
 ただ、ゼオンは最後の敵になるとばかり思っていただけに、この展開はかなり意外でもあったが。
<A> <楽>
07'07'05 金色のガッシュ29
 ゼオンの力をもらい、真の力を出したバオウ・ザケルガによってファウードを止める事に成功したガッシュと清麿。そしていよいよ残りの魔物は10人となり、魔界の王となった魔物の特典が明らかにされるが、それは恐るべきものだった。

 ファウード編の最終話。そして新たなクリア・ノート編の開始。バオウ・ザケルガがあそこまで強くなってしまった以上、物語はあっという間に終わるのでは?と思っていたが、なんともそれ以上にとんでもない魔物が次々と出てきた。いやはやまだまだ楽しませてもらえそうだ。
 今回新しく出た魔物はアシュロンとゴームで、アシュロンはパワーアップしたガッシュと互角以上に戦い、ゴームはこれまでガッシュ達と共に戦ってきたアースをあっけなく消し去ってしまった。さて、残った魔物は9人。未だ姿を現さない魔物は1体のみとなった。
<A> <楽>
07'10'14 金色のガッシュ30
 フランスのブラコの前に現れたゴームと、最後の魔物クリア・ノート。クリアの力はあまりにも強く、ブラコでさえ全く歯が立たなかった。だが絶体絶命の危機に陥った時、クリアの気配を探知したアシュロンとガッシュが間に合う。

 最終章「クリア・ノート編」の本格的な始まり。“竜の神童”と言われるアシュロンでさえ、ガッシュやブラコの力を借りてようやくクリアに相打ち。しかもクリアは生き残っており、10ヶ月後に再戦という事になった。次巻からは本当の地上での最後の戦いが始まる事になるのかな?
 これで残る魔物は9体になったが、そう言えば未だパピプリオが残ってるんだよな。なんで?
<A> <楽>
07'12'30 金色のガッシュ31
 クリア復活まで10ヶ月。ガッシュ達は完全体となったクリアに備えてデュフォーの指導の下、トレーニングを開始する。その中で最も早く自分の能力を開花させたのがキャンチョメだった。そんなキャンチョメとフォルゴレの前に、クリアの配下であるゴームが現れる…

 ラス前。今回は最初から最後までキャンチョメが中心となった話となる。キャンチョメの真の能力ははっきり言って裏技に近い。一対一で対峙した場合、クリアを含めあらゆる魔物を凌駕する。しかしその能力の使い道を知った時、キャンチョメは性格そのものまで変わってしまう。結局キャンチョメとフォルゴレのコンビというのはやっぱり名コンビだった。これまで何故か生き残っていたパピプリオとルーパーのコンビの話もあって、なかなか読ませてくれる。
 残りの魔物もキャンチョメ、パピプリオ、ゴームの三体が消えて残りが五体となった。連載の方はもう終了だそうで、後は残り一巻となった。
<A> <楽>
08'03'28 金色のガッシュ32
 宿敵クリアがアンデスにいることを告げられた清麿は、残った魔物達全員でクリアとの最終決戦に向かう。だがそれを察知したクリアは次々と強力な術を繰り出し、ガッシュの行く手を阻む。最強のシンの術を会得したウマゴン、あらゆるクリアの技を防ぐティオ、仲間の二人が倒れる中、ついにガッシュとブラコの二人だけがクリアの元へとたどり着くが…

 ついに最終決戦。全員がパワーアップし、これまでに見たことのない技が次々と繰り出されていくが、その強烈な技の応酬によって次々に仲間も倒れていく。盛り上がり方が特に凄く、流石の出来になってる。いよいよ次巻で最終回となるが、連載読んでないため、一体どんなオチが待っているのかがとても楽しみ。
<A> <楽>
08'06'27 金色のガッシュ33
 ついに現れたクリアの真の姿。それはあらゆるものを消し去ろうとする禍々しいまでの「力」の固まりだった。桁違いの力にガッシュとブラコの最大呪文さえもまるで歯が立たない。最早これまでと思われたその瞬間、清麿の持つガッシュの本が金色に輝き始める…

 いよいよ最終巻。最強の魔物クリアとの戦いの決着と、最終的に誰が魔界の王となるのか。という最後の戦い、そしてガッシュと清麿との別れが描かれていく。かなり長い話になったが、終わり方もかなりきっちりと終わらせてくれた。
 最強の敵との戦いと言うだけあって盛り上がり方も凄く、絶体絶命の危機に、ガッシュを守るべく数々の魔物達が駆けつけ、最強呪文を次々に繰り出してくることになる。当然ほとんどのキャラクタは初めての技を出すことになるのだが、それが一々はまってる。まあ、やっぱりというか登場したビクトリームは相変わらず笑わせてくれるキャラだが。とりあえずこれで一通り終了。読むマンガも又減っていくことになるだろう。
<A> <楽>
23'02'06 金色のガッシュ!!2 1
 魔界王が決定してガッシュが魔界に帰ってから数年。王となったガッシュによって魔界は平和に治められていたはずだった。しかし魔物を全て殺そうとする“何か”が現れ、圧倒的な力で次々魔物達を殺していく。ガッシュも倒れてしまうが、その遺言とも言える、「人間界に行って清麿という男を捜せ」というメッセージを持ったゼリィという子どもが人間界に現れる。

 「金色のガッシュ!!」終了後から既に10数年が経過しているが、劇中ではそこまでの時間は流れていないらしい。魔界ではガッシュが殺されたという衝撃の事実から始まり、残された一人の魔物が人間界で清麿と出会い、そこからガッシュの復活と、流れるような物語展開。ブランクを感じさせない良質な物語になってた。
<A> <楽>
 

 

  

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