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安田公義

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書籍

_(書籍)

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2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972 子連れ狼(2nd)<TV> 演出
1971 新座頭市 破れ!唐人剣 監督・脚本
1970 怪談累が渕 監督
1969 二代目若親分 監督
女左膳 濡れ燕片手斬り 監督
東海道お化け道中 黒田義之と共同監督
博徒一代 血祭り不動 監督
1968 妖怪百物語 監督
眠狂四郎 人肌蜘蛛 監督
座頭市果し状 監督
1967 やくざ坊主 監督
悪名一代 監督
東京博徒 監督
座頭市鉄火旅 監督
1966 殺人者 監督
大魔神 監督
1965 眠狂四郎 魔性剣 監督
新・鞍馬天狗 監督
1964 座頭市関所破り 監督
眠狂四郎 円月斬り 監督
1963 座頭市喧嘩旅 監督
対決 監督
1962 雲右ヱ門とその妻 監督
1961 すっとび仁義 監督
磯ぶし源太 監督
飛び出した女大名 監督
晴小袖 監督
美少年変化 監督
1960 一本刀土俵入 監督
元禄女大名 監督
怪談累が渕 監督
1959 千代田城炎上 監督
月影兵庫 上段霞斬り 監督
紅あざみ 監督
1958 花の遊侠伝 監督
女狐風呂 監督
花太郎呪文 監督
1957 二十九人の喧嘩状 監督
赤胴鈴之助 一本足の魔人 監督
赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り 監督
赤胴鈴之助 鬼面党退治 監督
1956 続折鶴七変化 監督
折鶴七変化 監督
月夜の阿呆鳥 監督
白井権八 監督
新諸国物語 オテナの塔 後篇 監督
忍術選手権試合 監督
忍術武者修行 監督
1955 踊り子行状記 監督
鬼斬り若様 監督
新諸国物語 オテナの塔 前篇 監督
1954 潮出来島 美男剣法 監督
伊達騒動 母御殿 監督
関八州勢揃い 監督
舞妓物語 監督
怪盗まだら蜘蛛 監督
1953 悲恋椿 監督
母の瞳 監督
續・砂繪呪縛 雪女郎 監督
砂繪呪縛 監督
1952 振袖狂女 監督
1951 十六夜街道 監督
右門捕物帖 帯とけ仏法 監督
1950 鉄路の弾痕 監督
海賊島 監督
禿鷹(コンドル) 監督
1949 母恋星 監督
1939 三味線武士 助監督
春秋一刀流 助監督
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901

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新座頭市 破れ!唐人剣 1971
1971毎日映画コンクール男優演技賞(勝新太郎)
<A> <楽>
山田隆之
安田公義(脚)
勝新太郎
ジミー・ウォング
浜木綿子
寺田路恵
南原宏治
安部徹
三波伸介
伊東四朗
戸塚睦夫
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第22作
怪談累が渕 1970
<A> <楽>
浅井昭三郎(脚)
石山律
北島マヤ
笠原玲子
水上竜子
川崎あかね
丘夏子
新条多久美
田中三津子
石山健二郎
伊達三郎
橋本力
山本一郎
物語 人物 演出 設定 思い入れ
怪談累が渕 <A> <楽>
三遊亭圓朝 (検索) <A> <楽>
 浪費家の旗本・深見新左衛門に金を貸し、そのいざこざから斬り殺されてしまった鍼灸医・皆川宗悦。その後新左衛門も狂い死にし、やがて宗悦の娘・お志賀(北島マヤ)と新左衛門の息子・新五郎(石山律)は、互いの素性を知らぬまま愛し合うようになるのだが…
 古典怪談をベースとした作品で、ストーリーそのものはちゃんとそれに則っているが、如何せん展開がかったるすぎ。新五郎役の石山律に魅力が感じられないのがなんと言っても致命的か。情と怨で構成される物語だけに、主人公に魅力がないとただ流されるだけになってしまう。これが語りだと様々な情景を頭に思い浮かべる事が出来るが、映像にすると、どうしても固定化される分、はまれない人だとまるで面白くなくなってしまう。素材は悪くないだけに、ちょっと残念。『東海道四谷怪談』(1959)の天知茂のようなのが主人公だったら良かったんだけどなあ。
東海道お化け道中 1969
<A> <楽>
黒田義之(特技)
吉田哲郎
浅井昭三郎(脚)
本郷功次郎
保積ペペ
古城門昌美
戸浦六宏
五味龍太郎
伊達岳志
左卜全
上野山功一
水原浩一
山路義人
島田洋介
今喜多代
山本一郎
王置一恵
石原須磨男
暁新二郎
石井喜美子
滝のぼる
吉田義夫
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
妖怪百物語 1968
<A> <楽>
黒田義之(特技)
吉田哲郎(脚)
藤巻潤
高田美和
平泉征
坪内ミキ子
ルーキー新一
林家正蔵
神田隆
五味龍太郎
吉田義夫
水原浩一
小倉康子
浜村純
杉山昌三九
花布辰男
伊達三郎
山本一郎
南部彰三
荒木忍
玉置一恵
近江輝子
小柳圭子
毛利郁子
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
座頭市果し状 1968
<A> <楽>
直居欽哉(脚)
勝新太郎
野川由美子
三木本賀代
待田京介
志村喬
井上昭文
千波丈太郎
北城寿太郎
小松方正
土方弘
水原浩一
山本一郎
舟橋竜次
南部彰三
堀北幸夫
原聖四郎
織田梨枝子
水町由香里
近江輝子
越川一
石原須磨男
芝田総二
春日清
勝村淳
西岡弘善
籔内武司
山岡鋭二郎
暁新二郎
長友宗之
藤春保
芦川進
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第18作
悪名一代 1967
<A> <楽>
依田義賢(脚)
勝新太郎
田宮二郎
森光子
長門勇
坪内ミキ子
浜田ゆう子
勝山まゆみ
小池朝雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第13作
悪名 <A> <楽>
今東光 (検索) <A> <楽>
座頭市 鉄火旅 1967
<A> <楽>
笠原良三(脚)
勝新太郎
藤村志保
青山良彦
藤田まこと
水前寺清子
東野英治郎
須賀不二男
遠藤辰雄
五味龍太郎
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第15作
 旅の途中、座頭市(勝新太郎)は足利の親分庄太郎の最期を看取ることとなり、旅芸人の一行と共に足利にやってきた。実は足利は既に県の岩五郎(遠藤辰雄)が暴虐の限りを尽くしており、市は鍛冶屋の仙造(東野英治郎)の家にやっかいになりつつつ、ここで堅気になる決心をするのだが…
 座頭市もシリーズ15作となり、いい加減マンネリ化してきたっぽいのだが、そんな中でこの作品は突出した面白さを持つ。
 これはシリーズの初期に話を戻し、座頭市のアイデンティティを問う話に持っていったから。そもそもこのシリーズに関しては演出面については申し分ない出来なのだから、それに見合うだけの物語があれば相当に面白いものに出来るのだ。
 市の仕込み杖が実は業物であり、度重なる戦いにあって、どれだけ杖に頼っていたかと言う事がここではっきりとし、杖無くして自分もないと言う覚悟で、もう人を斬らないと心に誓う。
 ここからひたすら忍耐が続く訳だが、この忍耐の過程を淡々と、しかししっかり描いたところにこの作品の面白さがある。ここでの描写があって、最後の戦いが映えるというもの。耐えに耐え、そして最後の戦いが相変わらずのクォリティの高さなので安心して観ていられる。
 監督したのが前年に『大魔神』を撮り、一番脂ののりきった安田公義というのもポイントだろうな。
大魔神 1966
<A> <楽>
黒田義之(特技)
吉田哲郎(脚)
高田美和
青山良彦
藤巻潤
五味龍太郎
島田竜三
遠藤辰雄
伊達三郎
出口静宏
二宮秀樹
月宮於登女
香山恵子
尾上栄五郎
橋本力
黒木英男
杉山昌三九
伴勇太郎
木村玄
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第1作
 丹波城下、花房領内で狩ろう大館左馬之助(五味)を首謀者とする謀反が起こった。それから10年、殺された城主の遺児、忠文(青山)と小笹(高田)の兄妹は伝説の魔神アラカツマが封印されているという魔神の山に住んでいた。だが、山狩りの結果、忠文は捕らえられ、自らの命と引き替えに兄を助けて欲しいという小笹の願いが巨大な魔神像が怒りの形相と共に動き出した…。
 大映京都が作り上げただけあって、カメラワークと言い、舞台セットと言い、非常に力が入っており、時代劇としてもちゃんと認識可能な作りとなっている。
 正直これを観る前は馬鹿にしていた所があったが、観て認識を完全に新たにした。これは大傑作。DVD化されたらすぐに買いに走るに足る作品。
 非道に耐えに耐え、最後に大爆発。と言う邦画の最も得意とする分野をしっかり踏襲しつつ、大魔神の恐ろしさ、巨大さを余すところ無く映像化してくれた。
 怪獣ものは多数あれど、これ程までに“神”の名称にふさわしいのは大魔神のみ。そして本当にこのシリーズで見るべき所があるのは間違いなく本作。
眠狂四郎 魔性剣
<A> <楽>
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星川清司(脚)
市川雷蔵
嵯峨三智子
長谷川待子
明星雅子
穂高のり子
若松和子
須賀不二男
北城寿太郎
五味龍太郎
水原浩一
浅野信治郎
稲葉義男
伊達三郎
橋本力
木村玄
藤川準
橘公子
小村雪子
荒木忍
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 雨の夜、狂四郎は貧しげな女性から、体を買ってくれるようにと懇願される。不憫に思った狂四郎は彼女には何もせず、ただ一両の金だけを与えるのだが、翌日その女性が自殺したことを知らされる。彼女は武家育ちの佐絵であり、その遺児鶴松が狂四郎のもとへと連れてこられるのだった。しかし実はその鶴松こそ、佐絵と岩代藩の城主の間の隠し子であり、もう城主が子供ができないことを知った岩代藩では、血眼になって鶴松の行方を捜していたのだ。お家のために幼い子供の将来をふみにじる武士道に激しい、いきどおりを覚える狂四郎だが…
 私は実はかなり眠狂四郎シリーズが好きなのだが(DVDも持ってるし)、それが何故か?と考えると、単に市川雷蔵が格好良いというだけでなく、このシリーズは他の時代劇とは異なり、強烈なアンチテーゼを含んでいることが挙げられるのではないかと思っている。狂四郎自身はちょっとしたニヒリストで、侍というのをとにかく嫌っていながら、自分が侍であるということから逃げることが出来ず、何もしないことを自らに課している人物として描かれている。
 そんな狂四郎を主人公とするだけに、武士として生きる人間とのぶつかり合いが展開していくことになるのが多いのだが、侍であることの辛さと痛みを演出するのに、本作はその最たる例と言えるだろう。
 武士として生きるというのは、武士の男だけではない。彼の生き方を肯定しなければならない立場にある人間も又、武士の重みを受ける事になるのである。その辺の人間との絡みを描くことによって、武士の弱さを描けるようになったのだが、その辺をヴェテラン安田公義がしっとりとした感触で描いてくれた。
 全編にニヒリズムが溢れた感じの作品なので、好みは分かれると思うけど、完成度は結構高い。
製作年 1965
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(人物)
売り上げ
原作
眠狂四郎 <A> <楽>
柴田錬三郎 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ第6作
キーワード
座頭市関所破り
<A> <楽>
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浅井昭三郎(脚)
勝新太郎
高田美和
滝瑛子
平幹二朗
河野秋武
伊井友三郎
富田仲次郎
千波丈太郎
上田吉二郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1964
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(人物)
売り上げ
原作
座頭市―時代小説英雄列伝 <A> <楽>
子母澤寛 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ第9作
キーワード
眠狂四郎 円月斬り
<A> <楽>
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星川清司(脚)
市川雷蔵
浜田ゆう子
東京子
丸井太郎
成田純一郎
植村謙二郎
伊達三郎
水原浩一
佐々木孝丸
南條新太郎
月宮於登女
毛利郁子
美吉かほる
若杉曜子
原聖四郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 将軍家斉の庶子、片桐高之(成田純一郎)は密かに次期将軍の座を狙う立場にありながら、血に飢え、銘刀を求め、次々と辻斬りを行っていた。ある日高之は新刀の試斬りに貧民街に住む老人を斬り殺すのだが、そこを眠狂四郎に目撃される。狂四郎の持つ銘刀夢想政宗に魅せられた高之は狂四郎から刀を奪おうと、事あるごとにちょっかいを出す。更に貧民街の老人の仲間からは狂四郎こそが犯人であると思いこまれ、憎まれることに…。
 この辺から、これまでの人情味溢れる浪人って設定から、冷徹な剣士としての姿が確立した感じ。ただ、ここに貧民街を出してしまったために、弱者の味方って感じが強くなってしまったのがなあ。
 それに、敵役が設定上は非常に身分の高い人物なのに、単に我が儘邦題のお坊ちゃんとしてしか描かれてなかったのも残念。
 それでも、いくら誤解を受けようと、決してその言い訳をしようとしない狂四郎の姿はかなりの格好良さ。
 総体的に言えばシリーズの中でもかなり地味な感じ。
製作年 1964
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(人物)
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原作
眠狂四郎 <A> <楽>
柴田錬三郎 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ第3作
キーワード
座頭市喧嘩旅
<A> <楽>
犬塚稔(脚)
勝新太郎
藤村志保
島田竜三
藤原礼子
丹羽又三郎
吉田義夫
沢村宗之助
水原浩一
越川一
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 旅の途中、堂山支家と下妻一家との喧嘩に巻き込まれてしまう市(勝新太郎)。関わり合うことを避け、なんとか逃げ出すものの、今度は若殿に抵抗し怪我をさせてしまい追われる身となったお美津(藤村志保)という女性を助けることになる。最初、市を怖がっていたお美津も、旅をしている内に徐々に市に懐くようになる。更に市を恨みに思う下妻一家の甚五郎(島田竜三)とその妻お久(藤原礼子)は執拗に市とお美津を追いかけていたのだ…
 本作から本作も新シリーズとなり、ますます座頭市の姿を格好良く撮ることに特化していった。今回はプラトニックな恋愛ものと、ロードムービーを合わせたような面白い形式の作品になっている。特に幼さの残る藤村志保が、なかなかの好演を見せている。最初、市が怖くて逃げよう逃げようとしていたものの、市の根の優しさと、彼女を守ろうという強い意志にほだされ、徐々にうち解けていく様子がなかなか魅せてくれる。こんなプラトニックな恋愛にしたのは、一種異色作なのだが、市の一面がよく見られる。強く、優しい存在としての市は本作が一番よく現れていた。女に手を上げるなんて、凄いことを…と思ったら、背中で泣いてるじゃないか!これは又、上手い演出だよ。
 伏線もあり、なかなかしっかりしてるとは思うが、ストーリーはかなり単純だし、これまで非常に優れていた殺陣がちょっと不完全燃焼っぽい。たださすがの安田公義で、カメラアングルが実に手慣れていて素晴らしい。
 ところで、音楽がなんか耳慣れてるな。と思ったら、伊福部明だったか。この人の音楽はよく分かるな。
製作年 1963
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(人物)
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原作
座頭市―時代小説英雄列伝 <A> <楽>
子母澤寛 (検索) <A> <楽>
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関連 シリーズ第5作
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WikipediaJ キネ旬 eiga.com WikipediaE みんシネ
対決 1963
<A> <楽>
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
駿河城御前試合 <A> <楽>
南条範夫 (検索) <A> <楽>
シグルイ(コミック)山口貴由
対決
<A> <楽>
柳川真一(脚)
藤巻潤
藤村志保
稲垣美穂子
小林勝彦
島田竜三
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 東海随一と誉れ高い岩本道場門下生の双璧伊良子清玄(藤巻潤)と藤木源之助(小林勝彦)はお互いに筆頭を巡って良きライバル関係だった。そんな二人は道場主岩本虎眼(永田靖)の娘、三重(稲垣美穂子)を好いていたが、清玄は虎眼の妾いく(藤村志保)と関係を持ってしまう。それを知った虎眼は、清玄を陥れるため奥儀伝授の前提と称して清玄と源之助の試合を命じた。心に迷いのある清玄は源之助に敗北してしまうのだが、更に虎眼は清玄に追い打ちをかけ、その両眼を斬ってしまう…
 南条範夫原作の「駿河城御前試合」の映画化作。尚、この原作は後に山口貴由によって「シグルイ」という漫画となり、そちらの方で有名になった。
 その漫画、一通り読んでみたが、これが又凄まじい作品で、一コマ一コマから、血と内臓が飛び出るような、かなり凄まじい描写の作品だった。
 漫画版では主人公は一本気を貫き通した源之助の方で、清玄は倒すべき敵として描かれていた。そこでの清玄は自分の野望のためにどんなものをも斬ると言った非情な剣士として描かれていたが、映画版の本作では、むしろ清玄は人の悲しみを知るが故に師匠の逆鱗に触れて目を失ってしまったという位置づけとなっているのが特徴。一方の源之助はただひたすら師の教えに従うだけの融通の利かない朴念仁として描かれていた。
 そのどちらに魅力があるのか。日本人的な感覚では源之助の方にシンパシーを覚える人が多かろうが、物語の主人公としては清玄の方に魅力がある。
 明らかに勝負の末が分かっていた漫画版と較べると、これによって物語は最終的にどちらが勝つのか全く分からなくなっている。
 その二人の主人公を対比して描く事で、本作はかなり変化球の作品となったのは確か。原作を読んでない人にとっては、最終的な決戦でどちらが勝っても不思議ではないところにオチを持って行けたので、飽きさせることなく最後まできっちりと観させる工夫に溢れていた。
 今から考えると、なかなか凝った作りだったようにも思う。尺が短いため、すっきりと終わらせすぎってところもあったが。
製作年 1963
製作会社 大映
ジャンル 時代劇
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原作
駿河城御前試合 <A> <楽>
南条範夫 (検索) <A> <楽>
歴史地域 静岡
関連
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WikipediaJ キネ旬 eiga.com WikipediaE みんシネ
赤胴鈴之助 一本足の魔人
<A> <楽>
岡本繁男
松村正温
吉田哲郎(脚)
梅若正二
中村玉緒
藤田佳子
小町瑠美子
林成年
黒川弥太郎
見明凡太朗
光岡竜三郎
尾上栄五郎
南部彰三
上田寛
朝雲照代
★★★
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製作年 1957
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(人物)
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原作
赤胴鈴之助 <A> <楽>
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関連 シリーズ第6作
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赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り
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酒井箴(製)
岡本繁男
松村正温
吉田哲郎(脚)
梅若正二
中村玉緒
三田登喜子
清水元
尾上栄五郎
光岡竜三郎
荒木忍
上田寛
種井信子
市川和子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1957
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(人物)
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原作
赤胴鈴之助 <A> <楽>
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関連 シリーズ第4作
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赤胴鈴之助 鬼面党退治
<A> <楽>
岡本繁男
松村正温
吉田哲郎(脚)
梅若正二
市川和子
春風すみれ
三田登喜子
林成年
杉山昌三九
尾上栄五郎
光岡竜三郎
荒木忍
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1957
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(人物)
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原作
赤胴鈴之助 <A> <楽>
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関連 シリーズ第3作
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踊り子行状記
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酒井箴(製)
西条照太郎
犬塚稔(脚)
市川雷蔵
山本富士子
勝新太郎
江島みどり
長谷川裕見子
市川小太夫
河野秋武
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1955
製作会社 大映
ジャンル 時代劇(活劇)時代劇(恋愛)
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原作 直木三十五
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