銭形平次捕物控 幽霊大名 |
|
|
八住利雄(脚) |
長谷川一夫 |
市川雷蔵 |
井川邦子 |
長谷川裕見子 |
中村玉緒 |
柳永二郎 |
神代錦 |
村田知英子 |
渡辺篤 |
沢村國太郎 |
香川良介 |
|
|
★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
3 |
4 |
3 |
3 |
3 |
|
|
悪政に苦しめられている金森家の江戸藩邸で幽霊騒ぎが起こった。これは何かあると周囲の町人に事情を聴き始める平次(長谷川一夫)だが、それと時を同じくしてお静がさらわれてしまう…
銭形平次が初めて大名と対決する話。題目にもあるとおり、ちょっとだけ怪談っぽい話ではあるが、別段推理的要素がある訳でなく、その大名自身も被害者であったというところから、出来としてはあっさりした作品になってる。
でも当時をときめく長谷川一夫に、弟分の市川雷蔵が二役と、キャラでの見せ方は手慣れているし、女房のお静との絆もきっちり描かれているので、そもそもこの作品に求めるべきものは全て入っているので、プログラムピクチャーとして充分に楽しく観られる。少女時代の中村玉緒が観られるのも良い感じ。
あと、二役を演じた市川雷蔵が同一画面内に収まっているシーンが何カ所かあるけど、これが合成だったら、凄いレベル。一見本当に双子がいるかのように思わされる。本作が作られた1954年というのは、日本にとっては特撮のレベルが一気に上がった年なのかもしれん。 |
|