| 08'07'24 |
月光条例1
数十年に一度真っ青な月の光がおとぎばなしに届く時、おとぎばなしの物語は狂ってしまう。その狂った物語を直すため、おとぎばなしの国から、人間界へと助力を願う「月光条例」執行者が送られてくる。今回、町の乱暴者として知られる岩崎月光がその執行者に選ばれてしまう。根っからのへそ曲がりで素直に言うことを聞こうとしない月光だが…
「からくりサーカス」以来久々となる少年誌連載作品。いかにも著者らしい作品で、正義感だけはものすごくあるひねくれ者が主人公。今回その相棒が女性二人(?)ってのがちょっとこれまでとは異なるが、実にストレートな作品になっていて、大変好感が持てる。今回の物語は「鉢かづき姫」「三匹のこぶた」が展開。 |
|
|
| 08'10'16 |
月光条例2
一寸法師の鬼が月打された。そう聞かされた鉢かづきは、物語を救うべく月光に助けを求める。だが「武器として女を振るえるか」と頑なな月光に、鉢かづきがとった方法とは…
今回の昔話は一寸法師とシンデレラ。メインは一寸法師の方にあるが、尺が短い割にえらく色々詰まってる。これだったら丸二巻くらい使っても充分なくらい。
これまでの著者の作品はスロースターターなのが多かったけど、これに関しては結構早い内に面白くなってるね。ただ物語の構造上細かい話の連発になるだろうから、それをどうやって大きな話につなげていくかがこれからの課題だろう。 |
|
|
| 09'02'05 |
月光条例4
月打されたシンデレラが現れ、次々と道行く車に高速バトルを挑んでいく。月光と鉢かづきは、月光の悪友天道の力を借りてレースバトルを受ける事に。一方消えゆくシンデレラの世界を救うべく、王子に乞われ物語の中に入り、シンデレラの代役を務めることとなったエンゲキブ。二つの世界で物語が進行する。
今回の話は「シンデレラ」。新キャラも増え、更にこれまでパートナーでしかなかったエンゲキブがピンで主役を得ることとなった。色々とバリエーションを増やしつつ話を膨らませているようだ。
毎回旧作からの登場人物が出てくるが、今回は「うしおととら」から西と東の妖怪の長、「からくりサーカス」から鳴海としろがねがちゃっかり登場してる。 |
|
|
| 09'08'07 |
月光条例5
月光条例の執行者月光とハチカヅキ。だがそんな二人の前にもう一組の月光条例執行者が現れた。“長靴をはいた猫”のイデヤ・ペローと、そのパートナーである“トショイイン”こと工藤。ハチカヅキを「違法執行者」と断定するイデヤに動揺するハチカヅキ…
今回は前巻に続き「うりこひめとあまのじゃく」「ブレーメンの音楽隊」「おむすびころりん」が展開。ライバルキャラの登場となるが、ちょっと唐突な登場って感じ。テコ入れだろうか?話自体は相変わらず熱く、見応えがあるのでそれで良いんだけど。
ところで、新登場のトショイインは明らかに著者とは違うタッチで描かれることがあるけど、それだけ個性のあるアシスタントが入ったのかな? |
|
|
| 09'10'16 |
月光条例6
次に月打されたのはあかずきんちゃん。だが、その行動には一貫性が見られ、特定の人間を殺すために動いているようだった。その事にいち早く気づくトショイイン工藤だが、相棒のイデアはそんなことお構いなしに月光条例執行を執り行おうとする。だが、そんな彼らを突然現れた月光が邪魔をする…
主人公が変換し、一巻まるまるトショイインの視点で描かれた話になった。でもこの方が月光の考えとかが分かってくるので、かえって物語としてのバランスはこちらの方が取れているようだ。鉢かづきとかエンゲキブは割食って全然存在感無くなっちゃったけど。
著者の言葉でこの物語はそんなに長くないとか書いていたが、一体どの程度の長さになるのやら。 |
|
|
| 09'12'11 |
月光条例7
月打された「フランダースの犬」のパトラッシュに襲われかけたネロを助ける月光たち。だが、その最中、多量の海水に飲み込まれてしまう。なんとこれまた月打された「浦島太郎」の乙姫が浦島太郎を追ってきたのだ。乙姫によると、玉手箱にこそ月打の力を消し去る秘密があるとのことだが…
今回は短編二つを置いて、かなり変則的な長編ものになった。「フランダースの犬」と「浦島太郎」がクロスオーバーする話だが、それ以外にも鉢かづきとはぐれてしまった月光が、何故か使えるはずのない執行者の力が使えているとか、設定の根幹に入り込むような物語になってる。そういえば月光とトショイインは二人とも孤児なんだよな。その二人に敢えてコンビを組ませたのも理由がありそう。
そういえば、「フランダースの犬」の主人公は、私が子供のころ読んだ本では「ネルロ」になってた。調べてみたら、本名はニコラスで、ネロは通称だそうだから、どっちでも良いらしい。 |
|
|
| 10'03'11 |
月光条例8
地球上を全て海に変えようとしている月打された乙姫を止めるべく、月光と共に乙姫の所に乗り込んだネロ。これまで何もしていなかったことを痛感したネロが叫んだ言葉は?その他、中編で「人魚姫」と、いよいよ鉢かづき姫の渾名「呑舟」の名の由来を語り始める「血のハート」篇の開始の物語。
著者本人が「嫌い」と言っていたが、この作品の中では「フランダースの犬」と「浦島太郎」は完全に書き換えられてしまった。マンガだから良いんだろうけど、これはこれでちょっと疑問は残る。最後に乙姫が月光に向かって言った台詞「<読み手>ではあるまい」は見え見えの伏線になってる。著者の作品の場合、伏線がとんでもない結果になることもあるから、そちらは結構楽しみ。本作の場合はもう一つ。桃太郎の出てくる「血のハート」篇。こちらはどうやら鉢かづきに関わることだろうけど、最近どんどん存在感が薄れていったイデヤが存在感を見せてる。描写もなかなかに残酷になっていって、雰囲気が良い。 |
|
|
| 10'06'20 |
月光条例9
月打された桃太郎が望むのは最強の武器である“呑舟”こと鉢かづきだった。そのためにツクヨミメンバーを次々屠り、鉢かづきが現れるのを待つ桃太郎。その事を知ったイデアは鉢かづきを連れ、桃太郎の前に立つのだが…
「血のハート編」はまだ続いている。基本はイデアが試練を乗り越えるまでの話なのだが、ここまでに月打を治した赤頭巾ちゃんとシンデレラも登場。鉢かづきと月光の真実についても少しずつ明らかにされていっている。終わりもそろそろ近いのだろうか?
ところで、設定上気になる点なのだが、月打されたキャラが物語に戻らないと物語そのものが消滅してしまい、その時キャラクタも消えるのだから、桃太郎に殺された人間達もその時点で元に戻るはずなのだが、その事については何も言及されてないのね。 |
|
|
| 10'09'08 |
月光条例10
月打された桃太郎の攻撃を生身に受けながら、全くの無傷だった月光。なによりその事実にショックを受けたのは月光自身だった。自分は人間ではないのか?と悩む月光の元に、新たな事件が起こる…
前巻で月光の出生に関するかなり重い設定が入ってきて、それで話が展開しているのだが、それで実際の物語は仲間内全員で海に行ってはしゃいでいるだけ。と言う、面白い構造を取っている。コメディ要員がどんどん増えていき、ついには正気に戻った桃太郎まで完全なギャグキャラとして再登場してる。お陰で結構楽しい作品に仕上がってた。
多分次巻以降のハードさの箸休みなんだろうけどね。 |
|
|
| 10'12'08 |
月光条例11
おとぎ話のキャラクター達を閉じ込めていると言うアラビアン・ナイトの絵本に入り込んだ月光たち。だが事前に察知されてしまっており、偵察だけの予定が逆に包囲網のただ中に入り込んでしまう。分断されてしまった仲間達は、数多くの月打されたアラビアン・ナイトのキャラ達と戦いを余儀なくされてしまう…
物語を横断して様々なキャラ達が一堂に会するお話しで、いよいよクライマックスも近いのかも知れない。月光の過去に関しても、少しずつではあるが明らかにされていってる。 |
|
|
| 11'02'02 |
月光条例12
魔法の壷の中でアラディンに対抗する魔法を使うべく特訓を開始した月光。一方、外の世界では、このアラビアン・ナイトの世界で何が起こっているのか、事情を知るもの達からその説明を聞く面々。「青い鳥」の物語にまつわる物語を…
話は過去の回想となり、青い鳥の主人公チルチルが、いかにして月打され、全ての物語を巡るようになったのかが描かれていく。いくつもの物語を巡ると言うその構造自体が、実はキャラの悲しみをその身に負うと言う事でもある。昔話って結構残酷なものって多いから。
しかし、月光の正体についてはここまで引くか?と言った感じ。まだ何者か分かってないのだが、チルチルの言動が月光とかぶさってるのは伏線なのだろう。 |
|
|
| 11'05'19 |
月光条例13
千夜一夜物語の中で、ここにやってきて大魔法使いとなったチルチルの過去を聞く面々。一方、ランプの精の導きで、魔法修行を開始した月光。しかし、月光はこの世界に来たが決して初めてではないことに気づき始めていた…
前回からの話の続きで、チルチル=月光という構図が明確化してきたのだが、そうすると今度は何故チルチルは二人いるのか?と言う疑問点が生じてきた。はてさてどんなオチを付けようというのやら。物語は根幹に関わる話となっているので、このまま一気に物語を畳んでしまう事もできるが… |
|
|
| 11'08'11 |
月光条例14
《昔語り》月打された「青い鳥」のチルチルはマッチ売りの少女と共にアラビアン・ナイトの世界に立て籠もり、そこで月光条例執行者達を待ち受けていた。次々に強大なチルチルの魔法によって執行者達は倒れ続けていく。
そして、現代で、やはりアラビアン・ナイトの世界にやって来ていた月光は、自らが何者であるのかを悟っていた。
一応過去編のチルチルの話は結論が付いた。しかし、それでは問題として何故チルチルは再びアラビアン・ナイトに戻ってきたのか、そしてその目的と、そして何故月光自身がチルチルの記憶と顔を持っているのか。その辺はまだ明らかにされていない。はてさてどんな物語展開になって行くやら。 |
|
|
| 11'11'15 |
月光条例15
アラビアン・ナイトの世界でチルチルは願いキャノンの発動のため打ち出の小槌を手に入れようとしていた。それを阻止すべく、捕まっていた月光条例執行者の面々は立ち上がり、打ち出の小槌で勝手な願いを発動してしまおうと考える。だが、チルチルの魔法は強大で、少しずつ追いつめられていく執行者たち…
なんと主人公の月光が全く出てこない巻。でもいかにも総力戦って感じでなんか終わりっぽい雰囲気になってきた。早いような気がするのだが、それでももう15巻なんだな。丸三年連載してるのか。
そう言えば孫悟空が出てきたが、今や西遊記じゃなくてドラゴンボールをイメージしてしまうのがなんとも。 |
|
|
| 12'02'26 |
月光条例16
ランプの中から現れたのは、チルチルとしての記憶を取り戻した月光本人だった。だがその前に現れたのは、アラビアン・ナイトの世界を支配するもう一人のチルチルだった。一方打ち出の小槌を奪われまいとするトショイインらの前に次々と現れる魔神たち。その攻撃の前に少しずつ削られていく仲間達だが…
月光の方は想定通りチルチル同士の戦いとなっているが、他の面々については、なんか「金色のガッシュ」に出てきたウンコティンティンみたいな魔人との謎々合戦。なんだかなあって感じになってきた。 |
|
|
| 12'05'03 |
月光条例17
月打され、自分の物語に帰ったチルチルだが、戻ろうとした彼の前に、そこには彼そっくりのチルチルが存在した。物語に戻ることが出来なかったチルチルは何故か日本に飛ばされてしまった。そこで出会ったセンセイと呼ばれる人物の家に寄宿することとなり、名前もサンキチと変え、農夫の生活を送ることになるのだが…
本編の方は少しお休みとなり、チルチル=月光の昔話。100年近くも昔。センセイ=宮沢賢治との邂逅と、そこでの彼の活動を手伝う月光=サンキチの活躍が描かれていく。そういや宮沢賢治は出てきて然りの人物だったか。 |
|
|
| 12'07'06 |
月光条例18
ランプの中で月光が見たもの。それは自らが過去どんな経験をしたのかだった。そこで出会ったセンセイと高勢露との経験を通して月光は何を見たのか。一方、打ち出の小槌を持った一寸法師はお願いキャノンへと近づいていったが…
こういう泣ける展開はとにかく上手い著者…のはずなのだが、この話はそんなに面白いとは思えなかった。う〜ん。パワー不足というか、もうちょっと引きが必要だったというか… |
|
|
| 12'09'15 |
月光条例19
アラビアンナイトの世界で、チルチルのしようとしていたことは、全てのおとぎ話を消し去る事だった。それを阻止すべく、全ての記憶を取り戻した月光はチルチルの元へと向かう。同じ顔と能力を持った月光とチルチルの戦いの行方は…
チルチル編のクライマックスなのだが、どうにも話が盛り上がって見えない。多分それはバトルに魔法を導入したことで、なんでもありになってしまい、しかも真っ正面からの戦いばかりなので、メリハリが感じられないというのが致命的か。とにかく早く終わって、次の作品作ってくれた方がいい気がしてきた。 |
|
|
| 13'03'29 |
月光条例20
ついに激突するチルチルとチルチル。月光はもう一人のチルチルを阻止しようと激突するが、そのもう一人のチルチルは、なんとこの世界の全ての物語を消滅させようとしていた。
何故チルチルが二人いるのか、そしてそのもう一人のチルチルがなにを目的としてきたのかが明らかにされる話。話としては盛り上がっているのだが、その“真実”ってのがたいしたことじゃなくて、割と興ざめな部分もあり。月光が今度は物語に戻されてしまう事になりそうなのだが、これが最終になるとは思えず。もう一波乱あるだろう。 |
|
|
| 13'04'05 |
月光条例21
重罪人チルチルとして絵本に強制送還されることとなった月光。この世界での生活も残り僅かとなったが、そんな月光にとって、かつてセンセイとの約束であった「露を幸せにする」事が出来なかったことだけが心残りだった。だが、そんな時にも次々と絵本の物語が消え去っていく…
著者のマンガは大好きだったが、この作品に関してはちょっとパワー不足をずーっと感じ続けていた。いつか化けるだろうと思いつつ、ここまでつきあってきた訳だが、ここに来て、ついに本当に化けた。ひょっとして、今ひとつのまま終わってしまうのでは?と思ってただけに、これは嬉しい誤算。まさかミスリードをきちんと使っていたとは思わなかった。
さて、ここから伏線の回収に入るだろうけど、どこまで回収してくれるか、一気に楽しみになってきた。 |
|
|
| 13'06'08 |
月光条例22
彼女こそがカグヤであったと分かったエンゲキブ。だが本当に彼女が月に帰れば幸せになるのか?その事を突き止めようと、月光はミチルからもらった帽子を使ってカグヤの故郷へと向かう。だがそこで見たものは、月光の想像を超えた世界だった。そこで彼女は何をやって地上に落とされたのか、そして彼女を迎えることでその世界がどのようになるのかを知らされる…
前巻から一気に話が面白くなったが、これまで様々に張ってきた伏線が一つ一つ合致していくという、一種の快感を感じ取ることが出来る。伏線回収の名手である著者だけのことはある。本当に面白くなった。 |
|
|
| 13'08'01 |
月光条例23
カグヤの両親の助力で月の向こう側の世界の企みを知った月光と天堂は地上に帰り、そこで未曾有の危機が迫っていることを伝える。だが重罪人である月光の言葉を聞く者はなく、それでも何か手がないかと探す月光…
自分の言うことを誰も聞いてくれず、その中で僅かな仲間達が結集していくという燃える展開。著者の一番良いところが出た話になっている。ただ、このパターンは過去「うしおととら」でやってたことの焼き直しでもあり。もうちょっと違った形にして欲しかった気もする。
さて、それで月光が打ち出の小槌を使って願ったこととは…というのがこれからの話の焦点となるだろう。 |
|
|
| 13'11'10 |
月光条例24
月からの攻撃は刻一刻と近づいていた。そんな中、お尋ね者として指名手配されてしまった月光は、その事情を知るものとして、たった一人で軍勢に立ち向かおうとしていた。そのために月光が取った行動とは…
前巻で月光が打ち出の小槌に願った内容とは、おとぎ話の住民達を月からの攻撃の間だけ逃がすこと。おとぎ話の住民全ての者に嫌われ、それでも尚おとぎ話を救おうとする月光の姿が実に良い。攻撃前に時間取りすぎてやや間延びしてた感じがあり。
でもこの巻で一番の見所は、月からの攻撃はおとぎ話に留まらなかったと言うこと。人間の生み出した全ての創作物が消し去れてしまうと言う事態になる。著者が生み出した「うしおととら」や「からくりサーカス」まで消し去ってしまってた。その際、見開き丸ごと白紙にしてしまうという暴挙にも出ている。ここまで徹底してよくやった。
物語に逃げ込むことが出来なくなってしまった人間の無気力ぶりも人ごとではないよな。 |
|
|
| 13'12'19 |
月光条例25
月からの使者達は地上にある全ての“物語”を消し去ろうとしていた。そんな彼らの前に立ちふさがる月光。圧倒的な物量を前に苦戦する月光だが、彼には一つの考えがあった…
前巻がタメの部分に当たり、今巻になってから一気に解放された活劇シーン。一旦アクションになってしまうと後はあんまり語ることはないのだが、見所は非常に多く、一気に溜飲を下げるような話になっているのは確か。戦いの中で誤解が解けていく要素は「うしおととら」以来かな? |
|
|
| 14'03'06 |
月光条例26
月の者シンゼツとガンドウの二人と戦い続ける月光に心強い助太刀鉢かづきが現れた。それによって戦いは優位に立てたものの、それによっておとぎ話キャラが北極にいることが月の者達にばれてしまう。北極で身動きの取れないおとぎ話キャラ達に絶体絶命の危機が訪れるのだが…
この巻は全編激しいアクションと、どんでん返しに彩られ、実に読み応えのある話になってる。特に最後、はだかの王様の機転によっておとぎ話キャラ達が復活していくシーンは燃える。これあってこそ著者作品だな。 |
|
|
| 14'05'15 |
月光条例27
おとぎ話のキャラクターが選んだ方法。それは月の光を浴びて自らを月打させて、月の軍勢と戦うことだった。だが、それは最早物語には戻れないと言う事を意味する、死を覚悟してのギリギリの選択だった。一方、月の軍勢を退けるためにはオオイミを直接狙うしかないと軍勢の中核に突っ込む月光だが…
命を賭けた決断を描くと、やはり著者は最高の演出力を持つ。読み応えはたっぷりあるし、少しずつ少しずつキャラが倒れていく描写には、流石にこみ上げるものがある。いやはや巧いね。 |
|
|
| 14'07'25 |
月光条例28
オオイミ王の元へ向かう月光と鉢かづきは、次々に現れる刺客を踏み越えていく。一方、カグヤ=エンゲキブを守る天堂とトショイインの助勢に現れたイデヤと一寸法師。
いよいよ大詰めを迎えた物語。今巻はイデヤの独壇場みたいなもので、これまで散々月光を責めていたイデヤの本心というのが明かされていく。この描写がパターンとは言いつつ、なかなかに泣ける。
次はいよいよ最終巻。 |
|
|
| 14'11'02 |
月光条例29
オオイミ王の元へとたどり着いた月光。だが退屈な日常から刺激を求めていたオオイミはそれを求めていた。圧倒的な力の前に、それでも戦い続ける月光だが…
ラスボスであるオオイミ王との戦いがメインで、一番盛り上がるはずの話なのだが、なんかその最後の戦いがちょっと受け入れがたいものがあって、乗り切れなかった。著者の作品の、特に最後の戦いというだけにすごく期待していたんだけどなあ。 |
|
|