刑事コロンボ パイルD−3の壁 |
|
|
スティーヴン・ボチコー(脚)
ピーター・フォーク
パトリック・オニール
ジャニス・ペイジ
パメラ・オースティン
ジョン・フィードラー
フォレスト・タッカー |
|
★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
4 |
3 |
3 |
3 |
3 |
|
建築家マーカム(オニール)は自分の夢を叶えるべく、近代技術の粋を集めた都市“ウィリアムソン・シティ”の建築を始めようとしていた。そのために出資者となるウィリアムソンの妻を既に手なずけていたが、ウィリアムソンはそれを聞いて激怒。マーカムはウィリアムソンの遺産をプロジェクトにつぎ込むべく、ウィリアムソンの殺害を計画するが…
コロンボ役のフォーク自らが監督した唯一の作品。そう言うこともあってか、他の作品と較べ、随分毛色が変わってる。
ここでのコロンボの行動はいつもと較べ、遙かに情けないものとなってる。頭抱えて悩んだり、罠と知りつつ敢えてマーカムの手に乗って、落ち込んでみせるとか。常に超然としてるコロンボが大変人間味に溢れた姿を見せてくれている。尤も、結局は全てコロンボの手の内…っていうフォーマットだけは崩してなかったけど。
それと、これまでの倒叙ミステリーのパターンを少しだけ崩し、死体がどこにあるのか、最後まで明かさないと言うのも違ってる。一つ謎を残すってのは、結構良い手かもしれない。単なるパズル的な謎解きだけでなく、こちらも考えさせてくれるし。
それと、コロンボを苛つかせるという珍しい役柄をオニールが好演してるのも良し。難を言えば、もうちょっとふてぶてしい性格描写にすればもっと映えただろうけど。
シリーズの中でもかなりの良作。
本作をフォークが監督することになったのは、おそらくは彼がカサヴェテス監督作品に出演するようになったからだと言われている。役者としても監督しても、自分のぎりぎりを出そうとするスタイルは、確かに本作にも影響を与えているかのよう。 |
製作年 |
1971 |
製作会社 |
|
ジャンル |
|
売り上げ |
|
原作 |
|
歴史地域 |
|
関連 |
シリーズ第9作 |
allcinema |
Walker |
ぴあ |
IMDb |
CinemaScape |
wiki |
キネ旬 |
eiga.com |
wiki(E) |
みんシネ |
|
|