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牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔

牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔事典
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牙狼 GARO(第1期)
牙狼 GARO MAKAISENKI(第2期)
牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜(第3期)
絶狼<ZERO>(オリジナル)
牙狼 GARO 魔戒ノ花(第4期)
牙狼-GARO- -魔戒烈伝-(第6期)
神ノ牙−JINGA−(第7期)

 

主な登場人物
道外流牙
牙狼
(役)栗山航。第一期、劇場版に続いての出演。
 
話数 タイトル コメント DVD
第1話

  脚本:雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
      大橋 明
 ボルシティでの使命を終え、新たなる使命を帯びてラインシティある街にやってきた道外流牙とパートナーの莉杏。そこに潜むホラーの気配と戦う二人だが…
 敵は
ヘルツバイ。手足を自在に伸ばす巨体のホラー。人間体の時は分裂して双子の少女となる。そしてビグロ。話の最後に流牙に襲いかかった蝶のような羽根を持つホラー。
 新シリーズの始まり。今回は第3期牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜の道外流牙を主人公とする話の続編となっている。物語は謎そのものと言った感じで、現時点ではどう転ぶか全く分からない状態。ただ、謎めいたキャラは何人か登場していること、変身しての戦いよりも生身のアクションを中心にしているのは3期と同じパターン。
 流牙と莉杏の関係が少し変わっているようで、お互いに冗談をたたき合いながら、優しい言葉のやりとりもしている。
 牙狼の鎧のデザインが少々変わっているが、これは劇場版での変化らしい。
<台詞が多くなった莉杏だが、アクションは良くてもやや言葉が舌足らずなので、かなり違和感あり。>
BOX1
<A> <楽>
Blu-ray1
<A> <楽>
第2話

  脚本:田口 恵
  監督:大橋 明
 ホラーとの戦いを続ける流牙はラインシティの番犬所から呼び出しを受け、魔城ラダンを封印していた宝剣が抜かれてしまったため、その再封印を命じられる。一方、二つに分かれた宝剣の一つと封印状態のラダンを手に入れた男女二人は、もう一本の宝剣を探していた。
 敵はビクロ。蝶のような羽根を持ったホラー。赤の宝剣を探している。
 次々に新しいキャラが登場。鳴り物入りで出演した泉谷しげるのD・リンゴの他、もう一人の魔戒騎士ダイゴも登場する。
 明らかに流牙の性格が変わってるが、これも黄金騎士として認められた余裕かな?
 牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜の続きらしく、一話完結では無い、あんまりすっきりしない話でもあるが、その分全体的なストーリー性を深めていると解釈しよう。
第3話

  脚本:泉澤陽子
  監督:下田章仁
 銀行強盗犯に憑依したホラーは、ラインシティ近くの児童養護施設を急襲し、子ども達を人質に取る。一方、赤の短剣を手に入れた流牙と莉杏は青の短剣を探すうち、ホラーの気配を察知する。
 敵はブケリ。両手に刃を装着した姿のホラー。銀行強盗に憑依して、児童養護施設に立てこもる。
 単発のホラー討伐の話になっているが、流牙と莉杏が将来のことを語り合うとか、割とリリカルな話にもなっていた。流牙のシリーズではなく、オリジナル版に近い雰囲気だ。
 今回ホラーは木箱に封じられていたが、やはりあの二人組が糸を引いているのだろうか?
 今回のゲストが結構凄い。銀行強盗でホラーに憑依されてしまう男役が浪岡一喜で、児童養護施設の園長先生役が、つい先日亡くなったばかりの萩原流行。本作が遺作となった訳か。
第4話

  脚本:田口 恵
  監督:阿部滿良
 赤の短剣を託された流牙と莉杏は短剣に共鳴するという青の短剣を探すがなかなかそれは見つからないままだった。そんな二人の前に現れたのは、もう一人の魔戒騎士秋月ダイゴだった。三人で、ホラーの拠点となるビルを魔戒に送ろうとするのだが…
 敵は素体ホラーの群れ。
 新たなる魔戒騎士秋月ダイゴ獣身騎士ギガ登場の話。騎士としての経験はそれなりにあるっぽいが、何かと流牙につっかかる。流牙自身もあんまり余裕が無いため、結果喧嘩になってしまう。
 ダイゴ曰く、流牙の戦い方はあまりに無謀すぎるとのこと。その割に斧を使うダイゴの戦い方も相当にワイルドだけど。
第5話

  脚本:木田紀生
  監督:山口義高
 先に流牙によって命を救われたリサという女性が現れ、いなくなった妹を救ってくれるようにと願う。青の短剣探索という使命を帯びながら、それでも彼女に寄り添おうとする流牙と莉杏だが…
 敵は
サクマ。タイプライターに憑依したホラーで、その部屋に幽閉されていたサクマという男に憑依した。完全に覚醒はしておらず、人間の姿を色濃く残すが怪力を誇る。
 これもメインストーリーから少々離れた単発の話となるが、一話で助けた女性が再び絡んでいるため彼女が何か大きな物語の一部なのかもしれない。
 ジンガとアミリがこの町で行っているのは、この町から出ようとしている人間を集めてホラーに憑依させることだった。これも某かの伏線となっているのだろう。
 強引な捜査をしてホラーを探っていく一連の流れは一応ハードボイルドっぽくなってるが、どうにもこなれてないのが残念。
第6話

  脚本:金巻兼一
      田口 恵
  監督:山口義高
 D・リンゴの協力で青の短剣を探す流牙と莉杏。そんな時、D・リンゴの店に陰我が宿ったオブジェを持ち込んできた男がいた。何かの手がかりになるかとそのオブジェをそれぞれ探る流牙と莉杏。
 敵は
ダンケ。アンティークショップの店主に化けていた象のような姿をしたホラーで、ジンガから預かった陰我の詰まったオブジェをばらまいていた。
 3話に出てきた陰我のオブジェについての話。流牙と莉杏が別々に捜査し、一本の線につながるという構成はなかなか上手く出来ている。ラストでホラーを捕食するホラーが登場。新しい謎も提示している。
 ダンケ役はルー大柴。ついこの前「仮面ライダードライブ」にも出ていて、急に特撮づいてるようだ。莉杏を殺そうとする際、「トゥゲザーしましょう」とか、「マジでアングリーだ」とか台詞に遊びも入ってるな。
<ダンケがゆで卵を食べるシーンあるけど、その剥き方が映画『エンジェル・ハート』でデ・ニーロがやってたのと同じ。絶対意識してる。>
第7話

  脚本:田口 恵
  監督:大橋 明
 突如流牙の前に姿を現す男女は、自分たちが青の短剣を持っていると言い、赤の短剣をよこすよう言う。だがその戦いの中、飛び込んできた男がいた。
 敵は
神牙。ジンガの真の姿で、ホラー食いのホラー。
 突如現れたジンガとアミリとの戦いがメイン。ジンガ曰く、本人も魔戒騎士なのだそうだが、ホラーに取り憑かれてしまったらしい。これは第1期『牙狼 GARO』の龍崎駈音と同じなのか?
 ホラーに取り憑かれた魔戒騎士は強いという設定は今回も活かされているようで、現時点では全く牙狼も敵わない。
 そんな時、二振りの短剣を一本の剣にするキャラが登場して続き。謎が一つ解ければ、又新しい謎が生じてくる。飽きさせないようちゃんと考えているようで。
 女同士の舌戦もあるが、脚本が楽しんでやってるっぽいな。
第8話

  脚本:田口 恵
  監督:大橋 明
 何者かによって宝剣を奪われてしまった流牙。その宝剣を奪った男は独自にラダンの封印の地を探していた。そんな男ガルドと流牙が出会った時…
 敵は
レッサード。グルメを気取るスミダという男に憑依したホラーで、飲食店関係者の魂を食らう。
 前回ちょっとだけ現れた新しい魔戒法師であるガルドの話となる。魔戒騎士が呼び出す鎧を阻止することが出来る。
 妙に流牙が熱血じみた言動をしているが、どうにも合わない感じはする。魔戒法師と魔戒騎士は信頼し合うものという前提を否定され、魔戒騎士と法師の関係を考え込んでる。
 一方莉杏とガルドが魔法合戦も演じている。
 今回ホラーに憑依された男を演じているのはマイケル富岡。かつてのヤキソバンである。
第9話

  脚本:田口 恵
      梅田寿美子
  監督:横山 誠
 ダイゴの道場にふらりとやってきたダイゴの兄弟子の檜葉セイジ。彼はかつて自分の教え子をホラーに食われ、そのホラーを追い続けていた。そんなホラーがラインシティにやってきたと番犬所から討伐を命じられる流牙と莉杏だが…
 敵は
ウォスカ。魔戒騎士見習いを好んで捕食するホラー。かつて檜葉セイジの道場の子どもを皆殺しにし、今度はラインシティ付近にあるダイゴの道場を狙った。
 復讐に燃える魔戒騎士との関わりを描く、この作品では何本か出ているパターンの話。これによって第4話に出てきたダイゴと流牙が共闘するという話が出来た。
 あと莉杏はやがて戦いから身を引き、魔戒騎士を育てる道場を開くことを夢観ていることが分かった。故郷の名は閑岱。これは第1期「白夜の魔獣」の里と同じ。やはりどこかでつながっているのかな?
 ウォスカの人間態役は元プロレスラーの船木誠勝。流石に良い体してる。
第10話

  脚本:田口 恵
  監督:山口義高
 剣の在処を求めてホラーの痕跡を探す流牙の前に、突如降りかかる雷。そしてその雷から現れるホラー。
 敵は
ゼラーザ。電気を操り、又電流に乗って移動することも出来る。
 今回も基本的にホラーを退治する魔戒騎士の話だが、物語は着実に終幕に向かっていることが分かる話で、ジンガが行おうとしているラダン復活の儀式に不必要な流牙を遠ざけようとしてホラーを差し向けている。一方でガルドをおびき寄せてもいる。
 ゼラーザの人間態は元ピンクレディーの未唯mie。
「燃えろ!!ロボコン」のお母さん役だった。
<ゼラーザの雷撃をナイフを投げることで避雷針代わりにする雷牙。でも空中に金属があっても、電気の逃げ道が無いから雷はそこには落ちないんだよね。>
第11話

  脚本:梅田寿美子
  監督:阿部滿良
 ガルドが捕まってしまった。ガルドの魔導具に導かれるまま精霊の森へと入り込んだ流牙と莉杏はそこでガルドの妹ハルナと出会う。彼女によってガルドの過去を知らされることに。
 敵はヘデラ。自ら木のような姿をしたホラーで、ガルドの妹ハルナを殺して宝剣を手に入れるためにジンガに派遣された。樹木を鞭のように使用する。
 ガルドの過去が明らかになる話。彼が魔戒騎士を毛嫌いしているのは、かつて彼が住んでいた村が魔戒騎士に襲われて全滅したからだという。
 そしてガルドの妹ハルナと出会った流牙と莉杏は宝剣を託されることになる。
第12話

  脚本:梅田寿美子
  監督:阿部滿良
 差し向けたホラーが宝剣奪取に失敗し、ジンガは改めてガルドの口を割らせようとする。そんなガルドを救うべく、地下へと潜る流牙と莉杏だが…
 敵は
ゲリル。自らの肉体を液体化することでどんなところにも現れる。ガルドと同じ監獄に幽閉されていたが、ジンガの命令で流牙と莉杏を襲う。そしてジンガ。
 ガルドと流牙の二つの視点で物語は展開していく。全編戦いと言った風情だが、今ひとつメリハリがないのが難点。戦いそのものも水入りで終わったため、余計中途半端な感じ。引き延ばしにかかってないか?
第13話

  脚本:金巻兼一
      田口 恵
  監督:松田康洋
 ラダンの復活は次の満月と睨む番犬所は、大きな邪気を感知し、流牙とガルドにその調査に向かわせる。
 敵は名称不明のホラー。カニのような姿の巨大なホラーで、全裸の女性を模した疑似餌を使い、沼に近づく男達を捕食していた。
 前回救い出したガルドが仲間となり、三人でホラーに当たるという話。ガルドは一旦仲間になってしまったら、仲間思いの良い奴になってしまった。
 そのガルドから妹のハルナについてちょっとだけ話があった。なんでもあらゆる情報が頭の中に入り込んでしまうという特殊体質だとのこと。
 ただ、物語自体は普通のホラー退治もので、特徴は無い。
BOX2
<A> <楽>
Blu-ra2
<A> <楽>
第14話

  脚本:田口 恵
  監督:山岸一行
 D・リンゴのケバブ屋をとりあえずの本拠地とした流牙と莉杏は仲間となったガルドとハルナを招き、そこでこれまでの戦いを振り返りつつ、これからなすべき事を打ち合わせる。
 これまでの振り返りを莉杏の口を通して行うもの。基本的に戦い部分はバンクで、後は口での説明で終始してるが、第3期のボルシティでの戦いについてもちょっとだけ言及があり、普通に振り返るだけで無く、工夫は見られる。
 一応新キャラとしてギンジが登場している。役はなぎら健壱。
第15話

  脚本:藤咲淳一
  監督:松田康洋
 ガルドとハルナの協力によってジンガの本拠地であり、封印されたラダンの墓標のあるビルが特定された。現時点での戦力の少なさに、流牙は秋月ダイゴの元へと向かう。
 敵は素体ホラーの群れ。
 ラダンとの戦いを前に、もう一人の魔戒騎士ダイゴとの関わりが描かれていく。これまで思わせぶりに出てきたのは良いけど、結局何もしてないダイゴだが、当然なんかの役割がある。
 ただ、流牙の目からすれば、ダイゴは復讐に凝り固まっており、そのために重要な任務は任せられないと見ているよう。
 結果として本作に登場した魔戒騎士や魔戒法師が総動員で戦いに赴くことになる。
<自分の思いに囚われるダイゴに対し、「人の話は聞けよ」というガルド。お前が言うか?>
第16話

  脚本:藤咲淳一
  監督:松田康洋
 封印中のラダンを収めたビルに突入する流牙たち。その前に現れる多量の素体ホラーを倒しつつ、ラダンを守るジンガと対峙する流牙。
 敵は
素体ホラーの群れ。そしてゲルダイナ。異空間に現れた巨大なホラー。その姿は「牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜」に登場したパルケイラに似ている。参戦したリュメによってあっという間に封印されてしまった。そしてジンガアミリ。二人の連携は魔戒騎士の総力戦をも凌ぎきる。
 ついにジンガのいるビルに突入。本作に登場した魔戒騎士・魔戒法師全員による総力戦で、元老院のリュメも参戦している。戦いの中でラダンの封印解除の儀式が進行中。
 これまでずっと本作に抱いてきた違和感がようやく分かった。前作「牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜」では新米騎士だった流牙が本作ではベテラン騎士として振る舞ってるからだ。ここに至るまで戦い続けてきたことからだろうが、その過程が分からないので、前作を観た後だと、流牙の立ち位置が納得できてなかったんだ。
<軽口を叩くガルドに対し、「誰にものを言っている」と言い放つダイゴ。お前が言うなPART2。>
第17話

  脚本:田口 恵
  監督:阿部滿良
 莉杏を確保した上で、アミリを残しラダンの解放に向かったジンガ。それを追うリュメ。その間待つしか無い流牙たち魔戒騎士にアミリはジンガの真実を語り始める。
 敵は
ジンガ。あと「牙狼 GARO MAKAISENKI」に登場したライゾンと同じ姿をした過去ジンガとアミリによって倒された名称不明のホラーがいた。
 アミリの口から語られる真実。それは過去魔戒騎士と魔戒法師の夫婦だったが、ある村でホラー狩りをした際、村人に息子を生け贄に捧げられてしまったことから、その村人達を皆殺しにして、自らがホラーになったという。尚、この殺戮の現場に偶然に迷い込んだのがガルドとハルナだった。
 アミリからジンガを殺す方法を聞き出すが、それは魔鏡に入り込み、その中からジンガを破壊すると言う方法だが、それ自体が見え見えの罠で、それをやってしまうのがヒーローのヒーローたる所以。真正面から罠にはまり、そこで試練を越えていく。
<村人を次々に殺したというジンガとアミリだが、明らかに斬られてないのがいたぞ。>
第18話

  脚本:田口 恵
  監督:大橋 明
 アミリの策略で闇の空間に閉じ込められてしまった流牙。一方、黄金騎士不在のママジンガとアミリに立ち向かう莉杏達だが…
 敵は名称不明の魔鏡の魔獣。これは流牙の心の戦いを象徴し、それに打ち勝つのではなく、受け入れる事で牙狼をパワーアップさせた。そして
ジンガ。パワーアップした牙狼の前に敗北を喫す。
 こんなギリギリになってだが、流牙が試練を乗り越えて更に強くなる姿がある。心を強く持つとは、仲間を信じること。まあ非常に分かりやすい力ではある。そして恐れず闇を受け入れることで、力を制御する術を学んだ。
 その力を受け、牙狼は空を飛べるようになった。大分ベテランになったとは言え、まだまだ流牙は強くなるって事か。
 出られる騎士はいないことが前提とは言え、試練を越えたら強くなるって場所に主人公を送り込むジンガも甘いと言えば甘い。 そしてジンガも倒れ、ラダンも封印されると思いきや…
第19話

  脚本:泉澤陽子
  監督:雨宮慶太
      大橋明
 復活した流牙の牙狼によってジンガは倒れた。だが今度は莉杏が目を覚まさなくなってしまった。実は肉体を捨てたジンガが莉杏の中に入り込み、その肉体を奪おうとしていたのだ。
 敵は
ジンガ
 ラダンの復活が目前となったが、そのラダンを復活させる鍵となるジンガが肉体を捨てて精神体となってしまった。それでラダン本体とジンガ双方を封印するため、魔戒騎士達は二つに分かれる。
 その中で心の中でジンガと戦う莉杏と、外の世界でやはりジンガと戦う流牙の対比がなかなか面白い。
 心の中の戦いってのは、ある意味とても楽で、キャラに目を瞑らせて色っぽい声出させればそれで戦ってるように見せられる。そして精神を犯されることで、莉杏が流牙のことを愛しているという事実に直面させられる。
<「わたしを殺して」は特撮におけるベタなフォーマット。それを敢えてやったのは狙ってのことだろうな。>
第20話

  脚本:鴨 義信
  監督:松田康洋
 莉杏の心に入り込んだジンガと戦う莉杏と流牙。一方気配を持たないラダンを目視で探し求めるガルドとハルカ。
 敵はジンガ。そして閃望の泉を目指してくる邪気の群れ。
 前回に続いて莉杏と流牙による戦いだが、莉杏が心を閉ざすことで小康状態。この状態で心を浄化しようとするリュメと、それに従い邪気と戦う流牙とダイゴの戦いがメインとなる。ただし、それをアミリが横取りし、ジンガとアミリは一体化した。
 物語は莉杏からジンガが出て実体化したという、それだけをたっぷり時間かけて作った感じ。
第21話

  脚本:鴨 義信
  監督:阿部滿良
 莉杏から抜け出、アミリと同化したジンガはラダンの元へと向かう。それを追う魔戒騎士達だが…
 敵はジンガ。
 前半はダイゴのギガとジンガとの戦いがメイン。ジンガはギガでは全く敵わず、瀕死の重傷を負わせられてしまう。
 それで残ったのは流牙にガルドにリュメだが、傷を負っている莉杏も参戦。
 そして強い結界の張られたラダンの元へとガロが旅立つ。
第22話

  脚本:雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 復活するラダンを前に、その力を手に入れようと玉座に座るジンガ。そこに突入する流牙たちだが…
 敵は
ラダン。巨大な岩が形を組み替えて二足歩行の巨大なホラーとなる。玉座に座ったジンガと同化しており、その意のままに動く。そしてジンガ。玉座に近づいた流牙と戦う。
 戦いはクライマックス。ジンガが玉座に座ることでついにラダンを復活させた。そしてラダンの内外での戦いとなる。
 ジンガが何故ラダンを復活させたか。それはこどもの復讐ではなく、ホラーになったことにより、人を殺すことそのものが楽しいから。なんだその理由?
 D・リンゴも戦っているが、その魔導具はギターの形をしていた。泉谷しげるに合わせたって事かな?
第23話

  脚本:雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 動き出したラダンを抑えるため、総力を結集するリュメとガルド。一方ラダン城の中では流牙とジンガが、その外では莉杏とアミリの死闘が続いていた。そんな中、ホラーを駆るために瀕死の重傷を押してダイゴも参戦し、最後の戦いが始まる。
 敵は
ラダン
 いよいよ最終回。ほとんど死にかけていたダイゴも戻り、全員での戦いとなった。ただ、なんでだか流牙とジンガの戦いは痴話喧嘩の末の三角関係の戦いって感じになっているけど。
 最後はラダンが吸い込むはずだった人の命が牙狼の方に集まり、巨大戦となる。「仮面ライダーJ」かよ(あるいは「ウルトラマンティガ」)。それで古の魔獣がワンパンで消えるとか、全く簡単な終わり方だった。
 流牙のために自分の命をささげた莉杏だが、これも当然の如く最後に生き返ることに。ダイゴも生き残った。