02'12'11 |
ミオよ、わたしのミオ
ストックホルムで養父に育てられたブーはある日、瓶に入った魔神を助ける。その魔神は驚く事にブーを連れに来たと言う。実は彼こそがこの世界とは異なる世界、「はるかなる国」の王子ミオだと言うのだ。そこには本当の父が彼を待っており、そこで新しい友や、自分のための馬と出会い、幸せに暮らし始めた。ただ一つ、噂に聞く恐ろしい騎士カトーを除いて…
著者の作品は結構読んできたつもりだが、彼女の作品は基本的に現実に即した童話が多いのだが、こう言うファンタシー然とした作品も書いてるんだね。読みやすいし、心情もはっきり描かれているため、とても楽しかった。最近ファンタシーは『ハリー・ポッター』でブームらしいが、ひねくれたファンタシーじゃなくて、こう言った素直な作品こそが本来必要なんじゃないか?とにかくこれは好みだよ。 |
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