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仮面ライダーOOO

仮面ライダーOOO事典
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2010'9'5〜2011'8'28 

 平成仮面ライダー第12作。前回の「仮面ライダーW」は二人が一人の仮面ライダーになるというものだが、この作品ではライダーが三分割され、それぞれに複数の形態を持つと言う面白い姿を持つライダーとして描写されている。
 本作の主題は「欲望」。登場する敵は皆何かしらの欲望を持ったキャラで、やはり欲望を持った人間に寄生して怪物を生み出す。それに対して主人公は「明日のパンツがあれば幸せ」「手を伸ばせる範囲で頑張る」という、あまり欲望を持たないキャラ。本作を通じ、人間が持つ欲望とは何なのか、そして欲望というものをどのようにプラスに用いるかを考えようとしたとも思える。最終的に手は伸ばさなければ、本当に救えるものはないという結論に至った。

主な登場人物
火野映司
仮面ライダーOOO
(役)渡部秀。本作がテレビドラマ初主演。
 仮面ライダーOOOに変身する青年。その日の1日分の食料と小銭、パンツがあれば生きていける、という男だが、パンツを失うと途端に気弱になってしまう。
アンク (役)三浦涼介。3年B組金八先生(6th)でデビュー。特撮では「超星艦隊セイザーX」のケイン役。
 復活したグリードの一体。メダルが足りないため、右手しか変身できず、泉刑事の体を借りて人間の姿を取っている。映司を使ってメダルを集めようとしているらしい。他のグリードとは目的が異なるため、別行動を取っており、敵対している。
泉比奈 (役)高田里穂。ファッションモデル兼女優。
 泉信吾の妹。見かけによらず怪力を持つ。
泉真吾 (役)三浦涼介二役。
 刑事。カマキリヤミーとの戦闘で重傷を負うが、右手だけ復活したグリードのアンクによって憑依されて命は助かる。以降アンクに体を乗っ取られたまま。ガジェットマニアで、部屋には数々の機械が置かれている。
後藤慎太郎 (役)君嶋麻耶。ファッションモデル兼男優。アパレルのデザインもしている。
 鴻上ファウンデーションの社員。鴻上の指示で映司に武器などを供与している窓口。かつて刑事だったが、人間を守る使命感が高かったため、鴻上のスカウトに乗ったらしいが、現実の厳しさにうちひしがれること多々。しばし伊達の元で修行した後、仮面ライダーバースの装着者となる。
伊達明 (役)岩永洋昭。特撮では「トミカヒーローレスキューフォース」のR5石黒鋭二役。
 仮面ライダーバースに変身する青年。元は映司と同じ紛争地域で医者をしていた。脳に銃弾が入っていて、いつ死んでも不思議ではない状態だが、1億円を貯めるまで戦い続ける。
鴻上光生 (役)宇梶剛士。映画、テレビドラマなど幅広く活躍中。アニメの声優としては「北斗の拳」のラオウ役もこなす。
 鴻上コーポレーション社長。セルメダルを多量に集めることを目的としている。ケーキ作りが趣味で、社長室にはケーキ作りの道具が並んでる。
里中エリカ (役)有末麻祐子。モデル兼俳優。
 鴻上光生の秘書。秘書としては有能だが、いつも社長の作るケーキを食べさせられている。後に後藤の上司となり、前線での戦いもこなす。あくまで自分自身の生活を大切にするタイプだが、いざという時には頼りになる人物でもある。
ウヴァ (役)山田悠介。
 カマキリ型のグリード。グリードのリーダー格ではあるが、直情な性格で深く考えるのは苦手らしい。人間の欲望から白いヤミーを生みだし、それに本人の欲望を投影させることで昆虫型のヤミーを作り出す。
カザリ (役)橋本汰斗。
 ヒョウ型のグリード。悪知恵が働き、直接攻撃するより絡み手を得意とするが、策を弄しすぎて墓穴を掘ることもある。人間型は少年の姿をしている。欲望を持つ人間そのものをヤミー化させる。真木と組んだが、最終的には裏切られてしまう。
メズール (役)未来穂香。
 グリードの一体で女性型。欲望を持った人間の近くにヤミーの卵を産み付け、一気に多数のヤミーを作り出す。過剰にメダルを取り込んだ結果、肉体が巨大化し、ライダーバースとOOOによって倒されてしまった。その後復活して9枚のメダルで完全復活するが、メダルを破壊され退場。
ガメル (役)松本博之。数多くの特撮作品のゲストを中心に活躍中。
 グリードの一体。人が困るのを見るのが好きという性格で、自分の生み出したヤミーが人間を混乱させるのを眺めて悦に入っている。食べることを欲望の対象としている。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 メダルとパンツと謎の腕

  脚本:小林靖子
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 鴻上コンツェルンの経営する美術館で二人の警備員が美術品を盗み出そうとしていた。そんな二人の前に怪物(=グリード)が現れた。一方、グリードを覚醒させたメダルの在処を感知した鴻上ファウンデーションはグリードを鎮めるべく活動を開始する。そんな中、二人の警備員によって薬で眠らされていた新米警備員の火野映司は、その手の中にタカのレリーフがついたメダルを発見する…
 敵はカマキリヤミー。宝飾店にいた女性を使って誕生したヤミー。宝石で着飾りたいという女性の欲望が具現化した存在で、両手の鎌で攻撃する。
 新シリーズの開始。第一話の本作は、流石にアクションに力が入っているが、根本的にはコメディ色が強い話となった。主人公の映司はいきなりパンツ一丁でさらし者にされてる。(最初のタイルからして「パンツ」と書いてあるし)。主人公の映司は、極めてお気楽な青年だが、基本的な能力が高いという、「仮面ライダークウガ」の五代に似た雰囲気を持つ人物。
 このところ、主人公はあらかじめライダーであることが多かったが、久々に誕生話が展開してる。
 そして誕生した仮面ライダーOOOは、3枚のメダルによって変身する。メダルの種類によって変身も変わるらしい。何故か変身するときは串田アキラの歌が流れてる。いかにも玩具的なギミックのベルトだな。
 OOOのマスクは顔にチョウチョと、胸に銅鑼という、どことなく中華風の姿をしてる。
 傑作と言えた前作「仮面ライダーW」の後番組だけに心配してたけど、かなり良い具合に仕上がってる。さて、これからが結構楽しみだ。
<明日のパンツがあれば安心という映司だが、そうすると古いパンツは捨ててるんだろうか?>

VOL.1

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第2話 欲望とアイスとプレゼント

  脚本:小林靖子
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 映司を仮面ライダーに変身させた右腕だけのグリード、アンクはそこに倒れていた泉信吾刑事の体を乗っ取る。説明を求める映司に対し、刑事の命を助けたければ自分をこのままでいさせることと、映司はOOOとなりメダルを集めることを命じるのだった。自分を救うために重傷を負った刑事への責任から不承不承アンクに従うことにする映司だが…
 敵はオトシブヤミー。虫型で、金を食う毎に巨大化していく。ビルを食い尽くそうとしたところでOOOに倒される。
 第二話と言う事で、第一話目からの続きが描かれていく。なんかあっという間にアンクに丸め込まれ、仮面ライダーにされたことを納得させられてしまったり、武器やアイテムが手に入ったりと、とにかく展開が早い。他のグリードと敵対しているとは言え、アンクも正義の味方ではないため、敵を倒すよりも自分の欲望を優先してる。それをやきもきしながら見守る映司と、天然キャラの泉比奈が加わり、三人が妙なトリオを組み始めた。「仮面ライダーW」でも鳴海亜樹子がいい具合にはまっていたので、こちらも女性描写に力を入れてる感じだ。
 出てくるキャラもみんな変なのばっかで、しかもほとんどがお笑い系に走っているので、不思議なコメディ風味。雰囲気としては初期の「仮面ライダーW」「仮面ライダー電王」っぽい感じ(脚本が小林靖子だし)。変なのばっかでよく話が展開できると感心も出来る。ただ、これ物語として成立させるには結構バランス難しいぞ。
 一応その中でまともなのがパンツ男の映司。こいつの正義感が物語のバランスを取っていくことになるのだろう。どこまでやれるか見させてもらおう。
<ビルから落ちながらアンクと会話してる映司。余裕あるってより、時間的に無理。
 落ちてくるメダルを強欲に取っていくアンクの様子はほとんど金の亡者。>
第3話 ネコと進化と食いしん坊

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 泉信吾の妹比奈と偶然であってしまうアンク。比奈がいるとメダル集めの邪魔になると、亡き者にしようとするのだが、比奈の怪力と映司がベルトを捨て用としているのを見て、断念。一方復活したグリードはコアメダルを集めようと再びヤミーを作り出していた。
 敵はネコヤミー。門太という食い意地の張った男をベースにカザリが作り出した。全身を覆う脂肪のため、物理的な攻撃がほとんど通用しない。
 映司をメダル集めの道具としてしか見ていないアンクと、人を救おうとする映司。そんな二人の間に挟まる比奈。だんだん三人の関係が見えてきた。尤も比奈はまだ個性を出し切ってないので、これからの関係が楽しみではある。そこに鴻上ファウンデーションの後藤も絡んできていて、しばらくは人間関係で楽しませてもらえそうだ。その鴻上ファウンデーションも敵だか味方だか分からないのも面白い。けど、そろそろ個性を確定しないと間延びする時期に差し掛かってる。
 一方グリードの方も色々個性豊か。グリードが作るヤミーにも色々タイプがいるらしく、結構バリエーションは豊か。
 今回必殺技のライダーキック炸裂!しかし、完璧なタイミングで繰り出した初必殺技が不発ってのは、特撮では初めての事じゃないか?
 映司の趣味はデジタルガジェットらしい。iiPhoneらしきものが家にあった。
<アンクが離れた時の信吾の格好は私服に替わってるように見える。いつどうやって着替えたんだ?
 明日のパンツを洗ってる映司。やっぱりちゃんと洗ってるのか。>
第4話 疑いと写メと救いの手

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 OOOの必殺技は不発。ネコヤミーは再び門太の体に戻ってしまった。そんな映司とアンクの前に現れたグリードの一人カザリはOOOを捨て、自分と組むようアンクに申し出る。一方怪我をした映司は比奈によって看病されるが…
 敵は前回に続きネコヤミー。そしてカザリ。大変に強いが、カザリから3枚のコアメダルを奪った。
 比奈と映司が少し長くお話。それで比奈も今の兄の状態が分かった。それでアンクは最終的に映司を選んだため、本格的にこの3人によるトリオ結成になるか?とは思われる。
 アンクとグリードの関係が少しだけ語られていく。アンクは決してグリードを裏切った訳ではない。単に自分の欲求に正直なだけで、天秤にかけ、自分に得な方に付くだけ。今アンクが映司と行動を共にしているのも、こっちの方が効率よくメダルを集められるからと言うのが最大の理由(グリード側に付くと、折角持ってるメダルを取り上げられてしまうと言う事実もあるだろうけど)。
 OOOのメダルが少しだけ増えた。カマキリメダルがカザリに奪われたものの、トラメダルとチーターメダルを2枚得て、新しいライダーの形態も手に入れた。
 前回で味を占めたか、アンクは妙にアイス好きになってる。こどもからこっそり取るとか、決して人に危害を加えてないけど。それでiPhoneの使い方ももう覚えてしまったらしい。なんだかtwitterらしきものをいじってる。
 映司がどんどん凛々しく、ヒーローっぽくなっていってるのでキャラ的な意味での好感度は高い。ただ、やっぱりちょっと展開が遅いかな?
 今回のOOOはタトバの他タカキリバ、チーターメダルを使ってのタカトラータに変身する。
第5話 追いかけっこと巣とセレブ

  脚本:小林靖子
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 鴻上ファウンデーション社長の鴻上光世はメダル集めに必要なバイクや武器を渡す代わりにメダルを集めてくれるようにと取引を持ちかける。勿論全てのメダルを集めようとするアンクとは物別れに終わる。一方4体のグリードは人間としての姿を手に入れていた。グリードの一人メズールは遙という女性に近づき、彼女の物欲を利用してヤミーを成長させようとする。
 敵はメズール。グリードの一体で、タトバコンボでは、そのスピードに太刀打ちできなかった。そしてウヴァ。グリードの一体で、クワガタのような姿をしている。こいつからカマキリ、クワガタのメダルを手に入れる。
 今回はヤミーは登場せず。グリードとアンクの因縁話が続いている。今回分かったのは、鴻上ファウンデーションはアンクとOOOに敵対する意志は無く、むしろ協力しようと言う事(ただし、その分メダルの報酬を暴利で受け取る)。グリードが自分の身体を構成するメダルは固定であること。他のグリードのメダルは身体を作るものではないと言う事か?今のところその意味をちゃんと分かっているのはアンクだけのようなので、謎が多く、ちょっと展開が遅い感じがする。
 前の話はウヴァによって育てられたヤミーの話だったが、今回はメズールのヤミー作りが見られる。メズールが作るのは、欲望の強い人間の近くにヤミーの卵を産み付け、その欲望を吸収させてヤミーを成長させるというもの。
 グリードが人間体を見つけた。声の調子と姿が合っていることから、声出していた本人が演じてるのかな?
 今回OOOはタカトラータに変身。スピードでウヴァを圧倒した。
<パンツのことばかり心配してる割に映司は話毎に服を変えている。その金はどこから出してるんだろう?>

VOL.2

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第6話 お洋服と契約と最強コンボ

  脚本:小林靖子
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 映司を残し鴻上の元へと向かうアンク。一方、グリードに狙われた遙を放っておく訳にもいかず、遙のマンションを見張る映司だが、その遙のところには、同級生だった比奈もいた。
 敵はピラニアヤミー。メズールが産んだ卵を、物欲に溢れた山野遙が育てた。大きさはさほどではないが、とにかく数が多い。群体となって攻撃することもある。ガタキリバコンボによって全部倒された。
 メズールが育てているヤミーに関する話の後編。これまで共通するのは、ヤミーに取り憑かれるような人間は性格も悪く、周囲の人間を見下す傾向にあること。かなりストレスは溜まるが、それでも戦う映司を際だたせるためでもある。これまでの平成ライダーの中でもかなり素の性格がヒーロー性高い。
 鴻上とアンクの間に協定が成立。結局取ったメダルの60%を鴻上に渡すことで落ち着いた。これからしばらくの間はこの均衡状態で物語が展開することになるだろう。
 今回分かったのは、グリードはそれぞれ3種類のメダルをコアメダルとして持っている事。たとえばクワガタ型のウヴァは昆虫のメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ)。更にそれは数枚ずつ存在すること。
 人の家に勝手に入って戦いを開始する映司。昭和シリーズだと当たり前だが、平成シリーズでは少なくなった。今回も、ギリギリまで部屋に入ろうとしなかった。それなりにこの辺気を遣っているのが見て取れる。
 今回新しいフォームであるガタキリバコンボが登場。無数のピラニアヤミーに合わせ、OOOも分裂した。
<ライドベンダーが変形しないため、ムキになってる映司。そこまでしてこだわる必要ないような気もするんだけど。
 無数のピラニアヤミーが湧きだしてるのに、それをただ見つめるだけの遙と比奈。まずは逃げろよ。>
第7話 ダメ亭主と罠と大当たり

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
 知世子に気に入られ、クスクシエでバイトすることになった映司。そんなところに知世子の友人の桃子が、勝手に金を持ち出した夫の武を探しに来た。一方、「緑のメダルを見た」というネットの書き込みを見たアンクは現場へと向かうが…
 敵はバイソンヤミー。ガメルの生み出したヤミーで、もの凄い怪力を持つ他、衝撃波を出して、様々なものを浮かせては人間に当てる。そしてグリードのガメル。
 この作品も前後編がデフォだが、前編のこの話は映司以外のキャラがわいわい言ってるだけでほとんど終わり。OOOの活躍も控えめ。これはかつてのヒーローものっぽくて良いのだが、逆に物足りなく感じるのは何故だろう?
 これまで何もしてなかったグリードのガメルが登場。こいつの場合、自分自身からヤミーを生み出すらしい。これで一応4体が出てきたが、それぞれ性格と言い、ヤミーの生み出し方と言い、随分異なっている。ただ、ウヴァが直情、カザリが策士、ガメルが大ざっぱと、まるで「電王」のタロウズみたいな性格だ。何というか、流石同じ脚本家。幅がなさ過ぎるぞ。
 今回鴻上ファウンデーションから与えられたライオンメダルを使って新しいフォームのラトラバ(ライオン、トラ、バッタ)に変身。
<ツッコミ所では無いかも知れないが、バイソンヤミーがやってるのは衝撃波でものを浮かせ、それを人にぶつけること。別段死人が出る訳でないので、ライダーというより戦隊ものに近い攻撃してるな。>
第8話 サボリと無欲と休憩中

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
 ウヴァの攻撃にセルメダルを放出し、それを探すウヴァを尻目に逃走するアンク。一方、映司は喧嘩ばかりの武と桃子の夫婦にその喧嘩の理由を尋ねる。
 敵はバイソンヤミー。光に弱いのが分かった。
 夫婦喧嘩の仲裁をする映司の姿が描かれる。ぶらぶら遊んでいるばかりの武は元有名なカメラマンだったそうだが、栄光を手に入れてしまってから欲を失ってしまったとのこと。しかし人間に欲望は消すことが出来ず、逆にその欲望が人間の生きる力になっていることが示される。
 今回映司がパンツにこだわる理由が明らかにされた。なんでも「綺麗なパンツを穿け」というお爺ちゃんの言葉に従っているのだとか。そして今日本にいるのは、本人はあまり喋ることはないが、海外であまりに酷い光景を観てしまったかららしい。
 一方ウヴァによってボロボロにされたアンクは逃走中。なんか映司に借りを作るのが嫌だそうで、助けを求める事もせず。余計に危機に陥ってしまう姿があり。その危機が映司とアンクを強く結びつけていく。この二人に関してはだんだん良いパートナーになりつつある。そしてここでやっと比奈が三人目のメンバーになった感じ。
 そして映司が地球を救うヒーローだとは信じられない後藤はついに鴻上に噛み付いている。
 今回のOOOは久々のタキリバと、ライオンメダルを使ったラキリバに変身してる。
第9話 ずぶぬれと過去と灼熱コンボ

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 ハロウィンで盛り上がるクスクシエ。その中で一人憮然としているアンク。そんな時、クスクシエの近くで爆発音が起こり、すぐさまアンクが現地に向かうと、破壊された車の近くには水たまりが生じていた。これがヤミーの仕業と睨んだアンクはすぐさま映司を呼ぶが…
 敵はサメヤミー。メズールが作り出したスピード重視のヤミーで、コンクリートもかまわず土中を移動し、水爆弾で攻撃する。一体は今回破壊した。
 いつの間にか鴻上コーポレーションの下働きのような立場になった映司とアンク。アンクとしてはそれも腹が立つことらしい。一方映司もこれまで断片的に出ていた過去のトラウマが少しずつ蘇ってきているようだ。お陰で今回は全編真面目な表情を崩してない。
 今回分かったのは、それぞれのグリードの完全復活には9枚のメダルが必要なこと。どうやらアンクは鳥を司るコアメダルを集めていること。そうすると、タトバコンボの頭部タカはアンクが持つメダルと言う事になる。
 後、謎の人物が登場。鴻上コーポレーションの科学者で、真木という男。まだ新しいライダーには早いか?こいつの登場でなんか鴻上コーポレーションも不気味な動きを見せるようになってきた。
 今回OOOはタカトラータと、新コンボであるラトラータ。それとメズールのメダルが二枚アンクのものとなった。

VOL.3

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第10話 拳と実験と超バイク

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 鴻上生体研究所設立10周年を大々的に祝う鴻上光生。そのパーティの際、光生は真木に全てのメダルをOOOに集中させることを提案する。一方、サメヤミーを生み出した人間を探す映司がやってきたのも鴻上生体研究所だった。
 敵はサメヤミー。今回は多量に登場する。
 多量に出てくるサメヤミーと戦うよりもむしろ爆弾解除に走り回る生身の映司の活躍の方が目立ってる。前に爆弾を止めることが出来ず、それがトラウマになっていた映司が、こどもを救うことによってそれを克服した話になった。
 前回登場した真木の不気味さが前面に出た話で、一応仲間と言うことになるのだが、その考えは破滅へと向かっている。そんな性格を目の当たりにした映司が珍しく感情を露わにしてる。このキャラ、どんどんヒーローっぽくなっていく。
 今回のOOOはタカトラータとコンボであるラトラータに変身。そして新しい武器としてトライドベンダーが登場。
 ツッコミどころもないんだが、語る部分も少ないのが不思議と言えば不思議。
<ツッコミどころと言えるかどうか。只野が「爆弾」と言った途端現れる警察官が都合良すぎる位。>
第11話 旅人とアゲハと有名人

  脚本:米村正二
  監督:金田治
  アクション監督:宮崎剛
 映司が旅の中で出会ったという筑波が日本にやってきた。自分の旅を一冊の本にしたいという筑波を応援することになった映司。だが出版社から文章力がないと突っぱねられた筑波は、怒りを爆発。そんな姿をウヴァに目を付けられ…
 敵はアゲハヤミー。筑波の「有名になりたい」という思いをウヴァによって解放させられたヤミー。ウヴァのヤミーの特徴として、筑波の身体から白ヤミーが出て、欲望を解放することで成長する。
 今回も映司の旅に関わる話。映司にとっては仲間であり師匠とも呼べる筑波との関わりが描かれる。
 一方、かつて警察のエリートコースを捨てて鴻上ファウンデーションに入ったと言う後藤も又怒りを覚えていた。後藤にとっては、映司のような人間は小者であり、自分こそがOOOになるべきだと思っていることが、ここではっきりと語られた。
 今回のOOOはタカトラータとタキリータに変身。
<どんどん痛々しくなる後藤。真木にそそのかされて単独でアゲハヤミーに挑むも、逆にボコボコにされてしまう。このキャラもそろそろ「今回の後藤君」になりつつあるな。
 しかし、アンクから渡されたメダルを瞬時にどこに装着するか分かる映司の直感も凄いな。>
第12話 ウサギと世界と重力コンボ

  脚本:米村正二
  監督:金田治
  アクション監督:宮崎剛
 アゲハヤミーを狙った後藤のバズーカ砲は誤ってOOOを直撃してしまい、結果アゲハヤミーを取り逃がしてしまう。そんな映司の前に現れた筑波は、もっともっと有名になりたいと言い出す。
 敵はアゲハヤミー。筑波に取り憑いてますます欲望を上げ、撮影所を襲う。
 前回に続き映司の先輩の話が続いているが、今回はむしろ後藤が目立った話。真木によればメダルを制御する力が手にはいると言うことだから、このままいけば後藤が次のライダーになることになるかもしれないが…真木の考えが読めないので、これはどうかな?
 メインの話だと、今できることをやってるだけだという映司が妙に格好良い。それが反戦につながるなら自分の体験を記事にしてもかまわないと筑波に言ってる。なかなか出来ない事なんだが、これこそヒーローのあるべき姿だ。
 これまで全く手に入れられなかったガメルのメダルを一気に三枚ゲット。サイ、ゴリラ、ゾウのメダルを使い、新しいコンボ形態のサゴーゾコンボに変身した。
<今回の後藤君。OOOを撃った上、映司に「お前が邪魔をした」と言い張り、OOOを譲るという映司の言葉に馬鹿にされたと感じてしまう。更に鴻上からは謹慎を言いつけられ、ウヴァに投げ飛ばされてと、まるでいいところなし。
 筑波はあっという間に有名になってるけど、一体劇中時間はどれだけ時間が経ってるんだろう?
 映司はヘビが苦手らしく、新しいカンドロイドに触れて放り出してるが、それが鰻だと言われて普通に使ってる。その程度で良いのか?
 ツッコミではないが、空を飛ぶ敵に対し重量級のコンボって意味があるのか?と思ったら、サゴーゾは重量よりも重力系の必殺技を持つことが分かった。どこにいようと敵を引き込む能力を持っていた。>
第13話 シャム猫とストレスと天才外科医

  脚本:米村正二
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎剛
 順調にコアメダルの回収は進んでいるが、未だに自分の鳥系メダルが一枚も集められないことに苛立ちを隠せないアンク。そんな時、天才外科医と噂される女医ケイは一月以上も手術が出来ず、苛立ちを募らせていた。そんなケイに近寄るカザリ…
 敵はシャム猫ヤミー。カザリによって女医ケイから生まれた猫型ヤミー。
 話としては消化話だが、むしろ仮面ライダーシリーズはこういった話の方が面白いのも確か。
 それでも脇で話は展開している。アンクの鳥系メダルがまだ集まってないこと。真木とカザリが接近してること。この辺がこれからの第2ライダーの誕生につながるっぽい。
 オレサマ気質のアンクがだんだん人間世界に馴染んでいってる姿もあり。まあ、そこで受けたストレスを、映司を怒鳴ることで解消させてるけど。
 謹慎処分を受けている後藤の代わりに名前のない部下が登場。まあ、単に出てきただけとは思うのだが、「仮面ライダーカブト」の影山の例があるから、ひょっとしたら重要なキャラになる可能性もある。そうなると第二の地獄兄弟が誕生することに?
 今回のOOOはガタトラバ。これまでの組み合わせにはなかったが、頭から電撃を出せる。そしてサゴーゾコンボ。
<今回登場した田村ケイという女医。趣味は手術という相当アブナイキャラ。実はこう言うのが私は大好き。
 前回「ヘビ」と言って嫌ってたデンキウナギカンドロイドを妙に気に入ってるらしい映司。
 今回の後藤君。病院の潜入捜査で包帯ぐるぐる巻き。それで同じくミイラ人間状態のアンクと殴り合ってた。本人が至って真面目なのが悲しい。>

VOL.4

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第14話 プライドと手術と秘密

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎剛
 アンクが離れてしまい、比奈の兄信吾は危篤状態に陥ってしまう。アンクを連れ戻すべく、町を探し始める映司。それとシャム猫ヤミーに取り憑かれたケイを救うべく、彼女も同時に探すのだが…
 敵は前回に続きシャム猫ヤミー
 手術好きの女医を正気に立ち直らせることがメインストーリー。外科医に必要なのは技術だけでなく、命をあずかることの恐れ。という良い感じのオチへと持っていった。
 そこに映司とアンクの喧嘩が絡み、こちらの方は友情を確かめ合うことで決着。どっちかというと映司が一方的に折れて表面的に休戦したと言う感じだが。
 他にもいくつか設定的な展開はあり。前回ちょっと出てきた新しいベルトだが、真木はそれ以外に赤いメダルを保有している。赤色はアンクのメダルのはず。おそらくそのほとんどは鴻上コーポレーションにあるのかと思われる。
 今回のOOOはタカトラータ。蹴りを強化し、シャム猫ヤミーに連続蹴りを食らわせケイを引き離した。ただ、カザリとの戦いでトラとチータのメダルを奪われてしまった。
<前回登場した後藤の代理隊員は、何が代理かと思ったら、ケーキを食べ続けることだった。8ラウンドもあったんだが、これだけ食ったら確実に体調おかしくする。>
第15話 メダル争奪と輸送車と器

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎剛
 真木の要請で5000枚ものセルメダルを生体研究所に輸送することとなった後藤。その後藤の手に赤いコアメダルがあることを知ったアンクは自分のメダルを取り戻すため輸送車襲撃を計画する。だが、それは手を組んだカザリと真木による罠で…
 敵はリクガメヤミー。ガメルが単独で生み出したヤミーで手足を引っ込めることで回転しながら空を飛べる…ガメラ?珍しく一話で退場したヤミー。
 新しいライダーを出すにあたり、罠にはめられる映司とアンクが描かれる話。明らかに罠と分かることに簡単に乗ってしまうアンクが単純というか、それだけ焦ってるのか。それで結局又喧嘩してしまう映司とアンク。
 一方、真木と結託したカザリは他のグリードを完全に裏切り、メダルを一つの器に集中させるため、ガメルをその標的に選んだ。
 基本的にこの作品ではヒーロー的な性格をしてるのは映司だけで、後は全部自分の欲望のために動いている。それできちんとバランスを取った話が出来てるのが面白いと言うか、よく作ってると思う。興奮するほどとは言わないが。
 川の中で殴り合いする映司とアンクの姿があるが、その際、身体から湯気出てた。寒い中でアクションやらされたんだな。頑張ってるよ。
 今回のOOOはガタトラバとサゴーゾ、ラトラータ、新形態のラトラーゾに次々変身。最後はタトバコンボでフィニッシュを決めた。
<セルメダル輸送車を追う事にした映司は後藤に「尾行して良いですか?」と一々伺いを立てている。このキャラらしいが、それ「尾行」って言わない…後藤に突っ込まれたが。
 なんか久々に川に叩き込まれる主人公の姿を観た。井上脚本だとデフォなんだけど。>
第16話 終末とグリードと新ライダー

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎剛
 カザリと真木によって14枚のメダルを体内に入れたガメルはどんどん変化を始める。一方自分のメダルが鴻上ファウンデーションにあると睨んだアンクは鴻上社長の部屋に乗り込んでいた。それを止めようとした映司は、そこでメダルの作られた意味を知らされることとなる。
 敵はメズール。ガメルに集中したコアメダルを更に取り込んでしまい、巨大化してしまう。
 話が一気に転換。グリード同士の争いが表面化し、その一角メズールの死。更に新ライダーの登場と、盛りだくさん。
 コアメダルについて鴻上から話が出た。何故メダルが9枚必要なのかというと、10枚のメダルだと安定するため、不安定な身体をもてあましているとのこと。同色のメダルが10枚あるとどうなるのかは未だ不明。
 メズールに言わせると、アンクが腕だけで復活できた理由は今のところ不明なのだとか。これも設定に関わってくるのか?
 真木と鴻上の二人は、目的は同じようだが、目指すところが違っているらしい。鴻上は世界の再生を、真木は世界の破滅を口にしている。
 そして新しいライダーシステムが完成。仮面ライダーバースがお目見えした。装着者は勿論後藤…ではなかった。どうやら真木が嫌いな後藤はライダーになることを拒否したらしい。でもその人間体って…石黒隊長じゃないか。
 今回のOOOはガタキリバに変身。巨大メズールに分身して攻撃し、倒すことに成功した。
<映司の身を案じる比奈だが、やってることは拷問に近い。なんせパワーが半端じゃないので、普通の人間に何をやっても攻撃になってしまうから。>
第17話 剣道少女とおでんと分離ヤミー

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 仮面ライダーバースに変身した男は伊達明を名乗ったが、バースについては皆目知らないという。ただ鴻上に雇われメダルを集めているという伊達だが、それとは関係なくウヴァは又しても一人の少女に目を付けていた…
 敵はカブトヤミー。剣道少女の梨恵から生まれたウヴァのヤミーで大変に身体が硬い。更にそこからクワガタヤミーが分離。カブトヤミーはバースによって倒された。そしてクワガタヤミー。カブトヤミーから分離したヤミーで、こちらも身体が硬い。
 新ライダーのバースは登場したものの、物語は相変わらず。まあそれで良いんだけどね。
 グリードの方も多少は成長してるらしく、新型のヤミーを作り出してもいる。
 仮面ライダーバースの変身シーンあり。やっぱりセルメダルだけで変身してるみたいだ。伊達の目的はやっぱりセルメダル集めだが、これまでの契約とは異なり、メダルは全部もらうことにしてるらしい。
 一方真木に従うことを拒否した後藤は念願の仮面ライダーになることが出来ず、今はひたすらトレーニング中。トレーニング程度でどうなる相手ではないが、だんだん凄惨な雰囲気を纏い始めてる。
 今回出てきた新事実。アンクはヤミーを作ることが出来ない。
 梨恵が憧れる剣道師範は「ボウケンジャー」の明石暁役の高橋光臣だった。まだ雰囲気は変わってないな。
 今回のOOOはタトバコンボのトラをゴリラに替えたタカゴリバ。
<どうでも良いことかも知れないが、バースがメダルを使うとカポッと気の抜けたような音がするのはいただけない。>

VOL.5

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第18話 破壊と理由とウナギムチ

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 メダルを全て奪った伊達にライバル心を燃やすアンク。その頃ヤミーを生み出してしまった梨恵は自責の念に駆られていた。二体に分離した一方のカブトヤミーを倒したのは良いが、もう一体を探す映司とアンクだが…
 敵はクワガタヤミー。カブトヤミーから生まれたヤミーで電撃を使うことが出来る。
 人の欲望は表があれば裏もある。その裏の欲望に振り回されるキャラが描かれることになる。裏の欲望が強ければヤミーはもう一体現れる。
 映司は恋愛感情なるものとは無縁。むしろアンクの方がその事を分かっていると言うことが発覚。まあ欲望の元なんだから当然か。
 その伊達だが、一人で一億円稼ぐことを「欲望まみれ」と言っているが、とにかく全部本音。これはこれでヒーローっぽさがある。
 後藤と伊達が初邂逅。あまりにあけすけな伊達の態度に戸惑う後藤の姿あり。だんだん後藤が痛々しくなってきた。
 今回OOOはウナギメダルを使い新フォームのタカウーターに変身。
 そつなくまとまってるのだが、逆にツッコミどころがないので、書くべき事が少ない。
第19話 赤いメダルと刑事の裏切り

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 真木とカザリが新しいヤミーを生み出し、新しい計画を始めようと不穏な動きを始めた。そんな時映司は鴻上からアンクのコアメダルを受け取っていた…
 敵はライオンクラゲヤミー。カザリによって山金が生み出したヤミー。カザリだけでなくメズールのメダルの影響を受けて合成ヤミーとなった。ライオンヤミーとクラゲヤミーに分離する。そしてクラゲヤミー。ライオンクラゲヤミーから分離したクラゲ型ヤミーで、メズールのものらしく多量に出てくる。
 新しいヤミーの話が中心だが、アンクのコアメダルを巡る戦いもだんだん佳境へと移ってきた。メダルが揃ってしまえばアンクは信吾の肉体を捨ててしまう可能性があるため、映司は出来るだけアンクにコアメダルを触れさせないように努力してる姿があり。
 一方伊達は真木の部屋でおでん作ってる。そのおでんの中に真木の人形が入ってしまい、真木はパニックに。なんか妙に人間味溢れる描写だ。その伊達が変身したバースはカザリと戦ってる。
 そして8枚のコアメダルを得たカザリの姿あり。一枚足りないとは言え、もの凄いパワーを持っている。
 今回の新事実。アンクのコアメダルはタカ以外にクジャクがある。
 今回のOOOはタカキリーターと新モードのラキリーターに変身。
<今回の後藤君。「死んだつもりになって」クスクシエで働いてるけど、だんだん名護さんっぽくなってきたぞ。アンクによって小馬鹿にされてるけど。
 今回カザリに選ばれた囚人山金は「ヤスと泉信吾を許さねえ」とか叫んでる。えらく説明的なキャラだな。>
第20話 囮と刺客と炎のコンボ

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 カザリの罠に、ほとんどのメダルを奪われてしまったアンク。映司をだしにまんまと自分のコアメダルの一枚と取り戻すことには成功した。狡猾なアンクに怒りを覚える映司、比奈、そしてカザリだが…
 敵は前回に続きライオンクラゲヤミー
 ついにアンクのコンボが登場した話になるが、物語そのものは裏切りと、それに対するそれぞれの反応が主。今回の話に登場したヤスと山金の関係を主軸にして、映司とアンクの関係を再確認する。映司はたとえどれだけ裏切られようと、目的のためには大概のことは許してしまう。まあ馬鹿なだけとも言えるのだが、そんな映司を見るみんなの目が変わってきた。一方のアンクも映司なら大丈夫と信じてるから無茶をやってる。色々あっても映司とアンクの二人は完全に一体と言う事になる。
 新モードで、本来のOOOのコンボであるタジャドルコンボが登場。映司は脚を怪我してるけど、このコンボだと空を飛べるので問題はない。これが出てしまうとアンクが身体を取り戻してしまうため、てっきりこれは最後まで出てこないと思ってた。でも3枚のメダルが揃ってもアンクは何故か身体を取り戻すことはなかった。
 後藤と伊達がクスクシエで再会。伊達は後藤にバースを使わせてみるが、あまりに反動が大きすぎて後藤には使いこなせなかった。
 久々に比奈の怪力が存分に発揮される。あまりの力のため、比奈が手に持っているコアメダルをアンクは手に入れることが出来なかった。この設定はもう少し強く出してくれても良いと思う。
第21話 バッタと親子と正義の味方

  脚本:毛利亘宏
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 バレンタインデーの買い物に出たクスクシエの面々はアキカンを投げ捨てた大人に文句を言っている子供神林隆を見る。その父親は知世子の知り合いらしい。
 敵はバッタヤミー。正義感の強い神林から生まれたヤミーで、正義を行うことを欲望とする。
 本作では初の毛利亘宏脚本の話で、正義を行うヤミーに対するOOOの戦いが描かれる話。正義を欲望にすると言うのは面白い観点だが、しかもそのヤミーがバッタというのも人を喰っていて良い。実際若者の傍若無人ぶりに眉をひそめる大人は多く、これを欲望にすることはありえる。バッタヤミーもちゃんと言葉を喋り、「悪い奴は許さない」とか言いつつ、若者達を殴りつけてるが、殺しはしてないので、この辺も細かい。
 コアメダルが三枚揃ったのに他のグリードのようにちゃんとした姿にならないアンクに不審を覚える映司。今回何にも答えは与えられなかったが、物語の根幹に関わる設定なのかも知れない。
 今回のOOOはタカウバとタカジャバに変身。一方、このところグリードに睨まれつつあるバースはウヴァと戦って全然敵わず。
<なんか良いコンビぶりの伊達と真木だが、この二つ合わせると伊達巻きか?>

VOL.6

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第22話 チョコと信念と正義の力

  脚本:毛利亘宏
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 力を使い、この世界を良くしていきたいと考える神林は暴走。バッタヤミーを用いて世直しを図っていた。
 敵はバッタヤミー
 敵である悪人が良いことをしたらどうするか?ヒーロー作品の根本に関する問題だが、この作品の場合答えは明確だった。即ち、「正義のためなら、人間はどこまでも残酷になれるんだ」と言う事。世界を見てきたと言うだけあって、映司の言葉は重い。特に正義の定義が曖昧になりがちな平成ライダーシリーズでは珍しい。この話はこれまでの本作の話の中では最高の出来だったかも。メインライターとは違うのがちょっと残念だったが、芯がしっかりした話になってる。
 このところ良いコンビぶりを見せる伊達と真木。人間関係に距離を置こうとする真木に対し、距離感なんか全く無しにしてしまう伊達。この二人がくっついてると言うことが不思議と言えば不思議。
 今回のOOOはガタトラバとタカトラドルとタジャドルコンボに変身。
 一方ウヴァにクワガタメダルとバッタメダルを一枚ずつ奪われてしまったが、割と早く取り返した。
 後藤はバースバスターを少しは使えるようになってきた。後藤がバースの力を手に入れるまでもうすぐか?
第23話 キレイと卵と眠る欲望

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎剛
 真木により更にコアメダルをもらい、パワーアップしたカザリは新たなヤミーを生み出そうとする。そんなカザリが目を付けたのは化粧品会社の社長の佐倉麗と優美の姉妹だった。一方次々にメダルを奪われ、焦りを感じていた…
 敵はまだ分からず。多量のエイヤミーを出すことが出来る。エイヤミーはメズールのものだけに多量に出てくる。
 伊達の古い友人の女性の話が展開。美しくなりたいという欲望から生まれたヤミーが溢れてくる。女性にとっては重要な問題だ。
 コアメダルを巡る争いでは、真木と組んでアドバンテージのあるカザリが数歩先に行ってる。ウヴァとの戦いでもメズールのコアメダルを使いこなして圧倒していた。
 伊達が珍しく映司にちょっかい出しているが、伊達に言わせれば映司は全てから一歩引いてしまってる存在だとか。そんな映司はヤミーに取り憑かれた佐倉優美の姿を見た途端、一目惚れしてしまう。
 今回のOOOはタカゴリタとタジャドルコンボ。
<クスクシエではデザートフェアだそうでロココ調の扮装。でも流れてる音楽はドイツクラシック。>
第24話 思い出と恋と海のコンボ

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
 ヤミーの卵によって欲望を解放された優美は綺麗に変身。映司までもがその魅力に落とされてしまう。全くそれに動じない伊達が彼女を追う。一方優美はこれまで虐げられてきた妹の麗の元に赴き、これからは会社は自分の才覚で経営していくことを宣言していた。
 敵はサイヤミー。エイヤミーと合体することでエイサイヤミーとなり、更にイトマキエイヤミーへと変身する。
 伊達が中心となった話。映司の方がヤミーの力を受けた佐倉優美にめろめろにされてしまい、動けるのが伊達だけというのが真相。その映司もこれまでにないくずれっぷりを見せるのだが、役者の限界で、あんまり痛々しくは見えないな。アニメとかエフェクトとか無しに演技の力量でそれを見せて欲しいものだ。話もやや練りが足りない感じ。
 映司が使い物にならないため、珍しくアンクと比奈が共同戦線を張っていた。
 伊達は昔アフリカで働いていた医師であった事が分かった。一方真木は伊達の持っていた知世子に一目惚れしてしまったらしい。いつも持ってる人形を取り落とすほど動揺していた。
 カザリの作ったヤミーはエイヤミーとサイヤミーだが、どんどん姿が変わっていく。これがカザリの得た新しい力らしい。今回はカザリの固有メダルを使ってないため、エイヤミーを生み出したシャチメダルを外したため、ヤミーが暴走してしまう。
 そしてOOOは新コンボであるシャウタコンボへと変身。海の中で戦うコンボだが、全身から触手を出して戦う姿は、ヒーローっぽくはない。
<今回の後藤さん。「プレゼントは何が良い?」と聞く映司にでっかいハリセン使ってどついてた。どっからそのハリセン出した?>
第25話 ボクサーと左手と鳥ヤミー

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 クスクシエでボクサーの岡村の引退パーティが開かれた。パンチドランカー症状を出している岡村だが、チャンピオンの武田に対戦を迫られ、復帰を願う。そんな岡村に何者かが近づき、ヤミーを生み出させた。そのグリードの姿は、鳥の姿をしていた…
 敵はオウムヤミー。岡村の復帰したいという欲望から生まれた鳥型ヤミー。タジャドルコンボとの相性が良く、OOOを圧倒した。
 ボクサーとしての意地と、諦めきれない欲望が中心になった話だが、実際は初めて出てきた鳥型ヤミーをめぐる話となっている。
 コアメダルが揃っているのにグリードとしての姿を取らない。しかしアンクは鳥型のヤミーを生み出せるはず。後藤はそのことでアンクを疑いまくってる。特に今回はアンクが全く何も言わずに行動しているため、その疑惑がますます上がっている。疑惑のキャラが何も言わないため、みんなから疑惑を持たれるというのはヒーロー作品では定番。
 バーストバスターを少しずつ使いこなしている後藤。そろそろバースを使えるようになっていくのか?
 真木と伊達の凸凹コンビも相変わらず健在。知世子の写真を見ながらにやついてる真木はかなり不気味。
 今回のOOOはタジャドルコンボで戦ったが、同じ鳥型のオウムヤミーには通用しなかった。そう言う食い合わせってあるんだろうか?

VOL.7

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第26話 アンクとリングと全部のせ

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 オウムヤミーにより深い傷を負った映司を前に、アンクこそが元凶だと盛り上がる後藤と伊達。そんな中で着々とオウムヤミーによって力を蓄えていく岡村。
 敵はオウムヤミー
 前回で散々アンクの邪悪さを強調しておいて、やっぱり新しいグリードの登場となった。その名前は今もまだ分からないが、これがアンクの完全復活を阻む存在となっていくらしい。尤も、前回で出た腕は左腕だったのはちゃんとチェック済みなんだが。
 そして映司とアンクの関係も再確認された。二人はコンビではあるが、仲間ではない。お互いの目的のため、最後は互いに戦い合わねばならないと言う事。しかし、結構互いに
 岡村のパンチドランカー症状を引き合いに、映司の身体がOOOによって冒されているのでは?と言う疑問が投げかけられている。
 一方後藤は鴻上ファウンデーションに戻ることを決意した。
 それで知世子の動向を探る真木のストーカーもだんだん本格的なものになっていく。なんか真木の幼い頃の思い出に関わるようだが。
 今回のOOOはシャウタコンボに変身。一撃でオウムヤミーを葬った。
<ここだけの話じゃないけど、アンクからメダルを受け取った映司は迷いもなく正しい配列にメダルを装着できるのは何故?>
第27話 1000と映画と戦闘員

  脚本:米村正二
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 鴻上ファウンデーションに呼び出された映司とアンクは、そこで鴻上から「仮面ライダーが1000回を越えるので、その映画を作りたい」と申し出られる。アンクのコアメダルをちらつかされ、アンクも乗り気となった。
 敵はイカジャガーヤミー。鴻上ファウンデーションの清掃員で、ショッカー戦闘員だった千堂がカザリの力を受けて生み出したヤミー。造り主の千堂に言わせると、ショッカー怪人。一般人に負けるほどに力が弱いくせに、ライダーに対しては強い。
 「仮面ライダー」シリーズ放映1000回の記念作品。完全にお祭り企画。かつて平成ライダーでは夏に行っていた(と言っても「剣」「響鬼」「カブト」だけだが)特番的なノリを持つ物語。こういう話だと脚本は井上敏樹が多かったが、今回は米村正二が当たっている。
 ものとしては歴代ライダーを振り返りつつ、映画を作ろうというものだが、何故か鴻上ファウンデーションではショッカーの生き残りがいて、その映画作りを邪魔しようとし、その欲望を見込まれてカザリにメダルを入れられてしまった。
 で、その映画だが、主演は映司とアンク。監督は伊達で、カメラマンは真木。なんかみんなノリノリの演技で、到底まともに演技してるとは思えないほど。まさしくお祭りだった。キャストの人が足りないため、主役の映司までがショッカー戦闘員役までやってたりする。
 後藤の演技下手が妙に強調され、落ち込み続けているが、バースバスターを使いこなすなど、着実に成長もしている。
 真木が知世子をストーキングしているのは、知世子が姉に似ているからだとか。でも年齢からして、別人ではあろう。
 映司も改造シーンでは久々にパンツ一丁姿姿になってる。サービスカットか?嬉しくないが。
 今回のOOOはタカウタに変身。タカウーターと混同しやすい。そしてシャウタコンボ。
<ツッコミ入れるだけ野暮って気もするが、お祭り企画とはいえ、世界観が違うものを一気に集める説得力は全く無い。まだパラレルワールドという設定があった「ディケイド」の方がまし。>
第28話 1000と仮面ライダーと誕生日

  脚本:米村正二
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 元ショッカー戦闘員千堂の「仮面ライダーを倒したい」という欲望から何人もの戦闘員を生み出し続ける。一方仮面ライダー1000回記念の映画は伊達の怪我のために撮影中断を強いられていた。
 敵はイカジャガーヤミー
 いよいよ放送1000回記念番組。「仮面ライダーディケイド」っぽさを出しつつ、お祭り騒ぎに仕上げられた。何故か戦闘員役でハリセンボンの二人も出てる。「ライオン丸G」以来か?比奈の馬鹿力も発揮。なんとイカジャガーヤミーを巨大な岩で押しつぶしてしまった。
 それでも一応は物語は進められ、もう一人のアンクの謎はますます深まっていく…が、やっぱりほんのちょっとだけ。
 今回のOOOはタジャドルコンボとシャウタコンボの二つ。それなりにダメージは食っているものの、どちらも使いこなしている。一方のバースはセルメダル1000枚を投入し、武器を合体させ、CLAW’sサソリを作り上げた。でも何故かそれを使いこなしたのはシャウタコンボだった。
<千堂に言わせると、1000回も戦闘員は倒され続けたそうだが、だったら戦闘員が出てこない「アギト」とか「555」はどうなるんだ?
 今回の後藤さん。アンクに「石になってろ」と言われ、本当に石になってカザリに攻撃してる。素直なんだろうけど。>
第29話 姉と博士とアンクの真実

  脚本:小林靖子
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 アンクがグリードとして復活しないのは、もう一体の鳥型グリードのせいだと推測する映司。一方、カザリとの関係を断ち切らなければ研究を止めろと鴻上に言われた真木は、カザリにコアメダルを吸収するよう頼む。そんな真木の欲望を解放させてしまうカザリ…
 敵はシャチパンダヤミー。カザリによって真木の欲望が解放されて誕生したヤミー。ぬいぐるみのような擬音を発するが、それなりに強い。
 今回の敵はなんと真木が生み出したヤミーとなる。そんな白ヤミーが何をしているかというと、真木の姉の墓に抱きついていて、真木の欲望とは、本人が言う「世界の終わり」などではなく、姉との再会だったことがわかった。
 こういう場合、話に関わるのは当然知世子となる。なんか比奈よりもこっちの方が全般的に目立って見えるよな。自分の生み出したものに対する責任感からか、真木自身も戦いの渦中に割って入っている。
 左手のアンクがついに登場。こちらはほぼ完全にグリードとして覚醒している。右手がないだけ。
 今回はカザリおよびもう一人のアンクと戦うためにタジャドルコンボ。
<今回のヤミーはメインがパンダなのだが、パンダじゃなくてぬいぐるみを元にしたようで、妙に可愛いんだか不気味なんだか。
 今回の後藤さん。折角会社に戻ったら、与えられた仕事はケーキを食べることだった。黙々とケーキを食べている。>

VOL.8

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第30話 王とパンダと炎の記憶

  脚本:小林靖子
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 アンクから次々にセルメダルを奪っていくもう一人のアンク。その正体を探る映司と、鴻上ファウンデーションに戻った後藤。そんな映司と後藤に、800年前に起こったことを語り始めるアンクと鴻上。一方、知世子を自分の住んでいたかつての屋敷に連れて行く真木…
 敵はシャチパンダヤミー。全身からシャチの鰭を出して攻撃する。
 800年前の真実と、真木の過去が描かれる話で、設定の根幹に関わる話になっている。
 800年前に起こったこと。それは、アンクとOOOとの関わりの話。OOOはそもそもメダルを作り出した王が自ら変身した姿で、コアメダルをすべて取り込んで世界を支配しようとしたという。OOOと敵対した他のグリードとは異なり、コアメダル欲しさにそのOOOに味方したのがアンクであり、OOOの暴走に伴い、意志を司る右手だけが他のグリード同様封印され、肉体を司る右手を除いた全身は、意志を失って固定化してしまった。もし再び合体したならば、弱い方が取り込まれてしまうことになるため、それを恐れたアンクは今のような状況に自らをおいているらしい。
 で、その肉体の方のアンクを復活させたのは、やっぱり鴻上だった。なんだか悪の首領そのものっぽくなってきた気がする。
 真木も又知世子に姉の話をするが、姉を求める心と、世界を破壊しようとする意志とは相反するものであり、その乖離に悩んでる姿が見える。なんかその姉さんというのが、優しいだけではなかったことも暗示されている。そして真木はついに完全に鴻上を離れ、グリードに味方することを決意した。
 今回はシャウバとタカジャバ。どちらも初めて登場した形態。尚、事ある毎にアンクがコンボを使わせようとしないのは、映司も又暴走してしまう可能性を持っているかららしい。
<真木のかつて住んでいたという屋敷は掃除も行き届いていて、とても無人とは思えないが、まあそれは許容範囲か。>
第31話 恩返しとたくらみと紫のメダル

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
 真木が敵に寝返ったことで、映司、アンク、後藤、伊達は作戦会議を開く。そんなカザリの元に、真木は紫のコアメダルを鴻上ファウンデーションから持ち出し、新しいグリードを作り出そうとしていた。一方ウヴァは効率よくセルメダルを集める方法を模索していた。そんな中、比奈は友人の三原鈴香から、何者かが郵便受けにお金を入れていくという事態を相談されていた。そしてウヴァも久々に参戦。
 敵は黒アゲハヤミー。人に金をあげたいという坂田の欲望から生まれたヤミーで、銀行から金を奪うと、人々に金をばらまく。珍しく一話で倒された。
 とにかく盛りだくさんの内容で、戦いも新展開へと移行していく。基本はいつも通りヤミーの事件に映司とアンクが対処していくうちに話が展開していくというパターン。人助けにも、きちとした対処が必要であることを映司がやんわり諭している。
 今回は紫のメダルがOOOの中に入り込んでしまうと言う事態を引き起こした。
 他のグリードのコアメダルを取り込むのは拒否するウヴァは多量のセルメダルによって独自にパワーアップしようと考えているようだ。確かに相当力が増しているようだ。一方、もう一人のアンクの話は後退し、今のところおとなしくしているようだ。
 今回のクスクシエはシャンゼリゼ通りの学校をイメージしたという。なぜか学生服とセーラー服姿で給仕している。
 今回のOOOはタカウタとタジャドル。
第32話 新グリードと空白と無敵のコンボ

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
 紫のコアメダルが映司の体に入り込んでしまい、映司が倒れてしまった。後に何事もなく無事目を覚ました映司。一方、突如現れた二体のプテラノドンヤミーが破壊活動を開始していた。
 敵はプテラノドンヤミー。闇を生み出し、それに触れた人間を消し去ってしまう。又、紫のメダル以外のメダルを触れただけで無力化させることができる。5枚の紫のメダルを取り込んでグリード化した真木により生み出された。
 新しいコアメダルに関する話が展開中。どうやら今回出てきた二体のヤミーもその紫のメダルによって生み出されたものらしい。欲がなく、空白の映司に欲を補完するためにメダルが入り込んでしまったらしい。映司がOOOになっても暴走をしないのは、欲望がないからこそだからだとか。
 物語自体は恩返しが裏目に出た坂田青年を映司が諭すと言った具合の話で、その中で映司の過去が少しだけ明かされる。映司は政治家の息子で、アフリカのとある国で内戦に巻き込まれ、そこで親の払った身代金で映司だけが助けられたことを後悔しているらしい。それ以降映司は自分に対する欲を捨てしまったという。
 守ってばかりで誰からも守られていない映司に対し、自分が守ると宣言する比奈。ようやく彼女の位置づけが確定したかな?
 鴻上会長の真似をする伊達。その直後に当の会長が現れている。やっぱり真似じゃなくて本人の「素晴らしい」は迫力が違う。
 今回のOOOはタカウタとプトティラコンボ。プトティラはプテラノドン+トリケラトプス+ティラノサウルスらしい。
<紫のコアメダルは恐竜のメダル。しかしティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンの三体の組み合わせって、「爆竜戦隊アバレンジャー」だよな。>
第33話 友情と暴走と残されたベルト

  脚本:毛利亘宏
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 次々と現れるプテラノドンヤミーと戦いを余儀なくされるOOOとバース。そんなOOOの姿を見たアンクは紫のコアメダルを使い、身体を取り戻す方法を模索していた。そんな映司の前に、高校時代の友人で、今やネットベンチャー企業の社長となった北村雄一から連絡が入る。北村の経営するレジャーランドへと赴く面々だったが…
 敵はプテラノドンヤミー。そしてフクロウヤミー。もう一人のアンクによって北村が生み出したヤミーで、真っ白なフクロウの姿をしている。
 暴走状態となったプトティラコンボコンボへの取り扱いについてが展開中。他にももう一人のアンクとか、グリード化した真木とか、細かいところが関わり続けている。
 物語自体はどこかの田舎にあるレジャーランドで楽しむ映司達の姿であり、そこでさらわれた比奈を探すことばかりで終わってる。
 とりあえず比奈がやっと全面に出始めてるので、物語が少し締まり始めたか?
 今回のOOOはプトティラコンボとサゴーゾコンボ。
<レジャーランドが舞台とはいえ、まだ出来たばかりらしく、遊ぶところはそんなに多く無いっぽい…なんかデジャヴュ感があるが、行ったことあるのかな?
 北村の言動はどう見たって怪しいのだが、それを真っ正面から受け取ってしまう映司。単純というか、この人らしいと言うか…
 今回の後藤さん。バースへ変身してくれという映司の頼みを拒否するが、そのまま拘束され、フクロウヤミーに拉致されただけ。>

VOL.9

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第34話 親友と利用とその関係

  脚本:毛利亘宏
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 フクロウヤミーによってさらわれた伊達と後藤を捜す映司。フクロウヤミーが北村によって生み出された事を知ったアンクは北村に問い詰める。北村にとって憧れの存在だった映司に頼られたいという思いが暴走した結果だと知ったアンクは、全てを映司にばらしてしまう。
 敵はフクロウヤミー。その目的は北村が、映司に頼って欲しいと言う思いから生まれた。
 プトティラコンボの暴走に悩む映司と、そんな映司に頼られたいという思いによってヤミーを生み出してしまった北村。そこにアンクが絡んでの奇妙な三角関係が展開していく。男三人の三角関係とは、妙な話になってるが、狙ったのか?映司とアンクの関係は、互いに利用し合っている事を確認したが、映司にとって、自分の力で助けられる人が、メダルによって増えることが目的なのだとか。
 一方、後藤にバースの力を託すような事を発言する伊達。こちらも奇妙な友情物語が展開中。
 今回のOOOはサウバとプトティラコンボ。今回初めて自らの意思でプトティラコンボを発動させた。未だ暴走しがちであるが、アンクの必死の制止によって変身解除。
<前の話で比奈がプトティラコンボの暴走を抑える役だったが、今度はアンクだった。やっぱり比奈の存在価値低いな。>
第35話 夢と兄とバースの秘密

  脚本:毛利亘宏
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 比奈がファッションデザインコンテストで優勝した。そんな比奈に、アンクはつい「おめでとう」と言ってしまう。どうやら元の泉信吾の意識が甦りつつあるらしい。その事に対し焦りを覚えるアンク。一方、そのコンテストで優勝を逃した杉浦祥子が比奈に対する恨みを募らせていた…
 敵はユニコーンヤミー。比奈に優勝をさらわれた祥子の、人の夢を壊したいという欲望から生まれたヤミーで、真木によって作られた。
 もう一人のアンクが登場し、元のアンクの存在がどんどん薄れていく。そんな時に、グリードの方も仲間割れが激しくなっている。仲間も増やし、自らの内にコアメダルを貯め込んでるカザリが圧倒的優位を保っているが、それに対しウヴァが反撃を考えているらしい。どうやらようやくメズールとガメルが再登場しそうな感じ。
 あと、どうやら伊達は退場しそうな感じ。なんでも弾丸が頭の中にあり、生きていること自体が奇跡のようなものらしい。それでそろそろその痛みが増してきてる。
 おや、影丸茂樹が登場してる。ウルトラシリーズでは必ず登場する人物だが、ライダーでは珍しい。
 今回のOOOはタカゴリバとサジャゾとサゴーゾコンボ。
<比奈が野球のボールを投げると、グローブを吹っ飛ばしてボールが炎を上げる。怪力だけではそうならないはずだが?
 比奈がかつてファッションデザイナーを諦めようとしたのは経済的な理由からだったらしいが、その割に信吾の部屋には山ほどデジタルガジェットが置いてあったよ。>
第36話 壊れた夢と身体とグリード復活

  脚本:毛利亘宏
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 泉信吾が意識を取り戻し、アンクは戻れなくなってしまった。喜ぶ比奈だが、ユニコーンヤミーに夢を破壊された比奈は服飾デザイナーになる意欲を失ってしまってしまった。一方、身体を失い、腕のまま街を徘徊するアンクの前に…
 敵はユニコーンヤミー。
 今回も見所が多い。どんどん力を失っていくアンクと、身体の不調がますます激しくなっていく伊達。そして復活するメズールとウヴァ。
 ここでグリードも分裂。カザリとアンク(の身体)と真木に対し、ウヴァと復活したメズールとガメルが参入。三つ巴の戦いとなっていくと思ったのだが、なんとメズールがウヴァを裏切り、逆にコアメダルを奪われたウヴァが退場することになった。不思議な話の展開だった。
 伊達が初めて自分の夢を語るシーンあり。具体的に何であるかは語られてないが、これは完全な死亡フラグだな。一方、欲望が無いという映司の夢とは地球そのものが出てきた。
 ただ、見所は多いにせよ、あまり語るべき所も多くない。だんだん演出が薄味になってきたような?
 今回のOOOはシャジャーター。そして今回も自分の意志でプトティラコンボに変身する。ようやくプトティラの力も制御できつつある。
第37話 眠りと1億とバース転職

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
 集結したグリードは世界の破壊をもたらすための活動を開始。その頃、脳に入った銃弾のため、伊達はますます不調を訴えていた。
 敵はウニアルマジロヤミー。メズールとガメルが共同で作り出したヤミーで、雨のように針を撃ち出し、それに当たった人が眠れなくなる。
 伊達を中心とした話が展開。その夢とは、おそらく医療学校を作ろうとしているらしい。そしてそのために1億を集めようとしているらしい。
 今回のヤミーは人を不眠に陥れると言う事で、ほとんど戦隊のノリ。ヤミーも妙にノリが良く、戦いとかも笑いの要素が強い。
 最後になんと伊達がグリード側に寝返っている。当然表面的なだけだろうけど、死亡フラグのようにも思える。
 今回のOOOはタカジャバとタカウバ。

VOL.10

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第38話 事情と別れと涙のバース

  脚本:小林靖子
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
 バースを持ったまま伊達がグリード側に寝返った。その事実にショックを受ける映司と後藤。伊達の真意はどこにあるのか、考えあぐねる映司だが、その映司も又、真木が取り込んだ5枚のコアメダルの干渉で、戦うことが困難になっていた。
 敵はグリード連中。
 前回ラストで伊達が裏切った?と思わせておいて、やはり…というベタな展開。そしてバースはようやく後藤のものとなった。伊達自身は1億貯めて海外へと旅立っていった。
 それで今回はバースが頑張ってるだけで終わった感じ。特に今回後藤が格好良く描かれている。
 一方OOOは真木の干渉でプトティラコンボを発動できず。更にコアメダルを次々に奪われ、全然良いところなし。
 一応伊達が何故1億稼ごうとしたのかが明らかにされるが、それは単に自分の手術代だった。えらく単純な話だ。
 あと、もう一人のアンクがだんだん自分の判断で動き始めた。もの凄く身勝手だが、それがグリードか。
 今回のOOOはサゴーゾコンボ。
 ツッコミがないのは寂しいところだが、ツッコミ入れるほどに面白くないという感じになってきたな。
第39話 悪夢と監視カメラとアンクの逆襲

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎剛
 不気味な夢にうなされるアンク。そんなアンクに泥棒の嫌疑がかけられた。更に、かつてホームレス同然の暮らしをしていた映司も含め、この町からの退去を求められてしまう。
 敵は軍鶏ヤミー。ムエタイのような技を使うヤミー。紐状の武器を用いて相手を拘束する。
 そろそろ話も閉じ始める時期に差し掛かってきた。アンクもだんだん今の体に留まることが難しくなってきてるようで、それが悪夢になって出てきたらしい。一方もう一人のアンクもどんどん知能が付き、このままではアンクを取り込んでしまう可能性も出てきた。
 鴻上ファウンデーションでは後藤のバース変身は正式に認められたが、そのサポートにはなんと里中が付けられることに。新しい凸凹コンビの誕生となるが、後藤は完全に里中の尻に敷かれてる。こう言う運命のキャラなんだな。一応バースは使いこなしているものの、そのパワーに振り回されがち
 一応非常識な人間を規則によって縛ることの問題点が提示されているが、あくまで味付け程度。
 今回のOOOはシャゴリーターとプトティラコンボ。
第40話 支配と誕生会と消えるアンク

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎剛
 戦いに巻き込まれアンクが支配している泉信吾が怪我を負ってしまった。それを見た映司は、アンクはもう信吾に憑いてない方が良いのではないかと思うようになる。一方軍鶏ヤミーに取り憑かれた下田の妻智子は、どんどんその支配欲をエスカレートさせていた。
 敵は軍鶏ヤミー。
 物語のメインは、アンクと泉信吾を分離させるべきか否かにまつわる話。前半と今ではその意味合いが異なっている。具体的には、やはり長く一緒にいたため、愛着が湧いているということ。
 もう一人のアンクが知恵が付いた分どんどん性格悪くなり、この話でついにアンク本体を取り込んでしまうことになる。話もいよいよ後半と言った感じか。
 そして完全体となったアンクは、両翼を広げた。現時点ではもう一人のアンクの方が精神の主導権を握ってるようだが、これからどうなるか。
 今回のOOOはラトラーターコンボ。フィニッシュ以外ほとんどタトバコンボのみだが、久々にメダジャリバーを使い続けている。
<今回の後藤さん。下田の屋敷で映司のピンチに駆けつけ、カンドロイドで救うが、門に座ってポーズ付けてる姿は、風車の弥七っぽい。>
第41話 兄妹と救出と映司去る

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎剛
 もう一人のアンクに吸収されてしまったアンク。だが完全に一体化するためには何かが足りなかった。実は吸収される直前、アンクは比奈にコアメダルを手渡していたのだ。今変身できる唯一の形態プトティラコンボとなりアンクに立ち向かっていく映司だが…
 敵はアンキロサウルスヤミー。真木が氷から作ったヤミー。
 とうとう吸収されてしまったアンク。そしてアンクが抜け、た泉信吾の体も復調した。何でもアンクに支配されていた間の記憶もあるそうで、映司と共に戦うことを決意した。
 しかし、これ以上泉兄妹を巻き込むことは出来ないと、映司自身は一人で戦うことを決意してしまう。こう言う場合、一人では全然足りない事がパターンだが、本作もそのパターンに則ってる。
 今回の変身は信吾との練習でシャトラーター、ラウバ、サゴリーター、タカウゾ、ラゴリタ、シャウタコンボに変身してる。
<他のグリードには圧倒的な力を見せるプトティラコンボだが、完全体アンクに対しては全く通用しない。随分弱くなったもんだな。
 比奈が思いっきり抱きついてるのだが、信吾はノーダメージ。ここで「バキバキバキ」とか擬音が入るかと思った。>

VOL.11

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第42話 氷とグリード化と砕けた翼

  脚本:小林靖子
  監督:舞原賢三
  アクション監督:宮崎剛
 映司の前に現れた真木はメダルをその体から取り出そうとし、映司がグリードに近づいていることを指摘する。そんな事実を目の前にしながら、それでもアンクを救い出そうとする映司だが…
 敵はアンキロサウルスヤミー。そしてもう一人のアンク。
 メインとしてはアンクの救出の話なのだが、映司のグリード化がどんどん進行している事を窺わせる話となった。
 グリードとなった真木だからこそ、グリードの欲望が分かる。グリードは人間で言う五感を制限された状態にあるため、それを満たそうとして人間の欲望を求めるようになるが、決してその欲望を満たすことは出来ない。最終的には何もかもを食らいつくし、何も残らない世界を作ってしまうことになる。
 そしてアンクを救い出すために映司がやったことは、プトティラコンボによるコアメダルの破壊だった。コアメダルの破壊はこれが初めてとなるが、これによってどうなるかは現時点では不明。
 今回の変身は久々のラトラーターコンボとプトティラコンボ。
第43話 ハゲタカと対立とアンクリターンズ

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎剛
 復活を果たしたアンクは再び信吾に取り憑き、その体を乗っ取ってしまう。更に映司の前から姿を消したアンクは、自らの意思でヤミーを作りだし始めるのだった。
 敵はハゲタカヤミー。アンクの作り出したヤミーでカップルの男ばかりを狙う。多量のセルメダルを集め、ウヴァを復活させた。
 ここにきて映司とアンクが仲違い。お互いを敵と認めて対立する。確かにこの二人の関係は利害関係で結びあったものなので、いつかはこのようなことになるだろうとは思っていたが、ここではやはり話を閉じる伏線だろう。
 そして今回アンクはついにヤミーを作り出したが、その目的は、ウヴァを復活させるためだった。確かにそのうち復活するだろうとは思ってたけど、アンクによって復活させられるとは思わなかったな。更にアンクは真木へとすり寄ってる。
 一方、兄を再び奪われた比奈は、これからのことを考えるのを止め、今はとにかく映司の側にいることを選択した。
 今回の変身はラトラバとシャゴリタ。
<アンクは不完全ながら同一体となったのだが、やっぱり右手だけらしい。理由は…考えてないのだろうと思われる。
 信吾が持っていたはずのメダルフォルダは何故か映司の手に。都合の良い話だ。>
第44話 全員集合と完全復活と君の欲

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎剛
 自分をメダルの器にしろというアンクの申し出を受けた真木は、世界の破壊に向け一歩踏み出そうとしていた。そしてアンクは映司の中にある紫のメダルを回収するため、ウヴァを復活させ、他のグリードに共闘を申し込む。一方、紫のメダルを抑えるためには自分自身の欲望を持つ事と鴻上に言われた映司は、後藤と比奈を伴い、夢を探そうとする。
 敵はグリード達。
 前回のウヴァの復活に続き、今度はカザリが9枚のメダルを集めて完全体になった。完全体となると、流石にもの凄い力を持つのだが、逆に力に溺れてしまったため、プトティラコンボに遅れを取り、コアメダルが破壊され、更に真木に見限られてコアメダルを破壊されてしまう。紫のメダルが他のメダルを破壊することが出来ると言う設定はちゃんと活きている。
 グリード同士も欲によって結ばれてはいるが、不必要と見なせばすぐに見限る。そう言う体制が出来ている。
 一方、紫のメダルを抑えるために自分の欲と向かい合おうとする映司。でも映司にとって欲望とは、一日を生きられれば良いと言うものなので、逆に欲望を作る方が難しくなってる。
 今回の変身はラトラバとラトラーターコンボとプトティラコンボ。カザリが退場するため、ラトラーターはサービスか?
第45話 奇襲とプロトバースと愛の欲望

  脚本:小林靖子
  監督:諸田敏
  アクション監督:宮崎剛
 圧倒的不利を逆転するため、真木の屋敷に潜入した映司と後藤。コアメダルの器になろうとするアンクと映司は戦いを始めるのだった。そんな中、全てのメダルを集めたメズールが完全体となるが…
 敵はグリード達。中でも真木が変身した恐竜グリードはかなり強力に育っている。
 ラスト近くでグリード達も次々に消えていく。前回のカザリに続き、今回はメズールが退場。結局後半あんまり目立たないまま消えてしまったけど、メズールにとって欲望の対象は愛情だったことが分かる。結局愛を注ぐ対象が足りないと叫びながら消えていった。
 そしてグリードの中にいるアンクだが、妙に感情的であり、「俺はお前達とは違う」とか言ってもいる。
 これまでも何度か描写はあったが、グリードはコアメダルの中に本体となる一枚のコアがあることが明言された。
 今回の変身はラトラーターコンボで久々にトライドベンダーを操っている。
<前半の奇襲攻撃ではグリード達がギャグキャラ化。特にウヴァは簡単な落とし穴にはまり、爆弾食らって口から煙吐いてる。「どっきりカメラ」か?>

VOL.12

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第46話 映司グリードとWバースとアンクの欲望

  脚本:小林靖子
  監督:諸田敏
  アクション監督:宮崎剛
 メズールを消滅させたものの、怒りのガメルによって海に叩き込まれてしまった映司は、自らの体のグリード化と戦い続けていた。
 敵はガメルとアンク。ガメルは真木の恐竜グリードとぶつかってコアメダルを傷つけられ、Wバースの攻撃で消滅した。
 去ったキャラが戻ったり、敵が減っていったり、主人公が怪物化したり。いかにも最終回の伏線っぽい物語。もう本当に終わりが近い。
 映司はどんどんグリード化が進み、アンクとも完全にぶつかってる。一方完全にグリード化した真木は、アンク以外のグリードをどんどん粛正にかかっている…あるいはコアメダルの器を自分にする気なら、真木にとってはアンクも不必要になっていくのか?
 そしてガメルを倒したのは、戻った伊達と後藤によるWバース。
 今回の変身はタトバコンボのみだが、紫のメダルを吸収し、目が紫になっている。そして最後に映司自身が完全にグリード化してる。
 ただ、話が陰鬱になっていく一方のようで、カタルシスが低い。
<水辺で戦う描写は久々って感じだが、カメラが水で濡れてるよ。>
第47話 赤いヒビと満足と映司の器

  脚本:小林靖子
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎剛
 真木が投入した二枚のメダルにより、暴走してグリード化した映司と戦うアンク。だが映司にとどめを刺すことが出来ず、逆に真木によってコアメダルにヒビを入れられてしまう。お互いに満身創痍となった映司とアンク。そんな映司を鴻上会長は会社へと誘う…
 敵はアンクと完全体となったウヴァ。
 いよいよラス前。グリードも残りがウヴァと真木だけになり、アンクも消えようとしている。だんだん寂しくなってきた感じはする。現時点ではアンクも消滅フラグが立ってるけど、そのまま生きていそうな感じもあり。
 一方、完全にグリード化した映司は、鴻上会長によってメダルの器にされそうになるが、グリードが考えているのはコアメダルの器だが、鴻上はセルメダルを多量に投入しているところが違っている。これが吉と出るか凶と出るか。
 そして比奈はついに開き直る。片方だけを救うのではなく、全部丸ごと救うにはどうすればいいかと考え始めた。
<朦朧としている映司がアンクにアイス代を渡すのだが、何故かパンツにくるんでいた。まともな人間だったら手を出そうとは思わない。
第48話 明日のメダルとパンツと掴む腕

  脚本:小林靖子
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎剛
 完全復活したウヴァに、伊達と後藤のバースは全く歯が立たず。そこに現れたのは、10枚のメダルの最後の一枚ずつを使い、タトバコンボとなった映司だった。オリジナルタトバの威力は完全版ウヴァを圧倒する。ウヴァをメダルの器にしようと考える真木はウヴァを助け、セルメダルを次々に投入していく…
 敵はウヴァと真木。コアメダルの器とされたウヴァは真木のもくろみ通り暴走を始め、世界の全てをセルメダルに変えつつ、屑ヤミーを生み出し続ける。
 最終回。映司とアンクの関係が決着する話で、これまでの仲違いを経て、ついに完全協力。比奈を加え、いつもの三人に戻っていったが、世界の破壊を防ぐため、アンクは自らのメダル全てを映司に託し、最後にアンクは満足して逝った。
 そして映司の欲望、「力が欲しい」というのも、手を伸ばすことで、そこには仲間がいると言う確信を持てた。最初に映司が言っていた「手を広げた範囲で頑張る」と言うのが、ちゃんと伏線になってた訳か。
 鴻上会長の考えもやっと明らかになる。真木はコアメダルによる暴走によって世界を破壊しようと考えていたが、鴻上はむしろ欲望を肯定することによって、世界を再生しようと考えている。具体的に何であるかはよく分からないのだが、それでも平成シリーズの中ではかなり上手くまとまった話にはなってる。
 久々に鴻上会長の「ハッピーバースデイ!」も聞ける。
 迷走と言うほどではなかったが、色々回り道して、落ち着くべき所に落ち着いたと言うのが本作の感想だろうか。でも、この状態だと、続編は作られにくいのだが…
 今回のOOOは10枚目のメダルを使ってのオリジナルのタトバコンボとプトティラコンボ、そしてアンクの体を使ったタジャドルコンボ。
<アンクが信吾に体を返した時、その服はアンクのものだった。再び合体した時に新調したのかな?>