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大場つぐみ

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デスノート
バクマン。

デスノート

07'02'05 デスノート1
 天才的な頭脳を持つが故にこの世界に退屈を覚えている夜神月が拾った一冊の黒いノート。デスノートと呼ばれるそのノートは、そこに名前を書いた人間を確実に殺してしまうと言う恐ろしいものだったが、月はこれを世直しのために使おうと決意する。次々と凶悪犯罪人を心臓発作で殺し続ける月。そして月の行動を興味を持って見つめるデスノートの本来の所有者で死神のリュークと、連続殺人犯を挙げようとする天才「L」…人知を超えた壮絶な戦いが始まった。

 今更って気もするし、これまでも半分くらい立ち読みで読んでいたが、たまたま古本屋にまとめて置いてあったので、つい大人買い(?)。改めてゆっくり読んでみると、やっぱり面白い。結構内容量もあるので、のんびり読んでいく予定。
<A> <楽>
07'02'13 デスノート2
 Lは巧妙な罠を張り巡らせ、徐々に「キラ」を追いつめようとしていった。だがその動きは月にも分かっており、日本に来たFBIの捜査員をデスノートを使い全員殺害してしまう。どのような危機に見舞われてもあくまで諦めないキラとLの頭脳戦がますますヒートアップしていく。

 デスノートという超自然的なアイテムを用いつつ、内容はあくまで頭脳戦というのが大変面白い話に仕上がっている。ただ、本作において、とうとう月は目の前にいて会話している人間を殺してしまった。ペンバーとナオミという二人の人物は魅力的だったから、もうちょっと活躍して欲しかった所。物語の都合上、重要人物は次々に死んでいくことになるんだろうけどね。
<A> <楽>
07'04'16 デスノート3
 大学に入学した夜神月は入学式の時に妙な同級生と出会う。彼は突然月に向かい、「私がLです」と名乗り出るのだった。互いを殺そうと狙う“キラ”と“L”が、見かけ上仲良い同級生を演じつつ、互いの探り合いが始まった。

 互いの正体がライバルであるのかどうか探る二人を中心とした話だが、かなり意表を突いた展開となった。しかし、改めて考えてみると、ここまで推測がいっている以上、月を完全拘束するだけで話は終わってしまうというという根本的問題もあるし、月のツキがありすぎって気もするが、その辺気にさせないほどの大風呂敷を広げてくれたお陰で実に緊張感溢れる話になっている。
<A> <楽>
07'05'25 デスノート4
 突如現れた“第2のキラ”。LとLの捜査本部に出入りするようになった本物のキラである月は、予測できない事態に直面して対処を迫られる。Lに協力するふりをしてなんとか第2のキラと接触をとり、味方に付けようとする月だが、事態は意外な方向へ向かう…

 キラ対Lの構図が明確化したと思った途端不確定要素が入り込んできた。映画の方でこの展開は分かっていたつもりだったけど、まさに不確定要素と言うべきミサの闖入によって月側にも、L側にも混乱が見られるようになってきた。本作の面白さというのは純粋な推理劇というより、時折予測も出来ない偶然の事態が入り込み、事態を再構築していく所にあるのかも知れない。推理劇にするとマンガである魅力が半減するから。よく練られた作品であることは確か。
<A> <楽>
07'06'18 デスノート5
 ミサがLの手に落ちた事を知った月は、これをLとの決着のために自らデスノートを捨て、Lの元へと向かった。やがて何者かによるキラ復活の報が入る。これで一応の疑いの晴れた月はLと共同してキラ捜査を開始する事に…

 本来キラであるはずの月がLと共同してキラ探しをするという皮肉な展開に。デスノートの裏技を使った物語と言っても良いか。なるほどねえ。かなり感心出来るが、この時点では誰がキラか分かっていないので、普通の推理ものっぽく仕上げられてるが、これが本作の幅って奴かも知れないな。ところで月ってデスノートを拾わなかったら、実は結構良い奴なんじゃないのか?
<A> <楽>
07'07'19 デスノート6
 松田のドジからヨツバグループの中にキラがいる事を確信した月とLは本格的に調査を開始する。それを聞いたミサはスタンド・プレーでヨツバに入り込み、ついにその犯人を特定するのだった。罠を張り、キラを追いつめていく二人だが…

 月がキラでなくなって、普通の推理ものっぽい話へと展開。それにしても月の性格ってキラにならなかったら凄く良い奴なんじゃないだろうか?思えば彼にとってはデスノートを拾った事自体が最大の不幸だったのかも知れないな。かつてリュークは「デスノートを使った奴は不幸になる」と言ってたけど、月は何を得て何を失ったのか。色々考えると結構内容は深いのかもしれない。
<A> <楽>
07'08'20 デスノート7
 火口を捕まえてデスノートを取り戻した月はキラとしての記憶を全て取り戻した。そしてLを倒し、自らがLとなる計画を着々進めていく。

 ついにキラとLの戦いの決着がつく。映画版ではこの点が大きく変えられている訳だが、こちらでは月の方が一枚上手だったと言うことになってる。話を続けて行くにはこうする事になるのだろう。
 それにしてもデスノートを手に入れるか否かで月の性格までもがまるで変わってしまうのは面白い。あるいはかつてリュークが言っていたとおり、本当にデスノートの存在こそが一番の不幸だったのかも知れない。
 話はこれから新展開。Lの代わりとしてニアとメロという二人の少年が登場していくことになる。
<A> <楽>
07'09'04 デスノート8
 L亡き後、その後継者となったニアとメロは独自にキラ調査を開始していた。アメリカ政府の後押しを受けたSPKを率いるニアに対し、ニアに対するライバル心丸出しでマフィアと結託してデスノート強奪を狙うメロ。娘の粧裕を人質に取られ、夜神総一郎は警察に保管されているデスノートを渡すしかない状況に追い込まれた。キラ=月はこのゲームに真っ向から挑もうとするのだが…

 Lが死んだが、Lとは異なる個性を持ったニアとメロの二人のお陰でまだ楽しませてくれる。まあ、ただ顔をつきあわせている訳ではないので、心理的駆け引きがなく、その辺がちょっと物足りなくはあるが。
<A> <楽>
07'09'09 デスノート9
 用意周到ながら手段を選ばないメロによってついにデスノートは奪われてしまう。しかもその持ち主というシドウという死神まで従えたメロに対し、月とニアはとりあえず手を組んで対処に当たる事に。優位に立つメロに対し、月=キラが取った手とは。そしてニア、メロの確執は…

 今回はアクション編と言っても良い内容で、マフィア組織への銃撃戦やメロのSPK侵入など、かなり動きが多い。この辺もL編ではなかったこと。だけど一方では月の個性がどんどん抜けていくように見えてしまう所もあり。
<A> <楽>
07'09'12 デスノート10
 メロからデスノートを奪い返すことには成功したものの、メロ自身は逃亡し、更に月がキラであると看破したニアを恐れ、徐々に身動きが取れなくなってしまう月。動けない月はキラの代行者として魅上という男を見つけ出すのだが…

 新キャラの投入などもあったが、話が引き延ばしに入った感があり、少々間延びを感じさせられた話。メロとニアが独自に動いているため、その部分でのもどかしさもありかな?純粋な謎解きからは離れてしまってるしね。
 ただ、色々書いていても面白くない訳では決してないのだけど。
<A> <楽>
07'09'20 デスノート11
 キラの代理人魅上はスポークスマンとしてニュースキャスターの高田を選ぶ。なんと彼女は月と大学時代つきあっていた女性であり、月は彼女を通して魅上と接触を持とうとする。一方、キラと魅上との関係に気付いたニアは、魅上と高田の調査を重点的に開始する。様々な障害でノートに接触出来ない月と、自分の考えで行動するメロ。ますます混迷を増していくノートを巡る人間関係は…

 既に伏線は全て蒔き終わった。後はラストに向かって怒涛の展開となるのだが…緊張感はあってもなんか今ひとつ盛り上がって見えない。改めて考えてみると、これって実はリュークが全然出てこないからではないか。と気が付いた。なんだかんだ言っても、本作の顔とはやっぱりリュークなんだよな。
<A> <楽>
07'09'29 デスノート12
 ついにニアと対峙する月。キラを月と断定し、何としても逮捕したいニアも、魅上を使ってニアを殺そうとする月もこの日のために周到に用意をしてきたが、その知恵比べの結果は?そしてこの物語の結末は…

 いよいよ最終巻。ニア対月の対決が描かれる訳だが、敵はニアだけでないというのが本作の肝になっていた。知恵比べ自体は月はニアを上回っていたが、メロの動きが問題だった。なるほどそれで敵は二人にしていた訳だね。この作品そのものを総括するに、単なる頭の良さではなく、様々に起こる予想外のトラブルにどう対処していくかの方が重要になっている。改めて考えると、これは新しいタイプの作品だったんだな。
 しばらく出番がなかったリュークが最後にちゃんと死神としての存在感を見せているのも良し。
<A> <楽>
 

 

バクマン。

10'03'04 バクマン。1
 中学3年。大体の将来も見えてしまい、好きな子にも声をかけられないまま退屈な日常を過ごす真城最高は、ある時クラスメイトの高木秋人からとんでもない申し出を提示されてまう。なんと、「俺と組んでマンガを描いて欲しい」というのだ。最初は一笑に付す最高だったが、秋人の強烈なアプローチと、何より好きな女の子亜豆への告白を込め、その申し出を受ける事となったが…

 平成の「まんが道」とも言える、少年ジャンプを舞台にした漫画家コンビの活躍を描く作品の、最初のアプローチが描かれる話。実際にマンガを描くところまでは至ってないまでも、相当に力入ってるし、何より読んでいて楽しい。
 DEATHNOTEに続いてのコンビ作品なのだが、原作者の引き出しの多さにはかなり面食らう。それでもしっかりマンガにしてしまう方もたいしたもの。かなり作りにくそうな話なんだけどね。
<A> <楽>
10'03'07 バクマン。2
 コンビを組んだ“サイコー”真城最高と“シュージン”高木秋人はマンガを完成させ、少年ジャンプ編集部に持ち込みを行う。応答に出た編集部の服部からかなり酷評はされたものの、適切なアドバイスを得、段階を経て少年ジャンプ連載への夢を実現していくことに。だが、丁度その頃、二人より早くデビューを果たそうとしていた、彼らより一歳だけ年上の天才高校生新妻エイジも又、ジャンプ連載を控えていた…

 もうちょっと二人だけの輾転反側が続くかと思ったら、意外にすっきり担当も付き、ライバルキャラも登場。と言う事で、かなり少年マンガの王道を意識した、サクセスストーリーっぽく仕上げられてる。1巻時点で作りにくいマンガだと思ってたけど、しっかりきっちりマンガになってるのは流石と言うべきか。何だかんだで私生活の方もきっちり描いてるので、全く飽きずに読めるのは最大の強味かな。
<A> <楽>
10'03'19 バクマン。3
 ジャンプらしくない、いわゆる邪道の作品で評価を受けたサイコーとシュージン。だが、ジャンプで一番を目指すには、王道に挑戦すべき。という思いにより、新しい作品を作り始める。だが、王道は既にやり尽くされている感があり、二人は軽いスランプに陥ってしまう。そんな時、既にジャンプ本誌で連載を始めた新妻エイジのアシスタントをしないか?と言う誘いの電話がサイコーにかかってくる…

 前巻で順調にいっていたように思えたコンビだが、敢えて困難な道を選ぶこととしたため、二人の間で微妙に齟齬が生じ始めている。真っ正面の王道であるバトルマンガというのは、ジャンプでは最早飽和状態なんだなあ。
 だけど、この巻での見所はなんと言っても実際の連載してるマンガ家の実体に切り込んだことだろう。天才と呼ばれる新妻エイジも、実はかなり良い奴で(と言うか、マンガ以外の興味が全然無いから相対的に良い奴になってしまうと言うべきか?)、アシスタントを含めた会話とかが、かなりリアリティあり。楽しい作品だ。
<A> <楽>
10'04'24 バクマン。4
 夏休み終了までにバトルマンガのネームを上げると約束したシュージンは、しかしその期日になっても上げることが出来なかった。思いあまったサイコーは、一人でもジャンプに載るマンガ家になってやると決心するが…

 前巻最後で二人の思いが完全に一致していたのに、すれ違いからお互い別々の道を行くことになってしまった二人。しかし当然と言えば当然ながら、このすれ違いが噛み合った時、実に楽しい物語へと変わっていく。今巻では又一人ライバルキャラが登場。ますます熾烈な争いが展開していくことを予見させてくれる。
 ところで本作で「マンガじゃあるまいし」とか言う発言のシーンあり。明らかに狙ってるし、釣られるつもりは…
<A> <楽>
10'05'29 バクマン。5
 ついにジャンプでの連載が決まったサイコーとシュージンコンビの亜城木夢叶。出だしも上々。人気も安定してきた。更に知り合いも次々とジャンプデビューと、順風満帆に見えた。だが、そんな時サイコーの携帯に亜豆から電話が入ったとき…

 マンガ家として軽快に飛ばしつつ、実生活の中で問題が起きてくる。そんな感じで話を持って行っている。実際連載が始まってしまうと、マンガ家生活というのは順位を見るくらいしかやることがないので、こうやってドラマを盛り上げようとしているのだろう。これはこれで盛り上がっている。
<A> <楽>
10'06'03 バクマン。6
 ついに亜城木夢叶の連載マンガ「TRAP」がジャンプ誌上で3位を取った。このまま連載を続ければ、長期連載も可能。だがそんな時、サイコーの体に異変が。入院と手術を受けねばならなくなっても連載を続ける気満々のサイコーに対し、周囲の人間達は…

 トントン拍子に連載までいったため、このまま成功街道まっしぐら…とはいかなかった。この辺の駆け引きが長期連載の秘訣か?物語そのものが成功に至るマンガの法則に則ってるような?そう考えると大変メタな話ではある。病気を理由に亜豆と急接近させたのも手法の一つ?
<A> <楽>
10'06'11 バクマン。7
 病気休載が響き、亜城木夢叶の連載「TRAP」は打ち切りの憂き目に遭ってしまう。ショックで脱力してしまったサイコーとシュージンだが、そのショックを乗り越え、新しい連載に向け再始動を始める。しかし二人の思いと担当の港浦の思いはすれ違い、ついには怒鳴りあいに発展してしまう…

 6巻の引きでこうなるか?と思っていたとおり、本当に二人の連載は終了してしまった。その点は意外ではなかったけど、しかしその立ち直りがえらいこと早い。なるほどこのスピーディさがジャンプの信条か。しかし、一体次の連載がどうなるやら全く予想が付かないな。
<A> <楽>
10'07'22 バクマン。8
 新連載を控え、ネームのためシュージンが蒼樹と打ち合わせしており、しかもかつての同級生岩瀬と会っていたことがシュージンの彼女見吉にばれてしまった。更に見吉を通し亜豆にまで隠し事をしていることが知られてしまう。責任を感じるシュージンが取った行動とは…

 のっけからいきなり修羅場の連発…かと思ったら、するすると物事がいい具合に進展していく。ギリギリのところで回避させる辺りは少年マンガの王道とも言えるが、実際ドロドロした展開にしてしまうと、一体誰が楽しむのか?と考えてしまうと、やっぱりこれが正しい方法なんだろうな。勿論同時に新連載に向けての活動も活発化しているし、これ又面白い話になってるのは確か。話と全く関係ないところで相変わらずの平丸がますます面白くなってるし。色々な意味で巧く作ってるな。
<A> <楽>
10'08'13 バクマン。9
 「TRAP」終了後、一年も経たずに新しい連載「タント」を始めることになった亜城木夢叶。だが初めてのコメディ作品は、シュージンの精神を確実に削り、サイコーの方も、これではジャンプの看板にはなれないことを自覚していた。悩みつつマンガ制作を続けていく二人だが、同じジャンプで二人の同級生だった岩瀬が原作でビューし、更に大ヒットを飛ばしていた…

 今回は亜城木夢叶の新しい連載の開始、シュージンの結婚、そして新妻エイジのジャンプ同時連載と、見所がたっぷり用意された話になってる。人間関係は着実に良い方向に進んでいるのだが、肝心なマンガでは悩み続けている。この辺の匙加減が絶妙。単なる一直線のサクセスストーリーではなく、悩みながら、間違った道を踏み出してもそれを修正していくと言うのは、逆に最近では珍しい物語で、好感度がますます上がってきた。
<A> <楽>
10'10'27 バクマン。10
 ジャンプ編集部に、「タント」を終わらせる代わり、半年以内に新妻エイジの描く2作品以上のものを描いてみせる。と啖呵を切るサイコーとシュージン。だが、それに代わるものなどなかなか見つけることが出来ず、担当の港浦と頭を抱える日が続いていた。そんな二人を見かねた港浦は、最も二人のことを知っている編集者の服部に相談に向かうが…

 ほとんど苦しいだけで終わってしまった9巻から、ついに新しい作品を生み出すに至るまでを描いた話。やっぱり二人の苦しみも描かれてはいるが、これまでの話の中で最も楽しく読めた。やっぱり何かを自分達で生み出す瞬間というのは、これ読んでいての醍醐味だろう。
<A> <楽>
11'01'03 バクマン。11
 第1回目がぶっちぎりのトップを取った亜城木夢叶の新作「PCP」。その後の連載も上位に食い込み続けたが、新妻エイジと競う作品でないと打ち切りという内約があったため、なかなかそれが出来ないことに焦りを感じ始めるサイコーとシュージン。更にこの連載が呼び水となり、他の漫画家達も強力な連載を投入し始めた…

 10巻の引きがかなり良かったが、今回は少し危機感とその解決という小さいイベントを何度も投入するという形で、緊張感あってなかなかよろしい。なんだかこの作品を読んでるとこちらまで力が湧いてくるような気になるので、今の私にとっても貴重な作品になってる。
<A> <楽>
11'03'23 バクマン。12
 ジャンプ誌上でヒットを飛ばす「PCP」。だが連載25週までに新妻エイジの作品と並ばねば打ち切りという編集賞の命題に苦慮していた。今より更なる飛躍を目指すサイコーとシュージン。一方、アシスタントの白鳥もジャンプでの漫画デビューを目指していた…

 一旦ヒットしてしまうと、後はハングリー精神をどう続けていくのか、結構苦労の後が見える話だった。いかに作品を長く続けるか、試行錯誤が見て取れるので、表面だけでなく、その奥まで考えさせられて楽しい。ただ、なんとなくこれからテンションが落ちていくような気がせんでもない。
<A> <楽>
11'06'17 バクマン。13
 ジャンプに連載中のPCPも快調のサイコー&シュージンコンビ。しかし、PCPは彼らの最終目標であるアニメにはならないと聞かされた二人は、新たな可能性を模索し始める。シュージンはアシスタントの白鳥のマンガ家デビューの手伝いを開始し、サイコーの方は自分の力で読み切り作品を仕上げようとする。だがそんな二人の関係が徐々にギクシャクし始め…

 一応本編の漫画の方が快調のため、脇方向から危機感を煽ると言った感じで、当然起こるべくして起こったコンビの不協和音が描かれる話。まあ、お互いを思い合っているために深刻にならないうちにこちらはうまいこと収束したが、本巻で楽しいのは、平丸と蒼樹の恋の行方。なんか凄い事になってるけど、平丸の性格が性格だけに、こちらが楽しくなってきた。
<A> <楽>
11'08'17 バクマン。14
 シュージンが理想とする心理戦を描いたマンガをひっさげて新人が現れた。全て計算ずくでジャンプの連載にまで上り詰めたその男七峰透は、亜城木夢叶の大ファンだと言いはするが、敵意を露わにしてPCPに似た設定を紙面にぶつけてくる。だが彼のマンガの作り方には一つの秘密が…

 強力なライバル出現?と思われたが、いつの間にやら自滅して終わってしまった感じ。しかしこの複数の人間がネットを介して物語を作るというやり方は、ここでは悪いものとして出されているけど、実際は今のメディアの作り方としては逆に標準になりつつある作り方のようにも思える。だからこそ今それを描いてみたのかも知れない。
 今回も安定なのが平丸のエピソードで、どんなにシリアスになっても、この人が登場するとほっとさせられる。良いキャラを作ったもんだな。
<A> <楽>
11'10'15 バクマン。15
 七峰の挑戦を受け、同じ題材を使って作品を作ることとなった亜城木夢叶。様々な困難の中、ヒット作を作り続ける二人だが…

 今巻は、プロとなって既にヴェテランの領域にある二人が味わっている困難や、漫画描きとしてのプライドをミニストーリーで見せてくる。サクセスストーリーは終わり。これから安定したマンガ家としての物語が始まってくるようだ。
 そんな中でも相変わらず平丸を巡る物語は楽しい。
<A> <楽>
12'01'23 バクマン。16
 快進撃を続ける新妻エイジはついにジャンプのトップを取る。そんなエイジは、最初からの約束として、嫌いな漫画を一つ終わらせると言う事を編集部に突きつけるのだった。その漫画の名前は…

 1巻時点から伏線としてあったエイジの宣言がついに現実のものとなる。まさかこういう形になるとは思ってなかったが、それを阻止すべく頑張る面々との対比が又面白い。まだこんなネタが残っていたとは、まだまだ終わらないな。
<A> <楽>
12'06'14 バクマン。17
 突然ジャンプにベテラン作家が次々と復帰してくる。どれも画力はあってもストーリーを作る力を持っていない人ばかりだが、復帰した彼らは読者に訴えかける物語を手に入れていた。そんな時、サイコーとシュージンの元に、七峰から連絡が入ってくる…

 前回で新妻エイジの「クロウ」が終了という大イベントがあったが、前に亜城木夢叶に挑戦してきた七峰が復活するという話。又か。と言う感じと、前巻の盛り上がりと較べてしまうとどうしても落ちる感じの物語展開に、少々中だるみを感じてしまう。面白いけどね。
<A> <楽>
12'06'22 バクマン。18
 亜城木夢叶の新連載「リバーシ」は読み切りがジャンプ記録に残るほどのヒットを記録し、そのまま週間連載が決まる。折しも同時期に新連載が始まったエイジの新連載と人気を二分するようになっていくのだが…

 完全なヒットメーカーとなった主人公たちの活躍が描かれる話で、いよいよ最終回に向かってのカウントダウンが始まった感じでもある。読んでいてとても心地が良い話ではあったが、しかしこの話で一番面白いのは平丸の恋愛話ではあろう。何だかんだ言って良い編集者と巡り会った作家は幸せだな。
<A> <楽>
12'07'26 バクマン。19
 快調に部数を重ね、新妻エイジと共にジャンプの看板マンガと成長した亜城木夢叶の「リバーシ」は、ついにアニメ化が決定した。ついに長年の夢が叶ったが、そんな時亜豆とサイコーとの間の熱愛が発覚してしまい…

 ついに念願のアニメ化になり、いよいよラストが目前となったが、ここで声優オタが発狂状態というおかしな展開になってしまった。はっきり言って気持ち悪い。物語上、これは避けて通れない話ではあるのだが、終わり間近になって全然面白くなくなってしまったのが残念。
<A> <楽>
12'08'29 バクマン。20
 亜城木夢叶の「リバーシ」がついにアニメになることとなった。二人の夢を叶えるため、亜豆をヒロインにしたいと思うサイコー。だが、そんな時にネットでサイコーと亜豆の関係が暴露されてしまう。こんな中でつい意地を張ってしまうサイコーだが…
 いよいよ最終巻。時間にして3年半。劇中時間では8年が経過した事になるが、最初のサイコーと亜豆のラブストーリーの決着という形で終わった。しかし、何というかこれで終わるってのはちょっと釈然としない気分もあり。多分これはメインとなる物語そのものよりもマンガ家のバックステージものとして面白くなってしまったからなんだろうな。でもこのタイミングで終わらせられたのは良しか。
<A> <楽>

  

その他