第10話
審問官達を待っていたのは裏切りだった。銃撃戦に巻き込まれる一行。ガスパルは撃たれ、メルキオルも車から振り落とされる。
だが、実は審査官達の本当の案内人こそが彼らを襲った連中だった。周は異端審問所側の人間であったのだが、結局バルタザルのみを確保したに過ぎなかった。
案内人(ギード)と名乗る女性に対し、メルキオルは疑問の目を向けるが、セラを助けるためには彼女の組織の助けが必要であることを理解し、協力を約束する。
ギードの組織が三合会の葉選英側であり、異端審問所が長老側であることを武器により知るメルキオル。
戦いが始まったが、異端審問所の兵隊に見つかってしまい、小高い丘に逃げるメルキオルとギード。そこで彼らが見たものは…
塞では武装はイスラエル製火器を用いていた。西側からのパイプがきちんと通じていることの証拠であり、イスラエル製火器を使うと言うことは、葉選英の手のものであることが分かる訳。