| 刑事コロンボ 別れのワイン |
|
|
|
スタンリー・ラルフ・ロス(脚)
ピーター・フォーク
ドナルド・プレザンス
ゲイリー・コンウェイ
ジュリー・ハリス |
|
| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
4 |
3 |
3 |
3 |
|
死んだ父から義弟と共にワイン工場を受け継いだエイドリアン(プレザンス)はワイン通で知られていた。だが、弟が儲けのでない工場を売却してしまおうとしたために、弟を殴りつけ、そのまま空調を切ったワインセラーに閉じこめ、窒息した所を海に投げ込んでしまった。それは溺死として処理されるのだが、死因に疑問を持ったコロンボはエイドリアンに疑問の目を向ける…。
いつもすっとぼけたコロンボだが、実はその一面、何をやらしても玄人はだしの能力を見せるのも魅力の一つ。ここでは話を合わせる都合上ワインの味を知るようになるのだが、あくまで韜晦しっぱなしで、裏技を使って通のふりをしてるように見せかけてる。その辺の微妙な演じ加減が魅力だろう。彼には裏の裏の表情があるんだよね。
そしてそれに対抗するドナルド=プレザンスが巧い。趣味だけを生き甲斐に生きており、それなりに名も知られてるが、実生活では気の弱いという、いわばオタク男を演じてる訳だが、とことんワインオタクっぽい描写に溢れてるのがなんとも嬉しい。自分にしか分からない味の変化のため、これまで貯めまくってきたワインを捨てる時の、なんとも寂しげな表情が又良い。
それで本作はもう一つ重要な設定が明らかにされていることも忘れてはならない。シリーズを通し決して出ることがないコロンボの奥さんの事なのだが、出てこないだけに実在が疑問視されるのだが、ここで奥さんに対して電話をかけてるシーンがあるため、これではっきり実在することが分かった。
更に言えば、ここのコロンボって、食い逃げはするわ、泥棒はするわ、ただで良いワイン飲みまくるわ。ほとんど質の悪い犯罪者そのものとも言える(笑)
いろんな意味で面白い作品なのだが、ただトリックが月並みだったのがちょっと残念だったな。 |
|
|