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マーク・ローレンス
Marc Lawrence

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鑑賞本数 1 合計点 3 平均点 3.00
書籍
2009 噂のモーガン夫妻 監督・脚本
2008
2007 ラブソングができるまで 監督・脚本
2005 デンジャラス・ビューティー2 製作・脚本
2002 トゥー・ウィークス・ノーティス 監督
2001 デンジャラス・ビューティー 製作総指揮・脚本
1999 アウト・オブ・タウナーズ 脚本
恋は嵐のように 脚本
1995 Pride & Joy<TV> 監督・脚本
1994 Monty<TV> 脚本
Sweet Valley High(1st)<TV> 監督
1993 ライフ with マイキー 脚本
1987 Family Ties(6th)<TV> 製作・「The Last of the Red Hot Psychologists」脚本
1985 Family Ties Vacation 脚本
1959 10'22 ニューヨーク市ブルックリンで誕生

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ラブソングができるまで 2007
2007ゴールデン・トマト・アウォーズ音楽賞第5位

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マーク・ローレンス(脚)
ヒュー・グラント
ドリュー・バリモア
ブラッド・ギャレット
クリステン・ジョンストン
キャンベル・スコット
ヘイリー・ベネット
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 80年代に一世を風靡したバンド“PoP”のボーカルだったアレックス(グラント)も、現在ではすっかり忘れられた存在となっていた。そんな彼のもとに、絶大な人気を誇る歌姫コーラの直接の依頼で新曲を提供してほしいと言われる。またとない復活のチャンスに喜ぶアレックスだが、長く曲作りから遠ざかっていた上、もともと作詞が大の苦手だった。詩作りに悪戦苦闘中、観葉植物の手入れに来ていたアルバイトのソフィー(バリモア)が口ずさむフレーズを耳にする。それを聞いたアレックスは彼女の作詞のセンスを確信。渋るソフィーを強引に説得し、二人で曲作りをスタートさせるが…
 ロマンティック・コメディでは定評のあるグラントとバリモアと言う強力な布陣で臨んだ、80年代テイストたっぷりのコメディ作品。
 80年代のハリウッド映画は完全に二分されていたように思える。とにかく派手さと肉体のタフさを誇るアクション作品と、男女が織りなすコメディ作品とに。後者は主に恋愛関係を主軸としつつ、80年代初期は笑いを中心に、後半になるとムードたっぷりに。ムードを大切したものはラブコメではなくロマコメと呼ばれるようになったが、私は実はかなりロマコメの方は苦手。むしろ笑いを基調とする80年代前半のラブコメの方が良い。
 だから本作も地雷ではないかとおっかなびっくりと言う感じで拝見したのだが、案に反し、見事なラブコメに仕上げられていて、かなり楽しんで観ることが出来た。そう言えば80年代って、丁度ポップスブームが入って、私も色々レコードとか集めたものだ。当時いろんな形で観たミュージッククリップも、今の映画鑑賞の一助になってるのも事実。そう言う目で観ると、本当に最初のシーンなんかは80年代ミュージッククリップそのまんま。なんかファースト・シーン観ただけでにやにやしてしまったよ。
 まあテイストは80年代とはいえ、中身もそれなりにしっかりしていて、少なくとも観ごたえはある。何せ本作は現代の物語なのだ。20年も前のヒットグループが今はどうなっているのか?という設定が面白い。丁度同時期に、ワム!の一人ジョージ・マイケルのドキュメンタリー
『ジョージ・マイケル』が公開されており、併せて観るととても興味深い内容となっている。一回栄光をつかんでしまうと、良かれ悪かれそれに引きずられて一生を送ることとなる。それをポジティヴに考えるか、ネガティヴに考えるかを思わされる。
 何よりグラントが良い。この人は顔が格好良いのに、好んで情けない役を演じることが多いのが好きなんだが、本作の場合は外面は良いくせに、実はすごい内弁慶なうえに自分自身に全く自信をもってないという、ある意味生々しい男を演じており、これが実にうまくはまっている。こういう誰かに支えてもらわなければ男は、包容力にあふれた女性を必要とする。元はそんなことはなかったのに、今やバリモアも落ち着いた女性役が出来るほどになったのも知ることが出来る。いやいやよく似合ってるじゃないの。
 ロマコメ苦手な私としては思わぬ拾いものをした。という思いにさせられた好作だった。

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