王は踊る 2000 |
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セルジュ・フイヤール |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
3 |
4 |
4 |
3 |
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5歳でフランス国王となったルイ14世。だが国政の実権は母のアンヌ・ドートリッシュと、宰相マザランで、ルイ自身には何の権限も与えられていなかった。10代の頃、無聊を慰めるために音楽に打ち込むようになっていったが、そんな時にイタリアからやってきた舞踏家のリュリの踊りを見て、その素晴らしさに酔いしれる。一方のリュリは、ルイの美しさに思慕の念を募らせ、二人は共に宮廷に音楽サロンを作る夢を語り合うようになっていく。そしてルイが12歳の時、宰相のマザランが死去。ルイは母を押しのけて親政を行うことを宣言する。
ダンスをテーマにした映画は実は結構多い。その傾向を見る限り、女性が主人公の場合、恋愛及び出産を取るか、一生ダンサーとして生きるか?と言う選択を突きつけられたり、女の園の中でプリマとして成長していく過程を描くものが多い(ような気がする)。対して男性が主人公になると、何故かセクシャルな耽美性の高い作品になる傾向がある感じ。
本作は17世紀という歴史的な舞台だが、やっぱり耽美な雰囲気を持つものに仕上げている。
歴史的な意味では面白いんだが、どうにもそのネトッとした演出にちょっと引いてしまう。
不調法で私にはよく分からないのだが、舞台が中世ということで、現代とは異なる楽器やら演奏方法、ステップに至るまで出来るだけ再現しようとしているのだとか。その辺が理解できていれば又違った楽しみ方も出来ただろうが、勉強不足を痛感させられた。 |