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C・S・ルイス

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ナルニア

ナルニア

04'11'05 ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1
 ピーター、エドマンド、ルーシー、スーザンの4人兄弟が、疎開先の家の衣装だなから入り込んだのは動物が喋る不思議な国だった。雪に覆われたその世界は白い魔女によって治められる冬の国だった。4人はその世界で不思議な冒険を行うことになる。ナルニア国ものがたりの第1巻。

 夏に実家に帰った時、戸棚の奥から子供の頃に読んだこの本が出てきたので、久々に興味が湧いたので持ち帰って読んでみた。
 いや、これは凄い。今年のベスト作品はこのシリーズで決定だな。
 子供の頃に読んだ時は何にも分からず、単なるファンタジーとして読んでいたけど、改めて今読んでみると、色々面白いことが分かってくる。良質なファンタジーは子供の時に読んだ後、大人になってから読んでみると、味わいが分かってくるものだ。
<A> <楽>
04'11'14 カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり2
 ナルニアでの冒険から約一年後、ピーターら四兄弟が旅行のため汽車を待つ間、再びナルニアに引き込まれる。しかし、そこは彼らが知っていたナルニアとは違っていた。ものを言う動物たちは既にほとんどいなくなり、理性的なテルマール人によって治められる世界に変わっていた。そこでかつてのナルニアに思いを馳せるカスピアン王子を助ける事になる四人だったが…
 登場する人間こそ変わらないものの、数百年後のナルニアが舞台。無くならない国は無いとはいえ、一気に世界が変わっているので、子供の頃読んだ時はなんかとても寂しくなったもんだ。しかし、それが移りゆく時代というものに興味を持ち始めた最初だったんじゃなかったか?と改めて考えさせられた。これも一種の原体験だったんだな。これ又この年齢で読み返してみると、味わいが深い。
<A> <楽>
04'11'17 朝びらき丸 東の海へ ナルニア国ものがたり3
 両親の旅行中に伯母の家に引き取られたエドマンドとルーシィ、そしてその家の意地悪な従兄弟のユースチスは屋根裏で見つけた絵の中に迷い込んでしまう。絵の中の船に乗っていたのはかつてエドマンドとルーシィが助け、ナルニア王となったカスピアンが乗っていた。カスピアンは東の海に消えたという賢者に会いに行くと言い、3人もそれに従うことになる。
 やっぱり上手い人だ。と言うのが正直な感想。最初の方はイベントの繰り返しという感じだが、これまでいなかったタイプのユースチスという少年を登場させることによって、少年の成長を合わせて描く事が出来、それが深みを与えているのだろう。特に竜に変身してしまったユースチスが元に戻る下りは色々シンボリズムに考えることが出来るし。
<A> <楽>
04'12'01 銀のいす ナルニア国ものがたり4
 かつていとこのエドマンドとルーシーと共にナルニアに入ったユースチフはクラスメイトのジルと共にまたもやナルニアに迷い込んでしまった。そこではかつて共に過ごしたカスピアン王が老境を迎え、失われた一人息子を悲しむ姿が…アスランに命じられ、誘拐された王子を探しに行く二人だったが…
 初期メンバーが全員抜け、新しくなった話だが、これまでの3作と較べ、ややパワーダウンしてるかな?展開が単純すぎる感じがする。ただ、やはりアスランが出てくると話に重みが出るな。
<A> <楽>
04'12'05 馬と少年 ナルニア国ものがたり5
 ナルニアの南にあるカロルーメンという国に住む孤児のシャスタはある日ブレーという喋る馬と出会った。ブレーはナルニアの出身で、一緒にナルニアに行かないか?とシャスタに話を持ちかける。それがどれほど大きな冒険になるかは知らず、今の生活から逃げ出したいばかりにその提案に乗るのだが…
 巻数が進むに連れ、徐々に質的に落ちていく感じがするが、面白いのは確か。ここではピーター達がまだナルニアの王だった時代の話で、四兄弟も登場はするのだが、ここでは普通の王族という感じ。
 思えば、子供の頃はこういう想像をした事ってあったなあ。自分はこんなところにいるべき人間じゃなくて、実は王様の子供だった…なんて。ゲームじゃ今でも当たり前のように使われてるけど。
<A> <楽>
 

 

  

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