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芦奈野ひとし

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ヨコハマ買い出し紀行

ヨコハマ買い出し紀行

03'04'05 ヨコハマ買い出し紀行10
 台風で潰れてしまったカフェ・アルファの再建をのんびりと続けるアルファ。そんなアルファのほんわかした日常を描く。

 なんか私のツボにはまり、長いことおつき合いしてる漫画。なんか置いてあると安心するタイプの漫画だ。一応設定としては未来で、SF的な小道具も結構あるのだが、何かこの漫画に関してはあんまり深く設定とかつっこむ気力が無くなる。ほんわか感に浸ってさえいれば良い。そう言う漫画だ。
 それでも10巻を数える本巻は、徐々に人間関係も変わってきている。子供がどんどん大人になっていく…ほんわかしてる間にもちゃんと時が流れているんだな。
<A> <楽>
04'03'31 ヨコハマ買い出し紀行11
 再建されたカフェ・アルファの相変わらずの日常を過ごすアルファ。しかし、ロボットの彼女の周りは着実に時間が経過していた。

 相変わらずのほんわかした話が展開していく。その中で黒砂糖を食べて涙を流すアルファと丸子の描写が良い。涙を流すほどのツボの食べ物か。私にはそんなのあるだろうか?
 …やっぱり最高においしく淹れた紅茶を一口飲んだ瞬間だろうか?涙まで流さないけど、瞬間ぽーっとしちゃうからなあ。
<A> <楽>
04'11'29 ヨコハマ買い出し紀行12
 アルファを取り残し、時は流れていく。新しく知り合った友達もいれば、こどもだったタカヒロは就職。マッキは働こうとしていく…ヨコハマで、アルファは今日も生きていく。

 1巻が出てもう10年…アルファ自身も時の流れを感じていたが、リアルタイムで読んでいたこっちもなんか時の流れって奴を感じてしまった。もうそんなになるんだな。
 ちょっとしみじみ。
<A> <楽>
05'08'12 ヨコハマ買い出し紀行13
 ようやく再建が終わったカフェ・アルファ。建物は元に戻ったものの、時はやはり流れていた。その中で外面的には変わることなく生きていくアルファの日常を描く。

 カフェ・アルファが無くなって既に6年という記述があって驚く。そんなに時が流れてたのか。ほんの小さな子供だったマッキももうアルバイトが出来る年齢になり、おじさんも徐々に老いていく。その時の流れを感じさせる一冊。たんなるほんわかした内容だけじゃなく、そういう寂しさをも感じさせてくれた。これは長期にわたって連載されたことの強味だろうが、こんなしんみりさせてくれる漫画なんて滅多にないよ。
<A> <楽>
06'06'09 ヨコハマ買い出し紀行14
 時は流れ、かつて共に遊んだ子供達も巣立っていき、そして人の世界の終焉が訪れようとしていた。その中で黄昏の時代を見守り続けるアルファ達の、やはり変わらない日常を描く作品。これにて最終巻。

 12年の長きに渡って連載され、劇中の時間は更に長く過ぎていった。静かな静かな終わり方を見せてくれる。特に最終話は、これまでお世話になっていた人々がやがていなくなり、それを寂しそうに、しかしポジティヴに見つめているアルファの姿。こんな作品はもう出来ないだろう。独特の雰囲気を持った良作だった。終わり方の寂しさも又格別。
 結局明かされることの無かった設定だらけだけど、それも本作の持ち味か。
<A> <楽>
 

 

  

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