ファントマ
Fantomas - A l'ombre de la guillotine |
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ロミオ・ボセッティ(製)
ルイ・フイヤード(脚)
ルネ・ナヴァール
エドモン・ブレオン
ジョルジュ・メルシオール
ルネ・カール
イヴェット・アンドレヨール
ジャーヌ・ファーベ
ヴォルベール
ノーディエ |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
3 |
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パリで大胆不敵な宝石盗難事件が起き、現場には「ファントマ」と名前が書かれた名刺が残されていた。パリ警察のジューヴ警部(ブレオン)は別件捜査中のベルタム公爵夫人からファントマ(ナバール)を割り出すことに成功するが…
サイレント時代の傑作と言われる連続活劇で、怪盗ファントマと、彼を追うジューヴ警部との対決を描くシリーズの第1作で、後々のピカレスク映画の元となった作品と言えよう。実際一作目の『ルパン三世』なんかはかなりこれを意識した感じがする。
ただ、物語として見る限りでは、展開的に今ひとつっぽく、いい加減さが目に付く。この当時だとこれで充分だったのか?少なくともいくつもの傑作推理小説が登場してる時期なんだから、もうちょっと緻密にしても良かったと思うんだが。
酷薄で、平気で人殺しまでしながらも、どこか抜けてるファントマの描写は悪くなかったとは思う。
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