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牙狼-GARO- ハガネを継ぐ者

牙狼-GARO- ハガネを継ぐ者事典
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主な登場人物
話数 タイトル コメント DVD
第1話 創(はじまり)

  監督:松田康洋
  脚本:兒玉宣勝
 ホラー討伐を行っていた黄金騎士道外流牙の前に魔戒法師コヨリが現れた。彼女はホラーが初めて人間界に出現した最古のゲート「破滅ノ門」が再び開こうとしていると告げ、その開門を防ぐために力を貸して欲しいと願う。それを受け、破滅ノ門のあるクレアシティへと向かう流牙。

 敵はシャウラス。デジタルサイネージを門として出現するホラーで、サイネージの前を通りかかった人間を捕食する。捕食中を道外流牙に見つかって倒された。そしてレグレージ。違法工事の責任を取らされそうになった施工業者の村重が変身したホラー。巨大なハンマーでパワフルな攻撃を繰り出す。
 前回「牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔」の続編で、道外流牙シリーズの第4弾。番犬所の依頼でとある街へと向かい、そこで開こうとしている破滅ノ門を封印するために戦う。
 今回は顔見せ程度の話で、黄金騎士の強さを表すと共に、今回の敵ホラーの強さも強調されている。今回の戦いでは人間態の状態では流牙はホラーには敵わなかった。
 一方、この街には他の魔戒騎士もいた。ハガネと呼ばれる、魔戒騎士の基本装備で戦うキャラだが、強いホラーとも渡り合っている。タイトルに「ハガネ」とあるとおり、彼がこの話のキーパーソンとなるようだ。
第2話 兆(きざし)

  監督:松田康洋
  脚本:吉ア崇二
 魔戒法師のコヨリに誘われクレアシティに到着した道外流牙の前に現れたのはこの街を守護する魔戒騎士の白羽創磨だった。この町は一人で守ると言う創磨だが、破滅ノ門の開門が近づいているこの街ではホラーの出現頻度が極端に上がっているという事実が指摘されており、流牙以外にもハガネの魔戒騎士たちが集まりつつあった。

 敵はルカルゴル。恐喝を受けて半殺しになった男に憑依したホラー。ホラー態はカタツムリの化身のような姿となり、両手に装着したカタツムリの殻を盾として用いて、口から火を吐いて攻撃する。
 クレアシティの謎の一端が明かされる。この街では本来ホラーになるほどの因果がなくても、ホラーになってしまうと言う。それこそが破滅ノ門の影響だと考えられている。
 前回ラストで登場したハガネの騎士の白羽創磨だが、一匹狼を気取り、黄金騎士の流牙でさえ下に見るという不遜さを表している。魔戒騎士である失踪した父に対する思いが強いようだが、自信のなさも窺わせられる。なりふり構わずホラーに斬りかかった結果、一般人に被害を及ぼしそうになり、それを流牙に指摘された際は激しく動揺していた。
 そんな創磨に対して余裕を見せつける流牙。流石だいぶベテランになったことを窺わせている。ラストで創磨の父によって剣技を教わったことを語っている。この街には何らかの因縁があると言うことらしい。
 そして他の魔戒騎士達も集まり始めている。三人いるが、全員魔戒騎士としては最も基本のハガネの騎士とのこと。中には仮面ライダーゴースト=天空寺タケル役の西銘駿もいる。
第3話 鋼(はがね)

  監督:田中佑和
  脚本:兒玉宣勝
 クレアシティの破滅ノ門の開門が近づいた。開門を防ぐため番犬所から三人の騎士が派遣されたが、創磨は一人でこの街を守ると言い張っていたが、流牙が父のゴドウの剣を使うことにショックを受けていた。

 今回はホラーとの戦いは無く、魔戒騎士たちの葛藤と訓練で明け暮れた。生身で木刀を振り回すのはかなりの迫力。なにより全員よく動く。
 訓練でも手を抜くことなく、相手が怪我をしても攻撃する創磨に危機感を覚えるベテラン騎士のイグスは、他の魔戒騎士をこの街に常駐させようとするが、父が帰ってくるまで自分一人でこの街を守ると言う創磨に手を焼いている。このままでは世界の危機が迫っている中、一人の騎士の成長のために何もかもを失う賭に出ようという変な話の展開になりつつある。人手が足りないためにそうせざるを得ないということだろうか?
 流牙は破滅ノ門がある限り、いつかこの世はホラーに覆い尽くされるから、最終的に破滅ノ門を破壊する事を目的とすると言っていた。
第4話 傷(きず)

  監督:田中佑和
  脚本:吉ア崇二
 創磨の父ゴドウが行方不明になってからクレアシティに破滅ノ門が開き始めた。イグスにそれを指摘された創磨は創磨に刃を向けようとする。不安定なその性格に危惧を覚える流牙だが、自身でもその自覚を持つ創磨は魔戒法師のムツギに自分の剣を預けてしまう。

 父のことを思うあまり不安定になってしまった創磨の葛藤。父が破滅ノ門の出現に関わってると言われて思わずかっとしてしまう性格を自分でも恥じている。
 実は創磨は過去に父の閃光剣舞を習得しようとした際、闇に飲み込まれかけたことがあり、それが恐怖になってがむしゃらになってるようだ。
 そんな創磨に対して流牙がアドバイスをしてるが、もう流牙は人を指導する立場にあることを思わせる。成長したんだね。
 今回は具体的なホラーとの戦いは無かったが、クレアシティで欲望に飲まれた者はみんなホラー化する。ラストで金儲けに邁進する会社ごと全員がホラーになってしまった。
第5話 悟(さとる)

  監督:田中佑和
  脚本:兒玉宣勝
 一つのビルの中にいる全員がホラー化してしまった。流牙をはじめとした魔戒騎士達が戦いに赴くが、流牙はこのビルの封印は創磨が来るまで待つように指示する。

 敵は名なしのホラー達。多数の人間がホラー化したもので、顔にちょっと黒い模様があるくらいの人間達。
 創磨のことを信頼する流牙と、彼を見捨てようとする他の魔戒騎士達の間に軽い軋轢が生じたが、創磨自身の覚悟と決断によって、魔戒騎士としての務めを果たすことを決意する。
 創磨の作戦は、広い場所にゲートを作って、三人組の魔戒騎士たちに倒させるため、片端からホラーをそこに放り込むという方法。そのために創磨とコヨリが遊撃隊のように戦う。
 魔戒騎士達全員の装着シーンあり。全員ハガネのために同じデザイン。
 ここまでで完全に流牙は黄金騎士として余裕のある発言をしている実力と経験がそうさせたようだが、この立場では完全にアウェイの立場でしかならないので、もっと積極的に関わってほしいところだ。
<強く金が欲しいと思っただけでホラーになって、簡単に消滅させられてしまう人間って、憐れすぎる。>
第6話 眼(まなこ)

  監督:木村好克
  脚本:吉ア崇二
 迷いを捨てハガネの騎士として戦いを決意する創磨。そして流牙の元に行方不明のゴドーから連絡が入り、ゴドーは隻眼の森という場所に向かっていることが分かる。流牙と創磨は隻眼の森へと向かうが、彼らの前に現れた精霊ラウルは謎めいた言葉を語って二人を翻弄する。

 前回であっけなく改心した創磨と共に破滅ノ門の秘密を探る流牙。今回は創磨が中心の話で、行方不明の父が探していたものを見つけようとする。しかし、創磨はまだ闇と光を融合させることが出来ないため、キーアイテムとなる常闇の石を手にすることはできず、それを手に取れたのは流牙の方だった。
 森の精霊ラウルの声は鈴村健一。今季のアニメではよく耳にする声なのだが、全部違って聞こえるのが凄いな。ちなみに特撮では「仮面ライダー電王」のリュウタロスの声の人で、ラウルもそれに近い声。
<クレアシティにあるディスコでは薄着の女性達が踊り回ってる。90年代の香り。>
第7話 惨(いたみ)

  監督:松田康洋
  脚本:兒玉宣勝
 流牙と創磨不在のクレアシティでダンスホールでホラーが出現した。その力は強く、クレアシティの魔戒法師見習いを捕食してしまう。更に魔戒騎士のイグスまでも倒されてしまう。大急ぎで街へと戻る流牙だが…

 敵はガエラ。クレアシティのダンスホールでスタッフとして働くナオミという女性が闇のパルフォムによってホラー化した。捕食した人間の技を使うことが出来、魔戒法師や魔戒騎士の力まで使うようになった。ザルバもその存在を知っていたことから、かなり名のあるホラーらしい。
 なんということもない女性の話かと思ったら、異様に強い力を持つホラーが現れた。なんと魔戒法師や魔戒騎士の技まで使うという、設定そのものを矛盾する力を持つホラーだった。それだけ強いホラーが出ると言うことで、深刻さが増しているようだ。
 そして後半は破滅ノもんに致迷宮へと入り込む。常に変化する迷宮に、流牙と創磨、ムツギとコヨリが分断された。
第8話 閃(ひらめき)

  監督:松田康洋
  脚本:吉ア崇二
 迷宮アリビスはいくつもの迷宮に分かれ、それを彷徨う四人。その中で創磨は自分に足りないものを流牙が知っているかもと、問いを掛け、それに対して流牙は創磨の父ゴドウとの約束を語り始める。

 流牙とゴドウの師弟関係が描かれる話。最強の黄金騎士でもまだ修行の途中だった流牙がゴドウと出会い、彼から閃光剣舞を会得するまで。強いだけでは操れない閃光剣舞は、自らを一度闇に落として闇に打ち勝たねばならなかった。実は既に流牙はその経験があり、閃光剣舞の会得も早かった。闇に打ち勝ったことを見せるため牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜で登場した黒いガロの鎧も登場しているが、流牙は自在に操れるようになっていたようだ。
 元々閃光剣舞はゴドウの息子創磨に継承させるつもりだったが、その前に黄金騎士に教えてしまったことでゴドウも苦笑していた。その後、もし自分が息子に閃光剣舞を教えられない場合は、流牙にその使命を託していた。こういう風にして戦いのベテランになっていったわけだな。
 それに対し、一度闇に飲み込まれて自分の力では戻れなかった創磨は自らを恥じ、とても閃光剣舞を習得出来ないと思い込む。
 そんな創磨がたどり着いた破滅ノ門は、鎧の力に飲み込まれてしまったゴドウの石化した姿があった。
第9話 門(もん)

  監督:木村好克
  脚本:兒玉宣勝
 破滅ノ門にたどり着いた創磨が見たものは、心滅獣身態となり、門を抱え込んで硬化している光斬騎士ザンゴの姿だった。父の変わり果てた姿にショックを受ける創磨に、共にここまで来たムツギは…

 このシリーズは概ね誰か特定の人物の妄執が巨大なホラーを呼ぶというパターンばかりだが、本作の場合は魔戒騎士のリーダー的存在である女性だったというパターン。かつてムツギは自ら救った人物が殺人鬼になってしまったことで心を病み、そこを誘惑者にそそのかされ、破滅ノ門を開放して人の因果を一気に消し去ろうとした。
 破滅ノ門を開くことで因果を持つ人を消し去れると考えたムツギは、過去ゴドウと共に破滅ノ門の封印に向かったが、逆に門を開こうとしてゴドウと争った。門が開こうとしていることを感知したゴドウは自らの命を犠牲に門を閉じたという。
 その結果、ゴドウは心滅獣身状態となって門を封印。そしてその封印を解くことが出来る唯一の人物が息子である創磨であり、相馬をここに連れてくるのがムツギの目的だった。
 ギリギリでムツギの目的を察したコヨリの機転で破滅ノ門へとたどり着いた流牙だが、間に合わず、誘惑者とムツギにそそのかされた創磨は封印を解いてしまった。
第10話 惑(まどう)

  監督:木村好克
  脚本:吉ア崇二
 創磨はムツギが語るまま、心滅獣身して破滅ノ門を守っていた父ゴドウの鎧を斬ってしまう。これによって破滅ノ門は開きかけ、創磨も惑い続ける。

 創磨は聞き分けが良くなったと思ったのだが、やはり根底に激しいコンプレックスがあったためにムツギによって惑い、流牙に襲いかかってくる。そんな創磨を使って破滅ノ門を開こうとするムツギ法師。
 そんな創磨の怒りを正面から受け止める流牙と、ムツギを糺そうとするコヨリによる二つの戦いが展開していく。一話掛かったが、創磨は正気に戻り、ムツギ一人が悪人となる。ただし、破滅ノ門は容赦なく開いていく。
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