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ポール・アーロン
Paul Aaron

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奇跡の人 1979

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パティ・デューク・アスティン
メリッサ・ギルバート
ダイアナ・マルドア
チャールズ・シーバート
スタンリー・ウェルズ
アン・セイモア
ヒルダ・ヘインズ
ティトス・ヴァンディス
バイロン・グリーン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1887年。盲学校の卒業生のアン=サリヴァン(デュークト)は南部のケラー家に招かれ家庭教師として赴任した。実はケラー家には長女で目も見えず耳も聞こえない暗闇の中で生きている7歳になるヘレン(ギルバート)がおり、似た境遇のサリヴァンに教育係を任せようとしていたのだ。家族の愛に包まれ、甘え放題勝手な行いを続けるヘレンに、アニーは厳しい特訓を行うことにした。それはアニー自身の反省に基づき、ヘレン自身が周りの出来事を理解し、自分の思いを他人に伝えられるようにしてあげたいと言う切なる願いだった。アニーの厳しさにケラー家の面々は懐疑のまなざしを送る。その視線をはねのけ、アニーの努力は続く。
 『奇跡の人』(1962)のリメイク作で、
アメリカではTVムービーとして製作されたもの。オリジナルでヘレン役を演じたパティ・デュークが今度はサリヴァン役で登場したことが話題になった。
 これは私が小学校の時に体育館にしつらえたスクリーンで全校生徒が観た作品。小学校だから、当然感想文を書かされ、結構歯の浮くようなものを書いたらクラスで一番上手く書けたと言われたもんだ。その頃から映画について語るってことをしてたのかな。そんなこともあって私にとって『奇跡の人』というのはオリジナル版ではなくこっちの印象の方が強い。
 実際オリジナル版を観た後だと、TV版と言うことで、人間の性格も随分丸く演じられているのが感じられるし、ドラマとしてはこぢんまりしてしまった。マイルドな分、小学生にも合う作品として上映されたんだろう。
 それでも結構会話には怖い所があったな。サリヴァン先生が孤児院での生存率とか、妊娠率について話したシーンがあって、子供心に「孤児院って怖い所なんだな」と思わされたもの。
 …あれ?本作の公開が1979年?観たのが確か1980年か81年になるから、公開されてから割とすぐ観たんだな。

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