特撮館Top

ウルトラマンゼロ

ウルトラマンゼロ事典
<amazon> <楽天>

 

主な登場人物
ウルトラマンゼロ (声)宮野真守。声優としては様々なヒーローを演じている。特撮では本作が代表作となる。
 ウルトラセブンの息子。正義に燃える心は非常に高く、仲間を信じる心も強いが、やや自分の力を過信する傾向があり、そのために足をすくわれることも多々。常に成長し続けるキャラ。人間態は持たないが、時に応じて人と同化して人間態となることもある。
グレンファイヤー (声)関智一。声優としてはこれまで数多くのヒーローを演じてきたヴェテラン声優。ただし、これまでのフィルモグラフィでは特撮では悪役ばかりだった。
 ウルティメイトフォーの一員。炎の戦士で、いつも軽口ばかり叩いているが、その実情に厚く、メンバーの中では最も熱い。ゼロと掛け合い漫才もよくやる。
ミラーナイト (声)緑川光。アニメではヒーロー役が多いが、特撮では「電光超人グリッドマン」グリッドマンや「救急戦隊ゴーゴーファイブ」龍皇子サラマンデスなど。
 ウルティメイトフォースゼロの一員。鏡を使いテレポートなどを得意とする俊敏なファイター。冷静沈着でツッコミ役をすることが多い。
ジャンボット (声)神谷浩史。様々なアニメで主人公を務める。特撮では現時点では本作が代表作になるか。
 ウルティメイトフォースゼロの一員で知性を持ったロボット兵器。元々は惑星エスメラルダに伝わる伝説の兵器だった。人類のために戦うウルトラマンゼロの姿を見て、自らの意志でウルティメイトフォースゼロに参入する。飛行体であるジャンバードに変形可能。
ジャンキラー
ジャンナイン
(声)入野自由。主にアニメで活動中。特撮では「仮面ライダーOOO」のアンクロスト体の声を当てている。
 ビーストスターによって作られた知性を持つロボット。ジャンボットをベースに作られているため、ジャンボットの兄弟機と言える。エメラナとウルティメイトフォースゼロ達の説得を受け入れて正義に目覚めた。命名はエメラナで、ウルティメイトフォースゼロの4人、レイ、ヒュウガ、ゴモラ、リトラに続く9番目の勇者という意味。
ウルトラマンベリアル (声)宮迫博之(劇場版)。雨上がり決死隊のボケ担当芸人。多芸な芸人で、ドラマやバラエティなどで幅広く活躍。
  小野友樹(OVA以降)。渋めの声には定評のある声優。特撮ではベリアルのフィックス。
 ウルトラマンゼロの宿敵とも言える邪悪なウルトラマン。劇場版で二度に渡ってゼロに倒されたが、怪獣墓場で実体を持たぬまま復活。封印したゼロの体を乗っ取った。その後ゼロが時間を戻すことで肉体も復活。
レイ (声)南翔太。同じ役で「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」主演。
 ZAP SPACYの一員。人類ではなく、レイブラッド星人の末裔で、怪獣を従えて使役する能力を持つ。
話数 タイトル コメント DVD
OVA1作 ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ

  監督:おかひでき
  脚本:荒木憲一
 ZAP SPACYにSOS信号が届いた。ヒュウガとレイがスペースペンドラゴンに乗って急行する。だがペンドラゴンは多次元宇宙に迷い込んでしまい、そこで謎の惑星チェイニーに漂着する。そこには瀕死の重傷を負ったもう一人のヒュウガがいた。そこはサロメ星人による何らかの実験場とされており、レイ達の前に怪獣軍団が現れるのだった。そこにウルトラマンゼロも駆けつけるが…
 敵は侵略星人サロメ星人。機械文明こそが至上であるとの信念を持ち、オリジナルに代わる機械を作ろうと画策する。次元を連結させ、レイやウルトラマンゼロを呼び寄せ、彼らのコピー体であるメカゴモラやダークロプスゼロ、そしてロボットウルトラ兄弟なども作った。しかし最後に彼らは尖兵に過ぎないことが明らかになる。
 「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」にウルトラマンゼロが登場したって感じの話。前後編合わせると大体1時間で、そこでのたっぷりした戦いのシーンが見所。そしてこの話が後の『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』へとつながっていく。
 前半の物語は「ウルトラギャラクシー」メインで、レイとヒュウガの二人がもう一組の自分たちと出会う話となっている。もう一人のレイはレイオニクスの遺伝子の暴走でバーストモードに入っており、ここで青いレイモンとバーストモードになった赤いレイモンとの戦いもあり。ここでは怪獣を呼び出すよりも肉体的な戦いが展開する。
 中盤になると今度はレイオニクスとしての戦いとなり、レイのゴモラとメカゴモラの戦い。
 その後ゼロの到着と共に、話はゼロメインへと移行。メカゴモラを共同で倒した後、今度はゼロとそっくりなダークロプスとの戦いとなっていく。
 結果として、本作はレイとレイ’、ゴモラとメカゴモラ、ウルトラマンゼロとダークロプスゼロという、オリジナルとコピー体の戦いとなり、ある意味では一貫した物語とも言える。ちょっとウルトラ兄弟の面々をないがしろにしたような設定はちょっと気に掛かるところでもある。
ウルトラ銀河伝説外伝
ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ STAGE I
<A> <楽>
ウルトラ銀河伝説外伝
ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ STAGE II
<A> <楽>
OVA2作 ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター

  監督:アベユーイチ
  脚本:荒木憲一
 ベリアルとの決戦を終えて一年。ジャンボットのいる惑星エスメラルダへと向かったウルティメイトフォースゼロの面々。だが彼らの前に突如現れた謎の人工天球によってエメラナ姫とジャンボットが捕らえられてしまう。同じ頃、惑星ブラムへと向かっていたZAPのヒュウガとレイのスペースペンドラゴンが、やはり人工天球と接触していた。
 敵はジャンキラー。
 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の後の話で、ここでウルティメイトフォースゼロが全員揃う事になる。
 謎の天球へと足を踏み入れた面々が、そこで訳も分からないまま戦いを強いられる。しかも出てくる怪獣はロボットばかりという変則的なところから始まり、謎めいた物語が展開。
 そしてロボット達を撃退したところで現れる新しいロボットと、更に敵に洗脳されてしまったジャンボット。
 なんだかんだ言ってやたらと関わりを持つのがゼロとレイ。これまで偶然3回も接触している。
ウルトラマンゼロ外伝
キラー ザ ビートスター STAGE T
<A> <楽>
 ウルティメイトフォースゼロの前に現れたのは何者かによって操られ、真っ赤な目をしたジャンボットと、同じくロボット兵器のジャンキラーだった。そんな二体を正気に戻そうとするエメラナはジャンボットの中にその理由があると見当を付けるが…
 敵はビートスター。
 ウルティメイトフォースゼロに新しい仲間が入る話。正気を取り戻したジャンキラーがジャンナインと呼ばれるようになるまで。話は単純だが、ヒーローは心を守るために戦うという前提が示された。
<ジャンボットによれば、ジャンキラーは最強のロボット。そのためには「私の優秀な頭脳をコピーされた」と言っている。モロに自慢じゃないか。
 最期にゾフィー、マン、セブンが登場するが、なんで三人とも腕組みをしているんだろう?
 グレンファイヤーがジャンキラーに付けた名称は「ジャンキラーツーダッシュ」。まあ、分かる人には分かるネタだが、思いっきり「かぶってる」とツッコミ入ってた。>
ウルトラマンゼロ外伝
キラー ザ ビートスター STAGE U
<A> <楽>
TVシリーズ ウルトラゼロファイト 第一部
新たなる力

  監督:おかひでき
  脚本:小林雄治
 新しい力を手に入れ、フューチャーアースの平和を取り戻したウルトラマンゼロは、自分の考えをまとめるため怪獣墓場を訪れた。そこには又しても復活した怪獣達が出現していた。彼らと戦うゼロだが、その前にバット星人グラシエが現れる。最後に四体の怪獣の無念の心をもらったグラシエは巨大化する。
 敵はバット星人グラシエ。それとレッドキング、ガルベロス、ベムスター、ガンQからなる地獄の四銃士。
 「ウルトラマン列伝」の特別編として放映された3分ドラマで映画『ウルトラマンサーガ』からの直接の続編となる話。『ウルトラマンサーガ』に登場したバット星人の同族であるグラシエとの戦いが展開される。
 話はとても精神的な話となっており、自分に与えられた力をなんのために使うべきなのかを悩むシーンや、異空間の中で自分自身と戦うシーンなどもあり。
 最終的にはパワーアップしたバット星人との一騎打ちへと話が展開するが、それも無念のまま死んでしまった怪獣をいかに救うかという話になっていく。
ウルトラゼロファイト
<A> <楽>
ウルトラゼロファイト 第二部
輝きのゼロ

  監督:アベユーイチ
  脚本:足木淳一郎
 怪獣墓場でのウルトラマンゼロとグラシエの戦いを観ていたダークネスファイブ。そんな時、惑星ファネゴンで戦っていたゼロはウルトラの母から仲間の危機を告げられ、共にマイティベースへと向かう二人だが…
 敵はメフィラス星人・魔導のスライ、ヒッポリト星人・地獄のジャタール、テンペラー星人・極悪のヴィラニアス、デスレ星雲人・炎上のデスローグ、グローザ星系人・氷結のグロッケンの五体と、復活したウルトラマンベリアル。他にキングシルバゴンとタイラントとも戦っている。そして復活したウルトラマンベリアル。
 前回第一部から直接の続編となる第二部。前回ラストで登場したウルティメイトフォーとの共闘がメイン。敵は五体プラスなので、丁度良い数となる。卑怯な手を次々と出され、それを真っ正面からぶち破る姿が良い。劇場版『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』で倒されたはずのベリアルも復活し、かなりの盛り上がりを見せる。
 最後にウルティメイトフォーが全員死亡し、更にゼロがベリアルに取り込まれるというかなりショッキングな内容になっている。ベリアルが乗っ取ったゼロダークネスの強さは圧倒的で、ウルティメイトフォーをあっという間に全滅させてしまった。
 仲間を自ら手にかけたことから、心の暗黒に捕らわれてしまったゼロだが、そこにいたピグモンを殺そうとしたベリアルを止めるためにその闇を払うことに成功。ベリアルを肉体から追い出した。
 ラストで時間の逆回しという裏技を用いて無理矢理話の整合性を合わせてしまった感もあり。記憶を失っているのも無理矢理だ。
<マイティベースへと帰ってきたゼロはグレンファイヤーとミラーナイトがブロンズ像にされているのを見る。でもなんかそのポーズは変。ツッコミはしっかりゼロの方が入れていた。
 右手をブロンズにされてしまったゼロはヒッポリト星人にブロンズ化した右手でぶん殴ってる。ウルトラマンの手の方が硬いんじゃないか?
 最後に時を戻した現象は、何度も月と太陽が逆転している。ウルティメイトフォースフォーが死んだのはついさっきなんだが。>