平家の落人部落が山奥にある田舎。ここで生まれ育った拓治(三浦友和)だが、都会の水産学校を卒業し、進歩的な考えを持っていた。そして帰郷して落人部落の娘きよの(山口百恵)と結婚に踏み切る。周囲の圧力にもかかわらず、幸せな新婚生活を送る二人だったが、戦争の波はその二人を引き離す…
大人気カップルの山口百恵と三浦友和を主演に据えた9作目の作品で、加茂菖子の小説「執炎」の再映画化。1979年邦画興行成績8位。
この二人は名コンビと言われるだけあって、様々な時代、様々な役柄で楽しませてくれるが、やはりその中でもはまるのは、気の強そうな山口百恵にスポットを当てつつ、主人公にはしないもの。そう言う意味では本作が一番山口百恵の魅力というものを映し出していると言えるかも知れない。話としては結構くどすぎる部分もあり、時代的にも古い素材というネックはあるものの、情念を感じさせる演技は面目躍如と言った感じ。寡黙にした方がやっぱり良いんだな。一方の三浦友和も軽さを感じさせない重厚な演技を見せるが、こちらはもうちょっと年齢が足りなかった感じか?このコンビで作るんだったら5年は早かったかも。その点がちょっと残念かな。
ここから得られる教訓。
意思を通そうとするなら、人を頼ろうとしないこと。周り中は敵だらけだから。
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