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時雨沢恵一

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キノの旅 the Beautiful World
 時雨沢 恵一(しぐさわ けいいち、1972年 - )は、日本の男性ライトノベル作家である。神奈川県出身。魚座のA型。2000年に第6回電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)で最終候補作に残った『キノの旅』が「電撃hp」に掲載され、作家デビュー。その後電撃文庫でシリーズ化され人気を集めた。Wikipediaより。
 代表作は「キノの旅 the Beautiful World」、「一つの大陸の物語シリーズ」でどちらも映像化されている。スピンオフとして「学園キノ」がある。
アリソンとリリア

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CD

夜が運ばれてくるまでに 〜A Song in A Bed〜

キノの旅 the Beautiful World

DVD
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劇場版
DVD-A
CD
02'08'12 キノの旅1 the Beautiful World
 荒廃した世界を旅するキノと相棒の二輪車のエルメス。二人が様々な小国で出会った出来事を描く。

 前々から良く本屋に置いてあり、気になっていたタイトル。実際読んでみると何のことはない並のSF小説。
 決して悪くはないが、これが受け入れられたわけは、単純に表紙の絵が目を惹くのと、中身が短編集だから軽く読めると言う程度でしかない。しかし、問題はその“並のSF小説”を描ける作家が日本にはあまり多くない。と言う事実。日本のSF作品の低レベルさの中にあって、しかもその低レベルなSFを量産する文庫シリーズで普通のSFを描いて受け入れられると言うのは、一種の才能でもある。
<A> <楽>
04'10'14 キノの旅2
 モトラドのエルメスと共に旅をするキノの見聞を描く連作短編集。「狙撃兵の話」「人を喰った話」「過保護」「魔法使いの国」「自由報道の国」「絵の話」「帰郷」「本の国」「優しい国」「砂漠の真ん中で」を収録する。

 1作目を読んだのは随分前だった気がするが、たまたま出張中読む本が無かったからと言うだけの理由で購入。とびとびの時間で読むにはこういう短編が一番適していて、出張中にさくさく読むことが出来た。
 改めて読んでみると、著者の文体ってかなり特殊で、それが最初読みにくさにもなってたのだが、なれてしまうとかなり面白いと分かった。自分でも結構意外。
<A> <楽>
06'01'14 キノの旅3
 キノとモトラドのエルメスの旅を描く第3巻。「愛と平和の国」「城壁のない国」「説得力」「同じ顔の国」「機械人形の話」「差別を許さない国」『終わってしまった話」を収録する。

 相変わらず不思議な感触を与えてくれる作品で、オチの付け方とかのセンスは相変わらずたいしたもの。3巻になると文体そのものもかなり手慣れたものとなり、勢いではなく、落ち着いた雰囲気を見せるようになった。オチの付け方も面白い。読んでる途中で「これはこういう風になるだろう」とか考えていて、ぴったりそうなると、なんか嬉しい(結構そう言うのが多い)。
<A> <楽>
06'03'22 キノの旅4
 キノとエルメスの二人の旅は続く。「像のある国」「XXXXX」「二人の国」「伝統」「仕事をしなくていい国」「分かれている国」「ぶどう」「認めている国」「たかられた話」「橋の国」「塔の国」に掌編「紅い海の真ん中で」を収録する。

 そもそもSFとは現代社会を皮肉る姿勢があってこそ面白いものだが、そう言う意味では本シリーズは上手くSFしている。度合いもこれまで以上に明確になっているし、読んでいてやっぱり楽しい。流石にこの辺りになるとオチの付け方は予測が付くけど、発想の良さで持って行けるのが強味。
<A> <楽>
07'04'05 キノの旅5
 旅人のキノと相棒エルメスの二人旅を描く連作短編集。「夕日の中で」「あの時のこと」「人を殺すことができる国」「店の話」「英雄達の国」(2編)「予言の国」「用心棒」「塩の平原の話」「病気の国」を収録する。

 相変わらず不思議な話の展開ぶりで読ませる作品だが、この巻は多くの場合展開が読めなかった。書き手の方も色々進歩してたんだね。この中では「人を殺すことができる国」の皮肉ぶりがなかなか楽しかったかな?久々にキノのアクションもあり。
<A> <楽>
07'10'03 キノの旅6
 キノとエルメスの二人旅を描く第6巻。「入れない国」「中立な話」「戦車の話」「誓い」「彼女の旅」(2編)「花火の国」「長のいる国」「忘れない国」「旅の途中」「祝福のつもり」を収録する。

 相変わらずの二人旅だが、本作にはいくつかトピックがあり。「彼女の話」というのが2編あるのもそうだが、サイドストーリーであるシズと陸の話が終わりに近づいているらしいことと、金儲け第一主義の女性と、それに従う男のペアの話が入り込んできた。全話ショートショート的な物語なので読みやすいのが強味。
<A> <楽>
07'11'22 キノの旅7
 キノとエルメスの二人旅を描くシリーズ。他に剣使いのシズと犬の陸。「師匠」と呼ばれる女性と弟子の男の話などをまじえつつ描かれる。「迷惑な国」「ある愛の国」「川原にて」「冬の話」「森の中のお茶会の話」「嘘つきの国」に、数年前キノが師匠と共に過ごしていた時代の「何かをするために」を収録する。

 これまでの話と較べ、本巻にはいろいろとイレギュラーが多い。キノの滞在が3日を超えてみたり(結果的には越えなかったのかも知れないけど)、一冬を同じ場所で過ごしていたりする。物語は相変わらず。ただ、最後のキノの過去の話は劇場版で使われていたやつだね。
<A> <楽>
08'02'02 キノの旅8 キノとエルメスの二人旅を描く第8巻。「道の国」「悪いことはできない国」「渚にて 旅の始まりと終わり」「歴史のある国」「愛のある話」「ラジオな国」「救われた国」の短編に中編の「船の国」を収録する。

 キノとエルメスの話が相変わらず緩やかに展開していく一方、今巻では色々と変わったこともある。例の男女二人の「師匠」と言われる女性はキノの師匠の若い頃であるらしいこともそうだが、ラストの中編ではこれまで度々登場していたシズと陸の二人旅がとうとう終わりを告げたらしい。色々なところで新しい展開が見えてきた話だ。
<A> <楽>
08'04'03 キノの旅9
 キノとエルメスの二人旅を中心に師匠と弟子、シズと陸の旅を絡めて描く連作短編集の9巻。「なってないひとたち」「城壁の話」「悲しみの中で」「記録の国」「いい人達の夕べ」「作家の旅」「電波の国」「日記の国」「自然保護の国」「商人の国」「殺す国」「続・戦車の話」「むかしの話」「説得力II」を収録する。

 全く別々に三組の旅が描かれていく短編集。物語性はやや低くなったが、その分現代に通じる皮肉の強さが戻ってきたので、むしろ原点に帰ったと言うべきかもしれない。特に自然保護やら電波やらは現代でこそ語られるべき物語だろう。とりあえず前巻でどうなったか分からなかったシズが生きていたのが分かってほっとしたのはある。
<A> <楽>
08'05'14 キノの旅10
 キノとエルメス、師匠と相棒、シズと陸とティーの三組の旅と、彼らが出会った人々との交流を描く。今巻は「ペットの国」(キノ)、「ティーの願い」(シズ)、「在る男の旅」(キノ&師匠)、「インタビューの国」(キノ)、「ホラ吹き達の話」(キノ)、「保護の国」(師匠)、「電柱の国」(キノ)、「こんなところにある国」(あとがき)、「ティーの一日」(シズ)に、中編「歌姫のいる国」を収録する。

 8巻に続き、一本の中編と、多数の掌編という形を取っていて、メインは「歌姫のいる国」ということになり、実に半分以上がこの一編で占められている。ただ、問題は長くなるとキノの性格がどうしても丸くなってしまうな。
<A> <楽>
08'07'20 キノの旅11
 キノとエルメス、師匠と男、シズと陸とティーの三組の旅の話が展開する短編集「子供の国」「お花畑の国」「カメラの国」「つながっている国」「失望の国」「アジン(略)の国」「国境のない国」「学校の国」「道の話」の9編の短編に「戦う人達の話」の中編を収録した第11巻。

 多分これでようやく追いついた。流石11巻まで続いたとなると、描き方もずいぶんと手慣れたものとなり、話も練れてきているが、当初にあった残酷性は消え、特にキノがずいぶんと優しくなったものだ。最後の話だけはかなりきついものにはなってるけどね。
<A> <楽>
09'05'12 キノの旅12
 3つの旅人のグループのそれぞれの旅の模様を描く短編集。「幸せの中で」「正義の国」「悪魔が来た国」「求める国」「日時計の国」「努力をする国」「続・寄付の話」「手紙の話」「賭の話」「徳を積む国」「雲の中で」を収録する。

 随分話も続いているが、はっきり言えばこれまでで一番面白くなかった。悪い意味で著者の政治姿勢が妙な具合に出てしまった感じ。
<A> <楽>
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