肉体の悪魔
Le diable au corps |
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ピエール・ボスト
ジャン・オーランシュ(脚)
ジェラール・フィリップ
ミシュリーヌ・プレール
ジャン・ヴァラス
ジャン・ドビュクール
ドニーズ・グレイ
ガブリエル・フォンタン
シルヴィー
ジャック・タチ |
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| ★★★☆ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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4 |
3 |
4 |
3 |
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第一次大戦中のフランス。17歳の青年フランソワ・ジャベール(フィリップ)は病院で看護し見習いとして働く女性マルト・グランジェー(プレール)と知り合う。二人はお互いに好意を持つようになるが、マルトには軍人の婚約者がおり、心残して結婚する。その半年後、二人は学校で再会し、その思いを抑えられなくなってしまう。
レイモン・ラディゲによる文学小説の映画化。
作品そのものはかなりドロドロした不倫ものとなる。原作が文学にまで昇華されたのは、丁寧な心理描写と、人間の心の自由はどこまで許されるのかという社会的な問題に切り込んでいたためだった。
本作はこの原作を映画化にあたり、フィリップの格好良さをあまり強調せずに、そう言った社会的な挑戦を強調しているのが特徴だろう。
不倫というのもある意味では道徳的な社会に対するアンチテーゼと考えられる。人間の好きという気持ちは止める事はできないが、それを社会倫理や法律と戦うのか。精神的肉体的な戦いをどう描くかが重要になる。
本作の主人公二人は完全に無自覚でありながら、そう言ったものと戦っている戦士として描かれる。
そして逆に抑えた演技だからこそフィリップの上手さが光る。フィリップを強調しない作りだからこそその魅力を出せたのが本作の最大の魅力だ。
その意味では大変立派な作品なのだが、肝心な部分で問題がある。私は不倫ものが苦手で、どう説明しようとも点数が上がらない。これは純粋に私自身のツボの問題だ。 |
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