| 黒いジャガー |
1971米アカデミー歌曲賞、作曲賞
1971英アカデミー作曲賞
1971ゴールデン・グローブ音楽賞
1994MTVムービー・アワード功労賞(ラウンドトゥリー)
2000アメリカ国立フィルム登録簿登録 |
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ジョエル・フリーマン(製)
アーネスト・タイディマン
ジョン・D・F・ブラック(脚) |
| リチャード・ラウンドトゥリー |
| モーゼス・ガン |
| チャールズ・シオッフィ |
| クリストファー・セント・ジョン |
| ドリュー・バンディーニ・ブラウン |
| ローレンス・プレスマン |
| アントニオ・ファーガス |
| グウェン・ミッチェル |
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| ★★★☆ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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4 |
3 |
3 |
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ニューヨークのハーレム地域を専門とする腕利き私立探偵のシャフト(ラウンドトゥリー)は因縁浅からぬハーレムのボス、バンピー(ガン)から、娘のマーシーが何者かにさらわれたため、その捜査を依頼される。バンピーによれば、犯人の目星が付いており、それはシャフトの親友で、黒人解放グループのリーダー、ベン(セイント・ジョン)だという。友情と任務の狭間に於かれてしまったシャフトだが…
初めてアフリカ系監督によって作られたビッグバジェット作品。ハリウッドシステムからも外れているため、パークス監督の思い通りに作る事ができたと言われる。過激な暴力描写も受けてヒットを記録し、アフリカ系の監督と出演者による過激さが売りの、いわゆるブラックエクスプロイテーションムービーと呼ばれる新たなジャンルの先駆けとなった作品となった。本作のヒットによって、何作かの続編も作られ、後に『シャフト』としてリメイクもされている。
本作は視聴の対象としたアフリカ系の人達だけでなく、全米でヒットしたが、それは主人公がアフリカ系だからという目新しさというだけではなく、なにより作品の中に描写される過激な暴力描写さとなるだろう。
確かに暴力描写という意味で言うなら、現代のものと較べるとかなりおとなしめだし、割とよく見かけるようなパターンでもある。だがまさにこの作品がその嚆矢となったと考えるならば、かなり感慨深い。
それまでのハリウッドシステムに依れば、暴力とは基本的には正々堂々。少人数対多人数であっても、極端に卑怯な真似はしないとかあるが、何より可能な限り血を流さないというのがあった。しかし本作はかなりリアルな血が流れている。特に後半クライマックスは満身創痍のシャフトが敵をなぎ倒すというシーンであり、敵も味方も血まみれで、なかなかの見所である。このような暴力によって血が流れる描写ってのは、確かに本作から始まったと言えるだろう。
この作品によって、それまで描写を抑えてきたハリウッドもどんどんこう言う過激暴力描写を描くようになっていく。その意味で、現代のハリウッドアクション作品は本作を抜きにして語る事はできない。一見の価値は確かにある作品である。
主演のラウンドトゥリーはパークス監督が見つけてきた新人。主役のシャフトを格好良く見せることに特化した作りは、後の映画にも多くの影響を与える
尚、本作がハリウッド製でないという何よりの証拠は、主人公の名前が男根を示す隠語シャフトというのが一番。 |
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