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柳沢きみお

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大市民

03'01'10 THE 大市民1
 ビールをこよなく愛し、成城の安アパートに住む小説家の山県鐘一郎が、男の食とプライドに関して熱く語るエッセイ風漫画。

 柳沢きみおと言えば、かつて「翔んだカップル」とか「月とスッポン」とか、少年漫画でヒットした作家だけど、80'年代になって、青年向けのえらく暗い漫画ばかりを描くようになって、敬遠するようになってしまった。
 それで90'年代になって更に対象年齢を上げたけど、又楽しい作品を描くようになった。それが「大市民」で、結構楽しんで読んでいた。
 それがいつの間にか復活してたらしい。単行本で置いてあるのを見て、購入。
 やっぱり楽しい。
 緻密で暗い漫画が昨今は流行っていて、そう言うのも結構好きなんだけど、やっぱり単純明快で元気が出る、こう言う漫画を時々読むのが楽しい。仕事中の息抜きに繰り返し読めるのも良し。
<A> <楽>
03'06'16 THE 大市民2
 ビールをこよなく愛し、こだわりを持って生きることを信条とする男。山形鐘一郎。男としての生き方を語る、彼の日常を描く。

 全巻に引き続きだが、やっぱり読んで楽しい。特に簡単料理が読んでいて大変おいしそうに思えるところが漫画の良いところだな。
 まあ、今巻はちょっと身につまされるところもあったりしたが…
<A> <楽>
04'10'06 THE大市民3、4
 成城に住み、食と人生にこだわる男山県鐘一郎の、日常と日本を斬る言葉を記したシリーズの3巻および4巻。

 3巻がでていたことは知っていたのだが、なかなか出会うことが無かったため、これまで全然読めなかったのだが、ようやく4巻と共に発見。早速買ってきた。たかが漫画ではあるが、読んでると味わいがあり、自分自身の生活を見直してみたくもなってくる…それに料理の参考にもなる(笑)
 ぴったり合った漫画というのはなかなか見つからないし、見つける努力も最近は放棄してるが、時折偶然にこんなものを見つけることがあるので、それが楽しい。
<A> <楽>
<A> <楽>
05'01'09 THE大市民5
 時事ネタから生活まで様々な“男の一言”を語ってきた本作もこれで終了。終わったとは言っても、実際はいつ終わっても良いし、続いても良いって感じの作品だったけど、これで一つお気に入りが無くなってしまったのがちょっと寂しいかな?巻末の「何故Sという週刊漫画誌が駄目になったのか」は、なるほど。頷ける内容だ。実際、単行本向きの漫画家と週刊誌向きの漫画家というのはちゃんと分けて考えなきゃならないし、単行本向きの漫画家を中心にしては週刊誌は駄目になるって事か。
 まあ、私はもう週刊で読む漫画は無くなってしまったけど。
<A> <楽>
16'03'10 大市民 最終章
 もう67歳となった山形鐘一カが、日々の雑感と、大人のダンディズムについて呟く話。
 なんだかんだ言ってこの作品ももう最後になるのかな?最初の頃は確か40歳代後半だったから、連載開始から20年になるのか。

 ただ、ちょっと前に出た「大市民日記」と同じく、ほとんど呟くだけで終わってしまっているのが何とも寂しい。この作品の面白さってのは基本的にちょっとだけ変わった日常的な出来事が展開し、そこでちょっと蘊蓄やら思った事を語るってものなのだが、その日常的なドラマをカットしてしまったら、文章で書くのと何の違いも無い。漫画として放棄された作品だった。
 あと、この作品を読み進めていれば分かってることだが、ここで山形が語っている過去は、山形ではなく著者本人のもの。
<A> <楽>
23'08'10 大市民挽歌1
 作家山県も65歳となったが、相変わらず仕事とビール飲みながら美味い食事を食べて蘊蓄を語る。

 著者というか、この作品を読み始めて何年だろう?随分付き合いが良い。著者もよく描いてるが、ついに電子書籍のみの発売になったようだ(だから知るまで時間掛かった)。内容は全く変わらず。老いというものに向き合おうとしてるが、話がウロウロしてるだけ。それでもまあ心地良いから良し。
<A> <楽>
 

 

  

エッセイ

12'08'06 なんだかなァ人生
 マンガ家生活40周年を迎える著者が初めて文章で書いたというエッセイ集。

 私がかなり好きな漫画の一つに大市民があるが、その著者が改めて自らの人生を振り返って語るエッセイ。なるほどここに「大市民」のネタがあったのか!というのもあるが、文筆は慣れてないこともあってか、読みにくい部分も多々。これだったらむしろ「大市民」を再開してくれた方がありがたかったような?
 ところでこの作品は著者が自ら、しかも今までなんの関わりもなかった新潮社に持ち込みをして連載になったという曰く付き。そういうこともあるんだな。
<A> <楽>