別働隊
Captain Carey, U.S.A. |
1950米アカデミー歌曲賞 |
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リチャード・メイボーム(製)
ロバート・ソーレン(脚)
アラン・ラッド
ワンダ・ヘンドリックス
フランシス・レデラー
ラス・タンブリン |
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★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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2 |
3 |
3 |
2 |
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第二次世界大戦中。連合軍のイタリア攻略を目前としていた北イタリアの古城にアメリカ軍のケイリー大尉(ラッド)が潜入したていた。ムッソリーニに対する抵抗勢力を集めていた。だが、何者かの裏切りにより城は包囲され、抵抗勢力はたたきつぶされてしまった。気絶したケイリーは九死に一生を得、帰国することが出来たが、終戦後、ケイリーはかつて古城の中にあった一枚の絵がアメリカで売られていることを知る。これを持ち出した犯人こそが裏切り者だと確信したケイリーは再びイタリアへと舞い戻る…
マーサ・オルブラントのベストセラー小説「真夜中を過ぎ」の映画化作品で、ナット=キング=コールが歌う主題歌の「モナ・リサ」が大ヒット。300万枚のレコードを売り、スタンダード・ナンバーとなったことで有名。この歌のお陰で一応アカデミー賞作品(歌曲賞)ともなったのだが、残念ながら見所はそこにしかない。
話自体がかなり牧歌的というか、危機感が全然感じられないものになってしまい、話も訥々と進む。演出で見せるべき緊張感が希薄すぎ。緊張感だけじゃなく笑いを入れるとか、演出次第ではいくらでも面白くできたのに、勿体ない話だ。
ラッドもこれに関してはまるで生彩を欠く演技ぶりで、不敵なのか情けないのか今ひとつ分かりづらいのも難点。性格を一貫させてくれれば、それでも見所は作られたんだろうけど。
結局主題歌のみの作品と言うことか。
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