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椎名誠

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エッセイ
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エッセイ

03'09'24 風にころがる映画もあった
 著者が20代の頃、突然「自分で映画を作らねばならないのだ」と一念発起し、映画作りの道へと邁進していく。8mmで作り始めた映画も16mmの本式なものとなり、常に新しい映画を求め、馬鹿をやりつつも突き進む著者の青年時代を描いたエッセイ集。

 私も大学の頃映研にいて、8mm撮影なんかしていたもんだが、それでも一本の映画を作るのに相当な出費を強いられた事を思い出す。16mmなんて言ったら数倍の値段かかる。それを一人でやってるのだから相当に凄い。一つのことにこれだけ打ち込み、前だけ見て突き進んでいく生き方というものもあるんだな。笑いながら考えさせられた…ちょっと羨ましくなった。
<A> <楽>
04'07'31 さよなら、海の女たち
 著者にとって印象深い海で出会った女性達との思い出をエッセイ風にまとめた作品。「グンジョー色の女」「伊勢海老騒動」「珊瑚礁の女」「七面鳥ホテル」「座間味にて」「貝の踊り」「秀さんの女房」「あつい冬」「秘密宅急便」「三分間だけのサヨウナラ」の10編を収録する。

 時折無性に読みたくなる著者の作品だが、本作はエッセイと言うより、短い私小説と言った感じ。この人の文才はどこか伝統的なものから外れていながら、しっかり日本人しているのが大変面白い。
<A> <楽>

  

単発

06'08'02 土星を見るひと
 著者による純文学短編および私小説風短編集。「うねり」「壁の蛇」「クックタウンの一日」「桟橋のむこう」「コッポラコートの私小説」「ボールド山に風が吹く」「土星を見るひと」の7編を収録する。

 著者は様々なタイプの小説を書くが、そのどれを取ってもやっぱり著者にしか描けないものをしっかりと描いてくれる。だからこそどの作品を読んでも安心出来るし、時折無性に読みたくなる。純文学風の作品であっても著者らしさはちゃんと出てるしね。そう言う意味でははずれのない作家だ。
<A> <楽>