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サンダーバード ARE GO(3rd)

サンダーバード ARE GO(3rd)事典
サンダーバード(オリジナル)
サンダーバードAREGO(1st)
サンダーバードAREGO(2nd)
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書籍

 

主な登場人物
話数 タイトル コメント DVD
第1話 混乱の襲来(前編)
"Chaos Part 1"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ロブ・ホージー
 脱獄を果たしたフッドはカオス・クルー姉弟を部下に従え世界中を混乱に陥れる。北極で破壊活動を開始したカオス・クルー姉弟を察知したインターナショナル・レスキューは事前に待機し、罠を張ることにする。

 第3シーズン開始。第2シーズンラストで脱獄したフッドが破壊活動を再開し、その対処で手一杯のインターナショナル・レスキューの様子が最初に描写される。話が話だけに、インターナショナル・レスキュー全員出動で見せ場もたっぷり。
 そんな中、GDFが開発した救助用ロボットが登場。今のところインターナショナル・レスキューのサポートに徹している。ブレインズはすっかりこれの改良に夢中になってる。 相変わらずゴードンが悪ガキっぽさ満点で、レスキューロボットに対して変に突っかかってるのが面白いが、気を許したらすっかり仲良しになってしまった。
 一方GDFの特別顧問となったケーヨはフッドおよびカオス・クルーについて調べ始めたが、軍人とはそりが合わずに反発してばかり。実際にケーヨの実力見せたらすっかり仲良くなってる。
 カオス・クルー姉弟の姉ハヴォックがあっけなく捕まってしまったが、これも作戦の内らしい。どうやら救助用ロボットとの関わりがあるようだ。
<カオス・クルー姉弟は姉弟で肌の色が違ってる。生まれの姉弟じゃないのかな?>
VOL.1
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Blu-ray1
<A> <楽>
第2話 混乱の襲来(後編)
"Chaos Part 2"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ロブ・ホージー
 カオス・クルーのハヴォックを捕らえる事が出来、更にレスキューロボットの活躍のお陰でインターナショナル・レスキューの出動する事態が無くなってしまった。

 前回登場した新しいシステム。GDF側のレスキュー用ロボットのローボットと、フッド側のカオス・クルーが交差する。実はフッドの狙いこそローボットの把握にあったことが分かった。そのために世界各地に混乱を引き起こした上でカオス・クルーのハヴォックはわざと捕まってGDFに潜り込む。ローボットには複数の事案に対処できないという弱点があって、それを利用され、コントロール装置を盗まれた。
 これによってローボットはフッドの活動を手助けする無人機となりかけたが、GDFに出向していたケーヨの活躍でなんとか回収。
 インターナショナル・レスキューの出番が無くなるかも?という物語を敢えて最初に入れるのはタイミング的に丁度良い。溜めた分、サンダーバード1号、2号、3号の同時発進シーンは胸が熱くなる。今回は姉弟全員の出動。当然5号のジョンだけは指令するだけだけど。
 これまで登場したことが無かった気がするが、この時代には軌道エレベーターが普通に使われている。
 フッドの無人ロボット乗っ取り計画は失敗したのだが、実はこれは肩慣らし程度の意味だとか。まだまだ混乱は続く。フッドが本当の悪役っぽくて存在感ある。
<アランの発進シーンで途中で出動が無くなったら、そこで移動用ソファーが止まってアランは何も出来なくなってた。これはかなりまずいのでは?>
第3話 トレーラー危機一髪
"Path of Destruction"

  監督:ベン・ミルソン
  脚本:パトリック・リージャー
 危険なエネルギー物質ニュートロジンを運ぶトラックが落石事故に巻き込まれてしまう。バージルとゴードンがサンダーバード4号で救出に向かうが、その落石を起こしたのは実はカオス・クルーのヒューズだった。

 三期になって完全にインターナショナル・レスキュー対カオス・クルーの構造ができあがってる。
 あと今回もゴードンがやんちゃぶりを発揮してる。どんどん子どもっぽくなっていく。
 一方、ニュートロジンの輸送を受け持つ女性はまさに女傑。ゴードンと良い掛け合いしてる。新米の運転手が危機を乗り越えて成長していくのも見所。
 ヒューズは当初ニュートロジンを奪う指令を受けていたが、インターナショナル・レスキューの出動を知ったフッドから、ニュートロジンを含めた抹殺を命じられている。殺しを請け負う話はこれまでの話ではなかったので、かなりストーリーが重くなってる。
第4話 水星の夜明け
"Night and Day"

  監督:テオ・ベントン
  脚本:ジョナサン・カラン
 水星での鉱物発掘作業の採掘マシンが故障してしまった。日の出が来ると丸焼けになってしまう事態に陥った乗組員達はインターナショナル・レスキューに救助を要請する。

 アランとブレインズの二人が乗ったサンダーバード3号で救出に向かうという話で、本来のサンダーバードらしい話となってる。場所が水星というので規模が大きいが、水星の自転周期が二ヶ月もあるから出来る話(正確には58日)。
 珍しくブレインズが弱気で、それを励ますアラン。ここでは本当にアランは良い子。一方のブレインズだが、職員に信用されないままで的確な指示を行って信用を得るというエンジニアあるあるの話。
 地球から持ってきた機材の多くが使えない状態で、職員と協力してあるものでなんとかするというのは映画『飛べ!フェニックス』なんかでも使われた話で、うまくはまってる。
 手持ちの機材だけでなんとかするという場合、一番使い勝手が良いのがサンダーバード3号というのが面白い。3号で巨大クロウラーを押すことでエンジンを起動させるとか、バイクの押しがけみたいなことをやってる。
 サンダーバード3号はああ見えてかなり細かい動きが出来る。逆噴射とかもあって、いろんな機能が見えてくる。
第5話 世界種子貯蔵庫
"Growing Pains"

  監督:テオ・ベントン
  脚本:パトリック・リージャー
 北極圏にある世界種子保存庫がカオス・クルーに狙われている情報を得たGDFの要請に応じ、ケーヨはシャドーで北極に向かい、GDFのリグビーと共にセンターへと向かうが、既にそこにはカオス・クルーのハヴォックが侵入していた。

 ケーヨを中心にした話。1話であれだけ仲悪かったリグビーと良いコンビぶりを見せている。そのサポートで地上にやってきたジョンとEOSが活躍する。ジョンが地上でアクション見せる話は結構珍しい。
 妨害電波のせいかEOSの調子が悪く、何故かクシャミを連発。ジョンの居場所がばれてしまった。結構ドジな機械だ。
 1stで2回に渡って登場したネッドが再登場。何故か事故を起こす施設で働くと言う悪い星の巡り合わせキャラ。グラディスと名付けた花を大切にしてるのも同じ。
 2nd17話で登場したムロカンバから持ち帰った成長促進剤が現在GDF管理下で研究されている。研究でかなりやばい試薬も作られてるらしく、容器が割れた時には「バイオハザード発生」とアナウンスが入っていた。ちゃんと話に整合性があるのが良い。
 サンダーバードシャドーのコクピットは分離式で、今回はバイク型になってる。こう言うギミックは流石河森メカ。今回の発進シーンはシャドーのみになってるが、その分たっぷりワンダバが楽しめる。
<字幕ではEOSは「くゃみ」と言っているが、実際は「しゃっくり」。
 バイオハザードが起こっているとアナウンスされているのにマスクなしに研究室に入るケーヨ。危ないことしてる。>
第6話 火星からのSOS
"Life Signs"

  監督:ベン・ミルソン
  脚本:ジョナサン・カラン
 火星で発見された地下洞窟の調査を行っていたカリーム教授と彼を助けに来た軍人のテイラー大尉が洞窟に閉じ込められてしまう。サンダーバード3号でアランとバージルが向かうが、次々に落盤が起きて、容易に近づけなかった。

 今回は純粋な救助作戦で、いかにも本作らしい物語が展開する。舞台が火星のため、出動できるのが3号だけで、当然3五が号パイロットのアランが活躍するが、たまたま一緒に待機していたバージルも出動する。3号自体は大きすぎるし細かい作業も出来ないため、ドラゴンフライ・ポッドという昆虫のようなビークルが活躍してる。
 2nd5話に登場したテイラー大尉が再登場。まだ火星にいたんだね。
 火星まで三日くらいかかるそうで、インターナショナル・レスキューもなかなか大変なところまで行くもんだ。
 その行程の中でアランがバージルに父のことを聞いていた。末弟のアランには父の記憶が薄いことが分かるが、それだけ早くにいなくなってしまったということか。ジェフは生きているんだろうか?
 あとバージル相手だとアランは子どもっぽいところも見せる。珍しくバージルも冗談を言ってるし、結構この二人は馬が合うようだ。

 今回登場するカリーム教授もなかなか香ばしいキャラで、自分の研究のためには命を賭けることも厭わないが、その研究というのは火星の現住生物を発見すること。さてその結果は…
第7話 FAB-1 レース参戦
"Rally Raid"

  監督:テオ・ベントン
  脚本:ベンジャミン・タウンゼント
 ペネロープとパーカーが参加するラリーレースでレーサーのハントが運転するFAB-1は順調に勝ち上がっていく。だがこのレースには最新型の車載型コンピュータを狙ってカオス・クルーの妨害が入る。

 三期になって初のペネロープとパーカーのコンビ回。FAB-1(ペネロープ号)を駆ってラリーレースに参戦するが、レースのためにはプロのレーサーが必要で、そのためにハントというレーサーを雇う。そのハントというのがかなりの傲慢な人間で、FAB-1を馬鹿にするし、ペネロープをお邪魔扱いしてる。それはともかく、パーカーを馬鹿にするのは大問題。プロのドライバー程度なら一蹴できる実力者。後半はレースではなく人助けとカオス・クルーとの一騎打ちのカーチェイスになってる。
 今回はカオス・クルーの方もコメディ担当っぽく、ドジを繰り返して危機をあおる。
 無茶な運転のためにFAB-1は故障してしまったが、流石万能車で、頑丈に出来ていたらしい。まだまだ現役であり続けるらしい。
第8話 宇宙船衝突
"Crash Course"

  監督:テオ・ベントン
  脚本:エイミー・ウルフラム
 地球軌道上で二隻の貨物輸送船が接触事故を起こしてしまう。すぐに出動するアランの3号だが、接触した二隻の貨物船のパイロットが口論を始め、更に飛行禁止区域に入り込んでしまう。

 今期は宇宙が舞台が多いため、必然的にアランの活躍の話が多い。この話も救助そのものはアランが行う。この話に関してはむしろサポートのジョンの方がむしろ中心。事故で3号まで燃料不足に陥ってしまった時、ジョンの機転でわざと爆発を起こしてデブリとの衝突を避けている。かなり無茶な作戦で、貨物船は破壊されてしまったが、パイロットは二人とも無事。
 救助される側がずっと口論してるために救助活動がままならない。こう言うのは現実世界では往々にしてあるものだ。ストーリー上ずっといがみ合ってはおらず、むしろ吊り橋効果で仲良くなってる。
 最後にちょっとだけブレインズが登場。スコットと共にザ・メカニックをフッドの支配から解放する手段について話し合っていた。
<船内の空気がなくなったという貨物船のパイロットジュリエット。この場合すぐにヘルメットをかぶらねばならないはずだが、顔むき出しのまま死を待ってる。>
第9話 炎と戦う伝説の男
"Flame Out"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ベンジャミン・タウンゼント
 メタンハイドレート貯蔵所で爆発が起こり、バージルとゴードンが救助に向かう。そこには伝説の消防士キップ・ハリスが協力を申し出る。

 一見いつもの救助の話かと思ったが、そこに伝説の消防士が絡んでくる。ゴードンにとっては幼少時からのヒーローですっかり舞い上がって声まで上ずってる。いつもは冷静なゴードンにしては珍しい話だ。いつものように軽口を叩くゴードンに対しても脅すようにたしなめてた。
 通常の話だとインターナショナル・レスキューを手助けする人は邪魔者になりがちだが、今回は完全に優位で、ゴードンに指示を与えているのが珍しい。むしろキップ一人で行かせることをゴードンは誇りに感じてるくらいだった。
 更にそこにカオス・クルーが絡むことで結構話は複雑化してる。
 水中の探索もある事から、今回は2号と4号が出動。2号には車輪もあってそのまま走行が出来ることを初めて知った。
 実はおばあちゃんもキップの大ファンで、バージルとキップの話で盛り上がってる。
第10話 人工珊瑚礁
"Deep Water"

  監督:カール・エセックス
  脚本:レン・ウーリー
 生物学者のヘレン・シェルビーと息子ロビーはグレート・バリアリーフ再生のために自らが設計した人工珊瑚礁シュプリーム・バリア・リーフに向かっていたが、その途中で強い酸性水に遭遇してしまい、潜水艇が動かなくなってしまう。二人は脱出して珊瑚礁内のエアポケットに向かい、同時にインターナショナル・レスキューに救助を要請する。

 3rdになって初めての海洋レスキューの話。当然ながらゴードンのサンダーバード4号が活躍する話となる。今回はかなり純粋なレスキューとなっている。それと何故かゴードンに絡むことが多いペネロープも登場。二人は気の合う友だちと言った感じだろうか?
 ゴードンは相変わらずノリが軽いが、やる時はきちんとやるので、イギリス人ってよりはアメリカ人のメンタリティに近いのかもしれない。
 この舞台となる世界ではかなりエコロジーが進んでおり、地球全体がかなりクリーンな状態に保たれているのだが、その過程で多くの自然破壊が起こっていたことが暗示されていた。グレート・バリアリーフも一度生態系が破壊されてしまい、現在再生のまっただ中。人類と地球の共生は不断の努力を必要とするのだろう。
 人類が生きる限り絶対汚染は起こる。その前提に立たねばならない。
第11話 岩窟クエスト
"Endgame"

  監督:シンジ・ドーソン
  脚本:パトリック・リージャー
 カオス・クルーの二人はフッドには無断で最新鋭ゲームに使われているホロトリックを奪いに開演前の遊園地へとやってきた。そこでクエストクリアに必要な杖を奪ったが、奪われたゲームキャラのアジスリルがインターナショナル・レスキューに連絡を入れた。

 ゲームの中で戦うと言う一風変わった物語が展開する。なんと緊急コールしたのがゲームキャラで、現実なのかゲームなのか良く分からないなくなってしまう。まるで『ジュマンジ』だ。
 今回はケーヨがゲームの中で活躍するが、あらかじめこのゲームを遊んでいたアランが遠隔操作で参戦している。ますます現実とゲームの境目が薄くなってる。このままシリーズドラマ作れそうな設定だ。
 一応このゲームはライフ制で、ライフ三つを失っても死にはしないが、オープニング地点に無理矢理戻されてしまう。ゲームはあまり好きではないケーヨは半ば嫌々付き合っているが、徐々にノッて行くのが見所。最後は
<狙ってのことだろうが、ホロトリックの本体の姿は大昔のカセットゲームの形をしていた。形からしてATARI2600かな?SEGAMARKIIIとメガドライブをくっつけたようにも見える。
 ツッコミではないが、監督の名前が「シンジ」。日系人なのかな?>
第12話 SOS(前編)
"SOS Part 1"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ロブ・ホーギー
 宇宙探索艇カリプソが地球へ帰還しようとしていた。ところが乗組員はコールドスリープ状態で、カリプソは燃料切れで地球への衝突コースを取っていた。ジョンの通報を受け、スコットとアランとブレインズは3号で救出へと向かう。一方、留守番のアランはパーカーから連絡を受け、ペネロープ邸へと向かう。

 今回の舞台は宇宙なので、3号のアランが活躍する話なのだが、地上ではなんとシャーベットが行方不明になったというので、パーカーの依頼でゴードンが無断で1号で出撃してる。相変わらずゴードンの無軌道ぶりが出ているが、意外にゴードンは高所恐怖症のきらいがあるらしく、へっぴり腰で1号に乗り込んでいた。
 カリプソの救援に向かったスコットは乗組員をコールドスリープから起こすが、その際父親のジェフと間違えられていた。スコット自身もしんみりしている。なんかフラグっぽい発言にも見えなくはない。
 カリプソにはブレイマンというロボットが乗っていて船を管理していたが、かつてブレインズが組み立てたロボットで、乗組員の慰問も含めて音声が使える。最後にブレインズの頼みでカリプソを海に落下させる任務を負った。
 新シリーズになってからパーカーの力量を示す話が少なくてちょっと寂しい。今回もいなくなったシャーベットを嘆くだけの役割だった。「ペネロープの恋人」とおだててアランに何でもかんでもやらそうとする狡っ辛さは良いけど。
 これまでのシリーズでは出てこなかったコールドスリープが出てきた。
 今回の任務はこれで終わりかと思われたが、海に落ちたカリプソからSOSが発信され続けているところで続編に続く。盛り上がるなあ。
<カリプソのコンピュータシステムは20年前のものだとか。そのシステムに関わったというブレインズって一体いくつだ?>
第13話 SOS(後編)
"SOS Part 2"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ロブ・ホーギー
 海に落下して被害を防いだカリプソだが、海底でブレイマンがSOSを発し続けていた。信号が強すぎるため任務に支障が出ることから、ゴードンが4号で向かう。だが現場にはカオス・クルーが待ち受けていた。

 前回ですっきり終わったはずの事件だったが、宇宙船の中にいたブレイマンのお陰で新しい任務が出来てしまった。迷惑ロボット…と思ったら、ブレイマンは重要なデータを抱えていたようで、フッドもそのデータを狙ってカオス・クルーを繰り出してきた。
 インターナショナル・レスキューの方は海底の作業のためにゴードン主体回で、当初単なるロボットの回収作業だったのが、カオス・クルーとの戦いが入ってしまい、かなり厄介な任務になる。
 ゴードンの4号がカオス・クルーによって海の底で擱坐してしまったため、フッドとインターナショナル・レスキューの全面対決となった。かなり悲壮感あるBGMが用いられ、相当に危険な状況なのが分かる。ゴードンの危機と言うことでペネロープも海底探査艇に乗って救助に参加してる。
 ゴードンは無事救助されたが4号は海底に残されたまま。新シリーズ中4号が大破したのは2回目。ゴードンも数ヶ月は入院という大怪我を負ってしまった。
 ケーヨのシャドーに追い詰められたカオス・クルーはブレイマンを廃棄。ブレインズの指令でケーヨはカオス・クルーザーを放っておきブレイマンを救出した。
 ブレイマンは実はカリプソのデータの一部を持っており、そのデータをカリプソのデータと合わせたところ、トレイシー一家の父ジェフが発したSOSであることが分かった。ひょっとして生きているのか?
<海底でスーツだけで活動しているペネロープ。水圧は大丈夫なのか?>
第14話 シグナル(前編)
"Signals Part 1"

  監督:テオ・ベントン
  脚本:ロブ・ホーギー
 ブレイマンのデータから、トレイシー一家の父ジェフが生きている可能性が出てきた。実は8年前、フッドが強奪した超光速実験船ゼロXを奪い返そうとして、ゼロXに閉じ込められたまま宇宙の彼方に放り出されていたのだ。生存の可能性を信じたトレイシー一家はフッドが用いた脱出カプセルに鍵があるのではないかと考え、それを探索する。

 いよいよジェフの探索へとフェーズが移る。太陽系から2.5光年先のオールトの海と呼ばれる宙域にいるそうだ。そこに行く方法がまず考えねばならない。
 今回の任務は二つ。爆発したはずのゼロXの残骸を宇宙で調べることと、フッドの乗っていた脱出カプセルを海底で探すこと。前者はアランとケーヨ、後者はスコットとバージルとペネロープが行っている。
 怪我で動けないゴードンはお留守番。無茶苦茶退屈な上にサンダーバード4号までスコットに取られてかなりクサっていた。
 2ndに登場したリースとドブスが再登場。相変わらず違法な廃品回収を続けてるらしい。たまたまゼロXの残骸にいた。
 ジェフがいる可能性のある場所は地球から2.5光年彼方。サンダーバード3号で10年で行けるそうだ。この時代では光速の1/4までスピード出せるようになったのか。
 しかし3号で10年かかる場所に8年で到達するって無理があるのでは…と思ったら、それはツッコミどころではなく解決すべき重要な謎だった。
 ケーヨが父親について話をしていた。初めて言及されているが、当然それはフッドの兄弟となる。ケーヨの話では本人も恥じ入ってるようだが…旧作のキラノに当たる人物のはず。
<スコットが新しいサンダーバード4号についてゴードンに説明していた。前回までの4号はやっぱり廃棄されたらしい。ゴードンが動けないから、スコットが使っている。
 宇宙ではゴミは一つところに集まるらしい。昔懐かしい宇宙のサルガッソーだ。>
VOL.2
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Blu-ray2
<A> <楽>
第15話 シグナル(後編)
"Signals Part 1"

  監督:テオ・ベントン
  脚本:ロブ・ホーギー
 カオス・クルーのハヴォックにサンダーバード3号を奪われてしまったアランとケーヨ。機転を利かせてカオス・クルーザーを奪ったドブスとリースの二人に助けられ、3号を奪い返すべく月まで追いかける。一方海底のカプセル回収に向かったスコットの4号はカプセルを回収したものの、海の底に埋まってしまう。

 トレイシー一家の父ジェフの行方を追う手がかりが出てきた。
 アランはカオス・クルーとの命がけの戦いとなった。これだけ直接命のやりとりをする話は本作では珍しい。カオス・クルーザーから3号に乗り移るために身一つでアンカーにしがみつくアランとケーヨの姿がある。
 海底ではスコットとバージルとペネロープによるカプセル回収が描かれるが、4号ではパワーが足りず、2号を潜水させるというかなり強引な手が取られた。2ndで宇宙に打ち上げられたが、今回は海底。2号は大活躍だ。2号も浸水してしまってまずい状況にあったが、ペネロープの機転で無事浮上。
 二つの場所でそれぞれ物語が展開するため、前後編にしたのは正しい。かなり見応えのある話だった。この話に限っては救助者がいないのだが、それも特徴的な話だ。
 そしてジェフが乗ったゼロXだが、破壊されていなかったことが分かった。
<折角奪った3号を破壊しろというフッド。フッドの性格からして勿体ながるかと思ったが、かつてゼロXを奪う時にやった間違いがトラウマになってしまったらしい。>
第16話 シャクルトン・ビースト
"Chain Reaction"

  監督:カール・エセックス
  脚本:アン・モルテンセン=アグニュー
 GDFはかつてメルトダウンを起こして封鎖された原子力発電所の立ち会い検査を行っていた。ところが職員の一人が足を踏み外して入り組んだダクトの中に落下してしまう。1号で救出に向かったスコットだが、そこにはウランを盗もうとするカオス・クルーのヒューズがいた。

 前回までの緊迫した話から一転し、いつもの任務の話となった。いかにも本作らしいレスキューの話だが、カオス・クルーが一枚噛むことで切迫度は増している。スコットがメインで、サポートとしてバージルという構図も本作の最も基本的な構造になってる。
 スコットとカオス・クルーのヒューズが閉じ込められてしまって協力を余儀なくされているが、このタイプの話は初めてだな。姉と較べてヒューズはちゃんと義理を返すところもそれっぽい。
 クリーンエネルギーを基幹とするこの時代でもウランは重要なアイテムらしいが、原子力について出てくるのはあんまりない。メルトダウン起こした原子炉についても。2020年時点で世界で三基存在するが、それがどうなっていくやら。
第17話 乗っ取られたFAB‒1
"Getaway"

  監督:チャド・モフィット
  脚本:リチャード・ディニック
 かつての泥棒仲間に呼び出されたパーカーは弱みを突かれてペネロープのFAB-1を奪われてしまう。自分の責任でFAB-1を取り戻すというパーカーだが、その泥棒達のために大規模な爆発が起こってしまい、バージルのサンダーバード2号が出動する。

 パーカーを中心とした話。このシリーズは大好きなのだが、唯一パーカーが今ひとつ格好良くないのが不満。この話でも言うほどは格好良くない。
 オリジナル版と同じくパーカーは昔泥棒だった。ただ一匹狼ではなく仲間がいたというのが本作での違いで、かつてパーカーが彼らを裏切って捕まえられてしまったため、それを深く恨んでいる模様。パーカー本人もそれを悔いていたためにこの事件が起こってしまう。多分この情が深すぎるのが魅力を減じてるんだろう。ちなみにフレッドと消防員のキャスの二人は2ndでも登場してる。
 パーカーは手動に改造した自動タクシーを駆ってFAB-1を追うが、FAB-1に残されたシャーベットが的確に邪魔をしてたお陰で追いつくことが出来た。今回の主役はパーカーじゃなくてシャーベットだったようだ。
第18話 雪崩
"Avalanche"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ベンジャミン・タウンセンド
 冒険ブロガーのブランドンが雪山スノーボード配信中に雪崩に巻き込まれてしまう。ブランドンのファンのアランは率先して救出を名乗り出る。

 サンダーバード1号と2号が活躍する黄金パターンの話。ただアランがそこに出張ってきて引っかき回す。今作兄弟で唯一のやんちゃ坊主であるアランが良い味出してる。指揮を執るおばあちゃんも凜々しいこと。
 相手が新雪ということもあって、慎重な救助が必要となり、緊張感溢れた演出になってる。軽く何度も失敗してたスコットを喜んで撮影してるブランドンという面白い構図もある。
 アランはブランドンのファンだが、ブランドンはアランを無視する。理由は単純で、アランを撮影したら自分が霞むからというだけ。最終的に誤解は解けたが、今度はジョークでアランの姿を敢えて消していた。
<オリジナル版ではインターナショナル・レスキューは正体を知られないことがプライドだったが、このシリーズでは別にそんな事は無く、普通にみんな撮影に応じているのがちょっと違和感ある。>
第19話 大型タンカー転覆!
"Upside Down"

  監督:ベン・ミルソム
      ティム・ゴール
  脚本:リサ・ケトル
 ペネロープとパーカーは新造ボートFAB-2の試運転を行っていた。そんな時に大津波が起こり、近くにいた大型タンカーを襲う。救助に向かったペネロープだが、一緒に横転したタンカーに閉じ込められてしまった。

 ペネロープの新装備FAB-2初登場。これもパーカーが操縦するが、会場は勝手が悪いらしく、船酔いしていた。
 逆さになった巨大船から逃れるということで、設定は『ポセイドン・アドベンチャー』みたい。ペネロープが船のコックの少年と共に乗組員の救出と脱出を一気に行っている。
 舞台が海という事もあって、ゴードンの4号が活躍する話。ゴードンによれば「最近船を失った」とのことなので、この4号は新造船なのだろう。ゴードンが愛機である4号に乗るのは久々となる。
 怪我をした乗組員が移動できないため、ひっくり返ったタンカーを元に戻す必要が生じ、ワイヤー付けた2号が海に潜る。このシーズンで2号が海に潜るのは二回目。
 ちょっとゴードンとペネロープが良い雰囲気になったが、コックさんとパーカーが間が悪い闖入してるがこう言うのもコミカルで良い。その後ちゃっかり二人でキスしてた。
 特撮部分で水の表現がとても良い。しぶきが大きくなるのはミニチュアでは仕方ないところなのだが、そこが愛おしい昔懐かしい特撮って感じで素晴らしい。
第20話 ザ・ワールド・エアー・ショー
"Icarus"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ベンジャミン・タウンゼント
 ペネロープの招きでワールド・エア・ショーに参加するトレイシー一家。そこでショーの目玉である超高速機イカロスの飛行実験が行われ、速度の世界記録を樹立するものの、コントロールが利かなくなってしまった。ペネロープは主催者にインターナショナル・レスキューに全てを任せろと言い、トレイシー一家は救出方法を考えていく。

 トレイシー一家がショーに参加し、人前に姿を現す。オリジナル版では絶対にしなかったことをしているが、本作の場合インターナショナル・レスキューの役割はGDFとの連携が主なので、正体を現すこと自体に問題はない。ただ特にスコットは人前に出るのを嫌がっていたりするし、宇宙にいるジョンは声さえ出してない。こう見てみるとトレイシー一家も全員個性が違う。
 今回の任務は世界最速の航空機を救う方法だが、その方法というのが一旦宇宙にまで出てもらい、そこで3号で救助すると言う方法。実はこれトレイシー一家の父ジェフが宇宙に飛び出したのと同じ方法で、ちゃんと伏線になってる。
 今回恥ずかしがり屋の少年トムが登場。インターナショナル・レスキューの大ファンと言うが、イカロスを宇宙に飛ばすアイディアを出したりと凄い才能の持ち主だった。
 今回サンダーバードシャドウのステルス性能の凄さも出ていた。目の前にいるのに肉眼で見えない。正直それってあり得るか?というレベルだが、未来には本当にそうなる可能性もある。
第21話 宇宙刑務所 ヘックス
"Break Out"

  監督:シンジ・ドーソン
  脚本:ベンジャミン・タウンゼント
 ジェフの救出のために必要なTドライブの設計に手間取るブレインズはTドライブの基礎理論を作ったザ・メカニックの協力を必要としていた。そのためペネロープはGDFのケーシー大佐にザ・メカニックの居場所を尋ねるのだが、その会話は盗聴されており、フッドもその情報を得ていた。

 ジェフ救出のために重要な話として、2ndに登場したザ・メカニックをまず仲間に引き入れる話となる。
 ザ・メカニックが収監されているのは宇宙空間にある牢獄で、1話でケーヨと腐れ縁となったリグビー大尉が管理していた。
 そんな訳で今回はケーヨが一番活躍してる。今回はフッド一味と全面対決となる。ザ・メカニック自身はフッドの元に戻ることを拒否しているが、フッドは手元に置きたがっていて、カオス・クルーに無理矢理にでも連れてくるよう命じていた。ザ・メカニックの技術力を必要とする何かがあるらしい。
 結果として危機に陥ったケーヨを助けたのがザ・メカニック。そしてフッドの洗脳を解くことを条件としてインターナショナル・レスキューに協力することを約束する。
 ちなみにオリジナル版の設定ではフッドの洗脳下にある人物はミンミンの父キラノ。本シリーズでミンミンの立ち位置にケーヨがいるとすれば、ザ・メカニックとも何らかの関係があることになるのだが、それはどうなるやら?
第22話 トレジャー・ハンター
"Buried Treasure"

  監督:ベン・ミルソン
  脚本:ケヴィン・バーク
      クリス・ワイヤット
 巨大な地下廃棄物収集所に忍び込んだゴミ収集家が暴走した巨大ゴミ再生マシンによって地下に閉じ込められてしまう。それを救出に向かうスコットとバージルとゴードン。一方、ザ・メカニックの脳内にあるコントロール装置を無効化しようと努力するブレインズだが…

 シリーズ定番の救助活動が展開する話。登場するサンダーバードも1号と2号という、実に定番中の定番。
 この時代は完全リサイクルでゴミは出ないようになっているが、21世紀初頭までに人類が放出したゴミは一つところに集められ、ゆっくり処理されているとのこと。こんな社会が来れば良いな。20世紀の遺物は高値で取引されているらしく、トレジャーハンターの格好の獲物となっている。ちなみにゴードンもこっそり集めており、トレジャーハンターの名前も知っていた。
 それと同時にフッドによるコントロール装置をザ・メカニックの脳内から取り外そうとするブレインズの頑張りもあり。コントロール装置を外そうとしたことをフッドも感知して、ザ・メカニックの脳内でコンピューターを使っての戦いが展開される。まるでゲームのようだが、『トロン』を彷彿とさせる。あるいは「ミクロ決死隊」とか…
<命がけの逃走の中でお宝フィギュアを見つけて、それを取りに戻るスクラップス。本来怒らないといけないゴードンが一緒になってはしゃいでいた。マニアって怖い。未開封のフィギュアをスコットに開かれて二人して落ち込んでしまっていた。>
第23話 猛毒の恐怖
"Venom"

  監督:ベン・ミルソン
  脚本:ダン・バーリンカ
 アマゾンで新種の蜘蛛を探していた昆虫学者がその蜘蛛に噛まれてしまい、送った血清を運ぶ途中のドローンが木の枝に引っかかってしまった。救援要請を受けたインターナショナル・レスキューは2号で救出に向かう。

 今回も定番の救出劇。出動は2号だが、スコットとケーヨが同行する。
 一方でブレインズとザ・メカニックによるTドライブエンジンの設計は進んでいる。未だザ・メカニックを信用できないスコットがちょっと邪魔をしている。
 今回はスコットとケーヨの二人が主役。いつもはお堅いスコットが冒険になると途端にやんちゃな性格が出てくる。面白いお兄ちゃんだ。一方ケーヨは意外に蝶が苦手だと分かった。
 Tドライブエンジンの燃料が盗まれてしまい、それを取り返すための心理戦も行われる。こちらはペネロープとパーカーだが、パーカーは久々にとんでもない推理力を披露してる。
 一見単純な任務の話だが、かなり盛りだくさんの話になった。
第24話 レスキュー・スカウト
"Firebreak"

  監督:ティム・ゴール
      ベン・ミルソン
  脚本:パトリック・リージャー
 若いレスキュースカウトが山火事に巻き込まれてしまい、インターナショナル・レスキューに緊急コールが入る。四兄弟全員で救出活動に急行する。一方、ブレインズとザ・メカニックはついに新しいゼロXの開発に成功していた。

 通常のレスキューはこれが最後の任務。サンダーバード1号と2号。そして兄弟全員がレスキューに当たる、本作を総括する話にまとまってる。5号のジョンが危機を察知。1号が先行して状況を見て救出優先。2号で広域消火を行うという実に定番話。勿論レスキュー中のトラブルもあって、機転で乗り越える。これくらいベタだからこそ映える。
 スコットは幼いレスキュースカウトを安心させるために危険を冒して彼らの元へと向かい、自分もレスキュースカウトだったことを明かして彼らの心を解きほぐそうとしてる。救助される人の心理状況もちゃんと見てるのが良いね。
 ダムの決壊シーンは特撮として実に映えていた。レスキューものの醍醐味はやっぱり水だ。
 今回でブレインズはついに新しいゼロXを完成させた。いよいよ次回からジェフの救出作戦だ。
第25話 はるかなる宇宙(前編)
"The Long Reach Part 1"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ロブ・ホーギー
 新型ゼロXが完成し、ついにジェフ救出の手立ては揃った。全サンダーバード号でトレイシー一家は出発しようとする。しかしそれを察知したフッドはカオス・クルーに命じ、発射台を破壊しようとする。

 3期のクライマックス。いよいよジェフの救出へと向かう。その際5号を含めた全サンダーバードが宇宙へと向かう。これまでの作品の中で唯一の全機出撃となった。5号まで宇宙に行くとはなかなか豪毅な。ジェフ探索のためには全機が出撃。実に格好良い。1号と4号が大気圏外に出たのは初めてか。それにしてもサンダーバード全機と合体するゼロXLは実に良い。プラモデルとか出ないのか?
 トレイシーアイランドに残ったおばあちゃんが実に凜々しい。兄弟達の留守を守る自覚だろうが、流石ジェフの母親である。
 勿論それを黙って見過ごすフッドではなく、カオス・クルーとの戦いとなるのだが、ケーヨが迎撃に当たったことでシャドーだけ全機出撃から外れてしまった。なおシャドーも武装は持たないため、カオス・クルーザーをアームで掴んで海にたたき落としてた。
 肝心なフッドはどこにいるのかというと、なんと混乱に紛れてゼロXLの中に。まさかこの展開とは。
 ラスト。ジェフがいた小惑星が崩壊しようとし、それに巻き込まれそうになったスコットを助けたのは…燃える展開だった。
<出撃シーンで劇的な音楽が流れていたが、それはマックスが流していた。ブレインズのツッコミでばれた。
 オールトの海まで行くスピードが少々早すぎる気はする。ワープ並。>
第26話 はるかなる宇宙(後編)
"The Long Reach Part 2"

  監督:カール・エセックス
  脚本:ロブ・ホーギー
 小惑星の中でついにジェフと再会し、ゼロXLに迎え入れることが出来た兄弟。感動の再会だったが、ゼロXLに乗り込んでいたフッドがゼロXLを奪おうと画策していた。一方トレイシーアイランドはカオス・クルーの襲撃を受けていた。

 三期最終話。ついにジェフとの再会が果たされた。だが一筋縄にはいかず、宿敵フッドとの戦いが待っている。ゼロXLに乗り込んでいたフッドは催眠術を使ってブレインズを操りゼロXLを奪おうとする。
 一方トレイシーアイランドもカオス・クルーの襲撃を受け、コンピュータにウイルスを流し込まれてしまう。ケーヨとおばあちゃん、そしてザ・メカニックの三人で対処するが、
 トレイシーアイランド襲撃でいくつものメカが倒れたりしてるが、かつて使われたものばかりなので、なんか懐かしい。
 カオス・クルーのヒューズは犬とおばあちゃんが苦手というのが発覚した。特におばあちゃんの説教には何も言い返せなくなってしまった。心根の優しいキャラなんだよな。
 今回パーカーも何も良いところなし。ただカオス・クルーが逮捕されたときに「お前達はもう終わりだ」とポーズを決めてただけ。これはこれで良し。
 フッドが何故悪人になったのか、本人が語っている。昔大親友だったジェフに自分の考えを理解してもらえなかったからだとか…
 地球帰還の際、ジェフの声で「5、4、3、2、1、ゼロ。サンダバード・ア・ゴー」が聞けただけで幸せな気持ちになった。
 司令塔としてジェフが復帰。これでやっと本来のサンダーバードになった。4thがあるかどうかは分からないけど。
<アランのフルネームはアラン・バートレット・トレイシーだと分かった。ミドルネーム付きなんだ。他の兄弟はどうなのかな?>

 

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