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_(書籍) _(書籍) |
新座頭市 破れ!唐人剣 1971 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1971毎日映画コンクール男優演技賞(勝新太郎) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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怪談累が渕 1970 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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浪費家の旗本・深見新左衛門に金を貸し、そのいざこざから斬り殺されてしまった鍼灸医・皆川宗悦。その後新左衛門も狂い死にし、やがて宗悦の娘・お志賀(北島マヤ)と新左衛門の息子・新五郎(石山律)は、互いの素性を知らぬまま愛し合うようになるのだが… 古典怪談をベースとした作品で、ストーリーそのものはちゃんとそれに則っているが、如何せん展開がかったるすぎ。新五郎役の石山律に魅力が感じられないのがなんと言っても致命的か。情と怨で構成される物語だけに、主人公に魅力がないとただ流されるだけになってしまう。これが語りだと様々な情景を頭に思い浮かべる事が出来るが、映像にすると、どうしても固定化される分、はまれない人だとまるで面白くなくなってしまう。素材は悪くないだけに、ちょっと残念。『東海道四谷怪談』(1959)の天知茂のようなのが主人公だったら良かったんだけどなあ。 |
東海道お化け道中 1969 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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妖怪百物語 1968 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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座頭市果し状 1968 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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悪名一代 1967 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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座頭市 鉄火旅 1967 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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旅の途中、座頭市(勝新太郎)は足利の親分庄太郎の最期を看取ることとなり、旅芸人の一行と共に足利にやってきた。実は足利は既に県の岩五郎(遠藤辰雄)が暴虐の限りを尽くしており、市は鍛冶屋の仙造(東野英治郎)の家にやっかいになりつつつ、ここで堅気になる決心をするのだが… 座頭市もシリーズ15作となり、いい加減マンネリ化してきたっぽいのだが、そんな中でこの作品は突出した面白さを持つ。 これはシリーズの初期に話を戻し、座頭市のアイデンティティを問う話に持っていったから。そもそもこのシリーズに関しては演出面については申し分ない出来なのだから、それに見合うだけの物語があれば相当に面白いものに出来るのだ。 市の仕込み杖が実は業物であり、度重なる戦いにあって、どれだけ杖に頼っていたかと言う事がここではっきりとし、杖無くして自分もないと言う覚悟で、もう人を斬らないと心に誓う。 ここからひたすら忍耐が続く訳だが、この忍耐の過程を淡々と、しかししっかり描いたところにこの作品の面白さがある。ここでの描写があって、最後の戦いが映えるというもの。耐えに耐え、そして最後の戦いが相変わらずのクォリティの高さなので安心して観ていられる。 監督したのが前年に『大魔神』を撮り、一番脂ののりきった安田公義というのもポイントだろうな。 |
大魔神 1966 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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丹波城下、花房領内で狩ろう大館左馬之助(五味)を首謀者とする謀反が起こった。それから10年、殺された城主の遺児、忠文(青山)と小笹(高田)の兄妹は伝説の魔神アラカツマが封印されているという魔神の山に住んでいた。だが、山狩りの結果、忠文は捕らえられ、自らの命と引き替えに兄を助けて欲しいという小笹の願いが巨大な魔神像が怒りの形相と共に動き出した…。 大映京都が作り上げただけあって、カメラワークと言い、舞台セットと言い、非常に力が入っており、時代劇としてもちゃんと認識可能な作りとなっている。 正直これを観る前は馬鹿にしていた所があったが、観て認識を完全に新たにした。これは大傑作。DVD化されたらすぐに買いに走るに足る作品。 非道に耐えに耐え、最後に大爆発。と言う邦画の最も得意とする分野をしっかり踏襲しつつ、大魔神の恐ろしさ、巨大さを余すところ無く映像化してくれた。 怪獣ものは多数あれど、これ程までに“神”の名称にふさわしいのは大魔神のみ。そして本当にこのシリーズで見るべき所があるのは間違いなく本作。 |
眠狂四郎 魔性剣 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨の夜、狂四郎は貧しげな女性から、体を買ってくれるようにと懇願される。不憫に思った狂四郎は彼女には何もせず、ただ一両の金だけを与えるのだが、翌日その女性が自殺したことを知らされる。彼女は武家育ちの佐絵であり、その遺児鶴松が狂四郎のもとへと連れてこられるのだった。しかし実はその鶴松こそ、佐絵と岩代藩の城主の間の隠し子であり、もう城主が子供ができないことを知った岩代藩では、血眼になって鶴松の行方を捜していたのだ。お家のために幼い子供の将来をふみにじる武士道に激しい、いきどおりを覚える狂四郎だが… 私は実はかなり眠狂四郎シリーズが好きなのだが(DVDも持ってるし)、それが何故か?と考えると、単に市川雷蔵が格好良いというだけでなく、このシリーズは他の時代劇とは異なり、強烈なアンチテーゼを含んでいることが挙げられるのではないかと思っている。狂四郎自身はちょっとしたニヒリストで、侍というのをとにかく嫌っていながら、自分が侍であるということから逃げることが出来ず、何もしないことを自らに課している人物として描かれている。 そんな狂四郎を主人公とするだけに、武士として生きる人間とのぶつかり合いが展開していくことになるのが多いのだが、侍であることの辛さと痛みを演出するのに、本作はその最たる例と言えるだろう。 武士として生きるというのは、武士の男だけではない。彼の生き方を肯定しなければならない立場にある人間も又、武士の重みを受ける事になるのである。その辺の人間との絡みを描くことによって、武士の弱さを描けるようになったのだが、その辺をヴェテラン安田公義がしっとりとした感触で描いてくれた。 全編にニヒリズムが溢れた感じの作品なので、好みは分かれると思うけど、完成度は結構高い。 |
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座頭市関所破り | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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眠狂四郎 円月斬り | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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将軍家斉の庶子、片桐高之(成田純一郎)は密かに次期将軍の座を狙う立場にありながら、血に飢え、銘刀を求め、次々と辻斬りを行っていた。ある日高之は新刀の試斬りに貧民街に住む老人を斬り殺すのだが、そこを眠狂四郎に目撃される。狂四郎の持つ銘刀夢想政宗に魅せられた高之は狂四郎から刀を奪おうと、事あるごとにちょっかいを出す。更に貧民街の老人の仲間からは狂四郎こそが犯人であると思いこまれ、憎まれることに…。 この辺から、これまでの人情味溢れる浪人って設定から、冷徹な剣士としての姿が確立した感じ。ただ、ここに貧民街を出してしまったために、弱者の味方って感じが強くなってしまったのがなあ。 それに、敵役が設定上は非常に身分の高い人物なのに、単に我が儘邦題のお坊ちゃんとしてしか描かれてなかったのも残念。 それでも、いくら誤解を受けようと、決してその言い訳をしようとしない狂四郎の姿はかなりの格好良さ。 総体的に言えばシリーズの中でもかなり地味な感じ。 |
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座頭市喧嘩旅 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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旅の途中、堂山支家と下妻一家との喧嘩に巻き込まれてしまう市(勝新太郎)。関わり合うことを避け、なんとか逃げ出すものの、今度は若殿に抵抗し怪我をさせてしまい追われる身となったお美津(藤村志保)という女性を助けることになる。最初、市を怖がっていたお美津も、旅をしている内に徐々に市に懐くようになる。更に市を恨みに思う下妻一家の甚五郎(島田竜三)とその妻お久(藤原礼子)は執拗に市とお美津を追いかけていたのだ… 本作から本作も新シリーズとなり、ますます座頭市の姿を格好良く撮ることに特化していった。今回はプラトニックな恋愛ものと、ロードムービーを合わせたような面白い形式の作品になっている。特に幼さの残る藤村志保が、なかなかの好演を見せている。最初、市が怖くて逃げよう逃げようとしていたものの、市の根の優しさと、彼女を守ろうという強い意志にほだされ、徐々にうち解けていく様子がなかなか魅せてくれる。こんなプラトニックな恋愛にしたのは、一種異色作なのだが、市の一面がよく見られる。強く、優しい存在としての市は本作が一番よく現れていた。女に手を上げるなんて、凄いことを…と思ったら、背中で泣いてるじゃないか!これは又、上手い演出だよ。 伏線もあり、なかなかしっかりしてるとは思うが、ストーリーはかなり単純だし、これまで非常に優れていた殺陣がちょっと不完全燃焼っぽい。たださすがの安田公義で、カメラアングルが実に手慣れていて素晴らしい。 ところで、音楽がなんか耳慣れてるな。と思ったら、伊福部明だったか。この人の音楽はよく分かるな。 |
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対決 1963 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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対決 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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東海随一と誉れ高い岩本道場門下生の双璧伊良子清玄(藤巻潤)と藤木源之助(小林勝彦)はお互いに筆頭を巡って良きライバル関係だった。そんな二人は道場主岩本虎眼(永田靖)の娘、三重(稲垣美穂子)を好いていたが、清玄は虎眼の妾いく(藤村志保)と関係を持ってしまう。それを知った虎眼は、清玄を陥れるため奥儀伝授の前提と称して清玄と源之助の試合を命じた。心に迷いのある清玄は源之助に敗北してしまうのだが、更に虎眼は清玄に追い打ちをかけ、その両眼を斬ってしまう… 南条範夫原作の「駿河城御前試合」の映画化作。尚、この原作は後に山口貴由によって「シグルイ」という漫画となり、そちらの方で有名になった。 その漫画、一通り読んでみたが、これが又凄まじい作品で、一コマ一コマから、血と内臓が飛び出るような、かなり凄まじい描写の作品だった。 漫画版では主人公は一本気を貫き通した源之助の方で、清玄は倒すべき敵として描かれていた。そこでの清玄は自分の野望のためにどんなものをも斬ると言った非情な剣士として描かれていたが、映画版の本作では、むしろ清玄は人の悲しみを知るが故に師匠の逆鱗に触れて目を失ってしまったという位置づけとなっているのが特徴。一方の源之助はただひたすら師の教えに従うだけの融通の利かない朴念仁として描かれていた。 そのどちらに魅力があるのか。日本人的な感覚では源之助の方にシンパシーを覚える人が多かろうが、物語の主人公としては清玄の方に魅力がある。 明らかに勝負の末が分かっていた漫画版と較べると、これによって物語は最終的にどちらが勝つのか全く分からなくなっている。 その二人の主人公を対比して描く事で、本作はかなり変化球の作品となったのは確か。原作を読んでない人にとっては、最終的な決戦でどちらが勝っても不思議ではないところにオチを持って行けたので、飽きさせることなく最後まできっちりと観させる工夫に溢れていた。 今から考えると、なかなか凝った作りだったようにも思う。尺が短いため、すっきりと終わらせすぎってところもあったが。 |
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赤胴鈴之助 一本足の魔人 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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赤胴鈴之助 鬼面党退治 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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踊り子行状記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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