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アイヴァン・ライトマン(製)
ダン・エイクロイド
ハロルド・ライミス(脚) |
| ビル・マーレイ |
| ダン・エイクロイド |
| ハロルド・ライミス |
| シガーニー・ウィーヴァー |
| リック・モラニス |
| アニー・ポッツ |
| アーニー・ハドソン |
| ウィリアム・アザートン |
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| ★★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
4 |
5 |
3 |
4 |
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コロンビア大学のピーター(マーレイ)は一応“教授”の資格は持っていたが、自分から進んで研究するよりも女性を追いかけることばかりを考えており、現在は大学の中で最も暇な超常現象研究科で毎日羽根を伸ばしていた。一方同僚の二人の教授レイモンド(エイクロイド)とイーガン(ライミス)は独自の研究を進めており、ついに幽霊感知および捕獲装置を作り上げることに成功する。だが、それでこさえてしまった借金と大騒動のため、大学は馘になってしまい、更に莫大な借金を抱え込んでしまう。それでこの装置を活かすに越したことはない。と幽霊退治屋“ゴーストバスターズ”を開業するのだった。不思議なことにこの商売は大成功。次々にNYに現れる幽霊を退治していく。そんな時、チェリストのダナ(ウィーヴァー)はアパートの冷蔵庫から聞こえるズールという声とポルターガイスト現象に悩まされていた。彼女に一目惚れしたピーターだが、彼女を気にかけながら、毎日幽霊退治に忙しく働いていたが…
1984年。この年は私にとっては本式に映画を観始めた記念すべき年にあたる。この年に映画館で観た映画の数々は忘れ得ないものが多いが、本作も忘れられない一本でもある。
実際の話を言えば、ストーリーは単純だし、見た目重視の特撮作品。コメディタッチで真剣味がないなど、多くの部分でB級の域を出ない作品なのだが、俳優の豪華さと演出の派手さで押し切った感があり(1984年全米興行成績1位)。当時のハリウッドが目指していた軽佻浮薄な方向性が如実に感じ取れる作品に仕上がっていた。
決してそれが悪い訳じゃない。少なくとも本作に関してはそれが上手い具合にはまっていた。大人も子供も楽しめるように配慮が行き届いていたし、CGの使い方も絶妙。何より主題歌を初めとして挿入歌の一つ一つがとても良く、思わずサントラのレコード(!)買ってしまった。実は私が初めて買った映画のサントラが本作で、お陰でエア・サプライのファンになってしまった(劇中で使われたのはほんの一瞬なんだけど、歌詞カード見て歌詞も全部覚えたんだよ。あの声の高さは真似出来ないけど)。
個人的にも、キャラクタが大変気に入った作品で、主役のマーレイやウィーヴァーも良いのだが、私のツボを見事に抑えたのはライミス演じるイーガン。このマッドサイエンティストぶりは私の心(当時中学生)の心をぐっと押さえる役作りだった。ああいう人間になりたかった。あとラストに登場するマシュマロマンがなかなか。愛嬌ある顔が突然怒りの表情になる姿はまさしく大魔神(1966)だね。
ちなみに主役のマーレイ、エイクロイド、ライミス三人は全員「サタデー・ナイト・ライブ」出身。実は本作の脚本を書いたエイクロイドは本作をかつてベルーシのために書いたらしいが、ベルーシの急死でお蔵入り。それをライトマンの助力でマーレイ用に脚本を直したのだとか。
本作で共和党は政府機関が大学にちょっかいを出すシーンを「大きな政府」を目指す民主党を重ね合わせて揶揄し、この年の大統領選に利用したこともあったそうだ。ある意味レーガンの再選の一助ともなった皮肉な作品でもある。 |