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ウルトラマンG(グレート)

ウルトラマンG事典
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書籍

 

 パターンとしてはオリジナル版「ウルトラマン」と似た形で人間とウルトラマンが融合することになるが、ここでの特徴はウルトラマンと人間は別意識という点。これは初めての試みとなる。意識下でウルトラマンとジャックが会話までしてる(先にアニメの「ザ・ウルトラマン」があった)。

主な登場人物
話数 タイトル コメント DVD
第1話 銀色の巨人
"signs of life"

  原案:会川昇
 火星探索中の宇宙飛行士のジャック・シンドーとスタンレー・ハガードの前に突如現れた宇宙怪獣。更にその怪獣と戦う銀色の巨人を目にする。その戦闘に巻き込まれてジャックは負傷してしまう。

 敵は邪悪生命体ゴーデス。火星に飛来した謎の宇宙生物で、ウルトラマングレートと交戦し破壊される。ただしその細胞は生きており、地球に飛来して、地上で数々の生物と融合して怪獣化させる。全ての怪獣の元となった怪獣。そして双脳地獣ブローズ。ゴーデスの細胞が地球地下の生物と融合して誕生した怪獣。体の上と下に頭部を持つ。頭部の触手で敵を絡め取った後、毒ガスを吐いて敵を苦しめる。
 「ウルトラマン80」以来実に10年ぶりという実写版作品。日本ではなく円谷プロの全面バックアップでオーストラリアで作られた作品となる。
 ここでのウルトラマンは火星に登場。そこで怪獣と交戦したが、そこにたまたま居合わせて怪我をしてしまったジャック・シンドーと融合する。
 ジャックは火星で死んだ事になってるが、ウルトラマンと融合したことで突然地球にやってきてしまう。知り合いと出会って混乱したりと、怪獣よりも人間ドラマの方に強調点をおいてる感じはある。
 地球での特撮シーンは迫力はあるものの、ちょっともったりした感じ。人間ドラマに力を入れた結果、特撮と遊離してしまった感じだ。
<グレートを見つめるジャックの目は恍惚としていた。なんか違和感があるな。>
Blu-ray
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第2話 凍てついた龍
"the hibernator"

  原案:会川昇
 ジャックと合体したウルトラマンより、宇宙生物ゴーデスの細胞は大気圏内に広がっており、次々に怪獣が誕生するようになってしまうという。当のジャックは古巣である宇宙開発事業団に復帰することにした。

 敵は古代怪獣ギガザウルス。南極大陸で発掘された巨大な恐竜のミイラでスタンレーによって甦らせる。ゴーデスの細胞とは融合しないが、それだけで強力な怪獣となった。口から吐くアイスガスを武器とする。
 ウルトラマンの二度目の戦いとなる。「帰ってきたウルトラマン」同様ジャックの命が危機になると登場するというパターンで登場した。
 ジャックが宇宙開発事業団復帰し、ウルトラマンによって助けられた事を強調するジャックだが、誰もそれを信じようとしなかった。結局ここでは戦う事が出来ないと、UMAに入隊することとなる。
 ただ、ジャックのこの行動は融合したウルトラマンには好ましくない状況らしく、その決断には反対しており、ジャックはそれを無視した結果となる。これまでのウルトラマンが万能のキャラだったのに対して、随分人間的な考えを持つ存在と分かる。ウルトラマンのしゃべり方はかなり威圧的で、無理矢理ジャックを従わせようとするようなところもある。

<ギガザウルスは怪獣とされているが、純粋な恐竜なんだけど。
 UMAの専用車は三菱らしいが、三菱製は珍しいんじゃないかな?
 1話に続き2話までもウルトラマンは気絶してる。脳のダメージに弱いのか?>
第3話 魅入られた少年
"the child's dream"

  原案:宮沢秀則
 ジミー少年のペットのトカゲが工事現場で消えた。そこで発掘された爬虫類の化石に怨念が移り、ゴーデスの細胞と融合した化石が怪獣と化した。

 敵は火炎飛龍ゲルカドン。ジミー少年のペットのトカゲと爬虫類の化石がゴーデスの細胞を介して融合して誕生した怪獣。ジミー少年の怨念が高まると出現するが、気絶したり意識を失うと消えてしまう。
 少年の怨念が怪獣を呼ぶという話で、どこかウルトラマン20話のヒドラの話を思わせる話。人の思念によって怪獣が出現するので、11話のギャンゴの話も入ってる感じ。
 ウルトラマンがたいして強くなく、怪獣の方が強いのが特徴かな?怪獣を作り出した子どもが正気を取り戻したことで怪獣も倒さずに終わった。
 UMAに入ったジャックは、新米隊員の割にまるでベテランのようなことを言い、更に未知の生物について的確な助言までしている。これで宇宙人と関連を見いださないUMAってなんだろう?
 ゴーデスの細胞が活性化するとジャックはそれを感じることが出来るらしい。結構いい加減な設定だ。
<UMAはゴーデスの名前を知っている。誰が教えたんだろう?ジャックしかいないか。
 ゴーデスに取り込まれて蛹のようになってしまったジミーを見たジャックは「彼の戦いだ」と言って放っておいてる。
 正気を取り戻したジミーはゲルカドンと共に空の彼方へ飛んでいく…一応危険生物なんだけど、放っておいて良いんだろうか?>
第4話 デガンジャの風
"the storm hunter"

  原案:小中千昭
 オーストラリアの奥地で突発的な竜巻が発生し、犠牲者が出た。たまたま撮影されたそのビデオから、これが超常現象である可能性を考えたUMAのジャックとロイドが出動する。

 敵は風魔神デガンジャ。アボリジニの伝説にある風の神がゴーデスの細胞と融合して実体化した。犬のような姿が特徴だが、元ネタはタスマニアデビルだそうだ。特撮では唯一のモティーフだろう。
 電灯を忘れた若者に天罰が下るという、古式ゆかしい特撮の典型的な話。ウルトラマンシリーズでは今でも作られ続けている。
 UMAは金がないらしく、資金稼ぎのための晩餐会にアーサーとジーンが出席したり、出動には飛行機じゃなくて車を用いるとか、色々大変のようだ。
<冒頭に風の神を祀った石が登場するが、全然風化してないな。さっき詰んだみたいな色合いだ。
 竜巻が発生するが、時にタイヤのように縦回転で迫ってくるシーンもあった。
 グレートがいなくなった直後にジャックが車の影から出てくるが、空の彼方に消えた直後だけに無理がある気がする。空に飛んでいったのはダミーなのか?>
第5話 悪夢からの使い
"blast from the past"

  原案:遠藤明範
 地下から毒ガスを吐く怪獣バランガスが現れ、UMAがその対処に当たる。だが現場に現れた一人の男によって怪獣は倒される。その男こそ、火星で行方不明となっていたジャックの同僚スタンレー・ハガードだった。UMAへの入隊を希望するスタンレーに危惧を覚えるジャック。

 敵は毒ガス幻影怪獣バランガス。赤い毒ガスを吐く怪獣で、実はそのガスこそが本体。ガスが固化して姿を取っている。世界中あらゆるところに出現可能。スタンレーと共謀してスタンレーのUMA入隊を手助けし、スタンレーの正体がばれてからは同化する。
 1話目でジャックを見捨てて逃げたはずのスタンレーが現れる。実はスタンレーは火星で死んでおり、ゴーデスによって新しい命を与えられていた。ジャックにはそれを隠していないが、ジャックはそれを説明できないため、危機に陥る。
 誰にも説明しないままスタンレーを排除しようとするジャックだが、その姿を見とがめられて営倉に閉じ込められてしまう。
 ゴーデスのスポークスマンとなったスタンレーによってゴーデスの目的が語られた。ゴーデスは宇宙全てと融合し、宇宙全体を自らとするという。
<ジャックが営倉に送られる際、隊長のアーサーによってペンダントを奪われている。わざわざペンダントのことを口にしたことから、これが何か超常的なものであると薄々感じていたのだろう。
 ジーンがゴーデス細胞が詰まった穴に落ちているが目の前にいるジャックは助けようともしてない。せめて努力くらい見せろよ。>
第6話 悪夢との決着
"the showdown"

  原案:会川昇
 ゴーデスの細胞に侵されてしまったジーン。グレートからは彼女を信じるようにとだけアドバイスを受けたジャックだが、気が気でなかった。そんな時、砂漠地帯で怪獣が鳴動していると連絡を受けたUMAは調査を開始するが、対処が手ぬるいと出張ってきたオーストラリアの軍がUMA基地を制圧してしまう。

 敵は邪悪生命体ゴーデス。地球からマイナスエネルギーを多量に吸い込み、巨大化した。グレートの攻撃を全て受け流した上でグレートを吸収しようとする。
 これまで戦ってきたゴーデスとの戦いが終わる。てっきり全話に渡って出てくるかと思ったら途中退場だった。
 怪獣を前にして防衛隊の内紛が起こってしまう。これまでの作品にはなかった新機軸で、これは後のシリーズの大きな布石になっている。
 結局UMA職員は最後まで指令のアーサーの方を信じたことで元の鞘に収まる形となる。
 前回ゴーデスの細胞に侵されたジーンはゴーデスの思念を受け、ジャックがグレートである事も分かってしまった。
<ジーンをどう救えば良いのかと尋ねるジャックに対し「彼女の精神力を信じろ」としか言わないグレート。歴代のウルトラマンの中で最も饒舌で最も頼りない言葉だ。
 ブリューワー将軍はジャックを裏切り者呼ばわりしながら、戦えと連呼してる。ヒステリーか?
 ジーンと一緒にいたはずのジャックだが、いつの間にかジーンを全力疾走で追いかけてた。
 グレートがゴーデスによって吸収されたことを見たブリューワー将軍はオーストラリアを核攻撃するよう言っている。過激というか、そこまでの権限ないだろうに。>
第7話 森の守護神
"the forest guardian"

  原案:宮沢秀則
 内陸地奥深くでは森林破壊が進んでいた。それに怒った怪獣ガゼボが現れ暴れ回る。人里に下りるのを防ぐためと、ガゼボに遭遇して行方不明となった少女を助けるためUMAが出動する。

 敵は守護獣ガゼボ。像のような鼻と鳴き声をした怪獣で、森林奥深くに住んでいた。人間による森林破壊に怒って現れる。森に生えていたキノコが苦手。グレートによって洞窟に誘導されてその入り口を塞いだことで再度眠りに就いた。
 ゴーデス亡き後も怪獣の出現が続く。これからはいかにも「ウルトラマン」っぽい話になっている。
 自然破壊と怪獣出現はある意味セットのようなもので、パターンとしては多用される。オチが弱くて単に怪獣を封印させてアフターフォローが無かったのが残念だが。
<ガゼボが出るのは未開の開拓地のはずだが、ちゃんと整地されている自然公園っぽい。それともオーストラリアは未開地でもこんな感じなんだろうか?
 調査に来ているはずのロイドとキムはでっかい銃を携行してる。怪獣に当たったらその時点で終わりなので、あんまり意味が無いのでは?それとも倒しに行ったのか?
 今回は怪獣が出ているのにUMAは全員徒歩で探している。航空機もあるのだから、もっと効率良い方法もありそうだが?
 特撮ではかなり珍しいが、飛行機酔いする人の描写があった。紙袋を持って口付けていたが、ちょっとやりすぎか?
 ガゼボは洞窟に閉じ込められて冬眠に入ったが、開発が続くのでは又起きると思うな。
 少女ジェニーを助けてくれて色々アドバイスしてくれた少年がいたが、その正体については一切語られず、ラストにも登場しない。>
第8話 姿なき復讐 -昆虫の叫び-
"bitter harvest"

  原案:宮沢秀則
 新開発の農薬が開発されて全土に散布された。だがその農薬を摂取することで巨大化した昆虫が人々を襲い始める。

 敵は昆虫怪獣マジャバ。新開発農薬のオルガノPCBを散布され巨大化したバッタの一種からミュータント化した個体。雄と雌の二体が存在し、雌は羽がなく、地下に穴を掘って卵を産もうとしていた。元がバッタらしいが姿はカマキリに似ている。
 人間の開発によって怪獣が出現する。ウルトラマンシリーズでは一貫して作られ続けているテーマの話。大地が広大だから随分開放感がある演出になってる。
 ジャックがグレートと会話してるのは他の人たちからは独り言を言ってるようにしか見えないらしい。ジーンによると、ジャックが独り言を言い始めると何かが起きるそうで、確かにその通り。
<ハマーの故障をジーンが修理している間にロイドとジャックがカードに興じていた。真面目なロイドにしては珍しい。脚本家の個性かな?
 卵を守ろうとする怪獣に容赦なく攻撃を加えるグレート。残酷に思えるがお国柄の違いだろうか?>
第9話 バイオス計画 -植物都市-
"the biospherians"

  原案:鈴木智
 サザン大学の教授クランクスタイン博士が発見した植物は通常の数十倍のスピードで二酸化炭素を吸収し、多量の酸素を作り出すことが分かった。公害対策になる可能性を秘めた植物の研究を進めるが、

 敵は電脳生物バイオス。宇宙から飛来した植物の種子で、成長すると多量の酸素を作り出す。実は知性も高く、大学のコンピューターに侵入して地球を自分たちの住みやすい環境に変えようとした。
 植物怪獣が登場。知性を持つ植物はウルトラマンシリーズを通して何度も登場してるが、コンピュータと融合するというのは初めてのこと。
 科学の進歩が人類を危機に陥れるのもシリーズの一貫したテーマだが、どっちかというと「怪奇大作戦」寄りの話だ。怪獣が出なければ本当にそのまんま。
<UMA基地に新種の植物を持ち込むロイド。なんか自分で動いてるけど、そんなの普通に持ってきて良かったのか?良くなかったけど。
 バイオスの凶暴さを抑えるために音楽をかけたが、その音楽はカセットテープだった。
 怪獣に捕まえられた戦闘機の中のパイロットが振動で気持ち悪くなってる。この描写なかなかないんだよな。
 バイオスの手は固まっていて閉じたり出来ないのだが、グレートの頭を掴んでいる。頭と指に相当な隙間があるんだが、よく掴めるな。それとも念動力かなにかで固定してるのか?
 巨大化したバイオスを倒す事は出来たが、研究室にはまだ体の一部が残ってるし、株はいくつかあったみたいだが、そちらは放置して良いんだろうか?>
第10話 異星人狂奏曲
"tourists from the stars"

  原案:遠藤明範
 地球にやってきた宇宙船。そこにはヒューマノイドのリュグローとベロニカという二人の夫婦の宇宙人が乗っていた。あっという間にばれてしまい、追っ手がかけられてしまう。たまたまベロニカと知り合ったチャールズが二人のために一肌脱ごうとする。

 敵は変身生命体リュグロー変身生命体ベロニカ。宇宙からやってきた不定形宇宙人で、どんなものにも姿を変える事が出来る。人間の格好をして地球で生きようとしただけで侵略の意思はなかったが、政府組織に狙われ、怪獣の姿を取る。
 これまでサポートに徹していたチャールズが中心となったはなし。意外にも恋人がいたり、綺麗な女性にはすぐに声を掛けてデートをするとか積極的な行動が目立つ。旦那持ちの異星人に惚れてしまったため、結局は振られて終わってしまう。
 今回登場するエイリアンは旅行者であり、基本的に旅行者は身柄が守られることになっているのだが、地球は未開の地で条約を批准しておらず、事情を知っているのはグレートだけ。危険はないために接触しても放置していた。巨大化してグレートとも戦いはしたが、説得されて攻撃を止めた。
<リュグローによって愛車を壊されたチャールズだが、その後も同じ車に乗っている。ナレーションでは「同じ型の車に乗り換えた」と説明されているが、ちょっと苦しい言い訳だ。>
第11話 第47格納庫
"the survivalists"

  原案:小中千昭
 オーストラリア軍の最高機密である第47格納庫に何者かが入り込んだ。そこにあった宇宙船と接触したその男は脳死状態に陥るのだが、そこに宇宙船がある事を知った過激な環境テロリストがジーンを誘拐して円盤の引き渡しを要求してくる。

 敵は円盤生物UF−0。かつてオーストラリアに落下した円盤で、軍が保管していたが、実はそれ自体が生物だった。過激なテロリストによって強奪されるが、そのテロリストの首領を取り込んで怪獣化した。
 空飛ぶ円盤の神秘。定期的に作られる素材で、特に宇宙人の侵攻を隠している場合は効果的なのだが、ここまで開けっぴろげに侵略戦争を戦っているので、ちょっと設定的には弱い。
 過激な環境保護団体がテロリストになるというのは90年代から始まったもので、割と新しい観点。
<第47格納庫最高機密と言う割にはセキュリティがザルだし、大きく搬入口が空いているため、外から誰でも見られる。
 一応UMAは怪獣に対するプロフェッショナル集団だが、そのメンバーを誘拐しても交渉材料にはならない。
 潜入調査のため環境テロリストに入隊するジャック。テロリストはジーンのことは知ってるのに、ジャックが何者か知らないらしい。
 宇宙船を操縦してるノルバーグ。どうやって運転方法学んだんだろう?
 作戦中にアーサーがテレビゲームで遊んでいるシーンがあったが、ちょっと唐突すぎるな。ちなみにピンポンゲームだった。>
第12話 その名は"滅亡"
-伝説2大怪獣登場-
"the age of plagues"

  原案:会川昇
 オゾン層修復のための人工衛星がUMA主導で打ち上げられた。だがその打ち上げに呼応するように海底から怪獣が現れ

 敵は伝説深海怪獣コダラー。海底から現れた怪獣で、生物を殺す赤いプランクトンを多量に放出する。そして伝説宇宙怪獣シラリー。今回は地球に向かって飛んできている姿のみ。
 グレート最後の戦いを描く前編。最初に出てきたのは海底からコダラー。アーサーはこれを最大の危機と言っていたが、単に物理的な破壊を行うより、生態系を破壊する存在なので、確かにその通りだ。
 グレートの力を受けたためか、ジャックは宇宙の文字を読めるらしい。つい口に出してしまってUMAのメンバーを面食らわせるが、そのためにアーサーに不信の目を向けられてしまった。
 グレートとコダラーの戦いではグレートが敗北。次元の裂け目に放り込まれたところでもう一体の怪獣が宇宙から地球に向かってきて、そこで後編へ。
<オゾン層修復のために人工衛星を飛ばすのにジャックとジーンは、それは地球の自助作用に任すべきだと主張している。それが効かなくなったからオゾン層が破壊されたのに、何を言ってるんだ?
 人工衛星から見た地球の画像が出ているが、地球からだいぶ離れたところで撮影されたらしい。オゾン層修復だったらかなり地表近くにいないとおかしい。
 グレートとコダラーはエネルギー球をキャッチボールしている。「ウルトラマン」8話のウルトラマンとレッドキングとの戦いみたい。本作ではウルトラマンが負けてしまったが、勝ったか負けたかよく分からない描写だった。>
第13話 永遠なる勇者
-伝説2大怪獣登場-
"nemesis"

  原案:会川昇
  コダラーとの戦いに敗北したグレートはジャックの中で休息を取らねばならなくなった。しかしコダラーだけでなく、宇宙から新しい怪獣シラリーが飛来しようとしていた。

 敵は伝説深海怪獣コダラー伝説宇宙怪獣シラリー
 最終回。怪獣との戦いに負けてエネルギーを使い果たしたグレートが地球上で変身出来るのはあと一回だけ。その最後の戦いをどう使うかが問題となった。
 一方防衛軍も黙っていた訳ではなく、ミサイルで攻撃しようとしてはいるが、UMAのアーサーはそれも無駄だと悲観的。実際核ミサイルのエネルギーを全部吸収してしまう。最終的には古代からのディスクに従うことで怪獣にダメージを負わせ、そこでグレートが登場するというパターン。この作品ではちゃんと人類も役に立っている。
 最終的に最後の戦いが終わった後、核で汚染されているシラリーを宇宙に連れて行くためジャックとは分離し、グレートは宇宙の彼方へと帰って行った。
 怪獣の飛来を神のお告げと考える人物が登場するあたり、海外の作品っぽさはあるな。
 結局ゴーデスが再戦を求める事もなく、唐突に終わった感じだ。もうちょっと一貫した物語性が欲しかったところ。
<海に漂っていたジャックを住民が見つけるが、病院にも連れて行かず、ただUMAに通報だけして逃げていたようだ。後でなんかの宗教団体の中にいたみたいだけど。
 最後のグレートとの別れはあっけないものだった。グレートの方もジャックに何も言わずに去って行く。>
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