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スティーヴ・ゴードン
Steve Gordon

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鑑賞本数 1 合計点 3 平均点 3
書籍
1982 11'27 死去
1981 ミスター・アーサー 監督・脚本
1980
1979
1978 ワン・アンド・オンリー 製作・脚本
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938 ペンシルヴェニア州チェスターで誕生

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ミスター・アーサー 1981
1981米アカデミー助演男優賞(ギールグッド)、歌曲賞主演男優賞(ムーア)、脚本賞
1981英アカデミー助演男優賞(ギールグッド)、作曲賞
1981NY批評家協会助演男優賞(ギールグッド)
1981LA批評家協会助演男優賞(ギールグッド)
1981ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(ムーア)、助演男優賞(ギールグッド)、歌曲賞
1982ゴールデン・ラズベリー最低主題歌賞

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スティーヴ・ゴードン(脚)
ダドリー・ムーア
ライザ・ミネリ
ジョン・ギールグッド
ジル・アイケンベリー
B・コンスタンス・バリー
アン・デ・サルヴォ
ジェラルディン・フィッツジェラルド
リチャード・ハミルトン
バーニー・マーティン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 バック財閥の御曹子アーサー(ムーア)は生まれながらにして何不自由ない豪勢な暮らしをしてきた。そんな彼がある日、父親から結婚を強いられる。これを断れば遺産はもらえないと言われ、渋々結婚することを認めるのだが、その覚悟を決めたその時、今まで彼が見たこともないワイルドな女性リング(ミネリ)と出会ってしまった。それはこれまでに感じたことのない激しい恋心を抱かせるのだが…
 本国では大ヒットしたロマンティックコメディ。
1981年全米興行成績5位
 物語自体は50年代のMGMミュージカルを踏襲したかのような非常にストレートな物語で、本当に
何も言うべき事が無いくらいに当たり前の物語で、物語は軽快に、「愛こそ全て!」という落とし所にきっちり落とす。時代を超えたアメリカン・ドリームであり、正直に言えば私にはかなり苦手なタイプの作品にはいる。
 とはいえ、本作は古いミュージカル同様、物語で観るべき作品でないのは確か。キャラクタと音楽で観る作品で、
その意味では本作は期待以上。主人公のムーアはともかくとして、執事役のギールグッドの存在感が大変良く、わがままな主人を、そのわがままさも含めて受け入れ、しっかり重要な部分を伝えていく。執事の鏡みたいな人物で、この人が支えていたから本作はしっかりと締まっている。ヒロインにミネリを加えたのも、かつてのミュージカルっぽい感じ。
 何よりクリストファー・クロスの主題歌が素晴らしい。50〜60年代には特に重要視され、数々のスタンダード・ナンバーを生み出してきた映画だが、70年代も後半になっていくと印象に残るナンバーは極端に減ってしまう(いわゆる大作映画での少なさが特に顕著で、スタンダード・ナンバーと呼ばれるものは大概小品から出ている)。そんな中で本作のニューヨーク・シティ・セレナーデは快挙と言えるだろう(ちなみに作曲に加わったピーター・アレンはミネリの元夫)。映画は忘れても主題歌はしっかり覚えている。

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