特撮館Top

事典目次

忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ

忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ事典
<amazon> <楽天>
書籍

1967'8'3〜1968'1'25 

 藤子不二雄(当時)原作漫画のコメディ忍者作品。東映制作。「忍者ハットリくん」放映終了後から1年後に作られた続編(現在前編の方はいくつか話が残ってないそうで、ソフト化されていない)。新しい家に居候になったハットリくんの忍者としての活躍を描くことになる。
 ハットリくんの顔はお面のため、多少の違和感があるが、こんなもんだと思えれば気にもならない。またここではハットリくんの相棒として忍者怪獣のジッポウが登場。怪獣だけに人間の常識には囚われない言動も多く、人間にはできないアクションや技担当で、かなり話に幅ができた。
 ジッポウの変形などで多くのアニメーション合成なども行われており、この当時の作品としてはかなり高度な特撮を使ってもいる。ちなみにオープニングは原作の絵そのものが動くアニメーションだった。「忍者ハットリくん」の初アニメーション作品でもある。

主な登場人物
ハットリ君 (声)熊倉一雄。声優の始まりから活躍したベテラン俳優。吹き替えで有名で、ヒッチコック本人やエルキュール・ポワロ役などフィックスも多数。「ゲゲゲの鬼太郎」第一期の主題歌も歌っていた。
 本名ハットリカンゾウ。師匠のもとで山で修行をしていたが、寂しくなってしまい、友だちとなった宇宙怪獣のジッポウと共に東京に行き、藤野家の居候となる。フジ夫くんをサポートするはずが、文明になれていないために失敗も多い。
ジッポウ (声)丸山裕子。女優、声優。多くのアニメで声を当てている。特撮では「ペットントン」のペットントン役。
 木曽山中に落ちた隕石から現れた忍者怪獣。人語を解して体を小さくしたり、空を飛んだりと芸達者。やや幼い精神をしているため、それで周囲を混乱させることも多い。ハットリ君とは仲間意識を持っているものの、時々ライバル視して張り合うこともある。
藤野フジ夫 (役)江原一哉。
 ピクニックに来たところをハットリ君と出会った少年。ハットリ君とジッポウはこの少年の家に居候することになる。
藤野山太郎 (役)市村俊幸。
 藤野家のパパさん。
藤野スソノ (役)関千恵子。
 藤野家のママさん。
藤野タカネ (役)松坂慶子。中学生の頃の作品となる。
 藤野家長女でフジ夫のお姉さん。
あらたまげたよ (役)堺駿二。戦前のコメディアンの大スター。テレビ時代になっても多くの作品でバイプレーヤーとして活躍。息子に堺正章がいる。
 藤野家の近所のおばあさん。トラブルメーカーで何かと面倒事を押しつけてくる。みんなからは「あら、たまげたよ」と呼ばれている。
スタッフ
小林恒夫 6話監督
島津昇一 1~5話監督
浪江志摩 1,5,6話脚本
服部半蔵 2~4話脚本
話数 タイトル コメント DVD
第1話 ジッポウ君あらわる

  脚本:浪江志摩
  監督:島津昇一
 山に帰り修行生活を送っていたハットリ君だが、お師匠様から命じられ、流れ星の調査に行き、そこで流れ星から現れた怪獣ジッポウと戦い、お互いを認め合って友だちとなる。

 「忍者ハットリ君」第二部の開始。一部ラストで山に帰ってハットリ君が友だちがいなくなって寂しくなり、忍者怪獣のジッポウと仲良くなること。そして遠足に来たフジ夫少年と仲良くなる話。前作でも人間社会にいたはずだが、全く文明について知らない事から、あるいはこのハットリ君は前作とは別人なのかも知れない。
 ジッポウは見た目完全に怪獣なので、みんなから怖がられているが、ハットリ君も怖がられてた。あの顔はリアルなものだったか。
 ここでの地上世界はまさしくこの当時の話で、安保闘争まで言っていた。祖先の服部半蔵の遺産を探しに皇居のお堀にもぐったりと、なかなかリアリティある。
 フジ夫の家に居候を決め込んだハットリ君とジッポウだが、騒ぎすぎたために家を壊してしまった。すぐに自力で家を再建させていた。
 ハットリ君の師匠は左卜全が演じていた。
<ハットリ君は顔がモロにお面なので、実写でやるととても違和感あり。身長も大人のものだから、子どもと一緒だとお兄さんって感じ。
 忍者が本当にいるかいないか多数決で決める子ども達がいた。ちゃんと民主主義教育受けてるようだな。尤も、これは正確には民主主義ではなく、衆愚政治的なんだが。>
第2話 ジッポウ君大失敗!!

  脚本:服部半蔵
  監督:島津昇一
 藤野家が火事になってしまい、ハットリ君とジッポウは藤野家に良いところを見せようと消火に向かうが、ジッポウが水ではなくアルコールを撒いてしまったことから家を全焼させてしまう。

 迷惑ばかりかけるハットリ君とジッポウだが、二人の忍術合戦で火事を消火させようとして、逆に今回は家を全焼させてしまう。
 それで責任を感じた二人はどちらが先に藤野家のために家を建てるかを競争するが、まずは先立つものが必要なので、金儲けを考える。ジッポウは映画スターになろうとするが追い返され、ハットリ君は詐欺に遭って全財産の100円を取られてしまう。すぐに取り返して、逆に千円を手に入れたが、それでは家を買うことは出来ないため、その千円で木材を買って家を自力で建ててしまう。犬小屋のような小さな家で、車をつけた屋台みたいな家だった。
 フジ夫のお姉さんが登場しているが、若き頃の松坂慶子。
 当時の東京の風景が結構たくさん出てくるが、まだまだ舗装も出来てないところも多いようで、
<ハットリ君の動きに感心したチンピラが動きを勉強しようとスローモーションで動いてみろと言ったら、本当にスローモーションで動いていた。どうやったんだよ。>
第3話 変な家でござる

  脚本:服部半蔵
  監督:島津昇一
 家を壊してしまったため、屋台のような家で移動を強いられる藤野一家。ところが都内を移動しているうちに新聞に載ってしまう。これでは不便だと会社から金を借りて家を探すこととなる。

 前回で家を焼き出されてしまった藤野一家が一軒家を探す話。基本的にはパパさんの奮闘がメインの話で、騙されて変な家を買わされてしまう。
 その家というのがボタンを押すと変な所の電気が付いたり、ジッポウが移動すると家が傾いたり。最終的には家そのものが壊れてしまった。
 今回はハットリ君もジッポウもたいして何もしてなかった。
第4話 ごきげんジッポウ君

  脚本:服部半蔵
  監督:島津昇一
 藤野家を訪ねてきた興業主の飛田矢朗は、ジッポウをスカウトしてショーに出そうという。身内をさらし者にしたくない藤野家はそれを拒否するが、その後藤野家に訪れたあらたまげよから、さるお屋敷での留守番を頼まれ、その話に乗る。

 ジッポウが見世物小屋に出されるという話で、騙されて連れ出されたジッポウを救うためにハットリ君が活躍する。盗賊団をやっつけたのは良いが、そのままハットリ君とジッポウが芸をして子ども達を楽しませてるが、話がつながってないぞ。
 前回家が壊れてしまったが、壊れたまま。門だけはまともなので、そこから入る事はできるが、その中にはテントが張ってある。
 眠り薬を飲まされてみんな眠ってしまうが、ハットリ君は天井に張り付いて逆さまになって寝ている。器用というか、意味はあるのか?
 飛田矢朗役は大泉滉だった。こういう胡散臭い役はぴったりだな。
<飛田矢朗は使命手配犯だったそうだが、普通に興業主やってるのはどういうことだ?>
第5話 PTAとはなんでござる?

  脚本:浪江志摩
  監督:島津昇一
 フジ夫のPTA参観に出ることになったパパさん。ハットリ君とジッポウもついていくことになったのだが、その小学校では、用務員のおじさんが婚約者と合う時に先生に仕立て上げようとしていた。

 小学校を舞台に、用務員のおじさんを学校の先生に仕立て上げようとする小学生の努力と、空気を読まないハットリ君のずれた会話が面白い。設定も物語も無茶苦茶だが。
 何が何だか分からないうちにハッピーエンドになっていた。
第6話 結婚式とは大変なものでござる

  脚本:浪江志摩
  監督:小林恒夫
 フジ夫の学校の用務員芽出鯛三が結婚することとなった。人が来ないと寂しいため、ハットリ君は人寄せの術でみんなを結婚式に呼び寄せる。小学校のみんなもやってくるが、ハットリ君とジッポウは呼ばれなかった。どうしても結婚式に出たいジッポウを抑えるハットリ君だが…

 前回登場した芽出さんが結婚することとなった。いつの間にかレギュラーになってたらしい。その結婚式に呼ばれてないのに出たがるジッポウを抑えようとする話。
 ところが何故か二人は普通に結婚式に出席していて、結婚式の手伝いをしていた。話に一貫性が無い。
<結婚式当日に衣装を買いに来る芽出夫妻。どうなってるんだ?>
第7話 コケコッコーは欠航でござる

  脚本:服部半蔵
  監督:小林恒夫
 ニワトリの命を奪う人間からニワトリを救おうと計画を立てるジッポウの前に全国にわとり開放連盟を名乗る三人組から一緒にニワトリを解放しようともちかけられる。彼らが良い人だと思い込んだジッポウは喜んで協力する。

 人の良いジッポウが悪人に騙されてしまう話。ハットリ君とジッポウの二人だから、冷静なツッコミ役がいたお陰ですっきりした話になった。
 たまたま藤野家の裏に養鶏所があったからの話だが、養鶏所のおばあさんが妙にエキセントリックなので、そちらばかり印象に残る。
<パパさん、生卵と間違って卵の形をした石を咥えてしまう。どうやって食べるつもりだったんだろう?
 養鶏所のおばあさんがニワトリを産まないことを嘆いていたが、夜中に泥棒が卵を奪っていったとのこと。普通ニワトリが卵を産むのは日中だから、泥棒に入られたのは分かりそうなもんだ。>
第8話 助太刀は無用でござる

  脚本:浪江志摩
  監督:島津昇一
 中学生の剣道部と喧嘩してしまったフジ夫。それを見ていたハットリ君とジッポウはフジ夫を助けようとするが、フジ夫自身は助けを拒否して特訓して強くなると言う。早速ハットリ君相手に剣の修行を始める。
 意外にも正義漢が強いフジ夫くんが剣の修行をするという話。ハットリ君がそれに協力するが、剣の教えがスパルタで、更にハットリ君が強すぎるためにフジ夫くんは全く敵わない。しかし特訓のお陰でそれなりに強くなっており、その実力で中学生相手に渡り合う。ストレートな成功物語になってた。
 はっロリくんの教えもかなり理にかなっていて、たった一つ突きだけを特訓するという実践的なものだった。それでラストはちょっと調子に乗ってしまったが。
 洗濯機での洗濯では洗濯が仕上がるまで待つしかないのですることがなく、それで文明に疑問を覚えるハットリ君の姿がある。
<この当時の子役、特に中学生くらいだと完全な棒読みなので観ているだけで痛々しくなる。>
第9話 山賊ぞくぞく出て来たでござる

  脚本:服部半蔵
      島津昇一
  監督:島津昇一
 フジ夫の小学校が家族を招いてバス遠足に出かけることになり、藤野家のみんなも山中をピクニックしていたのだが、そこに暴走トラックがやってきた。一言文句を言ってやろうとトラックを追いかけるハットリ君とジッポウ

 藤野家の家族旅行で悪人と出会うという話。入れ替わり立ち替わりで悪人が出たり引っ込んだりで、その合間にハットリ君とジッポウの意地の張り合いが展開。ほぼ周囲の人間を無視して二人で盛り上がってた。
 二人で盛り上がってる中で山賊に捕まったりと、藤野家は単なる迷惑なだけの話だった。
<バス旅行のはずなんだが、集団行動はしないんだな。あれだけ勝手やってたらバスの時間に遅れそうなもんだが。>
第10話 学校は難しいでござる

  脚本:ゆきはじめ
  監督:島津昇一
 映画館で時代劇映画を観ていたハットリ君は、その中に出てくるニンジャがあまりにふがいないために大騒ぎをして警察に連れられてしまう。そこで学校に行くように命じられてしまったハットリ君はフジ夫くんと共に小学校に通うことになった。

 これまでに何度も学校に行ってるハットリ君だが、今度はなんと生徒として入学させられてしまう。この顔見て小学生と思う方も思う方だが、表情が分からないので、そう見られることもあるのかと。
 それでジッポウも巻き込もうとするのだが、ジッポウの方はのらくらと逃げ回ってしまう。
 初日こそ嫌がっていたハットリ君だが、二日目からはすっかり慣れてしまって、むしろフジ夫の方を引っ張って勉強していた。規律に厳しい忍者だけに、むしろクラスのみんなを引っ張って指導していた。
 それでクラスのみんなから煙たがられてしまって、追い出されそうになるのだが、教育委員会から褒められる。
<不良はゴーゴー喫茶に行くと言ってたが、世代が分かるな。>
第11話 ジッポウはお風呂が嫌いでござる

  脚本:浪江志摩
  監督:島津昇一
 風呂に入ろうとしないジッポウを風呂に入れようと、ハットリ君と藤野家の面々が語り合い、なんとか風呂に入れようとするのだが、ジッポウは徹底的に反抗し、ついには風呂を消してしまって逃亡する。

 水に弱いジッポウをなんとか風呂に入れようとする藤野家の人々とハットリ君の奮闘を描く話。後半になると風呂嫌いのもう一人の子を一緒に風呂に入れようとする話になる。ジッポウがジャマをするためにてんやわんや。
 結局フジ夫君のトンチで子どもの方は風呂に入れることに成功したが、ジッポウの風呂嫌いは治らず。理由は分からない。
<子どもを風呂に入れるためにおっさん二人が半裸状態のままうろうろしてる。あんまり見たくない。>
第12話 江戸城へモグルでござる

  脚本:浪江志摩
  監督:小林恒夫
 ハットリ君の師匠が山から下り、ハットリ君の様子を見に来た。緊張しつつも師匠を出迎えるハットリ君とジッポウはそのまま藤野家へ師匠を連れてくる。ややずれた師匠の言動に戸惑う藤野家の面々。師匠は江戸城に行きたいと言い、ハットリ君は師匠を江戸城へ送ろうとするが…

 第一話に登場したハットリ君の師匠木曽仲経脳屁之斉斉が再登場。左卜全のとぼけた魅力が爆発したような話になってる。知識が江戸時代で止まっているため、江戸城に行きたいと言っても何が何だか。
 師匠が江戸城に行きたいというので江戸城跡に連れて行くのだが、江戸城跡って皇居のことなんだよな。正攻法では中には入れないため、隠し通路を使って潜入してる。
<師匠が忍者であることを証明するために警察署で色々協議をするが、拳銃まで撃ってる。良いのか警視庁。
 東京タワーに登って霞を食べる師匠だが、展望台に穴が開いてるのか?>
第13話 パイナップルは真平でござる

  脚本:保科静夫
  監督:小林恒夫
 本を読んでいる内に冒険に出たくなったフジ夫くんはハットリ君とジッポウに太平洋を横断したいと言い出す。そんな折、アメリカから超小型原子爆弾を盗んだ強盗団が飛行機に乗って日本に来ており、その飛行機から落とされた原子爆弾をジッポウが食べてしまう。

 ジッポウが原子爆弾を食べてしまうというかなりとんでもない話で、話のぶっ飛び方が尋常でない。そもそも町内に国際的なスパイ団が来て、おばあちゃんに詐欺を働くとか、爆弾を巡って銃撃戦が起こってバタバタ人が死んでしまうとか全く話につながりがない。しかしそのとんでもなさが特撮では面白かったりする。
 怪獣が原爆を飲み込んでしまって、それを爆発しないように工夫するって、後にいくつかの特撮作品でも使われてる。有名なのだと「帰ってきたウルトラマン」8話かな?
 今回ハットリ君が空を飛んでいる。ジッポウに胡椒を振りかけてクシャミさせて
<ギャング団はアメリカからやってきたが、セスナ機で来れるか?
 ジッポウが食べた原子爆弾にはタイマーが付いており、時間が経てば爆発するらしい。ハットリ君曰く残り時間30分だが、どうやってそれを知った?そもそもなんで原爆に時限装置が必要なんだ?
 これもハットリ君によれば、原子爆弾が爆発したら、半径百里は全滅だそうだが、空中で爆発させたら地上は無事だった。>
第14話 天下の名馬は流石でござる

  脚本:保科静夫
  監督:小山幹夫
 虫歯にかかってしまったジッポウを歯医者に連れて行く。その歯医者では今しも馬の歯の治療が行われていたが、ジッポウが暴れている内に馬が逃げてしまった。それを偶然フジ夫が見つけ、家に連れて帰ってしまう。

 逃げ出した馬を藤野家で飼うという話。持ち主は分かってるのだからさっさと返せば良いのだが、謎理論で家で飼ってしまう。
 その馬を取り戻そうとしてる馬主が実は泥棒で、馬の歯に宝石を隠していた。みんなが悪人だと知ったハットリ君が今度は馬を駆って悪人達をおいかけるのだが、途中で悪人達がみんな幽霊になってしまってそれと戦うという、なんだかまとまりのない話だった。
<ジッポウを見ても全く動じない歯医者さん。後で「怪物」と言ってるので、認識はしてるのだが。
 歯医者で馬の歯の治療までしてる。獣医じゃあるまいし。>
第15話 海賊あらわれるでござる

  脚本:服部半蔵
  監督:小山幹夫
 森内の趣味を持つ社長に付き合って海に出ることになったパパさん。ハットリ君に助けを求め、ハットリ君も練習のためにボートに乗ることになったが、ハットリ君は船は大の苦手だった。

 突然鯨採りのために海に出ることになったパパさんがボートで練習していたら海賊に襲われるという、訳の分からない話が展開する。
 それで後半は遊覧船に乗ったら、やっぱり海賊に襲われる。
 海賊の一員として小林稔侍がいた。
第16話 これぞヤマトダマシイでござる

  脚本:浪江志摩
  監督:小山幹夫
 子どもを追い出して公園を占領している大人を観たハットリ君とジッポウは彼らを公園から追い出すが、それを見ていたあらたまげたよはジッポウを自分のやってるボクシング教室に誘う。

 やくざものとの戦いを描く話だが、フジ夫くんが虐められてる描写などもあり。キーワードとして大和魂という言葉が何度も使われてるが、そもそも大和魂とは何なのかは説明されていない。最終的にボクシングの団体戦で争うことになった。
 あまり派手な特撮を使わない本作だが、今回は合成など大変力が入っていた。
 やくざの親分役に由利徹が出ていた。
第17話 危機一髪人助けでござる

  脚本:辻真先
  監督:島津昇一
 最近写真にこり始めたフジ夫はジッポウの背に乗って航空写真を撮るのだが、偶然ミサイルを用意しているテロリストの姿を写してしまった。

 テロリストとの戦いを描く話。なかなか穏やかではない話となったが、基本はコメディ。ジッポウがテロリストの本拠地に乗り込んだのは良いが、自分の住所まで全部喋った上に水を掛けられて動けなくなると言う駄目っぷりで、更にハットリ君もアイディア武器の連発を食ってなかなか苦戦してる。
 テロリストが使うのは、ドライヤーに似せた銃とか、化粧品のようなガス噴出器とか、日常的なアイテムでアイディアがよろしい。
 コメディアンの辻しげるが出演してるが、とぼけっぷりも良い。馬鹿馬鹿しい話を大真面目に笑わそうとしてるし、アクションもあり。好感度高い話だった。
<KKKのミサイルは爆発することなく、相手をピンポイントで押しつぶし、更に自分で勝手に戻ってくると言う優れもの。これって本当にミサイルなんだろうか?>
第18話 ジッポウの病気は特大でござる

  脚本:浪江志摩
  監督:島津昇一
 銀行強盗の現場に居合わせたハットリ君とジッポウ。目撃者として新聞の取材を受けるジッポウの事を知った強盗のボスは正体を知られる前にジッポウを殺しに藤野家へとやってくる。

 銀行強盗というか、ギャング団とハットリ君ジッポウの戦いが描かれる話。タイミング悪くジッポウが病気になってしまい、ハットリ君が薬草を採りに行った間にギャングに襲われてしまう。
 ジッポウは病気ですっかり気が弱くなってしまって、お母さんと連呼するのだが、実はジッポウ自身もお母さんのことを知らないまま。そしてジッポウの看病をしてる藤野家の面々は何故か倉庫に集まってしまい、そこにギャングがやってくるとか、話は結構色々飛んでいく。
 ジッポウの病気を治すための特効薬はなんと藤子不二雄本人が出演して、ジッポウの両親を描いてもらうことだった。これによってジッポウの記憶は上書きされ、両親に愛されたという思いが残ったために病気は回復。藤子不二雄本人が出演していたため、無茶苦茶メタな話になっていた。
 前回でハットリ君は分身の術を披露していたが、今回は三人に分裂していた。顔がお面だからこそ出来る演出だな。ただ背格好が全員違う。分身と言うより別人だ。
第19話 産業スパイをやっつけるでござる

  脚本:服部半蔵
  監督:小林恒夫
 パパさんの会社で設計中の高性能焼却器を狙い産業スパイが入り込んでしまい、社長の命令でパパさんが警備担当にさせられてしまった。そこでパパさんはハットリ君とジッポウを呼び寄せて設計図を守ることになった。

 ハットリ君とジッポウが忍者っぽい活躍をする話。パパさんの会社が焼却器の設計なんかをやってることが分かった。これまで何をやってるのか分からなかったが、設計会社かなにかかな?
 スパイの一人の女性の声に聞き覚えがあると思ったら、太田淑子だった。意外なところに出演してたんだな。(ちなみに「オバケのQ太郎」では正ちゃんを演じている)
<新型焼却器はゴミを燃やしてエネルギーを得るという触れ込みだが、焼き芋しか焼けないらしい。
 重要書類を守っているはずなのに鞄を持ったままラーメン屋に出かけるパパさん。あまりに危機感なさすぎない?>
第20話 ハットリくんの名探偵でござる

  脚本:辻真先
  監督:島津昇一
 有名な貴金属店である金ピカ堂から高価なダイヤモンドが盗まれ、社長はハットリ君に調査をお願いする。本の小さな手がかりから首尾良く犯人のいる場所まで特定したハットリ君だったが、そこに闖入したジッポウによって大混乱が引き起こされてしまう。

 ハットリ君が探偵の真似事をするという話。話としては強引だが、ギャグだからそれで良し。ハットリ君が見つけた手がかりをジッポウがちゃっかり利用して犯人にたどり着いた。
 しかしこの調査自体が実は金ピカ堂店主による罠で、店主自身がダイヤを盗んでいたことが分かった。
第21話 妖術との対決でござる

  脚本:保科静夫
  監督:島津昇一
 フジ夫くんと釣りをしていたジッポウはおかしな壺を釣り上げてしまう。その壺の封印を解いてしまったところ、そこから石川五九六という妖術使いが現れた。一方的にハットリ君をライバル視する石川はなにかとハットリ君にちょっかいを出してくる。

 妖術使いとの対決で、忍者作品っぽくなってきた。石川五右衛門がかつて服部半蔵に捕まったから、その子孫が敵討ちをするという建前だが、この二人は同じ時代に生きていたが、関わりは無かったと思う。
 妖術合戦の末、最終的に最初の壺に戻すことが出来て一件落着。
<本物の赤ん坊の代わりにダッコちゃんを手渡すシーンあり。時代が分かる。>
第22話 タマシイ入れかえの術でござる

  脚本:保科静夫
  監督:島津昇一
 成績が悪いフジ夫くんはジッポウと共にママさんから逃れて空の旅。そこで悪戯小僧と知り合った二人はその子から悪戯の極意を学ぶ。そのうちその子は

 フジ夫くんが忍術によっていたずらっ子と魂を入れ替えられる話。伊賀忍法は何でもありだな。フジ夫になったいたずらっ子は藤野家でもやりたい放題。一方のフジ夫は無理矢理勉強させられてしまう。
 最後はハットリ君が子どもは伸び伸び育てるべきだと言ってヤスオの母親を納得させた。それは良いのだが、藤野家のママさんには何にも言わなかった。理由は自分が居候だから。明らかなダブルスタンダードだ。
<いたずらと犬の虐待は違うからな。その描写は許せん。
 ヤスオはハットリ君のことをよく知ってるし、忍法のことも知ってる。何者だ?
 走って逃げるフジ夫を車で追いかけるシーンあり。虐待だよ。>
第23話 それはジッポウくん卑怯でござる

  脚本:浪江志摩
  監督:島津昇一
 ハットリ君と口喧嘩をして、藤野家のお使いをすることになったジッポウだが、商店街で大騒ぎを起こしてしまって、知り合った女の子の家に寄り道してしまって家に帰らなかった。そしてその女の子はフジ夫くんのクラスに転校してきた。

 同じ女の子を好きになったフジ夫くんとジッポウの競り合いを描く話。凄く人懐っこく、頭も回る子だが、両親とも忙しくて構ってもらえないことでさみしがっている子。
 その子がさみしがって家出をしてしまったため、その子を探す話になっていたため、タイトルとは大分違っている。
<掃除してるハットリ君は長椅子を軽々持ち運んでいるが、まるで画面外にサポートがいるようだぞ。>
第24話 見ザル聞かザル云わザルでござる

  脚本:保科静夫
  監督:島津昇一
 大切なダイヤの指輪をハットリ君のアドバイスで飴の缶に入れたお姉さん。だが藤野家に入った泥棒がダイヤを飴と間違えて飲み込んでしまった。たまたまそこに居合わせたジッポウは無視を決め込む。

 ハットリ君とジッポウによる泥棒退治ふざけながら逃げてるのだが、全く捕まらないのが凄い。
 今回は「見ざる言わざる聞かざる」の格言を自分の都合で曲解したために起こった騒動。最後はこんなことしちゃ駄目だよと
 野犬狩りのシーンがあった。昔実際にあったことは分かるが、テレビ番組で観たのは初めてだ。
<ハットリ君の全力疾走について行くフジ夫くん。アスリートか?
 伊賀忍法にはレントゲン機も出せるらしい。
 泥棒の胃の中にダイヤがあるのに、クシャミしたら出てきた。どういう構造してるんだろう?>
第25話 ジッポウのユウレイ退治でござる

  脚本:戸田幸男
      保科静夫
  監督:島津昇一
 たまたま漫画家の青年と知り合ったフジ夫くんとジッポウ。その漫画家はジッポウをモデルに漫画を書きたいと言い始める。一方ハットリ君も不思議な和尚さんと出会っていた。気になってその後を付けてみたところ、大きな屋敷で見失ってしまう。

 漫画家と妖怪坊主が登場する話で、中心もハットリ君だかジッポウだかわからない。二つの物語を無理矢理一本にした感じでなんかまとまりのない話になってた。最終回近くで無理矢理押し込んだか?
第26話 ジッポウよサヨウナラでござる

  脚本:浪江志摩
  監督:島津昇一
 警察署からのお願いで、一日署長をすることになったハットリ君。すっかり張り切ってみんなに交通指導をするのだが、何者かによって邪魔されてしまう。実はハットリ君に対し恨みを持つ忍者がハットリ君に挑戦したのだ。

 最終回。ハットリ君と謎の忍者による忍術合戦だったが、ジッポウが罠にはまってしまったことでハットリ君も不利に陥るが、あっけなくそれらの妨害をはねのけてしまった。それで警察から感謝状を受けるのだが、一日署長のままなので、分身して自分で感謝状を読んで自分に渡していた。
 偽物忍者はハットリ君のお師匠から忍法の巻物を奪ったとのことで、師匠のことが心配になったハットリ君は伊賀の郷に帰ることにした。
 偽物忍者役は潮健二だった。忍者装束となる前はオシャレな姿していた。
<ハットリ君が一日署長になる理由は、一般人の少年だからだそうだが、どこが一般人だ?
 ハットリ君が伊賀の郷に帰るのは良いが、ジッポウが付き合う必要はないんじゃないか?>
第27話
第28話
第29話
第30話
第31話
第32話
第33話
第34話
第35話
第36話
第37話
第38話
第39話
第40話
第41話
第42話
第43話
第44話
第45話
第46話
第47話
第48話
第49話
第50話
第51話
第52話

 

書籍