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仮面ライダー電王

仮面ライダー電王事典

 2007'1'28〜2008'1'20

 平成ライダーシリーズも本作で8作。メインライターに「仮面ライダー龍騎」の小林靖子を起用し、平成シリーズの中では最大のヒット作となった。
 本作の最大特徴として複数の形態に変身するライダーそれぞれに人格があり、それぞれプロの声優を起用しているため、一人一人のライダーの個性が際だっており、結果として学園祭みたいなわいわいした雰囲気を作り出すことが出来たこと。そしてそれら多数の人格をきっちり演じ分けられた佐藤健という役者を得たことだろう。話も徐々に敵との戦いよりもデンライナーの中での日常の方に力が入れられるようになっていき、疑似家族というか、同じクラスにいる様々な面々とのつきあい方を描くような雰囲気になっていった。どこか新しいタイプの学園ものの雰囲気がある。
 大変楽しい作品であったが、相変わらず設定の弱さは健在。最後はなんだかよく分からないまま終わってしまった印象が強い。

主な登場人物
野上良太郎
仮面ライダー電王
(役)佐藤健。本作を足がかりにテレビや映画で活躍中。「龍馬伝」では岡田以蔵役を演じ、芸幅を広くしている。
 稀に見る不運体質の少年で体力も勇気もないが、自分は不運でも、せめて他人を不幸から救 いたいと願っている。憑依体質であり、突然イマジンに憑依され、仮面ライダー電王となってしまう。ただし、アンラッキーな人生を送りすぎ、並大抵の事態には動じなくなっており、肝だけは据わってる。
ハナ (役)白鳥百合子。グラビアアイドルやファッションモデルを兼任。本作撮影中に体調不良を理由に芸能活動を休止。後に復帰。
 デンライナー乗員。本来自分が電王となるつもりだったらしいが、落としたライダーパスを良太郎に拾われてしまい、自分はサポート役となる。実は彼女も特異点。33話で何故か小さくなってしまい、「コハナ」と呼ばれるようになる。この時の役は松元環季。
コハナ (役)松元環季。
 少女に戻ってしまったハナのこと。ハナの事を紹介する時、咄嗟に良太郎が名付けた名前。
モモタロス (声)関俊彦。ヴェテラン声優の一人。80年代にはヒーロー役が多かったが、現在は多彩な役柄をこなしている。
 良太郎に取り憑いたイマジン。赤鬼の姿をしているのは良太郎が桃太郎をイメージしたからとのこと。ちなみに命名は良太郎によるもので、3話から使われるようになった。電王ソードフォームとなる。
ウラタロス (声)遊佐浩二。
 二番目に良太郎に憑依したイマジンで、青い姿が特徴。とにかく口が上手く、良太郎に憑依すると、まるで某韓流スターのような姿となる。電王ロッドフォームとなる。
キンタロス (声)てらそままさき。劇団を中心に活動している俳優兼声優。ライダーシリーズでは「仮面ライダーBLACK」のシャドームーンの声など。
 3番目に良太郎に憑依したイマジン。本来本条という男に憑依していたが、契約完了後、消失しそうになるところを良太郎に救われて憑依する。性格な気はやさしく力持ちタイプ。ただし人の言う事をよく勘違いするため、その度に周り中に被害を与えてしまう。デンライナーの中では寝てばかりいる。電王アックスフォームとなる。
リュウタロス (声)鈴村健一。
 4体目のイマジン。実はウラタロスが良太郎に憑いた時に同時に憑いた存在で、他のイマジン達とは違い、他のイマジンが憑いていても隠れて良太郎に憑いてる事が出来る。性格は子供そのもので、愛理が大好き。電王となるとガンフォームとなる。
桜井侑斗 (役)中村優一。「仮面ライダー響鬼」の桐谷京介役。あの時は貧乏くじを引かされた感じだが、こちらではのびのびと演じている。
 愛理の婚約者だったが、1年前に結婚を前に突然失踪してしまう。良太郎が過去に行くたびにそこにいる。18話で実際に登場するのだが、良太郎が知っているのとは違う姿となっており、第二のライダー仮面ライナーゼロノスとなる。
デネブ (声)大塚芳忠。
 桜井侑斗に取り憑いているイマジンで、侑斗の持つ弁慶のイメージを具現化した姿を取っている。仮面ライダーゼロノスのベガフォームへと変身させる。タロウズによれば「おデブ」。
野上愛理 (役) 松本若菜。
 良太郎の姉で喫茶店“ミルクディッパー”を経営してる。早くに亡くなった両親の代わりに良太郎の面倒を見てきた強く優しい姉。かつて桜井侑斗という恋人がいたはずだが、その記憶をすっぱり無くしている。
ナオミ (役) 秋山莉奈。かつて「仮面ライダーアギト」でメインヒロイン役の真魚役。
 デンライナーの食堂車勤務乗務員。彼女の淹れるコーヒーは人間には不評だが、イマジンには大好評らしい。飄々とした性格ながら、最終決戦を前に各時代に散ったイマジン達を集めて良太郎の前につれてくるなど、活躍の場も結構多かった。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 俺、参上!

  脚本:小林靖子
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 とことん運に見放された良太郎は、今日も自転車で転んで不良たちに所持金を奪われた上ボコボコにされてしまう。そこに落ちてきたパスを拾った良太郎は、そこに書かれた住所にあるビルにはいるのだが、なんとビルの中は砂漠。しかもそこにやってきた電車からコーヒーを持った少女が出てくるのだった。丁度その頃、良太郎を殴った不良は落としたキーホルダーを探している内、光放つ怪物と出会ってしまう…
 敵はバットイマジン。シリーズの最初にほぼ必ず出るというコウモリ型のイマジン。空気を操る力を持ち、風を起こして敵を粉砕する。
 とことん不運な主人公が、ドジ踏みながらヒーローになっていくという不思議な作品で、いわゆる“正統的”なヒーローものとは異なり、かなり笑いを取った作風になってる。このインパクトは「仮面ライダー響鬼」のミュージカルシーンに匹敵する。
 とにかく主人公が弱すぎると言うのが問題だが、不幸体質でやられまくってる分、逆に精神的には強靱というのが面白い。
 最初、自分の力が分からず、逃げ回る良太郎だが、むしろこの方がリアリティがあるんじゃないのか?
 かなり異質な仮面ライダーだが、これはこれでとても面白かったりする。少なくとも第1話の掴みは充分に果たしてる。
<良太郎と契約しようとして現れた電王のイマジンは、あっけなく良太郎の自転車に轢かれてしまう。この作品はとにかく轢かれるのが多い。
 電王のイマジンは契約前は砂の塊なので、とても弱い。格好良くバットイマジンに突っ込んだら、あっけなくバラバラに…
 ヒーローと化し、バットイマジンに突っ込んでいく電王。それに向かってバットイマジンは「お前、馬鹿か?」とひと言。ここまで言われるヒーローも珍しい。>

VOL.1
第2話 ランド・オン・タイム

  脚本:小林靖子
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 バットイマジンとの戦いを終え、ハナに誘われるままデンライナーの車内へ入った良太郎。そこで客室乗務員のナオミと、自分に取り憑いたイマジン、モモタロスが現れる。赤鬼のようなその姿を見て気絶してしまう。ハナからイマジンと人間の関係を聞かされるが、自分に与えられた使命を聞かされ、絶望する…
 敵は前回に続きバットイマジン。テツオとの契約を果たし、2004年のクリスマスへと行き、そこで時代を変えようとする。電王に倒されると巨大化する。
 第2話で、話はかなり複雑ながら、結構すっきりした話になってる。しかし、やっぱりなんというか、完全に「タイムボカン」だよ。これは。
 イマジンの狙いというのがはっきりと分かった。人間と契約し、その思い出の時間へと行って未来を変えようとしている。それで倒されると、今度は巨大化。それに対抗し、デンライナーの武装で戦うという。
 主要キャラが勢揃い。まだまだ謎が多いが、それぞれのキャラがキャラ立ちしているので、なかなか見させてくれる。
 モモタロスがこんな姿になったのは良太郎が桃太郎をイメージしたからだという…しかしなんで鬼なんだ?ちなみにその声は関俊彦。かつてヒーロー役が多かった人も、悪役を楽しんでるように見える。
<ハナに対し「鼻くそ女」と叫ぶモモタロス。珍しい描写だ。ハナとの関係は面白く、不用意なひと言喋ったら、後ろからどつかれたりもしてる。
 前回モモタロスの力によって不良をたたきのめしたお陰で不良どもから最敬礼される良太郎。こういう描写も凄いな。>
第3話 アウトロー・モモタロー

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 仮面ライダー電王としての戦いで全身筋肉痛の良太郎は、街を歩いている時に街金から金を奪って逃げる山越に後ろから突進されて気絶してしまう。そんな良太郎に憑依したモモタロスは山岡を脅す男達をたたきのめしてしまう。それを良太郎の強さと勘違いした山越は悪事をもちかけるのだが…
 敵はカメレオンイマジン。山越と契約したイマジンで、山越の望み通り金を奪おうとする。保護色を使い、人に気づかれずに近づく。
 1話、2話に続き前後編の話。
 良太郎とモモタロスの意識は別で一件二重人格に見える。それが及ぼす影響が描かれた話。そう言えばモモタロスという名前は初めてのこと。それとデンライナーのオーナーも登場する。
 今回ゲストとして波岡一喜が登場。最近ヒーロー役として様々な作品に登場してるが、今回は小悪人、そしてイマジンとして登場。
 デンライナーの乗務員とモモタロスの関係もはっきりした。なんだかんだ言ってもデンライナーの中では乗務員の方が圧倒的に優位のようだ。
<オーナーが登場したので、「このデンライナーって何ですか?」と訊ねるが、オーナーはひと言「電車ですよ」…電車だったのか?
 山越はイマジンに「遣いきれないほどの金」と言うのだが、これって色々解釈出来るので、てっきりなんかトンチの効いた変なことをするかと思ったのだが、カメレオンイマジンは随分律儀な存在のようだ。>
第4話 鬼は外!僕はマジ

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 モモタロスが勝手にやらかしたことで悪徳業者から追われる身になった良太郎。だが、そのモモタロスが協力していた山越は実は既にイマジンに見込まれ、カメレオンイマジンと契約を交わした後だった。実は山越はミュージシャンで、プロになるために金を必要としていたのだ。
 敵はカメレオンイマジン。山越に”遣いきれないほどの金”を渡して契約を完了させ、山越が後悔している昨年の3月に現れる。
 良太郎の意地が描かれる。自分自身はどれほど不運でも、他の人が痛みを覚えることが大嫌いで、そのためにはモモタロスとも仲違いするほど。ヒーローっぽくないと言われる良太郎だが、ちゃんとヒーローしてるよ。
 それでモモタロスを拒否した良太郎はプラットフォームのままカメレオンイマジンと戦う。しかし、これは意地だけではどうにもならない世界ではある。結局モモタロスの方が折れてしまった。そんなことで多少友情も見られるから、この辺上手く作られた脚本だよ。良太郎、モモタロス双方のキャラが見事に立ってるよ。
 結果的に時の流れをほんの少しだけ変えてしまったため、最後にオーナーがぽつりと語った言葉「変える意味はない」は、結構重い。
 良太郎の姉愛理とハナがミルクディッパーでほのぼのとした描写あり。
<良太郎思いの愛理は良太郎にとっての“幸運の星”の光が届くことを願っている…いや、来ているような、来ていないような…真っ赤な光がね。
 電王の「俺の必殺技」はニューバージョン…でも全然変わって見えないよ。>
第5話 僕に釣られてみる?

  脚本:小林靖子
  監督:坂本太郎
  アクション監督:宮崎 剛
 デンライナーの中ではモモタロスが自分以外のイマジンが近づいていることをかぎ取っていた。その頃、バイト帰りの良太郎には相変わらず不幸ばかり降りかかってくるが、トラックから落ちた荷物がぶつかった瞬間、新しいイマジンに憑依されてしまう。
 敵はクラストイマジン。カニ型のイマジンで、サッカーのレギュラーを外されクサッている少年大輝に取り憑く。
 今回も前後編の前編。新しいライダーフォームへの変身が描かれる。
 平成シリーズの特徴として複数の仮面ライダーが出てくる事が挙げられるが、今回もやはり登場。ただし、それが本人だって事が違い。この作品の特徴は良太郎という肉体の中に複数のイマジンが憑依するって所に特徴があるらしい。それで新しく良太郎に憑依するのはウラタロス。モモタロス=桃太郎に対し、今回は浦島太郎らしい。良太郎の体を巡っての戦いは、一人で言い合ってるという、笑える状態になってる。
 一方良太郎の姉愛理を狙う男達の陰なる戦いも。前に出てきた尾崎と三浦は、愛理を愛するあまり、第三者に簡単にコントロールされてしまう。
<ウラタロスが良太郎に憑依したことを知ったハナは、「不幸な体質ね」とひと言。そりゃそうなんだけど、それで終わりか?
 ウラタロスに憑依されると良太郎はまるで某韓流スターの如き眼鏡までかけてるんだが、一体その眼鏡はどこから出てくるんだろうね?
 モモタロスを見て良太郎のイメージの貧困さを笑うウラタロス。それに対しモモタロスは「良太郎のセンスの悪さを舐めるなよ!」…自慢出来るか。>

VOL.2
第6話 サギ師の品格

  脚本:小林靖子
  監督:坂本太郎
  アクション監督:宮崎 剛
 新たに良太郎に憑依してしまったウラタロス。二人のイマジンの喧嘩に巻き込まれ、すっかり疲れ切ってしまった良太郎を残し、ハナはクラストイマジンを探しに行く。
 敵はクラストイマジン。巨大なハサミを投げつけて攻撃する。海に泳げないソードフォーム状態の電王を引きずり込むが、ロッドフォームに変身した電王に倒される。
 電王の新しいフォーム、ロッドフォームが登場。結局良太郎はウラタロスとの契約を継続する事に決めた。それでウラタロスもライダーとなることを承知。ボタンが四つあるから、あと二人は仲間になるはず。更にデンライナーにウラタロスのが連結。
 良太郎がウラタロスと契約したのは、デンライナーから降ろされたら行き場書がないから。と言うことらしい。あまりにも素直すぎて良い奴過ぎる。最近のライダーシリーズはひねくれた主人公ばかりだから、これはこれでとても特徴あり。
 モモタロスが妙に感動屋であることが発覚…いや、前からか。単純すぎるよ。ウラタロスの嘘泣きにあっけなく騙されてしまった。一方、ハナは自分の乱暴なしゃべり方に少々コンプレックスを持っているようにも見える。これら、意外に人物描写が丁寧なのが本作の特徴か。
 前にもちょっと出たけど“特異点”という言葉が登場。良太郎がそうらしいが、一体それが何の意味を持っているのかはまだ分からず。他にデンライナーを見守る謎の男も登場。
<愛理は良太郎に対し、「いくら慣れてるからって、病院を抜け出しちゃ駄目よ」…慣れの問題か?
 ロッドフォームの姿は…おお、
「仮面ライダーアギト」のG3か?>
第7話 ジェラシー・ボンバー

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 ウラタロスに憑依されるようになって良太郎は疲れ気味。実は良太郎の知らないまま夜な夜なナンパしに出かけているのだ。そしてある朝、良太郎は見知らぬ女性優美の部屋で目覚めてしまう。お陰で優美の元亭主に追い回され、優美は優美でイマジンに取り憑かれる。で散々な目に遭わされてしまう…
 敵はクロウイマジン。カラスがモティーフのイマジンで、人や物を消し去ってしまう力を持つ。空を飛び羽根を飛ばして攻撃するイマジン。遠距離攻撃を得意とするため、電王に対しては優位に立つ。
 ウラタロスの行動で右往左往するみんなの姿が描かれる話で、お陰で大変な目に遭うのは良太郎だが、他のキャラもそれに巻き込まれてしまう。
 相変わらず仲が悪いモモタロスとウラタロスだが、結局口の上手いウラタロスにモモタロスが言いくるめられてしまうのはいつも通り。
<優美の部屋って装飾から照明まで全部ピンク。ちょっとこれは目にきつい。
 闘いたくてたまらないたまらないモモタロスは逃げられたクロウイマジンに対して拝んでる。ここまでするヒーローは前代未聞。>
第8話 哀メロディ・愛メモリー

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 クロウイマジンとの戦いで傷ついてしまった良太郎。だがクロウイマジンの契約内容が分からないため、休むことなく出て行く。ウラタロスの助けを借り、優美から契約内容を聞き出そうとする。だが、その間にもクロウイマジンによる消去は続いていた…
 敵は前回に続きクロウイマジン。優美の友也との結婚を忘れたいという願いを叶えようとするが、それはビバルディの「四季」
 イマジン絡みの話自体は結婚話の痴話喧嘩みたいなものだが、イマジンが絡むとシャレにならなくなってしまう。
 今回もデンライナーの中でのモモタロスとウラタロスの戦いが始まるのだが、なんだかんだで良いコンビじゃないか。今回はウラタロスで敵を釣り、モモタロスでフィニッシュという連携技が見られる。
 愛理には何らかの秘密があるらしいが、今回望遠鏡との関わりがあることが分かった
 今回も謎の存在が登場。電王ロッドフォームとクロウイマジンの戦いをストップウォッチ片手に見ている。
<ハナの顔見た良太郎は「ハナさんだと喧嘩になっちゃう」…まあ、その剣幕だったらねえ。
 デンライナーの乗客がますます増えてるけど、どこから来たんだろう?今回は子供も多数。
 突然良太郎の不幸装置が発動。次々にボールをぶつけられるのだが、何故かボールぶつけてるのは全て二人組だった。
 優美から「人のことより自分のこと心配しろ」と言われてしまう良太郎。まさに全くだ。>
第9話 俺の強さにお前が泣いた

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 良太郎の前にイマジンに憑依された本条という男が現れる。モモタロスが憑依した状態の良太郎でも全く敵わないパワーを持つ本条に、危機感を募らせるハナと共に、本条を探るが、確かにその周囲の人間はイマジンに襲われている形跡があった…
 敵はライノイマジン。菊池真司という男に憑いたイマジンで、「空手のトップになりたい」という願いを叶えようとする。しかしやってることは真司以外の空手家を再起不能にしてしまうことだった。他に現時点では名称が付いてないが、仮称で熊イマジンとされる存在。本条に憑依したイマジンだが、その姿は電王のものとそっくり。ソードフォーム電王と互角以上の力を持つようだ。
 これまで良太郎一人がライダーだったが、やっぱりと言うか、もう一人のライダーが登場する。しかし、その本条は内野謙太。あれれ?こいつ「ウルトラマンメビウス」のクゼテッペイ役の内野謙太ではないか?どっちにせよ情けない奴がライダーになるのは本作の特徴か?でも良太郎とは違い、イマジンが出る時は本条は気を失ってるけど。あるいは違うのか?
 相変わらず不幸な良太郎は今回空手の道場で練習生に絡まれ、全員でかかられてしまう。それでハナが妙に強いことが分かる。
 いくつか新しい設定も登場。デンライナーの運行にはトンネルがあって、ここに入っている時には通信が出来なくなってしまうとか、素の状態で良太郎が妙に強くなってるとか。まあ、この設定が
<トンネルに入ったデンライナーにはピンク色の照明が付く。それで突然現れるオーナーは怖い…というか気持ち悪すぎ。
 本条は空手の天才と呼ばれているらしい…けど「ウルトラマンメビウス」見てると、どうしてもその姿には違和感が…>

VOL.3
第10話 ハナに嵐の特異点

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 熊イマジンとライノに敗北した電王だが、良太郎は熊イマジンはこれまでのイマジンとは違っているような印象を受けていた。本条と話すハナだったが、ハナは純粋に本条に空手をやらせようとするだけの契約を交わしたというイマジンをどうしても信じられない。一方モモタロス、ウラタロスの憑いた良太郎はライノイマジン憑きの菊池を捜し当てるが…
 敵はライノイマジン。菊池以外の空手家をぶちのめして契約完了。菊池の思う過去の空手の大会に向かう。好き放題に動かせる棍棒を武器にするが、その体の硬さ自体が武器。巨大化もするが、新たに誕生した電王のキンタロスに倒される。
 熊イマジンが新たに電王と契約し、キンタロスが誕生する話。てっきりあの本条が新しいライダーになるかと思ったのだが、どうやらとりあえずは全てのライダーは良太郎がなるらしい。
 ここで中心となるのがキンタロス。人(?)の良いイマジンで、契約を交わした本条の願いを叶えるよりも本条自身の体を労り、結局自分の身を挺して本条を救い、その結果消滅しそうになった所を良太郎に憑依することで生き延びる。ネーミングは金太郎から。
 そこで登場したキンタロスはアックスフォームは電王のパワーバージョンで、姿は「龍騎」に出てきたオーディンにに似てる感じ。
 ハナがイマジンを憎むのは自分の住んでた未来の国が壊されてしまったから。と言うことが明らかにされる。
 特異点がなんであるかがちょっとだけ明らかにされる。特異点とは時の干渉を受けない存在で、例えイマジンが時間を変えても、存在自体を変えることができない存在らしい。特異点であるハナはその結果、自分の世界が壊されても生き延びてしまった。それ故にイマジンを憎んでいる。
 本条に憑いた熊イマジンは確かに強いが、どこか抜けていて、空手の特訓してるつもりで相撲の特訓してたりする。キャラ立ちは上手くいってるんじゃないかな?
 本編が面白く、ツッこもうにもツッこめなかった。
第11話 暴走・妄想・カスミ草

  脚本:米村正二
  監督:坂本太郎
  アクション監督:宮崎 剛
 三体目のイマジンであるキンタロスに憑依された良太郎。そんな良太郎はある日カスミ草を手に歩いていると、見知らぬ少女から声をかけられた。そしてその少女を連れて行こうとした男を思わず投げ飛ばしてしまう。実はその少女はジュニアアイドルの小林カスミであり、男はそのマネージャーだった。その腕っ節の強さを見込まれ、カスミのボディガードに抜擢されてしまった良太郎だが…
 敵はアイビーイマジン。ツタ植物型のイマジン。小林謙作の「娘のカスミに逢いたい」という望みを叶えるためにカスミの仕事を妨害する。
 アイドルの生活を守る良太郎が描かれる話。何故か東映系の作品にはアイドルをフィーチャーしたのが多いけど、今回のイマジンはアイドルのストーカーっぽい。「超光戦士シャンゼリオン」に似たようなのがあったような気が…この前後編はキンタロスが中心となる。前後編を意識しているため、ここではバランス良く仕上げられてるね。
 新しいイマジンに憑かれる度にOPの踊ってるイマジンが増える。今回もちゃんとキンタロスが踊ってる。こいつの場合はブレイクダンスっぽい。
 今回は妙にハナがしおらしい。キンタロスが憑いたのは自分の責任だと思いこんでいるため。だけど良太郎にモモタロスが憑依した途端ぶん殴るハナ。こいつは容赦ないな。てか、それ良太郎の体だぞ。
 キンタロスはいつでも眠ることが出来る特技を持ってるが、コーヒーを口に持っていった状態で眠ってる。器用な奴。
 今回のモモタロスはストレスが溜まりまくっているらしく、変身時の台詞が「出番が無くて、俺のイライラはクライマックスだぜ」だった。それであっという間にキンタロスに乗っ取られてしまう。なんとも可哀想な。
 ツッコミ所がありそうでない話だった。
第12話 走れタロス!

  脚本:米村正二
  監督:坂本太郎
  アクション監督:宮崎 剛
 アイビーイマジンを追いつめながら何故かとどめを刺さないアックスモードのキンタロス。彼は何故カスミの父謙作がイマジンと契約したのかを知りたかったのだ。そのため、デンライナーの本来の任務を離れ、イマジンに手を貸すキンタロス…
 敵はアイビーイマジン。謙作をカスミに会わせたことで過去へと向かう。腕がツタのように伸び、鎌で攻撃する。
 前後編の後編だが、ここでも中心はキンタロス。父の思いを信じるキンタロスは何故かイマジンにまで手を貸す。イマジンを放っておいてまで謙作とカスミを会わせようとして、そのお陰で時の運行を変えてしまったため、オーナーからデンライナーからの追放を命じられてしまう。人の繋がりを何より大切にするキンタロスの性格がよく表れている話となった。その想いを受け、良太郎も敢えてキンタロスを呼び出す。
 お陰でモモタロス、ウラタロス二人とも全然活躍出来なかった。
 愛理の味覚は特殊らしく、ニンニクたっぷりのレモネードを振る舞ったりしてる。
<「イマジンに娘を襲わせるなんて世も末だ」(ウラタロス)「あんたが言うな」(ハナ)…なんだかんだ言ってイマジンとの会話ははまってる。
 謙作は「娘のため」と称してプロダクション社長の家で暮らすようにと言っているが、これって狼の群れに羊を放り込むようなものではなかろうか?
 オーナーが乗車拒否のカードを出す時はもの凄く不気味。迫力あるよ。
 良太郎とカスミが会わなければ、謙作とカスミの和解もなかった。だけど出会わないことで時の運行は元通り…これって凄く矛盾ないか?>
第13話 いい?答えは聞いてない

  脚本:小林靖子
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 3体のイマジンに憑依され、毎日が疲労の連続の良太郎。すっかり疲れてしまった良太郎を見かねた三浦は催眠療法を施すのだが、なんと良太郎の瞳は紫色に光る。なんと良太郎にはもう一つの人格が備わっていたのだ。
 敵はオウルイマジン。公園の鳥を守ろうとする戸山の契約で公園に近づく人間を次々に襲う。
 いよいよ四人目のイマジンに良太郎が憑依される話。ベルトには4つのボタンがあるからそれは推測出来たが、今度のイマジンは気づかないうちに既に憑依されてしまっていたらしい。そのイマジン、リュウタロスは、今のところ性格が分からない。妙に高圧的ではあるけど。三人で疲れ切ってしまってるのに、四人になるとますます大変になりそう。
 今回イマジンに憑依されるのは動物を愛するお爺ちゃんの戸山。こういう性格の人が憑依されると痛々しいな。
 愛理にも何か不思議が起こっている。このキャラがどんな風に絡むのやら?
<喧嘩する3体のイマジンに対し、ドンっと片足を机に載せて凄むハナ。これって70年代の女番長シリーズか?さすが東映だ…ってこれってネタなのか?
 だんだんモモタロスが可哀想になってくる。今度はイマジン状態でオウルイマジンにボコボコにされてしまった。
 公園の安全を守るため、リュウタロスは銃をぶっ放し続け、公園をほとんど破壊してしまった。平成シリーズの銃使いはみんなこんなのばっかだな。>

VOL.4
第14話 ダンス・ウィズ・ドラゴン

  脚本:小林靖子
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 良太郎に憑いたイマジンはリュウタロスと自ら名乗る。彼はなかなか良太郎の中から出ようとはせず、良太郎をやっつけると語る。だがその時にもオウルイマジンによる被害は続いていた。
 敵はオウルイマジン。空を飛ぶことが出来、空中から急降下して攻撃する。
 リュウタロス編の後編。これにより完全にライダーのフォームは4種類になった。リュウタロスの性格はまるっきり子供。良太郎に憑いているのも、デンライナーの車掌になりたいためだというし、楽しくなければすぐに良太郎から出てしまう。ただリュウタロスは何故良太郎に憑いているのか、今のところはっきりしない。こういうキャラがいて良いんじゃないか?それぞれ個性的だ。
 で、リュウタロスを追い出すために団結する三人。友情が出てくるのかと思ったら、「熊の置物」(モモ→キン)「スケベ亀」(モモ→ウラ)「脳味噌干物」(ウラ→モモ、キン)、「脱いだ靴下」(キン→モモ、ウラ)で、あんまり団結になってない。この辺の演出が上手いな。
 今回のソードフォームの口上は「俺、ようやく参上」だった。相当ストレス溜まってたらしい。
 一方、ギガンテスヘブンになったイマジンは今回二体登場してる。なんでなのかは全然分からず。
<良太郎の中から出てこないリュウタロスに対し、「俺が思い切りどついたら出てくるちゃうんか?」と言うキンタロス。こいつが思いっきりどついたら人間は簡単に死ぬわ。
 オーナーの個性は話が進むに従って凄みが増してくる。今回は丁寧な言葉遣いしてるのだが、完全にみんなを脅してる。
 スーパーカウンセラーの三浦はついに危ない領域に入り込んでしまったようだ。次は護摩炊きかねないな。>
第15話 銭湯(バス)ジャック・パニック

  脚本:米村正二
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎剛
 泥棒に自転車を奪われ、その男を追った良太郎は、なんと男に人質に取られ、銭湯に籠城する羽目に。そんな時にホエールイマジンが現れる…
 敵はホエールイマジン。火口という男に取り憑いて、彼の「酒癖の悪さを治したい」という望みを叶えるために、彼の酒癖の悪さを知る人間を次々襲っている。
 不幸を呼び寄せる特殊体質の良太郎。今回はなんと強盗の人質に取られることに。なんともベタな展開ではあるが、ほんわかした良太郎の性格と間の抜けた強盗、そして危機感ゼロの愛理のお陰で、妙な話になってしまった。ハナはハナで強盗に凄んで自分から人質になってしまう。真面目なのかふざけてるのかよく分からないのだが、今まで無かった特殊な話だし、こういうのって凄く好みだ。出来ればこのまま行ってほしいもんだ。
 久々に電王モード全開。暴れたくて仕方ないモモタロスのみならず、「泣ける」発言があった途端問答無用に憑依してしまうキンタロスとか、何故か妙に人の性癖を知るウラタロスとか所構わず登場するリュウタロスとか。それぞれのキャラにちゃんとテーマソングが流れてる。どうやら全員揃った所でみんなの特徴を再認識させようとするのだろう。
 OPではとうとう四人のイマジンの踊りが観られる。これで全員揃ったらしい。
<縛られたまま強盗に蹴りつけて気絶させてしまうハナ。「いつもの癖で」と言ってたけど、よっぽどモモタロス達とやり合ってるんだろうね。しかし嫌な癖だ。
 リュウタロスはほとんどトリガーハッピー状態。一般人にまで銃を向けてるよ。それにしても平成シリーズにおける銃使いは揃いも揃って変な奴らばかりだ。
 そう言えばキンタロス、ウラタロスとテーマソングが流れるが、リュウタロスだけない。まだ出来てないのかな?>
第16話 幸福の星、降伏の犯人

  脚本:米村正二
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 良太郎の懇願を無視してイマジンの取り憑いた火口社長に銃を向けるリュウタロス。幸い社長は逃げおおせたが、火口は未だに誘拐犯袴田の事を誤解したまま。何とか二人の誤解を解き、イマジンを追い出そうとする良太郎だったが…
 敵はホエールイマジン。しゃべり方がとてもスローで、なかなか言葉が理解出来ない問題あり。ソードフォームによって倒されたが巨大化はしなかった。
 リュウタロスに憑依されっぱなしで迷惑される良太郎の話が展開。良太郎が良かれと思っていることでも、ことごとく邪魔してくるのだが、その行動原理は何故か愛理を守る方向に働いている。なんだかまるで良太郎の深層心理みたいだ。結局愛理のお願いで良太郎から離れていく。
 又、リュウタロスの能力の一環として人を踊りに巻き込むというものがあり。
 前回は結局出られなかったモモタロスのソードフォームが今回は大活躍。テーマソングが流れる中桜の下でホエールイマジンと死闘を繰り広げる。「俺の必殺技パート3」も登場してた。
 一方過去に現れる謎の男は地下鉄に入っていった。ひょっとしてデンライナーの地上線に対応してるのかな?
 ところで警察が取り囲んでいたのは実は袴田の立て籠もっていた銭湯ではなく、隣の質屋だったと言うオチも付き。それで自由に出入り出来てたのね。だけどなんじゃそりゃ?
<愛理が作る料理は凄いのが多いけど、緑色のおにぎりは無いだろ。食欲増すようには見えないなあ。
 愛理の携帯の着信音は「良ちゃんだよ。良ちゃんだよ…」。趣味悪い。>
第17話 あの人は今!も過去

  脚本:小林靖子
  監督:坂本太郎
  アクション監督:宮崎剛
 四体ものイマジンを憑かせた良太郎は過労のために倒れてしまった。そこでハナはデンライナーでイマジン達にリストラを命じる。
 敵はウルフイマジン。良太郎のかつてのクラスメイト由香に取り憑き、「懐かしい思い出に浸りたい」という願いを叶えるために次々に女子高生を消していく。
 取り憑くイマジンが四人になることによる良太郎の負担と、良太郎自身の懐かしい思い出が描かれる。
 話の節目で、良太郎がイマジンに頼らずに一人で戦おうとしたり、過去の思い出も出てくる。
 良太郎が高校を中退していたとか、愛理が婚約していたとか、過去にいる男の名前が桜井と言うらしいとか、ほとんどは謎ばかりだが、色々な設定が出てきている。
 今回の変身はガンフォームだけ。これまで無かったリュウタロスのテーマソングが流れていた。
<四人になってますます暴走ぶりに拍車がかかったタロウズの面々。ただ一番いじられるのはやっぱりモモタロスらしい。誰を追い出すかで、真っ先にモモタロスだけ見られてる。更に阿弥陀をやってもやっぱりモモタロス。今回は特にナオミの性格の悪さが際だち、争ってる四人をニヤニヤ眺めてる。
 四人のタロウズが次々に変わるのを、眺める永田と上野だが、その反応は対照的。特に永田は随分慣れてしまっているらしい。
 特にハナに嫌われるモモタロスは他のイマジンがデコピン食らう中、一人だけ拳骨でぶん殴られてた。>

VOL.5
第18話

時計じかけの婚約者(フィアンセ)

  脚本:小林靖子
  監督:坂本太郎
  アクション監督:宮崎 剛
 良太郎が2004年の世界で見たのは失踪したはずの愛理の婚約者である桜井侑斗だった。だが良太郎の呼びかけに逃げるように姿を隠してしまう桜井。しかも彼が落とした懐中時計は2006年に愛理が彼にプレゼントしたものと分かる…
 敵はウルフイマジン。半月刀を武器に隠れて人を襲っている。ところが折角過去に来たのは良いが、自分の使命が何だか分からないという問題あり。闇雲に攻撃を続けている。
 今回はロッドフォーム→アックスフォーム→ソードフォームという3段階に変身。だけど珍しくモモタロスが拗ねてるので、すっかり弱まってしまってる。ま、モモタロスは根が単純なので、機嫌直したらあっという間に片づけてしまったが。
 実は愛理は婚約者の桜井の失踪にショックを受けて軽い記憶障害を受けていたという事実が明らかにされる。自ら記憶を封印したとのことだが、その桜井が物語のキーとなっていくようだ。そしてラストでその桜井が現れるのだが、良太郎の知っている桜井とは全く異なり、良太郎と年格好がほとんど同じだった。
 一方良太郎が疲れ切っているのは決してイマジン達のためではなく、単に体を鍛えていたからだと言うことも。
<オーナーはスプーンを目に当てて良太郎を問いただすが、その姿は検眼…というより「ウルトラマン」34話「空の贈り物」のハヤタのポーズを思い起こさせる。
 モモタロスの新必殺技「パート5」が炸裂…って前に出したのはパート3だったよ…ちゃんと劇中でも突っ込んでた(笑)>
第19話 その男、ゼロのスタート

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎 剛
 良太郎とハナの前に現れた男は桜井侑斗と名乗り、良太郎が持っているのと同じ乗車パスを見せつける。良太郎の知っている侑斗とはまるで異なる人物だったが、一旦姿を現した侑斗は何かと良太郎に絡んでくる。そんな時に新しいイマジンが出た事が分かり…
 敵はジェリーイマジン。天野という青年に憑依し、彼の思い出であるタイムカプセルを掘り出すように迫る。
 第二のライダーが登場する話で、こちらもイマジンを憑依させる事で違ったフォームへと変身するらしい。ところでその侑斗だが、イマジンのベガに保護され、しかもそれを嫌っている駄々っ子のようにしか見えない。今ひとつ性格が掴めないが、底は浅そうだ。一方そのイマジンであるデネブはもの凄く良い奴で、いつも侑斗を心配して見守っている。
 一方、最近では久々に電王はソードフォームのみ。
 設定上では、過去にいるのはやはり侑斗らしいのだが、ここに登場しているのとは違う存在らしい事が分かる。
<主役の登場時、口上を述べ終わるまで攻撃しないのは不文律だが、ジェリーイマジンはしっかり攻撃してたよ。なんと空気が読めない奴だ。>
第20話 最初に言っておく

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎 剛
 良太郎が電王であることが気にくわない侑斗はデンライナーに乗り込み、良太郎に文句を言いにやってきた。そんな侑斗にある消えた時間とともに消滅したはずと語るオーナー。一方ジェリーイマジンは天野にタイムカプセルを掘り出すように強要し、埋めた時間へと飛び去る。
 敵はジェリーイマジン。天野との契約を無理矢理完了させ、過去で公園にいる人々を襲い始める。両手の鞭が武器。
 前回から登場した桜井侑斗が描かれる話で、ついにその変身体が現れた。デネブとの連携で戦ってたが、デネブ自身は卑怯な戦いを嫌う。
 又、一方的に言われるだけだった良太郎も、最後に「やらなきゃならない事をやるだけ」と、自分のなすべき事は単なる人助けではない事をはっきりと口に出した。良太郎も成長してるのか?
 桜井侑斗は確かに存在するのだが、これまで何度か出てきた過去の侑斗も又存在。この二人の関係はどうなのか分からない。
<侑斗には眉毛がない。悪役然とさせるにはぴったりだけど、さて、本当に悪役なんだろうか?
 侑斗とデネブの関係って、なんだか「カブト」の坊っちゃまと爺やの関係みたい。類型なのかな?>
第21話 ケンカのリュウ儀

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎剛
 ゼロノスに変身する侑斗は十数年前の若い頃の姿ではないのか。と推測するオーナー。一方ハナはこの桜井こそ自分の消えてしまった時間から来たのではないかと思い始める。相変わらずミルクディッパーに出入りする侑斗に対し、リュウタロスが良太郎に憑依する。侑斗が愛理の婚約者と知り、憎しみを覚えているようだが…
 敵はトータスイマジン。ウサギとカメの話からイメージされたイマジンで、亀と兎二つの姿を持つ。
 一応今回はリュウタロスが中心となる。リュウタロスは子供と同じで彼のお陰で良太郎のみならず他のイマジン達や侑斗も激しく迷惑してる。しかもこいつのお陰で肝心のイマジンにも逃げられるという。まあ、こういう役付けなんだろうけど。
 ところでゼロノスは変身回数が限定である事が発覚。
 デンライナーの中で四人のイマジンがわらわらと喋りまくるのが特徴。リュウタロス以外が食堂車にいないと思ったら、みんな風呂に入ってたとの事。モモタロスは風呂場で泳ぎ、キンタロスは歌を歌い、ウラタロスからは出汁が出てるとか(?)
<都合が悪くなるとすぐに寝てしまうのがキンタロス。まあ、この人は喋ると周り中が混乱するからそれで良いんだけど。>

VOL.6
第22話 ハナせない未来

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎 剛
 リュウタロスに支配された良太郎はガンフォームに変身して侑斗に襲いかかる。ハナを庇いつつゼロノスに変身した侑斗は応戦する。なんとかリュウタロスを追い出した良太郎のお陰でその場は収まったが、未だトータスイマジンは暗躍中だった。契約者である田中を見張る良太郎と侑斗だが…
 敵はトータスイマジン。ウサギとカメ、二つの形態に分裂するというのが正しいらしい。相手がカメだからって事か、電王もロッドフォームで戦っている。ゼロノスと電王ロッドフォームに同時に攻撃され、結局二人とも別々に巨大化。
 ハナのアルバイト(?)の話。消えた自分の世界にこだわるハナだが、ゼロライナーの存在により、あるいは自分の世界も残っているのでは?という可能性が出てきた。更に侑斗同士が顔を合わせる
 ライダー同士が戦うのは平成シリーズの伝統で、話の終わりで戦いが始まり、次の話の始まりで、結局痛み分けに終わるパターン。この話にはそれない方が良かったんじゃなかったかな?
 ゾウとペンギンの着ぐるみを着て漫才やってるキンタロスとウラタロスの姿が見られる。ぬいぐるみってこう言う時に便利だ。
<前回デネブによって随分と売れたはずのお菓子が全然売れてない。増殖したのか?
 ゼロライナーは変形するとヘリコプターにもなる。ウラタロスはそれを「もう電車じゃないよね」と言ってたけど、確かにその通りだ。更に言うならお前が乗ってるカメ型飛行物体は電車か?>
第23話 王子降臨、頭が高い!

  脚本:小林靖子
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 デンライナーの車内で多数の子猫や子犬が発見された。実はリュウタロスが小動物を拾ってはデンライナー内でこっそりと飼っていたのだ。だが、その動物たちに紛れ、そこには赤ん坊を抱えた白いイマジンが…
 敵はスコーピンイマジン。サソリ型イマジンで、誘拐犯に取り憑き、鷹山家から金を奪おうとする。ただ、凄いローテンションで、何をするのも面倒くさがってる。
 劇場版からのからみとして、特別なイマジンと電王のモードが登場する前後編。外伝的な物語だけど、この作品だと違和感がない。良太郎が誘拐犯に間違えられてしまう話。最後は何と本当に警察に捕まえられてしまった。
 ジークが登場。良太郎にとって5番目のイマジンとなるが、これは仮契約なので、この時だけの特別なイマジンとなる。良太郎に取り憑くと完璧なオレサマぶりを発揮し、自分の事を「プリンス」と呼ぶように指定する。ジークは他のイマジンを小さくできる力を持つらしい。
 今回はジークの電王は登場しないが、スコーピンイマジンと戦うためにソードフォームが、栞を助けるためにアックスフォームが登場。
 小さくなったモモタロスたちをコーヒーカップに入れてたら、大きくなった時に3人の首だけがカップから出てるというシュールな光景に。
第24話 グッバイ王子のララバイ

  脚本:小林靖子
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 赤ん坊誘拐の容疑で警察に捕まってしまった良太郎を救おうとイマジン達は次々と取り調べを受けている良太郎に取り憑き続ける。お陰で取り調べの刑事は大混乱。一方、ジークの勝手に振り回されていたハナは、赤ん坊をさらったのは増田と契約したスコーピンイマジンである事を突き止める。
 敵はスコーピンイマジン。斧と両腕の先に憑いた棘が武器。巨大化することもなくあっけなく倒されてしまった。
 劇場版に合わせ、ジークを中心として様々なものを詰め込んだ作品。結構話自体はごちゃごちゃしてるけど、意外にすっきり終わってるのが面白い。ま、特別な物語だからジークの登場も今回だけだし。
 電王もほんのちょっとだけとは言え、ウイングフォームに変身。
 イマジンの存在は憑いている人の記憶に依っているという設定もはっきりした。赤ん坊に憑いたジークの場合、その赤ん坊の記憶が塗り替えられてしまうと存在を消されてしまう。
<ウイングフォームが初登場(と言うか、今回だけ)。その姿は「仮面ライダーカブト」の仮面ライダードレイクに似てる。
 ジークを救うため、契約時の過去に送り込む事を決めるハナたち。オーナーも認めていたけど、これってまずいんじゃないのか?>
第25話 クライマックスWジャンプ

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎 剛
 ある晩良太郎は睡眠中に侑斗に連れられ恐竜時代に連れて行かれた夢を見る。ところが翌日ミルクディッパーに現れた侑斗にその事を聞いても全く覚えがないという。そんな二人の前に現れるスパイダーイマジン。共同してそいつを倒そうとする良太郎と侑斗だったが、何故か又しても侑斗が良太郎の目の前に現れ…
 敵はスパイダーイマジン。青木雅史という青年の「妹に星空を見せたい」という願いを叶えようとする。
 平成シリーズは夏場にコミカルな外伝を入れるのが通例になってるが、本作もそれかな?と思われる。ただいつもは井上敏樹が脚本書いてるけど、今回はメインライターの小林靖子が相変わらず書いてるって所か?侑斗とデネブが二人ずつ登場してばたばたやってる。全編に当たる本作はなんだか訳が分からないけど、「クライマックスに間に合わない」という言葉が何らかのキーワードになっているのは確か。劇場版との絡みっぽくはあり、ちらりと劇場オリジナルの仮面ライダーガオウが出ている。
 タロウズはワサビで性格変わるらしい。ワサビ入りのコーヒーを飲んだモモタロスとキンタロスは体からキラキラ光を出しながら歯の浮くような台詞を吐きまくる。
 これも前後編なのだが、スパイダーイマジンは既に倒されてる。これも多少違いあり。
 そう言えば「全身筋肉痛」という良太郎は終始足を引きずってる。結構細かい描写だ。
<デネブはキンタロスに向かって「熊五郎」と言い、キンタロスは「それ一文字しか合ってないよ」とツッコミ入れる…一文字も合ってないけど?
 変身させられた事を怒ったゼロノスは、まるで>

VOL.7
第26話 神の路線へのチケット

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎 剛
 侑斗によって突然江戸時代に連れられてきた良太郎。そこから帰ってくると体がボロボロになってしまう。しかも現代の侑斗はその事を全く知らず、逆にスコーピオンイマジンを前に逃げ出した良太郎を責め立てるのだった。その頃スパイダーイマジンに憑依された青木は妹に星空を見せようとするのだが…
 敵はスパイダーイマジン。前回倒したと思ったのだが、実はもう一体存在した。青木の願いである妹に星空を見せるというのを、送電線を破壊する事で実現。この場合、本当に見せた事になる。
 劇場版と完全連携した話で、この話だけでは全く分からないのがこの作品のミソ。ここまで完全にシンクロしたのは初めてか…いや「龍騎」以来と言うべきか?結局丸々4話劇場版の宣伝に使ったようなものだ。劇場版で良太郎がいろんな形で同時に出てくる理由はここで明らかにされるため、やっぱり連動と言うべきだろう。
 それを除けば話そのものはさほどさほど特徴がある訳じゃないけど、良太郎と侑斗の間にほんの少し心の交流が出来たのかな?
 今回の電王はガンフォーム→ソードフォームへと変身。リュウタロスは相変わらず子供みたいで、ちょっと戦ったら飽きてすぐにいなくなってしまう。
<最後に未来から来た侑斗は「デンライナーがハイジャックされた」と言ってた。言い方は正しいのだが、日本では何故か「ハイジャック」というのは飛行機のみを示す場合が多い…飛ぶから良いのか。>
第27話 ダイヤを乱す牙

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 深夜ミルクディッパーに強盗が入った。モモタロスに憑依された良太郎によってあっという間に追い出されてしまうのだが、逃げ出した強盗二人にそれぞれイマジンが現れる。
 敵はモレクイマジンブラッドサッカーイマジン。二人組の強盗に憑依したイマジンで、モレクイマジンの元ネタはよく分からない。仮面ライダー我王の手下で泥棒の一人加藤に憑依する。ブラッドサッカーイマジンはヒルのイマジン。泥棒の一人池に憑依する。
 今回も又劇場版の宣伝。劇場版のライダーである我王が登場し、デンライナーを強奪するため過去におびき寄せる。ただし話はとってもコミカルで、とくにイマジン全員が着ぐるみ着てミルクディッパーに現れるなど、とうとうタロウズも単独で外に出る能力を得たか。二人の泥棒がギャグやろうとして見事に滑ってるのが何だが。
 良太郎はモモタロスとウラタロスに憑依されるが、変身したのはソードフォームのみ。劇場版の絡みでラストで全員変身した姿もあり。
第28話 ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 侑斗が良太郎を何度も連れ出したのは牙王との戦いのためだった。その事に納得した良太郎だったが、オーナーは不審顔。そんな中、ブラッドサッカーイマジンがまだ生き残っていることを思い出した良太郎は戦いに出るが、モモタロス以外の三人のタロウズは皆良太郎をすり抜けてしまう。三人が消えてしまうという事実にショックを受ける良太郎だが…
 敵は前回に続きブラッドサッカーイマジン。最近では珍しい極彩色のイマジンで、刀で攻撃する他、全身から緑色の弾を出して攻撃する。大変なお調子者でもあり。
 オーナーが「新しい展開」と言っていたのは、タロウズ達が消えてしまうと言う事実であり、そして四人のタロウズが全員取り憑くことでクライマックスフォームへと変身することだった。いよいよ話は後半の開始と言った感じ。物語は深刻度を増しているのに、やっぱりお祭り騒ぎなのは本作らしい所。ほとんど伏線無しにクライマックスフォームが登場するのも祭りの一部か?
 劇場版との連携で、今の良太郎はモモタロスのことしか覚えていない状態だったとのこと。ここまで劇場との連携が計れているのも前代未聞だろう。
 なんだかんだ言ってタロウズのチームワークの良さを見せつけた話でもあり。憎まれ口を叩いていたが、一番寂しかったのはモモタロスだったと言うこと。それがクライマックスフォームの誕生へとつながった…ただ、全員の声が聞けるので戦いが凄く鬱陶しくなる。
 これまで無くて寂しかったライダーキックが初登場した。
<兎跳びで体を鍛える良太郎。これは膝を痛めるので最近では行われることがないんだけどね。
 クライマックスフォームになった時のモモタロスの台詞は「皮が剥けた〜」…いや、ツッコミ所ではないのかもしれないけど。
 前回倒されたモレクイマジンとブラッドサッカーイマジンは仲間みたいな事を言っていたが、その繋がりは全く説明されないまま。劇場でもおそらく語られることは無かろう。>
第29話 ラッキー・ホラー・ショー

  脚本:小林靖子
  監督:田村直己
  アクション監督:宮崎 剛
 同時に良太郎の中に入れるようになったタロウズだが、お陰で良太郎は混乱しっぱなし。そんな時、町内会主催の肝試し大会が開催されることになり、クライマックスフォームを使いこなしてみたくなった良太郎は全員で参加することを提案する。だが肝試しの最中にイマジンが現れて…
 敵はワスプイマジン。蜂の姿をしたイマジンで、太くて黄色いイマジン。額の棘を飛ばして攻撃する。人殺しをしたと思いこんだ町田という男に憑いて、死体を掘り起こそうとする。
 これまで2話で1セットの話がずっと展開していたが、今回は1話でイマジンを退治してしまった。後半になって1話単独になったのか?これはこれで楽しいんだけど。特に心を一つにしないといけない状態で、キンタロスだけが完全に浮いてるとか…実はキンタロスが一番のお気に入りなので。
 今回のクライマックスフォームの必殺技はパンチ。どうやらこれもそれぞれにタロウズに対応しているらしい。だとすればキックはウラタロスでパンチはキンタロスか。
 デネブが意外に怖がりであることが発覚。それで侑斗にゼロノスに変身させてしまったので、責任を取って侑斗の前から姿を消す。一方、モモタロスは犬が怖いらしい。オバQかよ?
 尚、ここに登場した町田は「超星神グランセイザー」でセイザーギャンズを演じていた菅原卓磨。
<侑斗はビルの屋上でデネブの手作りのお弁当を食べてるが、一体こいつはいつもどんな生活してるんだろう?>

VOL.8
第30話 奥さん花火どう?

  脚本:小林靖子
  監督:田村直己
  アクション監督:宮崎 剛
 無駄にゼロノスカードを使わせた事に責任を感じたデネブは侑斗の前から姿を消し、なんと良太郎に「俺と契約してくれ」と頼む。そんな時バードイマジンが現れ…
 敵はブルーバードイマジン。花火職人の寺崎に取り憑いたイマジンで空を飛んで右手からエネルギー弾を出す。
 珍しく良太郎と愛理との喧嘩が描かれるが、結局今回の話はこれを引き合いにデネブと侑斗の二人が和解するまでを描いた話になっている。これはこれでよく練られたストーリーになってる。
 一方ゼロノスカードはあと僅か一枚。これを使う局面があるのかどうかが描かれるのだが、デネブは侑斗にカードを使わせないために良太郎に憑きたいと申し出てくる。実際後変身が一回というのはきついけど、むしろそれを感じさせないために侑斗はカードを投げ捨ててしまった(後で探してるけど)。
 今回の電王はソードフォーム→クライマックスフォーム。このパターンが増えてくるんだろう。ちなみに姿はソードフォームをベースにしてるが、装甲は他の三人のものなので、敵の攻撃を食らって痛がるのは他の三人。モモタロスはそれをおもしろがってわざと攻撃食らってた。嫌な奴だ。
<「侑斗に合わせる顔が一つもない」と落ち込むデネブ。「一つも」?
 寺崎の過去の家庭はそれなりのマンションのようだが、何故か古びたちゃぶ台がある。もちろんその存在意義はひっくり返されるため。>
第31話 愛・ニード・侑

  脚本:小林靖子
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 侑斗が使えるカードは後一枚のみ。カードを使わせないように良太郎はイマジンを倒し続ける。そんな時、愛理が知らないうちに借金の保証人になっていることが分かる。当然そんな大金が払えるはずはなく、ミルクディッパーは差し押さえ対象にされてしまった。実はこれはかつて愛理に振られた金融会社の社長藤代の陰謀だった。
 敵はラビットイマジンアントホッパーイマジン。ラビットイマジンはウサギ型のイマジン。空を飛びたいという男の夢を叶えるために橋の上から綱で男をぶら下げる。アントホッパーイマジンはアリとキリギリスの合成されたイマジンで、藤代に憑いて明らかに電王狙いでこの世界にやってきた。二体存在する。
 愛理の記憶喪失に関わる話が展開。これも前後編らしい。良太郎も愛理に関わると積極的になるが、それなりに様になってきたようだ。一方藤代は愛理に桜井の事を思い出すように強要する。
 ここのところクライマックスフォームの活躍ばかりだったが、今回は久々に他のフォームも登場。ラビットイマジンはアックスフォームで瞬殺。一方アントホッパーイマジンはリュウタロスで対応してる。
 今回からハナ役の白鳥百合子が病気のために一時降板。今回はそれを感じさせないように努力の跡が見える。
第32話 終電カード・ゼロ

  脚本:小林靖子
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 アントホッパーイマジンにより絶体絶命の危機に陥った電王ガンフォームを救ったのはデネブだった。入院してしまい戦えなくなってしまった良太郎。一方迫る藤代から愛理を守るために奮闘する侑斗だが、その藤代がイマジンに憑依されていることを知り…
 敵はアントホッパーイマジン。藤代に取り憑いたイマジンだが、取り憑いた時点で既に実体化していた。電王とデネブを倒すために着ただけに二体の連携で大変強い。
 これまで実は電王そのものを狙ったイマジンはいなかったのだが、ここで初登場。これからの展開は結構ハードなものになりそうだ。
 今回もハナは登場しない(名前のみ)。その代わりナオミが活躍している。
 一方、初めて人間体状態でデネブに憑依された侑斗の姿も見られる。ただしデネブの精神が前面に出ているだけに、随分礼儀正しい。ゼロノスの変身に必要なカードはこれで0枚となった。次に変身するのはいつになるか。まあ、それで話が成立するんだろうけど。
 それに愛理の記憶が戻りかけた。これらのことも合わせ、盛り上がってるけど内容詰め込みすぎでまとまりが無くなりかけてる。本作もこれまでの平成ライダーシリーズと同じ轍を踏むのか?
<アントホッパーイマジンの片割れで調子の良い方は語尾に「〜だってばよ」」と付けているが、やっぱりこれって「NARUTO」?>
第33話 タイムトラブラー・コハナ

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 ゼロノスのカード全てを使い切ってしまった侑斗。一方デンライナーでは異変が。デンライナーの前に広がる線路が奇妙にねじれているのだ。何か異変が起こっていると思われる。そして事実、何とハナの体に異変が…
 敵はクラーケンイマジン。タコ型のイマジンだが、イカに見える。謎のピアニストの男に憑くのだが、何故かその願いを叶えられずにいる。触手と銃で攻撃する。
 物語は二つに分裂。ゼロノスに変身出来なくなった侑斗。実は彼は変身するたびに人々の記憶が消えてしまうのだ。事実、良太郎以外誰も侑斗のことを覚えていない。だがそれはこれ以上誰も侑斗のことを忘れないと言うことでもあり、デネブは結構ほっとしているらしい。
 一方、良太郎側ではハナがいきなり小さくなってしまった。理由は現時点では分からないが、いなくなった訳ではない。
 ハナ役の白鳥百合子が病気降板となり、急遽新しい設定として作られた話となる。特撮の場合こういう事がよく起こり、これまでにも気付かないようにこういう改変は行われていたらしい。これまではそれがマイナスになりっぱなしだったが、この話はどうなるのか。かえって興味が出てきたぞ。
 勿論本道の物語も進行中。かなり詰まった内容になってる。
<デネブは侑斗に憑いてるイマジンのはずだが、ゼロノスになれなくなっても契約は完了されないようだ。
 モモタロスの必殺技のバージョンは勝手に付けているらしく、「いくつにする?」と迷ってた。いい加減な話だ。>

VOL.9
第34話 時の間のピアニスト

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 クラーケンイマジンと契約した男は、ただピアノを弾くだけで良太郎が何を聞いても答えようとしない。男をつけた良太郎と侑斗は、病院に入院している奥村という男と何らかの関係があることを突き止める。一方、小さくなってしまったハナを前に混乱するタロウズだったが…
 敵は前回に続きクラーケンイマジン。タコだけに触手が攻撃方法だが、拳銃も持っている。割と簡単にロッドフォームに倒されたが、暴走して多数のギガンテスを登場させる。
 契約者が何を考えているのか?この事に集中した物語になっているのが特徴。望みというのは、契約者がはっきりと認めない限りはイマジンは過去へ飛ぶ事が出来ない。
 侑斗自身変身を重ねると、人々の記憶が消えていくという事実があり、誰も覚えていないというこの男と侑斗との関連性も考えていた。
 思い出というのがどれだけ大切なのか。良太郎が侑斗に説教する姿もあり。記憶がある限りは人は存在出来るが、それが消えた時、存在そのものが消されてしまう。それで存在を消された人間がデンライナーの乗客になるらしい。
 複数のギガンテスが登場したため、久々にデンライナーが活躍したはなしでもあり。
<ギガンテスとの戦いにちゃっかりゼロライナーも参戦していたが、デネブや侑斗なしに動くのかな?
 人々の記憶から失われると時間からこぼれ落ちてしまうらしいが、良太郎とか侑斗が覚えていても消えてしまうのは何故だろう?>
第35話 悲劇の復活カード・ゼロ

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎 剛
 一人の人間を時間から取り残してしまった事に責任を感じる良太郎はタロウズに自らを鍛えてくれるように頼む。だが失敗の連続。
 敵はモールイマジン。モグラ型のイマジンで、山口という青年が「道場の連中と戦って勝つ」という願いを叶えようとする。三体登場し、それぞれ腕の形が違う。
 良太郎の特訓と侑斗の新たな変身が描かれる話。ただ良太郎の特訓というのは、頼む相手が悪くて、モモタロスは喧嘩を、ウラタロスはナンパを教えるばかり。最後に残ったキンタロスは本当に特訓らしき事をしているのだが、滝に打たれながら寝てたりとか、やっぱり頼りにならない。だけど、キンタロスに言わせると、良太郎は充分強いのだとか。今回のライダーは肉体的な強さではなく、精神的な強さに重きが置かれているのだろう。
 そして侑斗の未来の姿である桜井と出会う侑斗。話はしっかり動いてるように見える。デネブとは旧知の仲のようだが、この人がなんであるのか、未だ分からず。
 ところで桜井がいつも懐中時計を見ているのは、自分がこの時代にいつまでいられるのかを確認しているらしい事が分かった。
<キンタロスモードの良太郎は滝に打たれているのだが、全然水が当たってない。
 ツッコミじゃないけど、平成シリーズでは設定が置き去りにされてばかりだが、この作品はきちんと決着付けて欲しいものだ。>
第36話 憑かず、離れず、電車斬り!

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎 剛
 デネブから侑斗の事情を聴く良太郎。デネブが契約したのは実は桜井の方で、桜井は過去の自分である侑斗にイマジンと戦わせていたのだ。変身するたびに人々の記憶から消えていくという侑斗の身を案じた良太郎はゼロノスのカードを奪ってしまう。一方、過去の世界で上手く良太郎に憑依出来なくなったというキンタロスの言葉を真剣に受け止めていた。
 敵はモールイマジン。前回一体は倒したが、残り二体が未だ存在。電王ライナーフォームによって倒される。
 デネブの契約者が桜井であり、自分の過去である侑斗に歴史の修正を頼んでいたという真実と、電王の新しいフォームの誕生が描かれる。新しい展開とまでは言わないけど、そろそろ終わりに向けての伏線回収を始めたのかも知れない。
 クライマックスフォームが比較的早く出たと思ったら、又新しいフォームであるライナーフォームへと変身する。珍しくタロウズが真剣な話をしているのも特徴か。
 デンカメンソードはタロウズが憑依しているのではなく、デンライナーを通じて良太郎に力を与えているため、タロウズは全員デンライナーに乗ったままというのも特徴。
<クライマックスフォームが出てからそんなに経ってないのに、ライナーフォームが出るという事は、やっぱり玩具の売り上げのためだろうか?>
第37話 俺、そういう顔してるだろ?

  脚本:小林靖子
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 今のところ過去のみだが、タロウズが良太郎に憑けなくなってしまった。その代わりライナーモードという新しい力を得たものの、良太郎は漠然とした不安を覚えていた。一方デンライナー内のリュウタロスの様子がおかしい。頭の中に響いてくる声に苛つきを抑える事が出来ず、ついには良太郎の意識を乗っ取ってしまう。そんなリュウタロスの前に現れるカイという男…
 敵はレオイマジン。ライオン型イマジンでカイという事情通の青年に憑いている。配下のレオソルジャーを使い、デンライナーを破壊しようとする。
 カイという謎の存在が登場し、リュウタロスの裏切りによりデンライナーおよびゼロライナーが暴走してしまう話。そもそもリュウタロス自身がカイから遣わされた存在だったらしい。
 話自体が重くなってきたが、その分設定も徐々に明らかにされてきた。今回はリュウタロスが他のタロウズと異なるのは何故か?ということで、元々は特異点である良太郎を殺すために憑いていたらしい。イマジンを操っているらしいカイという謎の存在も現れてきた。ただ、平成ライダーシリーズは大概この辺りでボスらしき敵が出てきて、それからグダグダになっていくので、この話はそうでない事を期待したい。
<リュウタロスダンサーズは合図一つでどこにでも出てくる。これも一種のイマジンか?>

VOL.10
第38話 電車の中の電車王

  脚本:小林靖子
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎剛
 カイの罠にはまりデンライナーとゼロライナーを暴走させてしまったリュウタロス。リュウタロスを操るカイは次にリュウタロスを亡き者にしようとする。頼るもの無く、町を逃げ回るリュウタロスの憑依した良太郎。一方、暴走したデンライナーとゼロライナーを前に、オーナーのした事は…
 敵はレオイマジン。ゼロノスの必殺技も全く通用しない打たれ強さを見せるが、過去で電王ライナーフォームによって倒される。
 リュウタロスはそもそも良太郎を殺すために遣わされたイマジン。しかし面白い事を何よりも重視するおこちゃまなため、なんとなく居心地が良く、それを先延ばしにしていた。カイが現れたのはそのためだったらしい。愛理をお姉ちゃんと思いたがっていたが、それを諦める事が出来たようだ。そのリュウタロスを庇いつつ、しっかり戦うようになった良太郎も強くなったみたい。
 それで今回ターミナルそのものが電車になり、キングライナーが登場する。オモチャの宣伝か。
 色々見所は多いはずなのだが、話が色々と飛びまくるため、今ひとつ話の流れが掴めないのが今回の問題点。
第39話 そしてライダーもいなくなる

  脚本:小林靖子
  監督:田村直己
  アクション監督:宮崎剛
 現れたパンダラビットイマジンが過去に行く前に倒す事が出来た電王。変身を解除した良太郎は一人でそのまま過去へと飛ぶのだが、そこでやはり桜井と出会う。一体桜井は何故行く先々に現れるのか?そしてカイとの関わりは?ハナと良太郎以外関心がないようだが?そして現れたカイの指定する時間に行った良太郎と侑斗の前に、デネブと契約する前の侑斗が現れた。
 敵はパンダラビットイマジン。最初に出てきた白黒のイマジンだが、とても弱く、過去に飛ぶ前にソードフォームに倒された。そしてスネールイマジン。ナメクジ型のイマジンで男と女の二体が登場。カイに従っているらしい。
 侑斗の存在そのものが消えてしまうという話で、カイがそろそろ存在感を見せてきた。カイ自信何らかの目的があるようだが、いつものらりくらりと質問の矛先を変えてしまう。とりあえず今回の目的は侑斗を消す事にあるらしく、過去の侑斗を消す事だった。これがどのように繋がっていくのかは分からないが。
 良太郎が自分の意志で本当に強さを見せた話でもある。タロウズに振り回されることなく、自分一人の意志でライナーフォームに変身し、そのままスネールイマジンを倒しきった。
 元々何者だかよく分からないオーナーだが、デンライナーと同じスピードで走れる事が分かった。分かったから何だという事はないが。
<消える侑斗に手を伸ばす良太郎。どう見ても抱きつこうとしてるようにしか見えないのだが、やっぱりこれってサービス?>
第40話 チェンジ・イマジン・ワールド

  脚本:小林靖子
  監督:田村直己
  アクション監督:宮崎剛
 過去の世界でイマジンによって消され、皆の記憶から消えてしまった侑斗。現在ではミルクディッパーは花時計という名前となり、デネブは良太郎に憑いた事になっていた。みんなが上手くやってるこの世界で何が悪いのか。と逆にカイに問いかけられる良太郎だが…
 敵は前回に続きスネールイマジン。前回1体倒されたが、もう一体が過去に飛ぶ。電撃を扱う事が出来る。他にゲッコーイマジンニュートイマジンが登場。電王とゼロノスを襲うが、現代で電王クライマックスフォームにあっけなく倒される。
 消えた侑斗を取り戻すまでが描かれていく。あの侑斗べったりのデネブまでもがまるでその事を覚えていない。愛理も随分はきはきしていて、タロウズに入ったデネブは仕切り屋になってる。楽しくはあるのだが、良太郎はこの時間をやっぱり間違っていると断言。その決断が侑斗を呼び戻す事になる。
 過去の時間に左右されないのが特異点だから、消えた侑斗の事をちゃんと覚えている。一方侑斗は分岐点へと繋がる鍵だったという。実はイマジンが狙っていたのこそ侑斗だったのだ。設定を置き去りにする平成ライダーだが、珍しく設定がしっかりしてる。
 デネブが良太郎に憑いた状態で登場。緑色の髪と、妙に分別くさい口調はやはりデネブ。
 そして新生したゼロノスは、ゼロフォームという新しいフォームで登場。侑斗自身は特異点ではないが、ゼロノスは時間を制御出来るらしい。
 そして久々に電王クライマックスフォームが登場。なかなか登場の機会がないのだが、主体となるタロウズの違いで行動まで変わるのは上手い表現だ。
<変わった現在でもデネブの料理は健在。しかし、ダシはウラタロスの風呂の湯を使っているとか…冗談だったが。
 最近では珍しく女性の拷問シーンがあり。ただ昔と違ってちゃんと痛くないように体を保護している。>
第41話 キャンディ・スキャンダル

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎剛
 ゼロノスに変身するほどに人々の記憶から消えていく侑斗は、ついに愛理の記憶からも消え去ってしまった。ひょっとして桜井は自分の存在自体を消したいのでは?と推測する良太郎。そんな侑斗の存在を残しておこうと、デネブは侑斗が寝ている間に憑依し、公園の人々にキャンディーを配ったり親切を振りまいたりしていた…
 敵はオクトイマジン。侑斗に会いたいという翔子に取り憑き、侑斗そのものを消し去ってしまおうとする。軟体動物特有の柔らかさでソードフォームの必殺技も致命傷にならず。
 話は桜井侑斗という個人の物語へと転換していく。未だに細かいことは分からないのだが、大人の桜井の存在こそが未来の分岐点となり、カイは桜井を消すことで未来を変えようとしている。一方若い桜井である侑斗のやってることはゼロノスに変身することで自分の存在を徐々に消していく。これって矛盾だよね?さて、これが残りの話でどう決着付くのか。
 話自体はかなりストーカーものっぽく、侑斗に関心があるという翔子のやってることはかなりアッチの世界に飛んでいるっぽいぞ。
<侑斗の事を忘れていた事を激しく後悔するデネブ。でもこれって別な次元の話だったんじゃないか?イマジンだから人間とは感覚が違うのか?
 デンライナーで良太郎がモモタロスとやってる訓練はほとんどドリフコント。
 自分のバイクに轢かれるライダーというのは多分前代未聞。>

VOL.11
第42話 想い出アップデート

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎剛
 少しでも侑斗を覚えてもらおうと配っていたキャンディが侑斗の危機を呼んでしまった事に落ち込むデネブ。そんな事情も知らず翔子は侑斗にコートを返そうと公園で待ち続けていた。そんな翔子にイマジンが付いている事を知る良太郎だが…
 敵は前回に続きオクトイマジン。触手を放り投げ、そこで触手が触れたものを操る能力を持つ。時の電車のレールまで操った。
 ここのところ侑斗が中心の話が続いているが、今回は侑斗の初恋話…になるのかな?裏で全体を覆う物語は動いているが、表の物語は難病ものを取り入れたものに。侑斗と言うよりもデネブの恋愛話かな?ちょっと痛々しいがちょっとしたラブコメっぽくなってる。
 侑斗が中心になるため、必然的に電王は狂言回しっぽくなる。ただ最後はちゃんと締めた所はなかなかの脚本の巧さかも、
<デネブに言わせればやっぱりウラタロスは「カメ」だそうだ。
 どうせ変身したら記憶がなくなるのだから。と言う事で翔子の前で堂々と変身する侑斗。もし記憶が消えてなかったら?という事は考えないのか?>
第43話 サムシング・ミッシング

  脚本:小林靖子
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎剛
 ターミナルの駅長によれば、侑斗は分岐点の鍵ではないという。それでは何故カイは侑斗を執拗に狙うのか。一方、良太郎の前に現れたカイは、戦い続ければモモタロス達まで消えてしまう事を示唆する。
 敵はアルマジロイマジン。やくざものの大崎という男が「組から手を切りたい」というのを「斬られたい」と勝手に解釈して迫る。右手のスパイク付き分銅と左手の鈎爪で攻撃する。
 侑斗に関しては謎がますます深まった事と、イマジンを倒し続けていればタロウズまで消えてしまうという事実が発覚。謎を解きつつ、モモタロスを救わねばならない良太郎の苦悩が描かれていく。イマジンを倒し続ければタロウズが消える。いかにしてイマジンを倒さずに破壊活動を止めるか。それは無理なんだけど。
 前回気を持たせて開けたトランクの中身はスプーンセットが入っていたり、アルマジロイマジンが妙に冗談好きだったりと、いつもとは随分変わった演出。この演出はてっきり久々に脚本が井上敏樹かと思ったけど、監督の柴ア貴行によるものらしい。このまま脚本統一して行くのかな?
 最後に出た謎。侑斗は過去にいる自分自身の桜井よりも良太郎の方を助けたのだが、それは一体何の意味が?
第44話 決意のシングルアクション

  脚本:小林靖子
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎剛
 戦い続ければモモタロス達が消えてしまう。そんな衝撃の事実の前に、良太郎は「もう一緒には戦わない」と宣言する。だがデンライナーにくっついていたアルマジロイマジンはの攻撃は続いており、良太郎一人では戦う事が出来ない事を痛感させられ…
 敵はアルマジロイマジン。デンライナーにくっついてターミナルにやってきた。
 このまま戦い続ければタロウズ達が消えてしまうと言う事実。これまでおちゃらけていたように見えながら、実はあらかじめ消滅の危機を彼らは知っていたのだという。一方では彼らの力を借りなければ敵は倒せない。矛盾を抱えて悩む良太郎が描かれる。侑斗の事もあり、話そのものも結構重くなってきた。
 それぞれの悩みを抱えているため、話も結構しんみりしたもの。その中で自分たちの本当の気持ちを確かめていく。タロウズは「今を守る」ために戦う。そのために良太郎を守ろうとしているとのこと。
 ここに来てこういう話も出来るんだな。感心したよ。平成シリーズは後半失速する事が多いのだが、少なくとも現時点では出来が良いぞ。
 久々に全てのモードを使っての戦闘となる。話の節目だけに丁度良い感じ。ターミナルが舞台なので、全員が鬼の姿で応援してるのが面白い。
 ラスト。オーナーは「戦いはこれから」と言っていた。最終回に向けて話は加速していく。
第45話 甦る空白の一日

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎剛
 クリスマスの飾り付けをしている良太郎の元に小包が送られてくる。開けてみた所、懐中時計が入っていた。送り主の名前はなんと良太郎自身。かつて桜井と愛理へのプレゼントを買った後買ったらしいのだが、良太郎にその記憶はなかった。
 敵はスノーマンイマジン。雪だるまの姿をしたイマジンで、時計屋の「在庫を無くしたい」という願いを叶え、無料で時計をばらまく。クリスマスに合わせての事か?
 話は核心へと入り、桜井の失踪当日へと良太郎は飛ぶ。そこで見たものは、愛理の婚約者桜井がゼロノスの姿をしていることと、桜井失踪を目の当たりにした良太郎の記憶が抜け落ちている事。良太郎自身にも何か重要な事に関わっているらしい。侑斗は知っていて良太郎が知らない過去に何があり、良太郎はどのように関わっているのか。これからの話はそこに関わってくるはず。未だに謎がまだまだ多いけど。
 前回とは異なり、タロウズの面々はみんなお茶目…いつもか?ライナーフォームでの戦いでは全身飾り付けしたまま戦ってた。

VOL.12
第46話 今明かす愛と理

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎剛
 過去へ飛んだ良太郎と侑斗が見たものは、ゼロノスとなって戦う桜井と、崩壊する世界に飲み込まれる愛理の姿だった。壊れたはずの世界が何故今存在しているのか。そして消えた良太郎の記憶は?
 敵はアルビノレオイマジン。これまで常にカイと共にいたライオン型のイマジン。非常に強い力を持つが、三人のライダーによって倒される。
 良太郎の存在意義がここではっきりと示される。なんとこの世界は一旦滅びてしまっていて、愛理と桜井によってこの世界が再生されたのだという。実は本当の鍵とは、良太郎でも侑斗でもなく、愛理の方。桜井はそれを知られないために過去の時間で囮の役をしていたのだという。
 ただし、謎はまだ健在。何故再生されたはずのこの世界が前の世界とは微妙に違っているのかとか、何故良太郎は懐中時計を8月に注文したのかとか、物語上重要な部分がまだ抜け落ちてる。
 カイは記憶障害を起こしているようだが、どんどんそれが酷くなってるようだ。だんだんおかしくなっているぞ。
 今回の戦闘シーンはなかなか豪華。電王と新型ゼロノスに旧型のゼロノス(桜井)が合流。三人のライダーが協力して戦っている。
<ミルクディッパーはこれまでは結構客が入っていたはずだが、クリスマスの日は常連の二人しか来てない。大丈夫かこの店?>
第47話 俺の最期にお前が泣いた

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎剛
 デンライナーの中でお正月気分を満喫する良太郎達。現実世界でも愛理と共に初詣に出かけるが、そこでビルが崩れていくのを目にする。過去に飛んだ良太郎と、この間に愛理が襲われることを恐れた侑斗は現代に残る。
 敵はモールイマジン。前に三体出たが、今回はやたらとたくさん登場。過去で大暴れして良太郎を誘い出す。他にも遠景で何体かのイマジンが出ていた。
 冒頭に正月気分を描き、ほのぼのさせておいていきなりの急展開。
 キンタロスとの別れが描かれる話。最初にさりげなく良太郎に書き初めを書かせて望みを言わせ、その上で無茶苦茶なアイテムでその望みを叶えた事で契約を強引に完了。過去で良太郎から離れてしまう。イマジンは固有の時間を持たないが、良太郎と一緒にいて、その時間だけは思い出になった。と言いつつ、過去で戦い続ける。
 本作の初期ではイマジンが強引に望みを聞き出し、そこで過去に行くのが定番だったが、それがこんな所で出てきた訳だ。最後は一人で戦い続けることを選ぶとは、やはり「泣けるで」というだけの事はある。良太郎の望みは「今年もみんなと一緒にいたい」、強引な解釈というのは股引や金太郎人形とかを手渡すことだった。
 良太郎の不運は続いているのだが、随分強くなったのも特徴か。自分の意志で時間を守ろうとしている。
 そう言えば現代、愛理の目の前で侑斗が変身したのも初めてのことだったし、快があからさまに接触もしている。
 なかなか見所が多い話だった。
<狙っているのだが、紋付き袴姿の良太郎と侑斗が走り出すといつもの格好にあっという間に早変わり。>
第48話 ウラ腹な別れ…

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎剛
 キンタロスを過去に残したまま現代に帰らねばならなくなったデンライナー。しかしそのデンライナーの中にはモールイマジンが乗り込んでおり、爆弾をしかけていた。それを知ったウラタロスは…一方、愛理を救うために現代で戦い続けるゼロノスだが…
 敵はモールイマジン。たくさんの数が現れたが、今回はそのうちの三体がデンライナーへと乗り込んでいた。そしてデスイマジン。これがカイの本当のイマジンであり、まさにその姿は死神そのもの。そして今回モモタロスとウラタロスのガチの戦いが描かれる。
 ラス前。盛り上がり方が尋常じゃなく、最後までよくこのテンションを保てたとほとほと感心する。少なくとも平成ライダーシリーズはラストでボロボロになるものばかりだったが、ここまでしっかりと物語が作られているのは「仮面ライダークウガ」以来じゃないのか?愛理は分岐点ではなかったのだが、実は本物の分岐点は愛理と桜井の間の子だったという。これ又新しい設定が登場。なるほど良くできた設定だ。
 ウラタロスの裏切り?と思われていながら、実は…という物語で、久々にウラタロスがその存在感を示した話となった。ウラタロスが裏切ったとなってみんなが絶望に駆られている時、良太郎一人がウラタロスを信じ続けると宣言してる。しっかり成長のあとが見られるね。今回はナオミが結構存在感見せていて、結局ウラタロスの思いを受け取ったのは彼女に他ならなかった。
 細かい所だが、OPカットで踊るイマジンはキンタロスの代わりにデネブが入ってる。キンタロスがいなくなったことがよく分かるシーンだ。
<当たり前なのだが、登場した過去の良太郎の姿は現代の良太郎の姿と同じ。やっぱり一年という時間を感じるね。>
第49話 クライマックスは続くよどこまでも

  脚本:小林靖子
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎剛
 この時間に絶望したカイはこの世界を潰してしまうことを決意する。それを知った良太郎とモモタロス・リュウタロスはそれを阻止すべく戦い続ける。特異点である愛理と桜井の子供を守るため、残された時間は…
 敵はデスイマジン。カイの作り出した最強のイマジンだが、それ以外にも数多くのイマジンの群れが登場。
 最終回。ここまでに大きな謎となって残った桜井と愛理の間の子供が誰であるのかが明らかにされる。なんとそれこそがハナ=コハナだった。彼女自身も知らなかったのだが、彼女の存在こそが実はこの時間をつなぎ止めていた時間だったということになる。
 タロウズも残りが二人。それがリュウタロス、モモタロスの順で消えていく。その絶望の中、それでも戦い続ける良太郎の姿がなかなか格好良いぞ。そして最後、いなくなったはずのタロウズ全員が再登場。本当に全員で戦ってるよ。口上は全員分。最後はソードフォームで決めるのも良し。なんとジークまで再登場。ほんとに全員登場だよ。盛り上げ方が上手い。しかも最後は
 ただ、改めて考えると、物語的にはリュウタロスが最終話まで残ったことがちょっと問題かな?一話足りなかった感じ。唯一桜井だけが消えてしまったが、侑斗は生き残っていて、違う時間を生きることになる。結局変わらない。
 ラストがほぼ完全なハッピーエンドなのは珍しい。タロウズは全員残ったから、まだ続けようと思えば続けられる。事実OVとしてまだ話は出来るらしいし。
<最終話だけでもコハナじゃなくてハナが出てほしかった気はするね。
 最後の戦いでゼロノスはいつも通り「俺はかなり強い」と叫ぶが、「俺たちは」に変わってる。これってモロ
「グレンラガン」なんだが。
 結局最後まで桜井はその顔を見せることはなかった。侑斗と同じなんじゃないかとは思うんだが。>